1.80年代、キャベツ畑人形なるものがアメリカで流行った。日本ではあんまり流行らなかった。でも俺はどっかで目にしたことはある。見れば覚えている人もいると思う。あー、あのキモイ人形ねって。今ならキモカワイーでちょっとは流行ったかな。その人形をパロって作ったのがごみ箱キッズってゆう人形。で、それもアメリカでは大流行りでいまだにマニアの間でグッズなどが取引されてたりする。で、これはそれの映画。とあるいじめられっ子が、ひょんなことからバイト先の不思議なアンティークショップで、絶対開けちゃダメと言われているごみ箱を開けてしまう。すると中から、顔にぶつぶつある奴や、ワニ顔の奴やらのヘンテコな連中が飛び出す。彼らが、そう ごみ箱キッズなのだ。邦題に習うならダーティキッズ。妖怪か、はたまた宇宙人かは一切謎の存在。ぶきみくんと邦題でわざわざ名前を言い直してる所が馬鹿っぽいけど、なんとも下品な連中で、しょんべん洩らすは、オナラはこくは、騒ぎだしたらとまらない。でもまー、人に危害を加えたりするほど危険な連中でもない。てゆーか最初に登場するインパクトとは別に映画が進むと意外といい奴だったりする。そんな彼らと知り合いになったいじめられっ子が、色々あって人として成長するって内容。役者には花がないし、演出もチープで映画全体から、かなりの低予算なB級臭がするのだが、ごみ箱キッズの造形は意外にも良く出来てる。たぶん、子供が良く出来たキグルミを着てるとは思うのだが。しかも、醜人収容所なるものが登場したり、変な歌を歌ったり、ブラックジョーク的な馬鹿さもそれなりにあるし、最後は主人公の台詞にちょっぴり感動しちゃうってゆうオマケつき。でもまー、それでおもしろいのかと聞かれれば、正直、微妙。もっとはちゃめちゃな内容なら、突っ込んだりもできるのだが、B級ながら意外にも定番の道徳説教でまとまってるので、肩すかしもいいとこだ。こっちは邦題から想像して、もっとグダグダな映画を想像してたのに~。ごみ箱キッズかなやっぱ見どころは。