33.文芸作品っぽく終始落ち着いたトーンなので、まるでどこぞの世界名作劇場でも観てるような感じでした。レニー、見た目はそんなに可愛くないのですが、醸し出すオーラが可愛いので、こういう作品には合ってると思います。30過ぎの独身女ってまるでブリジットの祖先かと思っちゃいましたけど。 誰でも知ってる有名な偉人でもなければ、歴史の陰で偉業を成し遂げた知られざる人ってのでもなく、世界一有名な兎「ピーターラビット」の作者ってのがなかなか興味をそそる面白い題材だったと思います。 |
32.「恋は邪魔者」コンビで綴るポターの半生。「優良映画」らしい素直なつくり。ピーターはじめキャラクター達がぴょこぴょこ動くのも、安直で邪道かもしれなけどやはり胸躍るし、美しいまま保存された湖水地方や本物のヒルトップ農場を見られるだけでもタメ息。この時代ビジネスマンは商売人と言われていたのですね。ビアトリクスの家も家柄は良くても貴族ではないのに気位が高くて、この時代の冷厳な階級(クラス)意識も垣間見られる。よどみなく物語はスルスルと進んで、ラストはちょっと物足りない気もするけれど、湖上を流れる空気の感触が残って悪くない。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-09-19 06:57:31) (良:2票) |
31.《ネタバレ》 冒頭のあの湖の映し出されるシーンの息を呑むほどの美しさ、まずは映像の美しさに眼を奪われる。ピーター・ラビットの話そのものも興味深く見られる上にとにかくどの場面も映像が素晴らしく美しい。それだけで見ていても楽しめる。更にポターが描く世界、所々で本の中の動物が動いて見せたりするのも楽しい。やたらうるさくてリアルな描写を売りにしているようなものがよく見られる最近の映画とは違う落ち着いた感じ、上品さも感じられるのも良い。ポターが愛した土地の景色、湖の美しさ、19世紀のイギリスの町並みの美しさ、この映画は全てが美しい。ちょっと切ない感じのするドラマ的な中でのラストも心温まる。全く期待してなかっただけに余計、楽しく観ることが出来た。そうか!なるほど。この映画の監督さん、あの「ベイブ」の監督か!どうりで映像も美しわけだ。更に動物の画き方も見事である。納得である。 【青観】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-12-17 21:44:57) (良:1票) |
《改行表示》30.湖水地方の美しいこと!恋愛のみずみずしいところ、切ないところ、悲しいところがよく描けていたと思います、想像以上のよい映画でした。絵ももちろんチャーミングでいいアクセントでした。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-06-24 23:11:53) (良:1票) |
29.どっちかっていうと威勢のいい啖呵が似合うレニー・ゼルウィガーが控えめに微笑む役、いつも精神を半分病んでるようなエミリー・ワトソン(太め)が頼りがいのある姐御役、この入れ替えたような配役が新鮮で成功していた。ダーティな言葉が一つも聞かれず、落ち着いた室内に緑したたる風景と眼にも優しく、時々こういう映画を見るとホッとする。どうかと思ったアニメの使用も悲嘆にくれる場面で生きた。礼儀正しい恋愛(乳母の監視付き)が可能だった時代。しょせんいいとこのお嬢さんの道楽、と突っ込みを入れたくなるかと思ってたが、ならなかった。いいとこのお嬢さんにはいいとこのお嬢さんなりの苦労があるらしいし、個人にできる範囲内で彼女は頑張った、それを、よしよし、とメデてあげようじゃないか、って気になる。こういう素直な映画は素直に見たくなる。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-05-28 12:12:45) (良:1票) |
《改行表示》28.彼女の絵本はもちろん素敵だけど、彼女の生き方はもっと素敵だと思えた。 動物たちや自然を愛する気持ちが絵に滲み出ているようで、彼女の人柄の良さに説得力を与えている。 物語には起伏というものがあって、良い事があれば、悪い事もあって、また良い事もある。 その論理から言うと、幸せから始まったこの物語にもきっと不幸せな展開が待ち受けているんだろうなと想像させたけど、この2人にはそんな不幸せも乗り越えて幸せになって欲しいと願わずには居られなかった。 伝記ということもあって、僕の願いはあんまり叶えられなかったけど、作品自体は素晴らしく良い出来に仕上がっていると思う。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-02-23 13:34:07) (良:1票) |
《改行表示》27.《ネタバレ》 堂々とネタバレ書きますので御注意を。 ミスポターはベイブ、ノーマン・ウォーンはホゲット氏。 未婚の三十路ベイブに20世紀初頭の階級社会での未来は無いと思われておりましたが、前向きでひたむきでチャーミングな編集者ホゲットさんの協力を得、見事ベイブは作家になるという夢を実現し、100年後である現在でもベストセラーをたたき出しています。 ホゲットさん退場後も別の協力者(ミセスホゲット)と共に、知恵と勇気と財力で村の仲間たちを救います。100年経っても変わらない環境保護の先駆者として、その名は湖水地方に君臨し続けています。 ってほんとベイブと似てるなぁ。この監督好きです。こんなひねくれた見方をしなくても充分面白いです。 【えんびす】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-09-25 22:55:22) (良:1票) |
26.《ネタバレ》 ご存知ピーターラビットの作者の半生です。絵が動き出す、とても楽しい映画ですが、内容はさらっと描いてますが、かなりハードです。自分の愛すべき作品を生み出した世界を守ろうと、競りで大勝負にも出る彼女なのですが、結婚に至る恋愛ものになっているので、そこは説得力がもう少しあればなぁと思いました。でもこんなに違和感なく、ビクトリアポターさんの描いた愛すべきキャラクターが動く映像は、実に素敵です。やはり、話全体がポターさんの世界を壊さないように工夫されているのだと思います。セルヴィッガーの独特の表情も、作家特有の感受性の強さを表してるようでとてもチャーミングに映りました。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-02-15 00:54:20) |
25.伝記モノとはいえ、ちょっとまとまりのない内容に感じるけど、主人公の笑顔に6点。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-05-25 19:24:44) |
24.《ネタバレ》 絵の上手いおばちゃんの結婚がダメになっちゃったけどその後別の人と無事結婚できた話。まあ、正直つまんない。描いたイラストが動くんだけどそれならもっとファンタジー色を強めてもよかった気がする。ただ、主人公がはにかむ笑顔は可愛くて魅力的でした。 【イサオマン】さん [地上波(吹替)] 4点(2013-01-19 19:04:04) |
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《改行表示》23.誰もが知っているピーターラビット。その誕生秘話と作者ベアトリクス・ポターの半生を描いた伝記モノです。 映画である本作も、絵本のようにストーリーは軽めに流しますが時折挿入される湖水地方の風景など画の美しさが印象に残る。ずっと休暇を過ごし親しんできた湖水地方の美しい自然と、彼女の絵本の主人公がいつも動物であること、農場を買い村の自然の保全に動いていくこととは無関係ではないのでしょう。そんなことをさりげなく伝えてくれる作品です。 僕はレネー・ゼルウィガーという人はずっと苦手だったのですが、本作の彼女は良かったなあ・・・。特に本の出版が決まる。ノーマンとの結婚を決意する。などなど、そんな時に幸せをかみ締めるような笑顔がとても良かったです。最後の台詞の代わりに彼女の笑顔を挿入する。そんな演出も良かったと思います。そして作品のかなりの時間に流れ続ける静かな音楽も作品の雰囲気にとてもよく馴染んでいました。 伝記モノとしてはもう少し尺が長くなってもよかったので、ノーマンとの別れの後のミス・ポターのストーリーをもう少し見たかったという思いも残ります。しかしノーマンとの愛やミリーとの友情を巧く絡めながら、音楽や時折挿入されるアニメーションの使い方も効果的な、とても静かな佳作でした。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-10-01 21:38:00) |
22.《ネタバレ》 なかなかの良品でありました。絵本作家としての思い、恋愛と両親との対立、ミリーとの友情、乱開発への反対などが、無理なく収められています。時間が短いこともあってやや薄味ですが、個人的にはあまりしつこくやられるよりはよかったですね。サクサクと話が進むので、ストレスを感じることもありません。主演のレネー・ゼルウィガーが決して美人ではないことが、本作ではプラスに働いたと思います(実際のビアトリクス・ポターは、才色兼備だったそうですが)。ミリー役のエミリー・ワトソンも好演で、間にはさまれたユアン・マクレガーは少々旗色が悪いですね。最後はずいぶんとあっさり終わりましたが、ノーマンとの恋愛が軸なので正解でしょう。駅でのキスシーンが印象的でした。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-09-12 11:53:52) |
21.結局、主人公の何を描きたかったのかが分からないし、なぜこの人が選択されたのかも分からない。ポターという名前先にありきで作ってしまったのではないか? 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-06-27 20:35:07) |
《改行表示》20.《ネタバレ》 レネー・ゼルウィガーのあのゆがんだはにかみ?が癖になります。 途中、めちゃくちゃ盛り上げて一気に落とす、急降下の具合がスケスケですが。 心ほんわか、なんかがんばろうって思える映画です。 ミスポターご本人の話をもっとリアルに知りたくなりました。 【しゃっくり】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-06-15 23:11:39) |
19.私自身がピーターラビットの話を少しばかり覚えていることに驚きました。レネー・ゼルウィガーの野暮ったい感じがなんだか好きです。 【色鉛筆】さん [地上波(字幕)] 7点(2009-03-27 22:47:49) |
《改行表示》18.《ネタバレ》 ブリジット・ジョーンズでイギリス英語を習得したゼルヴィガーが、それを生かしてまたしてもイギリス女性を演じ、製作にも参加して、「女性の自立」を高らかに追及した作品です。「ゲットした技術は持ち腐れにすることなし」という、彼女のしぶとさが感じられる。 私は実はとてもアンビバレントな気持ちになってしまう。 絵の中で動くキャラクターという傑作アイディアで、とてもとても可愛らしい作品に仕上がっているのだが。「きれい事」で終わったような気がしてならない。 これは「尺が足りない」という絶対的な事情により、ポターの「影」を表現する時間がなかった、ということでしょうか。 なので、金持ちの娘が親のツケで画材を買って、家事は使用人がするので暇があるからチンタラと絵を描く余裕があるのでそうしていたら運よく成功し、そうすると経済力ができたから親の言うことを聞く必要がなくなって自立した、という話になってしまっているのです。この身の上話にどのようにひっかかりが作れるというのでしょうか。 婚約者の死ですって?そんなん一時的なものです所詮男なんか消耗品ですし。いったいいつミスポターが危機に陥りましたかね。 絵に描いたような紳士然とした男性から求婚されて舞い上がるなんて面白くもなんともない。 私だったら、ノーマンにユアン・マクレガーなんて使わず、チビで顔色の悪い貧相な俳優を使います。ポターは、彼女にしかわからない魅力を貧相男に発見したのですたぶん。そうでもしなければ面白くなりませんし、実際そうだったのではないでしょうか。ノーマンはいい年こいて仕事もせず、母親の話相手をしていたようなオタク男性なんですから。 「幸い私は誰の許可も必要としない身分ですから」と勝利宣言をするまでのポターには、光に対する影がないといけないのです。深刻なイボ痔に悩んでいたとか、実はレズビアンだったとか、左右の足の長さが違うとか。光には影。宇多田ヒカルにも親の不倫。 ああ私も金持ちの家に生まれて使用人に家事をやらせて親のツケで買い物してアートでもやっていたらば、ポターになれたかもしれないのかなあ。 そういう感想を抱かせないようにするのが必須の作品であったと思うので、やはり失敗だと思います。これでは、ポターは「運よく全てを手に入れた女性」にしかなっていません。すべての他の女性に対してひろく訴えるものに欠けるのです。 【パブロン中毒】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-03-01 14:06:17) |
《改行表示》17.《ネタバレ》 なんやかんやいって別の人と結ばれたから、リアクションがとりずらかった。 まあそれも許せるようなまずまずの映画でした。 【タックスマン4】さん [映画館(邦画)] 5点(2009-02-13 23:56:34) |
16.《ネタバレ》 無難にまとまっています。あの男性がとても気の毒でした。幸せになれたはずなのに。。 【よしふみ】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-10-05 22:15:49) |
15.《ネタバレ》 エミリー・ワトソンがミス・ポターだったら。フィアンセが死んだ後、精神を病んで行くんだろうな。 余計な事考えながらも最後まで飽きずに観れました。老後はヒルトップ農場でのんびり暮らしたい。 【まんせる】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-09-27 22:55:14) |
14.《ネタバレ》 なんと悲しい話でしょう。ピーターラビットの絵本が読みたくなりました。 【PINGU】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-22 13:44:51) |