パリ20区、僕たちのクラスのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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パリ20区、僕たちのクラス

[パリニジュックボクタチノクラス]
The Class
(Entre les murs)
2008年上映時間:128分
平均点:6.54 / 10(Review 13人) (点数分布表示)
公開開始日(2010-06-12)
ドラマ小説の映画化
新規登録(2010-06-14)【Carrot Rope】さん
タイトル情報更新(2015-03-15)【+】さん
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監督ローラン・カンテ
キャストフランソワ・ベゴドー(男優)フランソワ
原作フランソワ・ベゴドー「教室へ」(早川書房刊)
脚本ローラン・カンテ
フランソワ・ベゴドー
配給東京テアトル
その他東京テアトル(提供)
ツイン(提供)
朝日新聞社(提供)
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未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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13.《ネタバレ》 教育に携わる人なら見ておいても損はない傑作。 とても演技とは思えない迫力ある講師と生徒の生々しいやりとりが見事。 生徒にもさまざまな個性があることを思い出させてくれる。 子憎たらしい生徒、すぐキレるヤバそうな生徒、講師に反発したがる生徒、優等生など。 ちょっと後半あっさりだったのは残念かな。 講師と生徒との緊迫した対立関係を解消するエビソードがあるのかと思ったらそうでもなかった。 ドキュメンタリーではないのだから、救いのあるエピソードで終わっても良かった気がする。
mhiroさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-07-11 21:56:19)(良:1票)
12.移民の集う中学校から見えるフランスのリアル。冒頭を除くとほぼ全編学校のみで展開される徹底さで、余計なドラマを排してドキュメンタリーのように見せる(そもそも主演は原作者の教師)。多民族国家だからこそ見える問題や、主張の強い生徒たちに対してどうすべきかの議論が最重視され、生徒を軍隊のように生産していく事なかれ主義の日本とは違う発見はあった。ハッピーエンドにはならない苦みのあるエピソードもあり、常にどうあるべきかの教師の奮闘はこれからも続く。外国ルーツが増えてきた日本はどうする?
Cinecdockeさん [DVD(字幕)] 5点(2021-12-09 21:59:30)
11.《ネタバレ》 ワタクシの所属する団体の上映会で劇場にて鑑賞。かつフィルム上映。フィルムいいですね~デジタルとは違う味があります。さて内容は、我々日本人では全く想像できない授業の光景ですね。ただでさえも扱いの難しい年頃の子なのに、さらにいろいろな人種がいて、まー先生大変やわーー。あまりにいうことを聞かない、よく言えば自分の主張をちゃんとする(苦笑)子供たちの騒がしいこと、、、ちょっとイラっとしてしまった。先生も人の子やからね、大変な職業でありますなぁ。ぶつ切りのストーリーや唐突な流れはおふらんすな映画らしいものでゴザイマシタ
Kanameさん [映画館(字幕)] 5点(2017-03-26 18:52:58)
10.移民がわんさか押し寄せるフランスの、苦労と困難が教育の現場から伝わってくる。とりあえず空気を読む技量の必要な日本とまったく違って、まあ向こうの子供らの主張の激しいこと。ああ言えばこう言う式に、物怖じせず声を張る。ああ先生大変。様々な家庭環境の子供を導くなんてまったく一筋縄ではいかないよ。かといって移民排斥、と安易に論が流れるのも怖い。一人の教師が「こんなクラスで担任なんかできるかっ」とキレてましたけど、激しく同意。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-09-30 01:43:27)
9.《ネタバレ》 舞台は全て学校。学校の日常を映しただけなのに、これほど引き込まれるとは思わなかった。教師と生徒のやりとりが活発で、退屈しない。孤軍奮闘する教師も口を滑らせてしまうわけだが、その後少しばかり混じる自己弁護、懲罰会議の後の転校など、社会の縮図である学校というシステムの問題点を浮き彫りにしていて、その点ではかなり現実的である。
lalalaさん [DVD(字幕)] 7点(2012-03-15 23:44:56)
8.「今日から始まる」(99)よりさらにドキュメンタリー・タッチ、その計算が見えず自然。 元教師の原作者が教師役も兼ね、多民族国家フランス・パリ多民族地区20区の中学の先生。 フランソワ先生がかっこよく見えるのは、熱血からは遠いほどほどな熱意にウソがない気がするせいか。 人種もバラバラな生徒たちの自己主張のストレートさにも驚き、本音のキャッチボール。 まるで一クラスに押しこめた世界の民族の縮図で、バトルまがいの授業に現場にいるようなリアリティに巻き込まれる。 丁々発止に渡り合う先生もついダブルミーニングな言葉「ぺタス」を使ってしまい、広がる波紋が一言の持つ重みを示し、先生が言葉を大事にするフランス語教師なのも皮肉がきいてる。 職員室は戦士たちの休息所。 服装もカラフルな生徒たちに対して先生は質素とバランスがとれ、よけいな音楽もなし。 贅肉のない骨っぽさが魅力だけど、クッションなしの映画のエネルギー消費量は少なくない。
レインさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-09-28 06:59:59)
7.原作者が主演やってるってことかな? すごい映画。教室での授業シーンがこれほど画になるとは思わなかった。ただの授業のはずなのに、生徒一人ひとりが浮き上がってくるかのような錯覚。それに合わせて教師フランソワもたまにムキになったりして、一つの小さなコミュニティが生まれてくる。小さな社会にも関わらずなんという深遠さか。教師とは大変なものだと思わされる。それにしても映画的な演出がほとんど無い割に、映画として観させるこの作品はものすごい潜在力を持っている。まったくわざとらしくない。かといってドキュメンタリーほどナイーブな視点を持っているわけでもなく、ただありのままを写しているように見えるが、なにかねらいがあるのだろう。
Balrogさん [DVD(字幕)] 8点(2011-09-20 22:53:28)
6.これで、映画賞を取ったとは、思えないほど出来..にガッカリ..文化の違いだろうか、まったく共感する部分が無かった..ひたすら退屈で、長い...
コナンが一番さん [DVD(吹替)] 5点(2011-08-24 13:04:56)
5.《ネタバレ》 先生超お疲れ! ただでさえ、思春期の中学生なんて厄介なのに、国籍もバラバラで憎たらしいガキばかりでそりゃハゲるわ。問題児の少年は許してもいいが、あのシャクレ娘だけは許せん!・・・すっかり感情移入してしまった。
すべからさん [DVD(字幕)] 8点(2011-08-17 15:33:48)
4.《ネタバレ》 いろんな国からやってきた、移民の子供達で形成されたクラス。そこには日本では考えられないような、色々と複雑な問題があるようだ。手に負えない子を前に、どうすりゃいいのかと悩む先生達。この作品のラストでは、女の子が「私にはなにもわからなかった」と悲しそうに言う。本来なら、先生が教え、生徒が学ぶ立場なのだが、この作品を見ているとそれがむしろ逆で、先生のほうがより色々なことを学んでいるという気がする。ディスカッションがある意味エンターテイメントとして楽しめる希有な作品ではあるが、日本人の僕としてはそのお国柄の違いもまた見どころの一つであった。例えば、先生の集いに「生徒代表」として2人の女の子が参加する。これはちょっと日本では考えられない。確かに、このほうがより民主的だと思うけど、ああいう風にクラスメイトに告げ口されるのはある意味当然だろう。それでもあの場に生徒を参加させるのは、生徒を対等に考え、そしてそれがまた考える力になることを知っているからなんだと思う。それから、懲罰会議に親と問題児が参加して、2人の言い分を聞く点も日本では考えられないシチュエーションだと思う。なるべくオープンに、公平に対等に、そして討論によってきちんと結論を出そうという行為。一つ確かなのは、この先生と生徒達は、個人個人できちんと面と向き合って討論してることだ。これは完全に日本の教育現場とは真逆の光景だろう。 この討論で得られる苦悶やトラブルは、それ自体はめんどくさいものかもしれないけど、実はどんな学問的知識にも勝る最上級の教育なのかもしれない。
あろえりーなさん [DVD(字幕)] 7点(2011-07-29 22:25:57)
3.《ネタバレ》 13歳~14歳だとちょうど反抗期に差し掛かる頃だろうし、どの国でも難しいとは思うが、移民が多いフランスではさらに複雑な問題が重なってくる。はっきり言うと何も解決してないし、事態はむしろ悪くなった。決して金八先生のような熱血教師が問題を解決していくといった内容ではないわけだ。じゃあ、そんなものが映画として面白いのか?と思われるだろうが、これがとても面白かった。その面白さの大半がフランソワの授業の中にあるのも驚きだ。鑑賞後、しばし余韻に浸りながら、後味はそれほど悪くないことに気付く。恐らくはこの映画の目的、つまりはフランスの現実を映し出す事に成功したという点で観る者にも自然と満足感が生まれたのだと思う。
リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-22 14:00:36)
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2.《ネタバレ》   あるクラスの状況を通して、フランスの教育事情だけでなく「移民国家」としてのフランス社会事情を映し出している作品です。   移民の子供たちの態度も未熟さ、甘えから来るものと言うよりは、自分たちの主張を声高に叫ばないと拾ってもらえないというような移民の社会的におかれている状況、そして社会からの疎外感が影響しているように思えます。   まあ、教師側が情に流されず割り切って淡々と教師業をこなしていること、生徒側もいろいろな騒動が起こった後も引きずることなく授業に出ていることなんかを見ると文化の違いを感じますね。   はっきり言って映画としてはそれほど面白い作品ではありませんが、ドキュメンタリーとしては興味深い作品でした。  
TMさん [DVD(吹替)] 7点(2011-05-09 21:31:29)
《改行表示》
1.《ネタバレ》 冒頭での教師同士の自己紹介などを除き、基本的に物語に関する背景や説明的描写は大幅に省略され、原題通りカメラは校舎の外へ出ることなく教師と生徒、あるいは教師同士のコミュニケーションをひたすら捉えていく。通俗的起承転結も大団円もなく、彼らの間では葛藤・摩擦・対立が次々と生起し、授業そのものが優れてサスペンスフルな劇となる。多国籍・多人種・多階級の社会を生きる生徒たちと教師による舌戦の丁々発止ぶりが非常に面白い。強かであったり、反抗的であったりと、個性豊かな生徒達の表情に現れるフィクションと写実のせめぎ合いが画面に緊張を漲らせ、非常に見応えがある。カメラは教室の全体像を収めることはなく主として発言者の横顔を大きく捉えるが、同時に周囲の生徒たちのリアクションも確りフレーム内に収めており、画面はフレーム外の世界と、共存者たちの存在を常に意識させる。極端に狭い校庭で、教師と生徒混合でサッカーに興じるラストの図はほとんど個人戦の様相だが、その雑然感が良い味を出している。  
ユーカラさん [映画館(字幕)] 7点(2010-07-21 20:27:04)
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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 6.54点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5323.08%
6215.38%
7646.15%
8215.38%
900.00%
1000.00%

【アカデミー賞 情報】

2008年 81回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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