72.《ネタバレ》 (モロバレあります。ご注意ください。)塚地のドタバタよりも、北川の女心に興味津々でした。塚地に愛を告白された北川は、一旦はその申し出を断ります。両思いだったのに何故?それは自分の美しい容姿ではなく、中身を見て欲しかったから。そこで彼女は一計を案じます。別人のブスに成りすまして、改めて彼に近づく。もし不細工な自分を受け入れてくれたなら、それは中身を見てくれた証。でもよく考えれば変な話です。北川と大島は、塚地にとっては別人。単純に北川への想いを断ち切り、大島を選んだだけのこと。それって北川にとっては寂しい事じゃないのかな。さらに引っ掛かるのは、真相を明かしても塚地は怒らないであろうという彼女の目論み。“中身が同じならブスより美人がいいでしょ”という価値観が透けて見えます。“容姿は関係ない”という割には不遜な考え方では?女心はワカランです(と言うより、鈴木おさむがワカラン)。恋愛物語として釈然としない。ではどうだったら腑に落ちたかというと、大島ブスーツを脱いだとき森三中の村上が出てくれば良かったんですね。それなら掛け値無しに、見た目より中身です。どんでん返しとしてもアリ。でもそんなラブストーリーは見たくない(苦笑)。それにしても塚地は不甲斐無い。もし自分が塚地だったら北川にこう言ってやりますよ。「俺は本気で君に惚れたんだ。容姿とか性格とか問題じゃない。人を好きになるってのは、その人を丸ごと好きになることなんだ。人の気持ちを値踏みする君には分らないだろうね。北川も大島もどっちも愛していたけど、サヨナラだ」くぅ~ッ、言って見てえ~(元18KIN今泉風)。でも絶対言わないです。だって美人とお付き合いしたいんだも~ん。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-03-02 19:41:20) (良:1票)(笑:1票) |
71.《ネタバレ》 現代人はその本質以外の記号にまみれて生活している。ファッション、ブランドアイテム、化粧行為、云々。替えが効かないのが容姿なんだけど、それを着脱可能にしたシミュレーション映画。自分を如何に見せるかと云うことは、演出の意義も含めて深い問題を孕んでいるはずだけど、お決まりの流れに乗せただけでした。結局、大したことは言ってない。「中身が大切」という本質論には賛成だから、本質を無きものにしかねないハンサムスーツはどうかと思う。しかし、本質だけで勝負するというブスーツはもっといただけない。いや、ブスーツじゃなくそれを使った北川景子の理屈かな。好きだと言ってる男に「自分の内面を見て欲しい」という返事はもの凄く傲慢で、容姿に過剰な自信がない限り言えない台詞です。ちょっと脱線するが、そもそも男はDNA的に奇麗な女性に惹かれるように出来ているんだから、もっと中身を見ろなんて大きなお世話だ。美人を愛でることを否定すんじゃねぇ。北川景子も「美人を鼻にかけない気立ての良い子」くらいにしとけよ。あんなのは自意識過剰ってんだ。ということで、私の本質は矮小だということは分かりました。青山にはいつもお世話になってます! あれ、AOKIだったかな? 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-11-22 20:54:19) (良:1票) |
70.《ネタバレ》 普通に楽しめるコメディ映画。結末は皆さんがおっしゃるように早い段階で読めてしまう。スーツのレパートリーが少ないかな。そして試着するまで変身後の姿が分からないのはスーツとして如何なものか?個人的には美女に変身できるスーツが欲しいと思った私は男です。 【いっちぃ】さん [地上波(邦画)] 6点(2010-04-23 23:56:28) (笑:1票) |
69.《ネタバレ》 なかなかキュートな映画ではあります。「あの子みたいに可愛くなれたら」は誰でも持つ願望ですよね。夫がリアルで塚地武雅に似ている私にどう訴えかけてきたかっつーと…ハンサムスーツだブスーツだとか贅沢だわよ、と。性格良くてご飯が美味いなら言うこと無いじゃんよ。人間顔じゃないわよ金だわよ(ええ?!)。なんて。あの頃無理矢理そっぽ向いていた80年代ポップスが、今となってはただただ懐かしい。 【のはら】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-08-14 12:19:25) (良:1票) |
《改行表示》68.《ネタバレ》 昨年映画館で観ました。 物語中盤の、小さな幸せを見つけたら一歩ずつ進んで帰るシーンが好きでした。 最後のブスーツ(ハンサムスーツの逆)のオチには驚きました。 途中何回も笑ったし、考えさせられる場面もたくさんあり、良かったです。 【ひまわり】さん [映画館(邦画)] 8点(2009-06-18 22:20:54) (良:1票) |
《改行表示》67.《ネタバレ》 ハンサムスーツを作った意味は判るが、ブ・スーツは何の為に作ったのだろうか? しかし、ハンサムスーツは欲しいと思った。消えるマントと同じくらい欲しいアイテムだ! 【みんてん】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-04-14 11:52:53) (笑:1票) |
《改行表示》66.《ネタバレ》 見た目のコンプレックスにスポットを当てたソコソコ笑えるコメディ。印象的な色遣いもソコソコの好印象。中盤からの不細工の苦難が描かれるシーンはなかなかヘビーで、身につまされて泣きそうでした。こうなると、もうオチ次第で傑作になりえると期待したのですが後半からの展開がいただけない。 都合の良い事故シーンと、アメリカ的演説シーン、絶対脱げないスーツという一番大事な設定をいとも簡単に棄却するという暴挙。そして、一番やってほしくなかった予想範囲内のラストにがっかり。 北川景子が出番が少ないのはともかく、自分がきれいだから中身を見てもらえないというただの傲慢女で終わってるためラストにもイマイチ喜べない。琢郎には「俺は本江さんの見た目もひっくるめて好きだったのに!」と言ってほしかった。中身至上主義になってしまうと「なんだ結局はキレイごとかよ」と、ひねくれものの僕は思ってしまうのでした。 見た目と中身を合わせて一人の人間だと思うんですよね。あのラストに琢郎が喜んでしまうと、この映画のメッセージもぶれちゃうでしょ。塚地、大島、谷原の三人は面白かったです。洋服の青山さん、試作品でもいいからハンサムスーツ売ってくれ。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-04-01 00:17:47) (良:1票) |
65.内容的には説教クサくて粗もあるが、谷原章介の演技は楽しめる。 |
《改行表示》64.《ネタバレ》 ベタだけど、北川の正体が大島の方が良かった。 ラストに歯並びが悪かった時代のアのブサメンが出てくるのもいいね。 カワイイは正義!イケメン無罪!残酷だがこれが現実。 【山猫】さん [インターネット(字幕)] 5点(2015-09-09 19:52:47) |
《改行表示》63.皆さん一所懸命お芝居していると思いますが、わざわざ映画にするほどのことかな、と思ってしまいました。 【HRM36】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2014-01-22 16:41:21) |
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62.《ネタバレ》 昔のドラマは、「不細工であっても心の良さが花開いて最後にはいい目を見る」というのが、1つの定番であった。しかし、ある時期から、「そんなこと言ったって、実際には、見た目で全部決まっちゃうだろ。ありもしない話をするな」と見る側が変にスレてしまって、その王道パターンはいつしか廃れていった。この作品は、その失われた美徳を、おそらくは批判も嘲笑も覚悟の上で、見事なほどになぞっている。その制作姿勢そのものが、不細工の根性を最後には見せてくれる主人公の歩みそのものである。だから私はこの作品を支持する。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-04-18 00:52:11) |
61.《ネタバレ》 自分が美人だから本当の自分を見てもらえない、ブサイクなら本当の自分を見てもらえるって考えるのはただの嫌な女だよね。これ話の方向性からしても北川の正体が大島が正解でしょ。最後のそこの部分は気になったけど全体としてはそこそこ面白かった。 【映画大好きっ子】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-05-03 23:19:07) |
60.《ネタバレ》 ハハハ、なかなか面白かった 80年代してる選曲といろいろな小ネタ (…鶴光懐かしい!今の人は絶対知らないだろうな(笑)) というか「洋服の青山」がドーーン!と出てくるのが一番笑える 内容的に 正直、人は見た目でまず判断しちゃうのは間違いなくて でもある程度歳とってくると その人の中身も見えてきちゃうわけで… この辺は難しいなぁ、ある意味永遠のテーマかもしれない でもあんなスーツあったらいいよね!そんな「変身願望」はみーんな持ってると思う で、そんな「現実無理」なことを出来ることが映画の力 でも最後の「変身」は読めてなくてチョットビックリした この展開を嫌味ととるか前向きなメッセージととるか ワタシは後者だな 人それぞれ 好みも違う 抱えてる悩み・コンプレックスも違う まぁそりゃぁブサイクよりハンサムがいいし 美人はもっといい(笑) でもやっぱり人間中身で勝負 いつか良いご縁に恵まれるとワタシは信じております☆ 【Kaname】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-02-21 08:30:47) |
59.笑いを取り入れつつテーマを見失わなかったのは良いと思った。ラストもまずまず。ファッションショーでの気づきが、やや唐突感があったのが残念。 【noji】さん [地上波(邦画)] 6点(2012-01-09 11:36:06) |
《改行表示》58.《ネタバレ》 …谷原章介でも見て目の保養をしますか~。 やっぱりいいわ谷原。どの角度から見てもハンサム。…まあ塚地と比べるからよりいっそうそう見えるわけだけれども…。 脚本は鈴木おさむでそこそこできていると思うのですが、演出が残念な感じでした。「間」やテンポに問題があるかなあと。別の監督さんで見てみたかったですね。 あと…間宮兄弟なんかもそうでしたけれども、日本映画界はちょっと塚地に期待をしすぎです。 塚地はやっぱり俳優ではありませんので、何に出ようが演技というほどのことをしていないわけですけれども、塚地であるだけで意味があると、塚地を出すだけで数字が取れると、そういう出し方はどうかと思いますね。周囲の俳優さんたちと塚地の演技に差がありすぎます。 私の想像と逆のオチでしたけれども、ちょっと納得がいかないかなあと。 塚地×大島ではグッドエンディングにはならないと、そういうことですよね。 男がブサイクでもいいけれども女がブスだと「終われない」と。 それはないんじゃないでしょうか~。 全体的な質の低さに目をつぶれば、懐メロいっぱいで谷原章介の美しさを楽しめる作品です。 【パブロン中毒】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-01-03 21:13:40) |
57.《ネタバレ》 原作・脚本が鈴木おさむなので、うまく映画にできているなという感じ。原色系の色の使い方が鮮やかで、コメディの感じを良く出している。不必要なシーンを(東京ガールズコレクションの一部等)削って90分にするともっとテンポが出てよかったと思う。もし115分ならば、北川の思いをもっとたくさん描いた方が良かった気がする。ハリウッドでリメイクされそう。 【蝉丸】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-01-03 17:13:58) |
《改行表示》56.《ネタバレ》 さらーっと観るぶんには結構おもしろかったですね。 青山のデカイ看板、笑いました。 あのオチだと、男は中身でも、やっぱり女は外見!みたいな感じがしてちょっぴり違和感が。。。 モテたいって自己主張も、結局は『人からよく思われたい』ってんじゃ自己解決できないところから抜け出せそうにないですもんね。 おもしろいテーマだったんで、もうちょっと掘り下げてあったらよかったかも。 【ろにまさ】さん [地上波(邦画)] 6点(2011-12-09 15:02:00) |
55.《ネタバレ》 面白いか?って考えると正直微妙ですが、思ったより抵抗なくみれた。でもやっぱり都合良く出来すぎなのとハンサムスーツを着用どきのエピソードが弱めな気もします。 【civi】さん [地上波(邦画)] 4点(2011-12-08 10:41:56) |
《改行表示》54.《ネタバレ》 一見、寛子(北川景子)の「中身を見て」発言は、思い上がった女のわがままに見えるんだけど、よくよく考えてみると実はこれは「顔がどうこう」とか、そういう話ではなくて、「人を好きになること」あるいは「人と人とのコミュニケーション」における「不全感」の問題だから、普遍的な欲求であり悩みなんですね。 金を持っている人が「こいつ、金が目当てなんじゃね?」、親切な人が「こいつ、優しくされたいだけなんじゃね?」という疑いを持ってしまうのと同じこと。 「もとえ(大島美幸)の顔をしていても自分に惚れた」というのは、琢郎が自分の中身を見てくれたことの証拠には、実はなっていません。 この映画の一連の出来事は、寛子の不全感を(あくまで個人的に)解消するスイッチになったわけです。そのスイッチを入れることに成功したから、寛子は琢郎の胸に手放しで飛び込んでいけたのです。そう考えると、どんなカップルにも、似たようなことが思い当たるのではないでしょうか? 【コウモリ】さん [地上波(邦画)] 8点(2011-12-07 15:02:37) |
53.楽しいっちゃ楽しいんですが、どうも綺麗事すぎる話でした。クラスにいる、真面目で皆に優しく発言も一見正しいけれど、どこか歪んでそうな優等生みたいな映画です。どうも友達になれそうにないです。池内博之の「オレなんか車椅子だぜえ?」のセリフから始まり、「なにが言いたいんだよ、エ?」ってなシーンばかりです。話のつくりは後半にいくにつれどんどん雑になっていきます。主人公が熱く自分語りをし、がむしゃらに走れば映画になるとでも思っているのでしょうか。コメディとしての見せ場もドラマとしての見せ場も、しっかり作り込まなければいけないところほど「ま、いっか」とか「何、今のあれ?』で済ませてしまういい加減さ。一発ネタだけ考えてあとはなにも思い浮かばなかったんでしょうね。 【ゆうろう】さん [インターネット(字幕)] 4点(2011-10-11 14:46:28) |