51.“ヒコーキ野郎”=“ヒコーキバカ”。たいていの場合“野郎”と“バカ”は同義語です。本当は誰しもバカをやりたいんだと思います。って思い込みかもしれないけれど、少なくとも私はバカをしたい。大バカになりたいけれど、小バカ程度にしかなりきれない小心者なんです。そこが人間の器の違いなんでしょうね。だから映画でホンモノのバカを見ると、妙に嬉しくなってしまいます。いけぇ~、突っ走れ~っみたいな。って、映画のレビューになってませんね(汗)。 【元みかん】さん 7点(2003-10-26 23:51:45) (良:2票)(笑:1票) |
50.とにかく私にとって、ジョージロイヒルとロバートレッドフォードとイーディスヘッド(スタイリスト)、このトリオは最強なんです。ジョージロイヒルの洒脱さと無頓着さ、ロバートレッドフォードの抜群のカッコ良さと知的な存在感、イーディスヘッドのシンプルで媚びのないセクシーな服装。私の思う「粋」を具体化してるというか、私の理想なんです。作品そのものは、That's男のロマン映画ですね。ちょっぴりセンチでユーモラスで。自然体で暖かいジョージロイヒル監督、大好きです。私は理詰めの知識人より、やんちゃで向こう見ずでおバカなこいつら、はっきりいって好きですね。でも男のロマンてのはどうしてこうも女に背を向けたところでしか成り立たないのでしょう・・・しょぼ~ん 【ちか】さん 9点(2004-06-15 22:41:54) (良:2票) |
《改行表示》49.《ネタバレ》 イントロダクションの躍動感が何とも心地良い。航空ショーを見に通う常連の子供に対して、ウォルドがガキ扱いして邪険にしたと思った矢先、次のカットでは機上で満面の笑顔の少年が描かれる。ガキであろうと「男」は「男」として扱う。このテンポ。このセンス。ジョージ・ロイ・ヒルならではの演出が輝いている。ヘンリー・マンシーニのスコアもすこぶる快調。 ケスラーとの「男」の一騎打ち。その後に待ち受けるだろう「死」などは眼中には無く、ひたすら本気である。バカバカしい。でもすがすがしい。惚れ惚れする。 【こた】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-05-02 12:55:21) (良:1票) |
《改行表示》48.《ネタバレ》 あの時代、確かに奴らがそこにいて輝いていた・・・。こんな男達のドラマをノスタルジックに描かせたらジョージ・ロイ・ヒルは本当に上手いし、ジョージ・ロイ・ヒルのこんな映画にはレッドフォードが本当によく似合う。今回は危険を顧みず大空に魅せられた愛すべきヒコーキ野郎共のお話。 冒頭でウォルドが話すドイツ空軍の撃墜王ケスラーとの伝説の空中戦を、さも自分が戦ったように話すホラ話、後半にケスラーが登場し彼から実際にその空中戦が語られ、それを聞くウォルド。このシーンが素晴らしく、これが最後の対決に見事につながっていく。そしてラストは遂に夢がかなって憧れのケスラーと戦う。このラストの空中戦の結末の見せ方がやはり上手い。敬礼の後、実に爽やかな余韻を残して雲の中に消えていく。どんな映画でも見事に作品を盛り上げるヘンリー・マンシーニの音楽も素晴らしかったです。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-03-06 12:39:54) (良:1票) |
47.《ネタバレ》 第一次大戦を生き抜いたヒコーキ乗りという特殊な人種の生態を描いた秀作なのだが、前半のコメディタッチの部分が、アニメではなく、映画だと、正直シャレがキツイのを通り越していて笑えない。実際、池の不時着シーンも、縄梯子乗りの激突シーンも、アニメなら笑って流せるが、映画だと映像がなまなましくてほんとに操縦士の身を案じてしまう。また、この監督の女の人の撮り方は他作品も含めて総じてあっさりしているのだが、メリー・ベスの扱いはとりわけあっさりしすぎていて、さすがに呆然とさせられる。また、ウオルドが助かる見込みの無い、丸焼けになりつつある仲間を、苦しませないために止めを刺すシーンなどは、コメディタッチの出だしと、どうにもバランスがとれない。最後の数分間が圧倒的に素晴らしいだけに、もう少し何とかならなかったのか、というのが正直なところである。 【南浦和で笑う三波】さん 6点(2004-10-02 17:26:15) (良:1票) |
46.《ネタバレ》 忘れ去られていく時代の英雄。古くなりつつある自分をどうしても認められない、新しい物に融合したくない、男のわがままとでもいうのでしょうか。全編、ノスタルジー漂うムードが、男の古くも誇らしい生き方を描いて秀抜。ヒコ-キ乗りの心意気が見事に出た映画です。若々しいレッドフォードが実に楽しそうにウォルド・ペパーを演じています。ロイ・ヒル監督は、こうした古くも切ない男の人生を見せるのがうまいですね。 【映画小僧】さん 9点(2004-03-09 11:43:20) (良:1票) |
45.飛行機野郎は、命知らず。飛行機野郎は、敬礼で、意志を伝える。 【あろえりーな】さん 6点(2002-09-26 21:03:08) (良:1票) |
《改行表示》44.《ネタバレ》 大空に魅せられた男たちの生き生きしていること!命がけの状況にドーパミンが最大限分泌されているせいか高揚感半端ないですねえ。 翼の上に立つなんて危険極まりない見世物をやっていたとは。中学生のような笑顔で飛びたい飛びたいと言うレッドフォードが無邪気そのものなので、なんかもうしょーがねえなあという気持ちにさせられます。 ヒル監督のユーモアも効いていて所々で笑わせてくれるので、うっかりのんきな気持ちになりかけたら怖くて厳しい現実が展開していくのでした。甘くないなあ。 夢に見た憧れの英雄との空での一戦を叶えたウォルド。良かったねえ、とお話の終わりを見守っていたらエンドロールでウォルド・ペッパーの早世を知らされる。甘美だけど危険な場に身を置いた人生の代償として、ヒル監督はこういう選択をしたのでしょうね。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-05-30 13:58:52) |
《改行表示》43.《ネタバレ》 ムチャするねぇ、というのが最大の印象。危険を顧みずにここまでのめり込めるものがあるというのは、なかなか幸せなのかなと。 ストーリーはともかく、どうやって撮影したんだろうということがずっと気になります。空中のシーンはいずれもものすごく臨場感があります。昨今のCGよりずっといい感じ。素人目には、本当にレッドフォードが操縦しているように見えました。メイキング映像のようなものがあれば、ぜひ見てみたい。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-10-05 05:31:43) |
《改行表示》42.《ネタバレ》 お茶の間でめまいがしそうになるほどハラハラする。 その意味ではうまくできた映画と言えるが、メアリーは殺さなくても良かったのではないか・・・ 【チェブ大王】さん [地上波(字幕)] 5点(2019-08-18 16:32:32) |
|
《改行表示》41.《ネタバレ》 真面目にバカやる姿は「明日に向って撃て!」に通底する。一方で、少年の父が語る「堅実に生きることが特別だ」も見逃せない人生観だ。 車輪脱落、納屋への飛込みなどちょっとしたユーモアが光る。中でもメアリー・ベスが曲乗りで固まってしまう姿が可笑しい。搭乗前の勇ましさ、息巻いている姿との落差が効果的。一転、墜落死はまさに“喜劇と悲劇は紙一重”そのもの。自由と自己責任、冒険と規制のせめぎ合いは、まさにアメリカの価値観を投影する。 曲技飛行における冒険心はあっさり描写だが、命がけケスラーのセリフ「正確さより真実をいかに描くかだ」「詩的な表現もある程度許される」・・・これは映画作りの肝をも語っている。 ケスラーとペッパーの会話が冒頭のペッパーが子供に語るホラ話と重なる。憧憬の眼差しがいいね。ラストは戦闘のない空中戦が魅せてくれる。翼のぶつけ合いにヒコーキ野郎の意地を見た。空を飛ぶってこんなに楽しいものなのかと思わせてくれる映画。最後の敬礼も心に残る。 【風小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-07-07 15:04:09) |
《改行表示》40.《ネタバレ》 ジョージ・ロイ・ヒル監督、ウィリアム・ゴールドマン脚本、レッドフォード主演は、名作「明日に向って撃て!」と同じタッグ。 当然期待は高まるが、期待したほどではなかった。 それでも、「明日に~」と似たような男のロマンと生き様(=死に様)の美学、全編にわたるユーモアのようなものは感じられる。 映画撮影を利用してケスラーとガチ勝負を挑むさまは、騎士や武士の名誉をかけたタイマン対決に通じるものがある。 コミカルな感じだったので、メアリーがあっさり墜落死したのは意外だった。 助けられなかったペッパーは、トラウマになっても良さそうなところだけれどそれほど引きずる様子もなく、アクロバット飛行を諦めない。 死よりも何より夢が大事ということか。少年っぽいところが憎めない。 【飛鳥】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-12-05 00:00:16) |
39.最後の空中戦のシーンはよかった。空には騎士道精神があったというセリフも好き。 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-11-09 06:58:34) |
38.走る列車の屋根を動き回るシーンは見慣れていますが、翼の上ですか。えっヒロインが・・・。ストーリーより迫真の映像と意外な展開に引き込まれます。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-11-01 20:34:49) |
《改行表示》37.《ネタバレ》 ストーリーはかなりいい加減で、現在では鑑賞に堪えるレベルに至っていないように思います。ロバートレッドフォードの「顔」でもっている作品。 最後の敬礼もなんだか物凄くクサーイ感じに見えてしまうのは、同じようなシーンで、もっとスマートでかっこよく、感動的な作品を、特にアニメなどでいくつも知ってしまったからなのでしょう。 それでも彼のイケメンぶりには敬礼したいと思います。 【マー君】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-06-11 11:51:02) |
《改行表示》36.《ネタバレ》 20年ぐらい前に一度観て面白い映画だった記憶あり。で、今回再見だがストーリーの多くを忘れていた。 想像以上に単純な物語だったが、空中シーンはどれも今でも見応えある。あとはいわゆる男のロマン。「ウォルド・ペッパー」が実在の人物だというのは意外。そうなると、最後の空中戦の後はどうなったのだろうという疑問が残るが、それは映画では提示さていない。 面白いけど最後にちょっと中途半端感がある。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-07-20 17:05:26) |
35.初めて観たときは「おお、紅の豚を実写でやってるぞ!」と感動しました。しかし、物語が進むにつれ、自由の象徴のようだった飛行機の存在が、だんだん息苦しくなっていくのは辛かったですね。素晴らしいアクロバット飛行に感動しつつも、それが一歩誤れば、なんと醜悪なものになってしまうのか・・・。この映画に参加してるパイロットたちだって、命がけの仕事をしてるわけだし。飛行機に限らず、「エンターテイメント」の素晴らしさと恐ろしさの両面が表現されていたと思います(女性の扱いもちょっと酷い/汗)。それでも最期は、やっぱり胸が熱くなるような展開。男の子であのシチュエーションに憧れ、熱くならないヤツがいるでしょうか。大空を飛び回る飛行機を見ているだけで、感情がこみ上げてきます。大好きな映画です。 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 10点(2013-07-15 12:21:07) |
34.試写会での鑑賞でした。皆さんの平均点が高いのでビックリです。ジョージ・ロイ・ヒル監督、ロバート・レッドフォード主演なので期待が高かったせいか、「素晴らしきヒコーキ野郎」を先に見ていたせいか、私は「6点」クラスの感動でした。でも、ほのぼのしているし、時代考証はしっかりしているし、飛行機のシーンが素晴らしいし、良作と思います。 【ジャッカルの目】さん [試写会(字幕)] 6点(2012-08-27 23:35:26) |
《改行表示》33.レッドフォードが一番人気のあった頃の映画。 大きな盛り上がりのある作品じゃないけど、小粒ながらもメリハリのあるストーリー展開で、 全編を通じて爽やかな雰囲気が漂っている。ジャンルとしては、やっぱり青春ドラマかな。 一番の見所は邦題どおり。 【MAHITO】さん [地上波(吹替)] 4点(2011-08-31 14:45:42) |
32.《ネタバレ》 アホで能天気なヒコーキ馬鹿をレッドフォードが好演。でもさすがにS・サランドンのフェード・アウトにはびっくりさせられました。この映画で最も魅力的なキャラはやっぱりケスラーですが、モデルとなった第一次世界大戦でドイツ第二位の撃墜王エルンスト・ウーデットに雰囲気がそっくりで実にカッコ良い男です。ラストに映る写真でウォルド・ペッパーが死ぬことが暗示されるところが感慨深いです。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-02-16 23:28:25) |