5.《ネタバレ》 ぬ?!まだ私でレビュー二人目ですか・・・意外とマイナーな作品なんですね。
前半はストーリー展開が強引過ぎて、なんか居心地が悪いです。
それが後半にいくにつれ、尻上がりに良くなります。
主演のセシリア・チャンも、最初は特に魅力を感じなかったのですが、物語が進むにつれて、だんだん応援したくなってきたから不思議です。
これは全て監督の演出の巧さに拠るところでしょう。
特別に優れた作品だとは思いませんが、意外と楽しめる佳作だと思います。
しかし、複雑ですねぇ・・・
確かに、ラストで二人が結ばれたのは綺麗な終り方だとは思いますが、亡くなった人のことを、こうもアッサリ忘れていいものなのでしょうか?!
現実的と言えば現実的でリアリティがありますが、どうもこの辺のアッサリし過ぎ感がしっくりこなかったのも事実。
過去に縛られず未来に向かって新しい人と未来を創造していくか、それとも過去に愛した人をずっと大切にしていくか。
どちらが正しいとも言えない難しい問題です。
こういった難しいテーマは、変にハッピーエンドとかで終わらせず、ラストを曖昧にして、観る者の価値観に委ねるというのが、良いように思うのですが、どうでしょうか。