26.ゾンビとダンスしたり、ゾンビがたばこ吸ったり、そんな映画、俺はあまり観たことない。しかもちゃんとそれなりに予算をかけてゾンビ世界観を作ってる所がバカバカしくもおもしろい。内容は昔のアメリカのホームドラマみたい。だから、そんなにすごく盛り上がるわけじゃない。最後までほぼノンビリムード。しかも、人が死んだり、殺しあったり、ゾンビに襲われたりしてるのにホノボノムードは最後までくずさない。ある意味、人が死ぬとゆう概念を超えた世界観に、なんだか、死そのものもバカバカしくなってくる。親しい人が死んでも、ゾンビになっても誰も絶望しないし、みんな幸せそーなのだ。見方を変えれば、てゆーか普通の感覚なら、当然みんな異常なのだが、この世界ではそれが普通。だからストーリー的に悲惨でも観てるこっちは、怖くもなけりゃ、悲しくもない。それどころかむしろソンビにちょっとキュンとしてしまう。そんなショーン・オブ・ザ・デッドはまた違った感じの全体的にノホホンとしたブラックで馬鹿なホームゾンビコメディー映画観たい人はどーぞ。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-09-12 00:29:13) (良:3票) |
《改行表示》25.《ネタバレ》 ブラックユーモアここに極まれりといった傑作。牧歌的な雰囲気。だけどいつも『死の匂い』を感じさせる日々。その生活に順応し、感覚がマヒしてしまっている人々。なにもかもが、日常的で、非日常的。こーゆーシュールな世界、大好きです。 『ゾーン』と呼ばれる地域と、フェンスで完全に区切られている安全な町。『進撃の巨人』のようなプロット。このゆるーい閉塞感がまた良いです。 ストーリーはティミー&ヘレン(人間)と、ファイド(ゾンビ)の心の交流がメイン。 だけどこの作品、『主観』と『音楽』を変えれば、かなり悲惨なホラー映画へと早変わり。 なぜならティミーは、自分の目的のために周りの人間を犠牲にしちゃう、とんでも野郎だから。 一番ひどいのは、『ゾンビ返却口』でのひとコマ。『連れて行かれたファイドに会いたい』という涙がでちゃうような目的のために、他人のゾンビを暴走させるという鬼畜ぶり。『ゾンビに人を襲わせて、お目当ての人に会いに行こう』、頭のネジのぶっとんだ作品。 こーゆーモラルの崩壊した作品は、好き嫌いが分かれるところでしょうが、僕は大好きです。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 8点(2017-07-09 16:58:15) (良:1票) |
《改行表示》24.《ネタバレ》 なんといいますか、カジュアルゾンビ? 人間とゾンビとの距離感がたまらない佳作。 ゾンビものがお好きな方なら観ておく価値はあると思います。 (物足りないってゆーお怒りは受け付けません、あしからず) 【ろにまさ】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-05-09 10:08:52) (良:1票) |
《改行表示》23.《ネタバレ》 当たり前の倫理観や道徳心に対する挑戦、或いは社会風刺を交えた観客への 強烈なメッセージを詰め込んだのだろう。 少年ティミーがファイドと親密になってゆく過程で 嫌味な近所のお婆さん、いじめっ子の2人、そして最後はゾンコムのエリートマンと スコップで首を切られたり、隠れ家ごと燃やされたり、女子供容赦ない殺され方。 そして情報隠蔽&操作。また子供へのプレゼントに拳銃を贈ったりとか・・・。 とにかく普通の作品であれば逆撫でされよう表現もこの作品のもつ独特のテンポとカラーの前に妙に納得してしまう。 これがこの作品の魅力でもあり不思議なところなのかなぁ。 【シネマブルク】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-05-11 18:46:35) (良:1票) |
22.《ネタバレ》 やばい。面白かった。なにげに主人公はガールフレンドができ、世間体ばかり気にしていた母親は本当に愛する人(ゾンビだけど)を見つけ、気弱で人の気持ちに鈍感な父親は最後息子を命を張って助け、隣りのおっさんは恋人ゾンビを一度失いかけたことで彼女を心から大切にするようになる、つまり登場人物たちの成長物語になってたりします。一方でみんな結構身勝手なことをして周りの人がバタバタと殺されていく理不尽さ。このあたりのアンバランスさとのんびりしたムードが、なんともシュールというかつかみどころのない印象を与えてくれる映画でした。私はショーンオブザデッドよりもこっちが好きですね。 【54dayo】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-09-19 11:22:42) (良:1票) |
21.《ネタバレ》 「ギモン持っちゃダメ!」が大前提で見ればとってもおもしろかった。登場人物の倫理観がことごとく破壊されていることも頭の中をからっぽにして見れば心地よく楽しめた。ただ、悲しいかなカナダの知識がない自分「へーカナダの女性って60年代のアメリカっぽい感じなんだ~」と天然で思ってしまったのは痛い。夫が死んでからの妻たちの相も変わらず満足そうな顔を思うと、つくづく幸せって何かね?・・・と自分の倫理観も破壊されかけた。 【りんす】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-07-14 14:22:53) (良:1票) |
20.《ネタバレ》 「人間とゾンビの共生」という設定は、某英国産の傑作ゾンビコメディに通じるもの。ブラックテイスト豊富な“笑える”映画を想定していたのですが、これが大違い。ずっとずっと真面目なヒューマンドラマでありました。ゾンビは死んでいるの?生きているの?少年の抱く素朴な疑問は、ある使用人いや“使用死人”ファイドとの交流を通じて観客へも問い掛けられてくる。家族の在り方とは?人間の尊厳とは?観客それぞれ、感じ取るものがあると思います。不謹慎かもしれませんが、自分は老人が家族の中にいる生活を連想しました。親と子、夫と妻、隣人。それぞれの立場で、その時の状況で、関わり方は違ってくる。正解は一つではありません。でも一緒に生活を営む上で不可欠なものが少し分かった気がします。みんな演技も素晴らしかった。とくにゾンビ2人。ファイドと(勝手に命名)カチカチ娘が抜群。極限まで抑えられた喜怒哀楽の表現がお見事でした。彼らの好演が作品の質を高めています。大好きな映画が一つ増えました。最後に不満というか気になった点をひとつ。首輪の抑制なしで“理性”を発揮してみせたファイド。だから家族に受け入れられたでしょうが、お手軽に処理してしまった感は否めない。「ゾンビのお約束」からも外れてしまう。凶暴性そのままに共生の道を模索できたら、画期的なゾンビ映画になっていたと思います。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-11-08 19:21:27) (良:1票) |
19.《ネタバレ》 ウイルス感染でなく放射能の影響でゾンビが増える、というのが私には新鮮でした。噛まれても感染はしないのね~、しかしゾンビの首輪が実用化に耐えられるレベルじゃなかったり、口枷くらいはめておけよ!というツッコミは止める事ができません。車運転シーンの背景合成っぷりに噴いた。主人公ティミーは可愛いようで可愛くなく、ママも世間体を気にするばかりの駄目な人。で、途中このママが唐突に「普通のいいママ」に変わってるのがよくわかりませんでした。色々と設定や描写が不条理で、ツッコミだしたらキリがない…けどまあ多分いいのでしょう。グロい部分はかなりきちんとグロいので、いたいけな子供やおばあちゃまが出演してるところにちょっとドキドキしてしまう。 【えむぁっ。】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-09-01 05:32:04) (良:1票) |
《改行表示》18.《ネタバレ》 ゾンビと人間が共存するずれまくった世界観のゾンビ映画です。ずいぶんとシュールなのですが、ホラーコメディの枠を使った風刺映画なのか、もしくはファミリードラマで感動させようとしてるのかわからないが、ストーリーはカオスティック。緩やかで緊張感がない中でバタバタと人が死んでいくのに、それをたいして気にしない人々…なんなんだこれは?思いつきでいい加減に作ってみたらそこそこ面白くなっちゃったようなテキトーなさじ加減にクスクス笑ってしまいますが、なんかモヤモヤしてしまいます。お前らそれでいいのかっ!? つまらない原題をこんなお茶目な邦題にした人はなかなか偉い。『ファイド』じゃ、手にも取らなかっただろうな。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-08-15 23:43:11) (良:1票) |
17.予告編で展開された原色でウキウキな世界がゾンビという「支える存在」「労働力」によって支えられ、特権的に人間は楽しく暮らしているのです。しかしいったん制御できなくなると、人間とゾンビとの境界は脅かされ、家族でも恋人でも冷酷に脳天を割らないと己は生きていけないのです。そして躊躇すると死ではなく奴隷化されるゾンビになるのです。さぁぁ、、あなたはどうする?ということでしょうかね?ゾンビを「人種」や「階級」「非正規雇用」とでも置き換えると解りやすいかしら?でもホラー系苦手な私にはちと難しかったです。ゾンビがジョニデあたりでラブスト系に流れたら理解できるかも・・と思ってしまう自分の不適応を反省するばかりです。。。 【グレース】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-05-24 20:03:54) (笑:1票) |
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16.《ネタバレ》 変わったゾンビ映画。残酷なシーンは、人を食べるという「ゾンビとしての符合」を最小限表す程度の描写にとどめられており、製作者の意図がホラーとしてのゾンビ以外にあることは間違いない。「ゾンビは生きてるの?死んでるの?」との少年の問いかけがこの映画の主題で、ゾンビ=死ではなく、ゾンビもひとつの生の形?であるとして映画は進行されている。ただ、そのことを善としているわけでもなく、結局は「生と死をちゃんとわけないと問題が起きるぞ」と言いたいのかもしれない。昨今の医学の進歩で脳死という、生きてるのか死んでいるのかという論争が日本では起きた(今は死んでいるということでかたづけられたが、本当はそうではなく、受け入れられない家族も多いはず)、今後の科学と医学の進歩を揶揄しているのであろう。舞台設定が一昔前の幸せ、豊かなアメリカンファミリーで、ノスタルジックな雰囲気がいい。 現代のような複雑な医学科学環境がなかったあの時代でも「みなさんそのほうが幸せだったでしょう?」とそう問いかけているのだろう。 【小鮒】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-05-11 06:50:05) (良:1票) |
《改行表示》15.《ネタバレ》 日本版のタイトルが絶妙。 突き抜け具合に少々不満は残るものの、悪意のない主要人物たちの倫理観の欠如は呆れるほどのひどさで、その点は突き抜けている。 それにしても、ゾンビとの共存社会は、人の命の重みがペットと同レベルにまで下がっちゃうんだなあ。 |
14.《ネタバレ》 こういうゾンビものを観て思うことは、、、役者さんてすげぇよホント(感心)、特にファイド役の人(ほかの映画でみたことある)。ストーリー的に現代社会への皮肉が効いててよかったんじゃないですか。カラフルでPOPな世界観とゾンビの組み合わせがなかなかだったかとオモイマスハイ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-08-09 08:10:46) |
13.ショーン・オブ・ザ・デッドの後日譚みたいな感じですね。でも感動できない、笑えない、興奮できない、怖くない。かといって損した気分にもならない…。100円のレンタルなら、完全に感情がニュートラルな状態で鑑賞できます。 【SIN】さん [DVD(吹替)] 5点(2012-12-31 19:36:54) |
12.緊迫感、恐怖感がないし、かといって面白くもない。 【たこちゅう】さん [DVD(吹替)] 4点(2012-02-29 00:40:33) |
11.《ネタバレ》 設定からして非常に興味をそそるところで「ベートーベン」のゾンビver。今までのゾンビ映画ではない設定。残酷な描写も妙な世界観からか非常に滑稽でおもしろくみえます。たしかにいじめられっこから助けてもらったりしたら、愛犬ならぬ愛ゾンビになりますね。「あなたは最高のゾンビよ!!」というセリフには笑ってしまいました。 【とむ】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-05-22 12:27:55) |
《改行表示》10.《ネタバレ》 ショーンのような笑いを期待していたが 少し趣旨が違った。まぁでもテーマとしても 嫌いじゃない。 【とま】さん [地上波(字幕)] 6点(2009-07-16 08:48:01) |
9.これは面白い!内容的にはちゃんとロメロの元祖「ドーン・オブ・ザ・デッド」の続きになって入る所が洒落ている。原題は日本で言う「ポチ」かな?トリニティーこんな映画にも出ているの?洒落の分かるゾンビマニアにお勧めします。 【lafish】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-05-22 03:17:04) |
8.タイトルからして、これなら軽いノリで観れそうだと思い観てみたら、まさに期待通りでした。カラフルな町の中にゾンビが違和感なく溶け込んでるのが面白かったです。でも飼ってるゾンビの数がステータスといっても、トロくて仕事の効率悪そうだし、首輪の管理とか面倒そうだから自分だったら持ちたくないなぁ。 【Trunk】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-05-09 16:32:24) |
7.まあね、管理社会というものを風刺的に描いてるのかとか深く考えようと思えばいろんな取り方できるかもしれませんが、面白ければいいんじゃない?という適当な感じがいいんじゃないでしょうか。ゆる~く観るのがいいですね。 【とと】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-05-07 03:32:33) |