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つぐない

[ツグナイ]
Atonement
2007年上映時間:130分
平均点:6.17 / 10(Review 35人) (点数分布表示)
公開開始日(2008-04-12)
ドラマ戦争ものロマンス小説の映画化
新規登録(2008-01-27)【カラバ侯爵】さん
タイトル情報更新(2023-03-31)【イニシャルK】さん
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監督ジョー・ライト〔監督〕
キャストキーラ・ナイトレイ(女優)セシーリア・タリス
ジェームズ・マカヴォイ(男優)ロビー・ターナー
シアーシャ・ローナン(女優)ブライオニー・タリス(13歳)
ロモーラ・ガライ(女優)ブライオニー・タリス(18歳)
ヴァネッサ・レッドグレーヴ(女優)ブライオニー・タリス(晩年)
ブレンダ・ブレッシン(女優)ロビーの母 グレイス・ターナー
ベネディクト・カンバーバッチ(男優)ポール・マーシャル
ジュノー・テンプル(女優)タリス姉妹のいとこ ローラ・クィンシー
ダニエル・メイズ(男優)英国兵士 トミー・ネットル
ノンソー・アノジー(男優)フランク・メイス
アンソニー・ミンゲラ(男優)インタビュアー
トビアス・メンジーズ(男優)海軍将校
弓場沙織セシーリア・タリス(日本語吹き替え版)
関智一ロビー・ターナー(日本語吹き替え版)
翠準子ブライオニー・タリス(晩年)(日本語吹き替え版)
竹口安芸子グレイス・ターナー(日本語吹き替え版)
加藤亮夫ポール・マーシャル(日本語吹き替え版)
原作イアン・マキューアン「贖罪」(新潮社)
脚本クリストファー・ハンプトン
音楽ダリオ・マリアネッリ
作曲クロード・ドビュッシー挿入曲『ベルガマスク組曲』より「月の光」
ジャコモ・プッチーニ歌劇『ラ・ボエーム』より「愛らしき乙女」/「おい!ロドルフォ!」
撮影シーマス・マッガーヴェイ
製作ティム・ビーヴァン
エリック・フェルナー
ポール・ウェブスター〔製作〕
ワーキング・タイトル・フィルムズ
製作総指揮リザ・チェイシン
リチャード・エアー
デブラ・ヘイワード
イアン・マキューアン
配給東宝東和
特殊メイクマシュー・スミス(補綴メイクアップ・アーティスト)
特撮ダブル・ネガティブ社(視覚効果)
美術サラ・グリーンウッド(プロダクション・デザイン)
ケイティ・スペンサー(セット装飾)
衣装ジャクリーン・デュラン
その他ロザムンド・パイク(サンクス)
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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35.《ネタバレ》 贖罪とは「善行を積み、自分の犯した罪を償うこと」だという。果たして彼女は、罪滅ぼしの目的で小説を書いたのか?そうではなく、「彼女は病気になり、自分の罪を忘れてしまうことを恐れた。だから小説を書き、自分が病気で忘れても、みんなに自分の罪を永遠に覚えてもらおうとおもった」という意見もありますが、つまり、罪滅ぼしではなく、罪を刻むための小説だったと─。分かる気がする。彼女は最初から赦しなど期待していなかったと思う。これは特定の1人の女性の罪を描いた物語ではなく、我々を含めた人間のあるべき姿を描いていた物語だとおもう。この物語の本質は、自覚した罪は赦してもらうものではなく、その罪は背負って生きていくべきという思想が前提にある。すなわち宗教的なメッセージが込められていた。従って「小説なんてつぐないになっていない」だとか反対に「つぐなった」という見方は、限りなくピント外れだと考える。妹が罪(十字架)を最後まで背負い続けるには、記憶を失う前に、あの小説を完成させる必要があった。彼女の優しさは、罪を自覚した人特有の、弱者に対する共感なのである。一番心が痛かったのは、彼女はキーラ姉さんの愛したバカ男を、自分も愛していたこと。彼女の愛し方は限りなく不器用だった。自殺に近い。池に飛び込むという愚かな行為で表現してしまった。「命の恩人です」という言葉が痛々しい。そのせいで愛するバカ男を怒らせてしまった。彼女の人生はウソではじまり、そして最後には、死んだ2人を、小説の中で救うというウソで幕を閉じることになる。映像の美しさがかえって理不尽に感じてしまうくらいに、ひたすら切なかった・・。
花守湖さん [DVD(字幕)] 9点(2011-03-27 23:37:27)(良:3票)
34.《ネタバレ》 自分が加害者である、と認める事は人の罪を許すのと同じぐらい難しい。彼女は小さい頃はあんなに独裁的だったのに、すっかり変わっていた。人を思いやる心をもち、人の悲しみも罪も美しさも理解していた。「救済」を行う決意も固めていた。自分の罪を認め、一生を償いに捧げる覚悟をしていたからだろう。その勇気は相当なものだと思う。「つぐない」とは、決して許されない事を前提に行うべきものである。「許される」為に行う償いは、償いではなく、その時点でその人に許される資格はない。無期懲役の囚人が「仮釈放」の申請を自ら行う事が出来ないのと同じように(申請する時点で「仮釈放」の資格はない、と判断される為)彼女はそれを分かっていた。自分の罪を認め、決して忘れぬように決めていたに違い無い。だが、病気の為に彼女は「忘れる」ようになってしまう。だから、世界中の人に「自分の罪を知ってもらい、覚えてもらう」為に小説を書いたのではないだろうか?決して「許される」為に書いたのではないと思う。最後の結末の変更は読者の為であろう(彼女の他人に対する優しさが感じられる)彼女のした事は取り返しのつかぬ事体を招いてしまった。しかし、誰にでも起こり得る事である。その時、彼女のように勇気をもって「自分の罪を認められる」人が、何人いるだろうか?「罪の告白」はかなりの勇気と覚悟を必要とする。罪を自覚し、一番苦しんでいたのは彼女であろう。最後まで彼女は苦しみ続ける事を選んだ。それが「つぐない」なのだから…加害者の苦しみと哀しみを美しく描いたこの作品は稀な映画であると思う(蛇足ながら…いくら美しいからって監督、キーラにタバコ吸わせすぎです;)
果月さん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-18 10:42:34)(良:2票)
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33.《ネタバレ》  イギリス小説家であるイアン・マキューアンの『贖罪(Atonement)』(2001)を映画化。1930年代のイギリス中流家庭の姉妹セシーリアとブライオニー、使用人の息子ロビーの三角関係が主軸。 双子の従弟の家出捜索時に従姉ローラが襲われる事件を目撃したブライオニーが、その犯人をロビーだったと告発。ロビーに対しほのかに恋心を持っていたのだが、実はロビーはセシーリアと相思相愛だった。そしてロビーは刑務所に入れられ、のち兵役に駆り出されて・・という話。  ブライオニーの視点を中心に、少女、ナース、小説家の時代に分けて語られていきます。この少女時代を演じたシアーシャ・ローナンがアカデミー助演にノミネートされているのですが、危うく不安定な純粋さを持つ少女を表現し評価されたのでしょう。 映像的には、イギリスの旧い家のたたずまいや緑映える草原の美しい景色、英仏連合軍がナチスドイツに追い詰められたダンケルクにおける悲壮な光景、これらがうまく対比されていて見どころ。  老齢になって出す小説が「つぐない」。ここで実は・・という悲恋話をキレイにまとめています。この収束があってこその作品。音楽もタイプライターの音を効果音として取り入れ作曲賞を受賞しています。 そういえば、「イングリッシュ・ペイシェント」の監督アンソニー・ミンゲラが、インタビュアー役で出ていますが遺作になっちゃいましたね・・。 
尻軽娘♪さん [試写会(字幕)] 7点(2008-03-27 16:20:57)(良:2票)
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32.《ネタバレ》  本当に恥ずかしいんですけど、前回見たときは18歳のブライオニー役の女優さんは全くのミスキャストだと感じてしまいました。というのも、13歳のブライオニーに感じたきらめきも生命力も一切感じられなかったから。なんかひたすら鈍重な感じがして嫌でした。  だけれども、今回いろいろ考えながら再見したら、実はあれが当たり前、あるべき姿なんだと、つまり自分の犯してしまった罪の重さに全存在が打ちひしがれている姿であると気づきました。本当に素晴らしい役作り、名演技ですね。(画像検索したらなかなか綺麗な女優さんですし)  前半部分は素晴らしいですね。同じ場面を繰り返すことによって、よりはっきりする心理描写、一瞬たりとも気が抜けませんでした。また真犯人とローラのそれぞれがしっかり伏線をはってたことも今回確認することができましたし。 あと、「つぐない」あるいは「贖罪」について。 ブライオニーがやったことは、はっきり言って自己満足で、シーやロビーにとって何の意味もありません。 ただ、そうせざるを得なかったブライオニーの心境も悲しいものがあるのでは。 後悔しても、後悔しても決してつぐないようのない罪を犯してしまった悲しみ、苦しみ。 こういったものがこの作品のテーマになっているのでは? ネタが完全に解ってても泣けてしまった作品でした。
rhforeverさん [DVD(字幕)] 9点(2010-06-14 13:35:30)(良:1票)
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31.《ネタバレ》 前半はかなりよかったです。特にブライオニーを演じたシアーシャ・ローナンはすばらしい。人物の心理の移り変わり、そのきめ細かな描写に引きつけられました。が、ロビーが逮捕されて戦争になると、なぜこうも退屈になるのか? ダンケルクでの長回しも、飽きてしまいました。話がタリス姉妹に戻ると、そうでもないのですが。しかしラスト、年老いたブライオニーが登場し、“真相”を語ったことがトドメとなりました。あれのせいで、あくまでブライオニー個人の物語に収斂されてしまい、普遍性が感じられなくなってしまったのです。普遍性を持たせるために戦争を背景にしたのかと思ったのですが、それも差し引きゼロになってしまいました。あくまで個人のお話ということで、共感はできません。  ……というような感想を持ったのですが、ネットでこの映画について調べてみたら、キリスト教の観点からレビューしたものがみつかりました。それによると、ロビーはイエスの役割を与えられていて、たとえばダンケルクで足を洗われるのは、マグダラのマリアがイエスの足を洗う場面を意識したもの。ブライオニーはペトロと同じように、ボビーを三度裏切る(窓越しに見たとき、手紙を読んだとき、図書館)などなど。言われてみればなるほどと思いますが、キリスト教に縁遠い人間にはとうてい考え及ばないことでしょう。敬虔なクリスチャンの方はこの映画や原作小説をどう見るのか、もっと意見を聞いてみたいところです。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-03-21 13:59:05)(良:1票)
30.おすぎ推薦の映画..なかなか良かったです..でも、この作品、きわどいシーンを誇張した予告編でかなり損をしてると思います..実際、おすぎ評を見るまでは本作を敬遠していました..内容は、想像していたものとはまったく違い、切なくて、リアルで、かなりレベルの高い演出..脚本も良いし、編集も上手い、キャストも文句無し!..とても真面目に創られたラブロマンス作品..秀作です...
コナンが一番さん [DVD(字幕)] 8点(2010-01-26 12:52:24)(良:1票)
29.《ネタバレ》 こんなラストを観たくて、最後まで観たのではない!と言いたいくらいのラスト。才気を感じさせる演出や音楽。この女の子は、演技と思えないくらいの、存在感。それが、それから4~5年、自分のやった事に気づいて、自分を責めたのであろう、と思わせるような表情に力のない女性を配してる。また、どのシーンもセンスがあふれる映像。演出も進化するんだなあ。
トントさん [DVD(字幕)] 7点(2009-02-06 18:41:09)(良:1票)
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28.《ネタバレ》 脚本が秀逸です。ラストの展開は「やられた!」と唸ってしまいました。セシーリアとロビーの交情をブライオニーの主観で見せ直すなど工夫が感じられます。難点は、ロビーが逮捕される“レイプ(?)”事件の展開です。いくら70年前とはいえ、あんな子供の証言ひとつで有罪になるかよって突っ込みたくなります。連行されるシーンから4年後の戦場シーンへの移り変わりがなんだか唐突感がありました。もともと裁判・有罪というシークエンスがあったが、編集でカットされたのかなと思ったぐらいです。その点が私としては残念です。  
S&Sさん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-14 12:42:21)(良:1票)
27.《ネタバレ》 ちょっとブライオニーおばちゃん!あんた自分の小説の中で二人をハッピーエンドにしたからって、罪をつぐなったことにはならへんやろ!と思わず叫んでしまいそうになったが、しかしまぁ、よくよく考えてみりゃ、子供というのは純粋無垢であると同時に残酷な面もありますからな。ここまで大事ではなくても、大半の人が子供時代に誤解やら悪戯やらで、無実の人を貶めちゃった経験というのがあるんじゃないでしょうか。しかもそういう経験というのは、いくつになってもずっと記憶に残ってるものなんですよねぇ。私にもいくつか思い当たるフシが、、、、。いやそれにしても、この作品の映像表現には本当に並々ならぬセンスと気概を感じますな。イギリスのお屋敷における庭園の残酷なまでの美しさ。それはセシーリアとロビーにとってはまさに桃源郷の様でもあり、降り注ぐ木漏れ日は二人を祝福すると同時にそれが長くは続かないのだということを予期しているようでもあります。そしてまたブライオニーにとっては少女の無垢さと残酷さとを表している様。また、ブライオニーが個室の暗闇に浮かぶ妖しいライトの光に向かって歩んでいくと、そこからぼぅっと浮かび上がる二人の行いを目撃するシーンなど、もの凄く如何わしい感じが伝わってきてとてもいいですね。戦争時代になると一転して画面は暗く冷たい色調となり、例の長回しのシーンなんかはロビーの出口の見えない絶望的な心情を表現しているようで、これまたため息もの。そんなわけで、映像表現のよさをいちいち取り上げていたらキリがないよと言うほど、どれもこれも凝った作りになってます。
あろえりーなさん [DVD(字幕)] 7点(2008-10-20 18:34:52)(良:1票)
26.「つぐない」ってタイトルの割りに、あの妹はつぐなっちゃいない。どこまでが現実でどこまでが創作なのか、よくわからないけれど、それが妹の世界観のすべてなのかも。しかし、映画としては及第点というところでしょうか。戦場シーンが多いとはいえ、もっと各々心情描写があれば深みがあったと思います。それから、どの映画を観ても、キーラ・ナイトレイの瞳は恋しているようには思えないんですよねえ~。彼女が主役級で恋愛が絡むと、私はいつもその映画にハマれないジンクスがあります。この映画も御多分に漏れず。残念。
SAEKOさん [映画館(字幕)] 5点(2008-05-21 15:19:08)(良:1票)
25.《ネタバレ》 監督とキーラが前回組んだ「プライドと偏見」は脚本が古典的なわりに演出に目立ったところもなかったので少々物足りない印象を受けたが本作「つぐない」では脚本、演出に面白みがあり自分としては十分に満足できる大河ロマンだった。しかし感情面に訴えてくる事がなく、感動が薄い感じがした。この題材ならばまだ感動的な作品にできたはずであるが展開が遅く冗長になってしまっている。つくりはとても丁寧だし、環境音がそのまま溶け込んだ音楽も独創的で美しい英国の風景の撮り方も巧いし構成もおもしろい。テクニカルな部分が強く印象に残った。なかでも浜辺の長まわしは圧巻だった。主要キャストの演技も良かった。
サムサッカー・サムさん [映画館(字幕)] 6点(2008-05-19 11:01:02)(良:1票)
24.《ネタバレ》 ブライオニーを世代ごとに演じた3人の女優が皆すごく良かったです。特に、ヴァネッサ・レッドグレーヴが出てきたときには、出てることを知らなかったので、感激しました。さらにその後の語りは最高の出来だと思います。映画自体は重厚なテーマを、さらりとした見やすい作りにしてあります。好き嫌いが分かれるところだと思いますが、私としては、これはこれで良かったと思います。嘘をついた時点での罪の意識が薄いことを示せるからです。その一方で、重厚な「つぐない」を見たいとも思いました。
shoukanさん [映画館(字幕)] 8点(2008-04-24 16:43:32)(良:1票)
23.《ネタバレ》 とにかく脚本と演出がすばらしい。タイプライターの音がとても面白い効果を出しています。メロドラマなので戦場の出来事は余談ではないかと思いつつ観ていましたが、後で納得しました。ヴァネッサ・レッドグレイヴは存在感があり、久しぶりなので嬉しく思いました。ただ彼女の行為は"つぐない"と言えるのだろうか。ただ罪悪感からの解放を求めただけなのではないか。罰も受けず、えん罪も救済されないのだから。
くだごんべさん [映画館(字幕)] 8点(2008-04-18 10:46:20)(良:1票)
22.三月頭に飛行機の中で見ました。物凄く気に入ったので、2回も見てしまいました。この監督の「プライドと偏見」大好きなんだけど、それ以上にこっちは気に入ってしまったかもしれないです。英国の情景が綺麗!人々の所作が美しい!最後のシーンは少し想定外でびっくりしました。そういう設定だったんだ・・。観終わった後に心に残る映画でした。それにしてもキーラの妹役の人、成長後は女優さん違う人なの??って位似てましたよ。
ネフェルタリさん [映画館(吹替)] 9点(2008-03-09 23:02:21)(良:1票)
21.《ネタバレ》 幼き日のアタシ、カマした一つの嘘が二人の男女の仲を引き裂く。獄中生活と戦争がさらに二人を引き離す。結局結ばれない二人。この罪は重い、とても償いきれねえ。一生悔いるアタシ。話のテンポは決して良くないけれど、最後は余韻の残る形でまとめられていた。後に名女優となるシアーシャ・ローナン。その特徴的な蒼い瞳をのぞかせて、出番の多くない13歳のアタシを好演。
獅子-平常心さん [DVD(字幕)] 6点(2020-05-30 22:08:46)
20.2017.05/31 BS鑑賞。ナイトレイより妹タリス役が主人公で三つの時代ごとに役者が変わるが演技も良かった。邦題は「つぐない」より「贖罪」のほうが軽くなく相応しと感じる。
ご自由さんさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-06-02 00:07:17)
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19.《ネタバレ》 いやあ・・、こんな話聞かされても困るなあ。なんて言えば良いんだよう。「ドンマイ」か。 後悔は理解できるし、実際 冤罪での刑務所暮らしは苛酷だろう。でも戦争が始まったのはこの人の悔恨とは別次元の出来事だし。もっと言うと、他人の人生を自分が狂わせたとか思うのはやや傲慢かもよ。密告が無かったとしても、軍医として戦場に赴いてキーラに一度も会えずに戦死していたかもよ?人の人生など、操作できるのは神のみ。前線で、阿鼻叫喚の現場で同胞がばたばた死んでゆく中で昔13の女の子に濡れ衣着せられたことなど、彼の思考の何%を占めていただろうか。 小説の中で二人を会わせて、自分で贖罪だと納得したのなら、まあそれでもいいんじゃない。ただ、観てるこちらはがっつりと疲れた。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-01-15 23:42:37)
《改行表示》
18.《ネタバレ》 子供時代の思い込みによるふとした発言や行いが不測の事態を招き、取り返しのつかない不幸をもたらすことがある。後にそれに気づいたとき、どうやって贖罪すればよいのか。贖罪すべき相手が他界していたら、どう心の整理をつければよいか。そういうことに焦点を当てた映画だ。ブライオニー(B)は姉とその幼友達ロビーとの関係を勘違いしていた。相思相愛なのに、一方的にロビーが姉に横恋慕していると思い込んだ。そこで従兄ローラの強姦未遂事件の犯人をロビーであると証言し、ロビーが姉に宛てた卑猥な手紙を提出する。その背景には、Bの初恋相手がロビーで、彼にふられたことが影響している。ロビーは逮捕、投獄され、四年後に兵役志願して戦死する。姉も後を追うように爆撃関連死する。作家になったBは真実を自伝小説にするが、贖罪の気持ちを込めて、死なずに幸せになった二人の姿を書き込んだ。せめて物語の上だけでも幸せになった二人の姿を残したかったのだ。 次々と視点と目先が変るので集中力を強いられる。Oから見た姉とロビー、真実の姉とロビーの姿、ロビーの悲惨な戦場体験、看護婦になったOの悔恨、数十年後の作家となったOのインタビュー。ロビーの牢獄場面を省略して、いきなり戦場にいるので唐突感は免れない。気になる点がある。強姦事件の時、ロビーは家出した双子を連れて帰ってきた。アリバイがあるのにどうして逮捕されたのか。少女の曖昧な証言だけで有罪になるとは思えない。Oはローラとポールの結婚を知って、強姦犯人がポールだったと知る。ところがOは、それ以前に罪を後悔してい看護婦となり、姉に謝罪の手紙を送っている。犯人がロビーでないと、どうやって知ったのか。強姦されたローラがポールと結婚するのも不自然な成り行きといえよう。和姦だったとして、皆が心配してローラの弟の双子を探している最中に、庭で秘め事をするだろうか。証言を撤回して、ロビーの名誉は回復されたのだろうか。 陰影と色彩に富んだ映像の美しさは特筆すべきものがある。修復されないOと姉とロビーの関係が「壊れた花瓶」で象徴されている。ダイナモ作戦の長尺の映像は素晴らしいが、映画の本質とは別である。インタビューでOが心から悔いているように見えないのも短所だ。涙ひとつ見せない。Oを成功した作家としているところも物語にそぐわない。不幸な人生の方が主題に似つかわしい。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 7点(2014-12-05 15:42:44)
《改行表示》
17.《ネタバレ》 ロビー視点の戦争話のところで気持ちが離れて行きました。 戦争の話より、有罪に至るまでの話や刑務所にいる間にロビーがどれだけ苦しんでいたか、その時々でブライオニーはどういう風に振る舞ってきたのか等、描くべきところはいくらでもあっただろう。
すべからさん [映画館(字幕)] 6点(2014-05-03 19:17:55)
《改行表示》
16.予想以上の作品と脚本にも脱帽です。しばらく余韻に浸っています。飴細工のように繊細な13歳の少女の心と行動がよく表せていたと思います。どきどきした感じがしばらく残ります。心のひだにある人に言えないようなっこと、あったりしませんか? 
HRM36さん [DVD(字幕)] 9点(2012-08-06 17:01:55)
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【点数情報】

Review人数 35人
平均点数 6.17点
000.00%
100.00%
200.00%
312.86%
4514.29%
5720.00%
6720.00%
7822.86%
838.57%
9411.43%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.60点 Review5人
2 ストーリー評価 6.57点 Review7人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review6人
4 音楽評価 7.40点 Review5人
5 感泣評価 7.00点 Review5人
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【アカデミー賞 情報】

2007年 80回
作品賞 候補(ノミネート) 
助演女優賞シアーシャ・ローナン候補(ノミネート) 
撮影賞シーマス・マッガーヴェイ候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)ダリオ・マリアネッリ受賞 
美術賞ケイティ・スペンサー候補(ノミネート) 
美術賞サラ・グリーンウッド候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞ジャクリーン・デュラン候補(ノミネート) 
脚色賞クリストファー・ハンプトン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2007年 65回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
主演女優賞(ドラマ部門)キーラ・ナイトレイ候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)ジェームズ・マカヴォイ候補(ノミネート) 
助演女優賞シアーシャ・ローナン候補(ノミネート) 
監督賞ジョー・ライト〔監督〕候補(ノミネート) 
脚本賞クリストファー・ハンプトン候補(ノミネート) 
作曲賞ダリオ・マリアネッリ受賞 

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