《改行表示》111.個人的にマフィアものに欲する要素が色々欠けているように感じて物足りなかったです。「物語」が足りない。裏社会でのし上がろうという気迫も少ない。闇社会で生きる哀切もなければ必然も感じられない。まるでビジネスマンかのような風体のD・ワシントンの役作り上の責任は大きいと思うな。汚職警官に腹は立てていたようだけど、その怒りすら伝わってこないよ。ラッセル・クロウも取りたてて見るべき仕事はしていないけど、組織のボス感がはなはだしく薄いデンゼルには違和感しかなかった。この人はやっぱり優等生に(だけ)向いているのでは。 それに60~70年代が舞台にしては明るくこざっぱりで、画がどうしたって2000年代の作品なんですよ。クルマはちゃんと昔の型を走らせてるけど、街の空気感とか街角の汚れ具合がリアルに70年代に撮った作品群とは全然違う。そこまで映画に要求するのは無理なのかな。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-01-06 17:15:21) (良:1票) |
《改行表示》110.《ネタバレ》 ほとんどおもしろくはありません。 リの字もヤキが回ったなあ…という感想です。 私の想像では、オバマもファンだというHBO製のTVドラマ「THE WIRE」のデキの良さにあこがれて、負けじと作ってみたくなった、というところなのでは? 「THE WIRE」のシーズン1は、すごく面白いです。ほとんど依存症になりそうなほどハマります。脚本がすばらしいです。 同じ黒人ギャングと麻薬捜査班を描いても、ここまでつまらなくなってしまうとは…。 そもそも、このストーリーだったら2時間半程度に無理やり押し込むのは無理なので、「THE WIRE」が成功したのも連続ドラマというロングタームで勝負したからだ。 そこんとこがもうダメなのに、なおかつメインキャストが大間違い。 今さらデンゼルとラッセルだって、何を考えているんだ。デンゼルなんか50を超えているだろうに。 つまり、見ているとヒジョーに痛い感じがするのはさ、トウの立った有名俳優が無理をして若作りしちゃってさ、実年齢より20歳近くも若い役をやっている…しかも主役の二人とも。 画面がツラくなります。ラッセルの髪型が明らかにヘンなうえ、ハラが出ています。デンゼルのおでこにくっきりとシワがあります。 もう、そんなに無理するなよ、お二人さん。 そして一番問題なのは、デンゼルの演技です。私は、見ている間一度もデンゼルに凄みを感じなかった。一度も「怖い」とか「自分のそばに来て欲しくない」と思わなかった。「トレーニングデイ」の時は違ったけどね。 顔が〝いい人〟のまんま、演じていましたね。リの字の演出なんでしょうか。これではダメです。 あと正気を疑ったのは教会前での逮捕場面で「アメージンググレース」を流すセンスね。 本当にリドリーが考えたアイディアなのか??? リドリー・スコットはトニーと組んで「NUMBERS」とか「CIA ザ・カンパニー」とかTVドラマの制作総指揮をやたらにやっているここ数年ですが、それらの作品にはリドリーらしさなんて全然ありませんし、はっきりいって名義貸しで左うちわの状態なんじゃないでしょうか。 やっぱ今のカレはハングリー精神がちょっとでもあるとはとても言えないでしょう。そんな人が「黒人ギャング」を描いてもリアリティがないに決まってます。 …おっさんヤキが回ってます。 【パブロン中毒】さん [地上波(字幕)] 4点(2010-06-13 15:42:52) (良:1票) |
《改行表示》109.《ネタバレ》 映画自体はすばらしい、しあがりだったが、なんか、時間損した気分になったのは、わたしだけなのかな。 デンゼルワシントン好きだから、かっこよくて、しびれるけっど。 実在のはなしらしいが、用心がいまいち、足りないような気がする。 麻薬取締官の3分の2が、逮捕されたって書いてあったけど、なんだるう。 麻薬加工工場だって、もっと、見張りや、セキュリティーを、高くしても、 よかっただろし、また、主人公は、ある程度成功した時点で足を洗えば よったったのにとか、警察と戦争、抗争でも、あるのかと、 最後まで待っていたけど、それもない。変な映画だよね。 こんなんで興行が成功するなら、、むなしいよね。 映画は好きだけど、この主人公のあほらしさには、あきれました。 2億度ドル、隠し口座があったとか、本当の額なのかね、私なら 戦争しちゃうかも、つまらない、時間の無駄な映画だと、だまされた、 気分です、久しぶりにに、感想を書いちゃいました。 【yasuto】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-03-14 05:40:14) (笑:1票) |
108.てっきりサスペンス要素の強い映画だと思ったのですが、ドラマ要素の方が強いんですね。麻薬・汚職云々よりロバーツとフランクの生き方・・・人生の方がよく描かれています。若干肩すかしを食らいましたが2人の男の生き様には、なかなか興味深いものがありました。 ただこの映画良い所より悪いところが目立ち過ぎなのが残念です。上手く言えませんが、広く浅く・・って感じでしょうか。ドラマ部分もサスペンス部分も広く描いてくれているのですが浅いんです。そのため話は長くなるくせに展開が速くて、2人の男の人生もうわべだけ描かれていて内面なんか殆ど描かれていません。サスペンス部分も何が起きてるのか理解するまで時間がかかりました。フランクとロバーツの話がやたらと行ったり来たりするのも良くなかった。おまけに実話モノだから話が全体的に地味なんですよね。ちょっと「実話モノだから仕方がない」じゃ済まされないところがあったと思います。いっそドラマ部分かサスペンス部分、どちらかを切り捨てて片方により力を入れた方がスッキリして良かったかもしれないね・・なんて思いました。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-09-23 03:35:54) (良:1票) |
107.最近のリドリー監督の作品の中ではものすごくいい!という噂を聞いて観てみたのだが、たしかにリドリーの昨今、いや、デビュー当時の数本を除いた作品群の中では普通に楽しめる作品であった。でもこのジャンルでこのお話ならこれくらいは見せてくれないと。お膳立ての時間がけっこう長く、そのぶん二人の熱き男の戦いに期待は膨らむばかりで、そういう意味でもこの長いお膳立ては実に効果的に観客を引っぱっていってくれてる。しかしいつまで待っても期待に応えた男の戦いは映されない。頭のどこかで『ヒート』を期待していたのだが。ラッセル・クロウは家庭そっちのけのちょっとだらしのない、でもって法令順守の根っからの警察官の雰囲気を出していたが、対するデンゼル・ワシントンは躊躇なく人を殺すのに威圧感とか怖さが無く、黒人マイノリティの成り上がりなのに哀愁とか憂いとかが無く、やたら冷静でやたらかっこいいのに隠れた大物というよりクレバーなチンピラみたいな描き方。いや、クレバーなチンピラを大物ぶった風に描いているのか。対決は無いなと頭を垂れるも、実話といえど、後半は一気に主役がデンゼルからお話そのものへ変わってゆく始末。前半で勝手に期待に胸膨らませたこっちも悪いのだが、この筋でいくなら刑事側でとことんいかないと。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 5点(2008-05-13 15:47:15) (良:1票) |
106.ギャングが公衆の面前で堂々と人を撃ち殺しても捕まらず、また、警官が捜査で見つけた現金をネコババせず署に提出したら、仲間から特異な目で見られる・・・こういう映画をみると、そんな国に生まれなくてよかったなと毎回思います。 【かすお】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-02-17 00:00:37) (良:1票) |
105.これはビジネスだ。正直でなくてはならない。 【TERU】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2023-12-13 22:00:18) |
《改行表示》104.《ネタバレ》 多分10何年振りの再鑑賞。以前見た時はパッとしない作品だなと思っていましたが、落ち着いて見返してみるとまあ悪くない。決して良作とは言い難いですが、個人的にはアンタッチャブルよりは面白かったです。 そもそもフランク・ルーカス(デンゼル・ワシントン)の苦悩が描かれていないのでいきなり跡目を継いで大物風情になったようにしか感じられないのが違和感でした。バンピーことクラレンス・ウィリアムズ3世の雰囲気が良かっただけに、彼との前日談が見られなかったのは残念です。ただし、フランク・ルーカスの価値観や考え方は非常に魅力的で、人としても一目置くに足る人物だったと思います。この人物は悪ではなく良いことに情熱を注げばきっと大成したことでしょうね。 アカデミー助演女優賞にノミネートされたルビー・ディー(ママルーカス)は流石の演技力で可愛くてか弱く、そして芯が強い素敵な母親を演じていましたが、反面ラッセル・クロウはイマイチでした。イイ人臭は漂っていますが無理にガサツな人物を演じているようで少し役柄に合っていない印象でした。ただ代役を挙げろと言われてもなかなか思いつきませんので難しいところではありますが。あと何気にトルーポ刑事(ジョシュ・ブローリン)が魅力的で、こちらもちょっと勿体ないキャスティングだったなと感じました。彼にはもっと悪として引っ掻き回していただきたかったところですが、淡泊で綺麗に収束させてあります。イタリアンマフィアとの一件もサラっとなぞっただけだし、全体的に3時間でも時間が足りていない印象でした。 実話ベースなので仕方ないと思いますが、終盤の流れがこの映画を地味にしてしまったような気がします。終盤はガッツリ創作でドラマチックに仕上げていただきたかったところです。でもまあ全体的には悪くない、良い作品でした。 【アラジン2014】さん [地上波(字幕)] 7点(2023-09-18 13:50:19) |
《改行表示》103.《ネタバレ》 主人公の三者三様の立場の違いがわかりやすい。ただわかりやすいからといって、おもしろいとはかぎならいわけで。 他の方も指摘していますが、やはりデンゼル・ワシントンからは常に善人臭が漂うため、どれだけ残忍に振る舞っても「無理してるなぁ」という感じがつきまといます。おかげで緊張感も今ひとつで、対立のままでは終わらないんだろうなとも見えてきます。ラッセル・クロウのほうが、よほど簡単に道を踏み外しそう。それからジョシュ・ブローリンには、もう少し両人をイヤらしくいじめるような活躍をしてほしかったかなと。 しかしいかにもアメリカらしい、こういう〝スター〟もいたんだなと勉強になりました。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2023-09-11 23:57:40) |
《改行表示》102.正義警官VSギャングVS汚職警官の構図でありがちなギャングの栄光と失墜を描いているわけだが ラッセルとデンゼルの2大スターで飽きさせない。 お互い譲るわけにはいかない正義の意地と悪の意地のぶつかり合い。 リドリースコットの演出が光る非凡なギャング映画である。 |
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101.《ネタバレ》 麻薬王のデンゼル・ワシントンさんがかっこいい。実話にしろ創作にしろリアリティのある犯罪者をかっこよく撮るのはどうかと少し思ってしまう。もうちょっと贅肉をそぎ落として短くまとめればもっと多くの人の目に触れるのではないでしょうか。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-12-03 03:45:13) |
100.デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウの共演と言っても、仲が険悪なのだろう、終盤を迎えても同じスクリーンに二人が映ることは全くない。ロングショットで判別し辛い上、背姿は明らかにボディダブル。では内容を疎かにさせるものかと言えばそうではなく、作りは至って堅実でつまらないわけでもないが地味。実話ならではの限界か? 麻薬王なのにビジネススーツがビシッと決まっているデンゼルがカッコいい。そして母親役のルビー・ディーくらいしか印象に残っていないです。しかし、冒頭の本編とは無関係の掴みは如何なものかと。 |
99.《ネタバレ》 ○ここまで長くなくてもいいようなと感じつつ結局最後まで鑑賞。○ラッセル・クロウとデンゼル・ワシントンの熱い演技に魅せられつつも、印象に残った場面は少なかったかな。わずかな時間でアカデミー賞にノミネートしたルビー・ディーの存在感は印象的だった。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-05-17 16:59:00) |
《改行表示》98.見応えのある映画。 実話に基づいているとはいえ、どこかで観たことのある展開。それでも、3時間近く飽きること無く過ぎていく。 あまり深みはないものの、悪くない出来。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-10-12 16:10:42) |
97.ひとつひとつのエピソードはありふれたものなんだけど、テンポが良く、またドラッグの悲惨さやベトナム戦争のシーンを織り交ぜてなかなか見応えあり。 【noji】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2014-01-20 22:44:19) |
96.《ネタバレ》 ラッセル・クロウとデンゼル・ワシントンという魅力的な二人を主演に迎えて撮られた文字通り王道のギャング映画。これで面白くならなければおかしいという作品なのに、どうも僕には退屈な作品にしか思えなかった。平板で起伏に乏しいストーリーは本当に観ていて眠たくなる。リドリー・スコットって、世間では評価高いけど、僕のなかでは「エイリアン」で終わった監督ってことを再確認できた。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 4点(2013-05-08 17:40:29) |
95.《ネタバレ》 結局は、追い込まれたので、筋の通った事がしたいから、警察に協力して警察内部の腐敗を一掃みたいな感じ。実話だからか、極々淡々と描いていくので、感動が少なめ。地味です。 【山椒の実】さん [地上波(吹替)] 5点(2013-04-02 19:23:41) |
《改行表示》94.《ネタバレ》 テレビ放送の前編後編で鑑賞。そのおかげか長さはそこまでは感じなかったですね。 デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウがしっかり魅せてくれます! しかし何と言ってもこの映画の裏主役はあの悪徳警官ですよねぇ。 憎たらしくデンゼルとラッセルの両方の足を引張ります(笑) そら最後はブチ込まれますわね! 容疑者の写真だらけでどーにもならないんじゃないかと思えた捜査本部のホワイトボードは、最後にはキレイさっぱり。 なんともスッキリしましたね。 ゴッドファーザーもアメリカンギャングスターも生業さえ真っ当なら家族思いで行動力があって色気があってで素晴らしい男たちなんですけどね。。。 ま、それじゃオハナシになんないか!? 【ろにまさ】さん [地上波(字幕)] 7点(2013-03-06 23:18:15) |
《改行表示》【ご自由さん】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-01-10 19:09:29) |
《改行表示》92.《ネタバレ》 アメリカで大金を拾ったら、警察に届けたらいけないらしい。 自分が疑われる。 ということを知った。 街中で人を殺しても逮捕されてなかった。 ギャングだからかわからないけど、平気らしい。 という状態を知った。 自分の信念を貫いたらそれに共鳴する人が集まって、解決に向けて団結。 買収の中で、買収されなかったもの。 警察ってギャングと繋がってるんだな。 大切なものがありすぎると保守的になるかも。 妻も母親もつらかったろうなあ。 しかし地位を失ったギャングはどこへいくんだろう? 淡々と観ました。 (2008年) 【えこー】さん [映画館(字幕)] 4点(2011-11-05 23:53:33) |