253.登場人物や舞台設定の紹介が一通り終わると、「待ってました!」とばかりに登場するワイヤーアクション。前年に公開された「マトリックス」などは比較にもならない程の本家の素晴らしい技には度肝を抜かれます。演じる俳優及びスタントマンの身体能力の高さ、ワイヤーを扱うスタッフの熟練ぶり、カメラワークの的確さ、どれをとっても超一流です。アン・リー監督のフィルモグラフィーを振り返ると、英国貴族の恋愛物語に、郊外の家庭が崩壊するドラマに、南北戦争ものに、アメコミに、エロティックサスペンスにと、東洋のキューブリックと言えるほど幅広いものです。この恐るべき守備範囲の広さは、未知の題材を徹底的に研究して自分のものとする監督の勤勉さ、主題を丁寧に扱う生真面目さがあってこそのものだと思うのですが、本作についてもその資質は大きく貢献しています。監督にとってカンフーを扱うのは初めての経験でありながら、本作の最初の格闘シーンは香港映画が積み上げてきた実績が見事に吐き出された名場面となっているのです。公開当時本作は極めて高く評価されましたが、最初の格闘シーンを見れば、この映画には何か賞をやらねばと思わされてしまいます。それほどの名場面なのです。一方でこの監督は娯楽には不向きな傾向があり、残念ながら本作も娯楽アクションとしてもう一歩踏み込み切れていない部分があります。クレジット上はチョウ・ユンファがトップではあるものの、本作はチャン・ツィイー演じるイェンの成長物語であることは間違いありません。だとすると主人公イェンの心情を観客は理解する必要があるのですが、彼女が現状から逃げ出したいと思う物語の発端部分が描かれていないため、わがままなお嬢様が好き放題暴れているだけにしか見えません(幸い、チャン・ツィイーの魅力によってイェンは救われましたが)。このため、観客は感情的な部分で物語とシンクロすることができなくなっています。またカンフー映画のラスボスは強敵であるべきなのですが、本作の敵はリー・ムーバイどころかイェンにすら実力で負けてしまっているという設定。残念ながら、これでは盛り上がりません。本作の悪役はチョウ・ユンファ、ミシェル・ヨーというカリスマ俳優を二人も相手にせねばならないのですから、相応の設定を練り上げるべきでした。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 6点(2010-08-21 00:22:27) (良:3票) |
252.すごくいい映画だと思いました。意外と辛いコメントがあったのでびっくり。邦題が、何でこういう邦題(剣の名前をしかも横文字で)にしたのか全く理解不能。古い伝統や価値観に縛られた社会に生きる人々のジレンマが主題だから、中国語の原題そのまま「臥虎蔵龍」でいいのに。(以下ネタばれ)社会の古い慣習や価値観に逆らって自由に生きようとしてきたイェンが、散々自由気ままに振舞った結果、最後にはムーバイを死なせてしまい、自分はローと二人で暮らせる自由を手にしながらも、良心の呵責(この言葉が適切かちょっと自信がありませんが)から、「真心は通じる」という伝説に一縷の望みを託して、自分が正しかったかの「審判」を受けるために飛び降りるというラストは個人的にはすごく感情移入できます。社会の慣習や伝統に逆らうことで周りの人を傷つけ、意図せざる不幸を招いていく。社会には理不尽なものを感じながらも、そこに生きている人々は捨てられない。だから、周りの人を不幸にすることなく、自分の心の自由を守るためには、どうしても死を選ばざるを得ないというのは、東洋の典型的な価値観だと思います。飛びすぎというのには賛成。ただ、非現実的で興ざめというのではなくて、ラストとの関係でです。多分死ぬんだろうなという諦めの中で、もしかしたら奇跡が起きて死なずに、幸せになれるかもしれないという一条の希望を残すのがラストの機微なところだと思うので、あまり重力に逆らって飛びすぎていると、エンディングの場面でも「自分で」飛んで助かるのではと思われちゃうから、ラストのよさがなくなっちゃうと思います。 【もっち】さん 9点(2003-05-23 01:26:01) (良:3票) |
251.《ネタバレ》 チョウ・ユンファにミシェル・ヨーにチャン・チェン・・・さらにお目当てのチャン・ツィイー含め豪華4人集結!!さらに華麗なアクションの連発!!自分的には十分に楽しめました☆少なくとも「HERO」よりは楽しめる作品。やっぱチャン・ツィイーが出演しているだけ華やかさがあります。退屈をさせないアクションが素晴らしい。ワイヤーは全然、気になりませんでした。ただ、許せないのはラストでしょうな。スッキリしないし、リー・ムーバイを死なせたらダメでしょうが!!余談ですがミシェル・ヨーが終始、青木さやかに見えて仕方ありません(笑) 【マーク・ハント】さん [地上波(吹替)] 7点(2005-12-17 07:43:01) (良:1票)(笑:1票) |
250.『英雄』を観に行けないとグチをこぼしていたら、映画狂の友達に「それよりこっちを先に観ろ」と勧められてビデオで観た。で、観ているそばから「ああこういう作品に出逢えるから映画って止められないよねえ」という悦びと「こういう作品こそ映画館で観たかった」という悔しさとが同時にこみ上げてきてしまった。自分の感情をひたすら押し隠す古風な大人の恋と、一目出逢ったその時から己の感情の赴くままに愛し合う若者の恋を軸に、今まで観たこともない官能的なアクションがファンタジックに展開される。そう、これぞ正に活劇!。特に竹林のシーンは白眉ですな。”あーもうどうにでもして”って感じで、おじさんはTVの前で身悶えておりましたよ、ホンマに。 追記:地上波で観ても面白かったから満点献上ってことで。 【なるせたろう】さん 10点(2003-10-18 15:15:54) (良:1票)(笑:1票) |
《改行表示》249.《ネタバレ》 一人一人の行動規範がわかりにくい。はっきりしない。曖昧。特に、チャン・ツィイー演じるイェンはもう何がしたいのかわかりません。リー・ムーバイや、ユー・シューリンのように武侠として名を馳せたい、自由に生きたいという気持ちはわかります。問題なのは、そのためにリー・ムーバイを目の敵にしたり、リー・ムーバイの剣に固執したりする理由がないことです。むしろ、リー・ムーバイが好意的に接しているのだから、友好的な関係になるのが自然な流れです。ストーリーが全然前進もしなければ好転もしないので、イライラします。 それに、本作のもう一人の主人公であるはずのリー・ムーバイが死ぬというあらすじがそもそも最悪ですし、その死に方も最悪です。無駄死にもいいとこです。そのうえで、イェンも身投げするし。 とにかくストーリーが壊滅的に面白くないです。 いつ本題に入るのだろうと、長い長いプロローグを観ていたら、そのままエンディングを迎えてしまうような印象なんです。 そしてこーゆー作品には、主人公たちと同じくらい、魅力ある悪役、敵役が必要不可欠なのだということも再認識。 『毒狐』?あまりにもしょぼい。登場もしょぼければ、アクションもしょぼい。キャラクターもしょぼい。大義もなければ、美学も野望もない、脇役のようなしょぼさ。しかも死に際では、『8歳から育ててきた娘に裏切られる辛さがわかるかい』って同情誘おうとするし。最悪です。もっと唸るような悪役に徹してほしいです。 娯楽作品にするのであれば、もっと観ていて楽しく、興奮するような画にしてほしいです。 メッセージ性を持たせたいのであれば、もっとストーリーや脚本を真面目に練ってほしいです。 何を見せたいのか全くわからない作品です。 ただ、カンフーシーンだけは、全編通して良かったと思います。 シューリンVSイェンのシーンの2回ありますが、2回とも良い。とくに2回目が良いです。シューリンがいろんな武器を使うのが楽しい。イェンが大勢の剣客相手に酒場で大立ち回りをするのも面白い。 ただ竹やぶは最悪。もう催眠術にかけられているようでした。 【たきたて】さん [ブルーレイ(吹替)] 4点(2015-07-14 05:21:31) (良:1票) |
248.づくづくカンフーものが私は好きなんだなあ!てのが見ての感想でして、確かに時代設定は滅茶苦茶ぽいし、ワイヤーアクションもちょっとしつこい気がしなくもないが、それでも許せてしまう。これはワイヤーアクションに関してどれぐらい許せるか?例えば「ラーメン」大好きな人間がラーメンに胡椒をどれだけ入れられるか?とか「カレー」好きな人にとって、カレーには醤油かソースか?いや、俺は何もかけないぞ!私はやっぱり醤油でしょ!待てよ?醤油だの、ソースだの、何もかけないだのと良い歳大人がそんなことで大人気ないぞ!カレーが美味しければそれで良いではないか!とか議論するようなもので、つまり、カンフー映画好きな私のような者にとっては少々のワイヤーアクションでもカンフーが楽しめれば、少しぐらいのことは大目に見よう。許そうて気になってしまうようなものでして、チャン・ツィィーが可愛い。それもポイントの上で大事な訳で、この映画はカンフーとチャン・ツィィーの可愛さを楽しむ為の映画であるような気がします。映像的にもかなり美しく、ラストはえっ?て感じの終わりではあるけれど、それでも良いのです。大好きなチャン・ツィイーが可愛く色んなアクションなど楽しませてくれているので、それだけでも見て良かった。どう考えても普通なら6点が限度、いや、4点か5点ぐらいだろうてなぐらい出来としてもけして、誉められる映画なんかじゃないてことは解っていても何だかんだと言いながら楽しんでいた自分がいるということで少々、甘いかもしれないけれど、7点を付けたいと思います。 【青観】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-04-25 20:44:29) (良:1票) |
247.《ネタバレ》 映像はキレイでしたが、内容は期待したほどではなかったです。竹林でのワイヤーアクションもう~んという感じ。チャン・ツィーとミッシェル・ヨーの決闘?の場面の方が余程迫力があって良かったです。あの動きの俊敏さと華麗さと力強さは中国人女優ならではと思いました。 【LORETTO】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-12-11 14:15:07) (良:1票) |
246.不思議系ワイヤーアクションを除くと、かなりショボイ。とくに、回想のシーンは長いよなあ。あとの展開に大きく関わるかというと、そうでもないから。 【ようすけ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-02-11 02:47:45) (良:1票) |
《改行表示》245.《ネタバレ》 良いとこのお嬢さんが両親が決めた結婚が嫌で逃げ出し、Green Destinyという剣を盗み出し、やりたい放題、わがまま放題。 周りの人を不幸にしさらには死なせてしまい最後に反省して身を投げて果てる。 なんともしょうもない話だ。 アクションシーンでは人が飛ぶ。 文字通り飛ぶ。 ひょーい、ひょーいと飛び回る。 なんじゃこれは。 日本アニメ(「ドラゴンボール」のような)をそのまま映像化したような感じだ。 この映画はアメリカと中国の合作のようだが、香港カンフー映画というのはみんなこんな感じなんだろうか。 あんまりふわふわ飛び回るので現実感が全くない。 SFでもないし、みんな真面目に演じているだけにかえってあほらしい。 しかしこの映画、なんでアカデミー賞を受賞出来たんだろう。 アカデミー賞の選択基準がわからん。 何か政治的理由でもあるんだろうか。 って書いた後に下を見てみたら受賞したのは撮影賞、作曲賞、美術賞であった。 なるほど話の内容に対する評価ではなかったのか。 納得だな。 【称えよ鉄兜】さん [ビデオ(字幕)] 1点(2007-08-10 18:56:58) (良:1票) |
《改行表示》244.《ネタバレ》 重力無視のワイヤーアクションを多用しすぎでしょう。 ストーリーもなんだかいまいち。特にラストのイェンが身を投げるシーンはよく分からない。この程度の作品がアカデミー賞作品賞にノミネートされたんだろう? ともあれチャン・ツィイーはきれいですね。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-07-02 22:37:24) (良:1票) |
|
243.《ネタバレ》 ううっ、涙、涙。クサ・ベタに泣けて泣けてしょうがなかった、、レビュー215番目で私が初めてのようです。LOVERS→HERO→ときて最後にコレ観たのに泣けました。シアワセなレビュワーです。ヨー姉さんがツィイーを見つめる表情を追うだけで胸がキリキリ痛みました。許されない静動ふたつの恋も剣闘もよかったなぁぁ。けじめをつけて真を求めたツィイーは真の剣士になったのです、ハッピーエンドなのです・・と信じている私。やっぱりおめでたいレビュワーです。それでもいいわ、好きやっ。 【かーすけ】さん 7点(2005-01-25 00:01:54) (良:1票) |
242.物語は面白くないし、ワイヤーアクションは鼻に付く、カンフーや剣技は見ごたえ有るけど、この程度のものはもう飽きています。最後イェンは何を思って身を投げたのでしょう? 【みんてん】さん 3点(2004-07-22 17:04:25) (良:1票) |
241.5回は見た。CATVで何度も放送してたから。でも何度見ても飽きない。物憂げなチョウ・ユンファ。美しいミシェル・ヨー。ファンシーなアクション。とにかく最高だ。 【michell】さん 8点(2004-03-15 01:32:38) (良:1票) |
240.中国のワイヤーの使い方って自分には合いません。のろい、不自然。でもアクションはすごい。剣で戦ってるシーンはほんとに迫力がありますね。ただあの森で戦うシーンは勘弁して欲しい。 【りょう】さん 5点(2004-02-11 20:56:55) (笑:1票) |
《改行表示》239.《ネタバレ》 アクション(ワイヤー除く)のリズム感、そして、非現実的に美しく雄大な中国大陸の風景に関しては、本当に素晴らしい! しかしそれ以外は、作りがイージー過ぎるのではないか。 監督が何を撮りたかったのか、伝えたかったのかが、非常に中途半端で、ダイレクトに伝わってこないので、作品にスケール感がない。 ● ストーリーは、見当違いな、or興行成績のためだけにつけられた邦題のせいで、相当歪められているのは確か。不幸には違いないが、演出・脚本にも問題ありと見る。 そして、「ワイヤーアクション」の過剰な演出。その代名詞ともいえる「マトリックス」では、初めから仮想現実という設定があったし、その他色んな演出(or口実)で不自然さを感じることはなかった(マヒさせられていた、とも言える)。また同じ中国の「英雄」でも、格闘シーンにおける時間の極端な引き延ばしや「静」に重きをおいた音効、統一されて幻想的な色彩、ストーリーの複雑な入れ子構造、etc.の要素で非現実感を醸し出した上で使われていた。だから、違和感を感じることはなかった。 ところが、この映画のようにごくごく普通のこととして出してこられると、どう好意的に見ても違和感を感じてしまう。ワイヤー技術自体がまだまだ発展段階で、こういう使い方には無理がある。実際に映っていなくても、頭の中の映像では糸がはっきりと見えてしまう。竹やぶのシーンも確かに新しい使い方をしているのはよく理解できるが、その結果があの薄っぺらい映像ではその実験精神だけしか評価できない。フィクションだからこそ、ディテールのリアリティをもっと追求して欲しい。言うまでもなく、特殊な撮影テクニックを使うから良い映画になるのではないのだ。 中国には、唯一無二の「カンフーアクション」という必殺技があって、この映画でも、それらのシーンでは非常にリズムがあって、夢中に させられてしまうのに、ワイヤーが入った途端、そのリズムが見事に切れて、緊張の糸も一緒に切れてしまう。ものすごくもったいないと思う。カンフーアクションというのは、今なお超現実的でとてもパワーのある映像を作れると思うので、あくまでそれを中心にその長所を伸ばす形で、ごくわずかに取り入れれば良かったんじゃないだろうか。 【NOW】さん 3点(2004-02-02 18:16:10) (良:1票) |
《改行表示》238.《ネタバレ》 とにかくアクション関係の演出にセンスが無い。 地上でのカンフーアクションはそこそこカッコ良いが、この程度は今どきクリアして当然のハードルでしょ。アクション映画を撮ってるんだから、あえて褒めるような部分じゃない。 そして何よりもワイヤーアクションに至っての演出センスのヒドさは致命的。ワイヤーを使うのが悪いわけじゃない。問題はビジュアル面での演出の仕方。あの重力や慣性を無視した、あからさまに「吊ってます」としか見えない動きはいくらなんでもひど過ぎる。監督も、屋根の上を「ふ~んわり、ひょ~いこら」と、まったく加速・減速することなく飛ぶ姿の不自然さ、カッコ悪さが気にならないのが不思議で仕方ない。 上半身は変に固まっているのに空中で足はジタバタ。みっともない。壁や屋根を蹴る「タイミング」も合っていないし、超人的な脚力ゆえに生じるであろう、壁を蹴る時の「衝撃」や「摩擦感」、筋肉の「溜め」と言った、ディテールに対するこだわりがまったく見られない。飛び立つ瞬間ですら、何の予備動作も無く、文字通り「そのまま」の突っ立った姿勢で飛んでいくなんてシーンを平気で撮れる地点で、監督や演出家の感性が鈍いとしか言い様が無い。 特に竹やぶの上での戦いの不自然さ、マヌケさは見るに堪えない。あまりに動きが軽すぎて、せっかくの戦いに迫力や説得力が出ていない。 ストーリーもあって無いようなもので、見ていて先が気にならないし、恋愛ドラマも陳腐で、そもそもメインストーリーに絡む必然性すら感じない。ラストも盛り下がったまま意味不明なアンハッピーエンドで終了。普段から日本の漫画やアニメに接している人は、こんなアクションに度肝を抜かれることは無いと思う。 【FSS】さん [ビデオ(字幕)] 2点(2004-01-30 21:14:45) (良:1票) |
237.ワイヤーアクション云々以前の問題として、ストーリー構成がうまくない。糞長い回想シーンが著しくテンポを削いでいる。ストーリーにも魅力を感じられないというか、非常に解りにくかった。個人的には駄作。 【K】さん 0点(2003-12-28 21:18:54) (良:1票) |
236.かなり微妙。前半は画面が暗くて何がなんだかまったくわからず、点数のつけようがない。ストーリーも全体を通してほとんどみえてこない上、最後も意味がわからなかった。チャン・ツィイーが男を薙ぎ倒してビしっと決めるシーンや風景には9点あげられるだけに非常に残念。最初の1時間は早送りで、途中から美味しいとこだけ見るのがよいかも。 【mhiro】さん 3点(2003-12-24 09:49:42) (良:1票) |
235.実は私も最後寝そうになりました。うーーん何が面白いのだろう。。。話がいつ始まるのか始まるのかと思いながら時間が過ぎていき、気づいたら終わってて・・。あれ?って感じでした。何がどうだっていう話なのだろう?ハルクもあれだったけど。。。ちょっとこの監督は微妙だな。周りの評価は高いようだけど私の評価高くないです。言われてるほど心理描写に長けてるとは思えないのですけど。。 【たかちゃん】さん 5点(2003-12-23 00:07:40) (良:1票) |
234.風景の映像が美しいです。雄大な竹林や、中盤の砂漠や牧草地帯とか、特に最後の場面の山寺(あそこは「黄山(コウザン)」らしいです)なんて、この世に存在する場所とは思えないほど神秘的!チェロの音楽も渋くてマッタリとした感じ!?でよかったな。以前、DVDを借りて観たこともあるけど、昨日のテレビ放映では、時間の都合で場面の端々がカットされてしまってたようで、息つく間がない感じでちょっと目まぐるしかった。 内容は、チャン・ツイィーのキャラクターがよくつかめない…密かに武術を習っていた貴族のお姫様で、恋人のもとへ行きたいのか、それよりももっと本格的に武術の道に進みたいのか、何が望みであんな行動をしていたのかがイマイチよく分からん…あと、彼女の女師匠が自分やムーバイのかつての師匠を暗殺した理由にけっこう同情してしまい、極悪非道な女とまで言われることはないと思ってしまった; |