74.《ネタバレ》 時代からいってあまり期待はしていなかったのですが、
やはり古いです(苦笑)
「北北西に進路を取れ」といいとこ勝負かも・・
しかしいきなりテーマ音楽がかかりますとちょっとした感動。
ああ聴いたことはあると。
このはじまり方はすごい・・
「マルホランド・ドライブ」のオープニングと同じじゃないですか!
3人の盲目の杖をついた黒人が影絵から動き出しはじまると・・
このアイデアだけでも感心。
内容は本当にいい時代のSFの入ったアクション。
SFというのも変ですが悪いやつがDrノオという科学者で、
怪しい実験をある島で行っていて、
アメリカのロケット発射を妨害しようと企んでいるなんて、
SFじゃあないですか!?
話が大掛かりでしかも派手でどちらかといえば、
「インディ・ジョーンズ」の世界なんです。
スパイものときいていたので「MIP」みたいなのかなぁと思っていたんですが、
これはテンガロンをかぶっていないインディです。
スピルバーグはインディシリーズをルーカスと制作したときに、
007のような冒険活劇を作ろうと意見が一致したそうですから・・
全く007と同じではいけないから西部劇のスタイルで職業も考古学者にしようかと。
しかも「JAWS」では007というナンバープレートがサメのおなかから出てきたり・・
シリーズを全部順番に観ていこうと思います。
アクション・ヒーローものは苦手ですがこのシリーズは観てみよう。
そして今回ショーン・コネリーがボンド役で一番人気なのがなぜかがわかった。
まだ1作しか観ていないけれどなんとなく・・
もちろん年を重ねたコネリーのほうが私は好きですが・・
007の1作目を観て確信しました。
完璧な二枚目ではないけど妙にかわいらしい表情をする。
キザな役なんだけれどもそうは見えない品がある。
まあそれが愛される個性というものなのかもしれません。
私は誰かに似ているというのを指摘するのがクセなんですが、
ケビン・スペイシーとジャン・アレジを合わせたような(爆)
特に角度によっては本当にケビン・スペイシー似。
出てくる女性がみんなきれいなんですよね。
で、敵であろうが味方であろうがキスしちゃう(苦笑)
ものすごくアタマが切れるようでなぜかつかまってしまう・・
まさにインディジョーンズじゃあないですか・・
割り切って観れば結構面白いかも。