36.《ネタバレ》 もしも映画オタクにならなかったら、鉄ちゃんになってたであろう私ですから、この映画の鉄分にはやはりクるものがあります。日本の美しい風景の中を走る電車、いや、もう風景の中にレールが存在しているだけでしみじみいいなぁ、って感じたりする訳で。さて、でも、この映画、そういう鉄ちゃん的ポイントは別として、しっかり感動させてくれるのですが、なんか手放しでは褒められない、なんか映画としてかなり音痴なんじゃないか?って感じがしました。最初の中井貴一のイヤな奴っぷりと転職してからのいい人っぷりが繋がってないです。親友の死をきっかけに心を入れ替えた、って本当に入れ替えちゃって別の人間になっちゃってるじゃん!みたいな。タイトルでネタバレしている映画ですが、その目的は映画の半分くらいで果たされ、後は何を描くの?っていうとこれがもうバラバラ。色んな感動ネタを仕込んで、次から次へと感動してくださいね、って。いちいち感動させられつつも、どっか一つに絞ろうよって感じで。転職については家族間での葛藤がまるでなくって、転職して良かったね、ってやたら理解ある家族っぷりを見せる都合の良さもひっかかりました。細かいところでは、スイッチバックの説明がないので、運転士と車掌が位置を交代するシーンの意味、多くの人が判らないんでないかなぁ。私も見ていて「もしかしてスイッチバックって事?」って。映画の最後の時点でも物語上で色々と問題を残してる気もするんですが、ファンタジーとして割り切れば、よく出来た楽しい夢物語として見られる映画でした。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-06-20 16:21:38) (良:2票) |
《改行表示》35.《ネタバレ》 まずストーリーの都合で死んだ工場長は気の毒である。また劇中の鉄道会社は、本当にこんな会社と思われていいのか、という感じの場面が多く、世の中これで通ると思っているなら困ったものである。 しかし一方、転身後の主人公が業務の習得はもとより、職場での人間関係や顧客への態度も含めて完璧な人物像に変わっていたのは見事だった。若い男の苛立たしい物言いにも、全く別次元から余裕で応対していたのはさすが年の功と思わせる。要はもともと何でもできる男なのであり、前の会社でやっていなくとも環境に合わせて変えただけのことで、どうやらこれは本当に有能な人物だったのだ、ということが主役の演技を通じて納得できた。 ただし劇的な転身を図ったこの主人公だけが特別ということでもないらしく、劇中の“変われるうちは老人ではない”という発言のように、変わるときにはいつでも変わる、といった程度の気分で構えているなら万人にも可能だろうという気がした。 ところで主人公の転身の話は前半で終わったようで、後半は周囲の人間との関係が重点になっており、特にこれまで構ってこなかった一人娘には伝えることが多かったらしい。劇中ではこの娘の立ち位置が微妙に見えており、世間知らずな甘ったれと素直ないい子の間にいて、父親に反発しながらも断絶はしておらず、次第に父親側に寄り添っていくのが自然に表現されていた。特に社会に対する責任ということを何気ない事件から学んでいく展開は巧みに思われる。また人物の外見としても、清潔感がある一方で色気もあって可愛らしいので見惚れてしまう。 そのほか、この映画では鉄道周辺の風景が非常に印象に残る。広い空、美しい雲が映像化されているかと思うと、劇中での発言通り天気が変われば印象も変わって来る。また普通の農村かと思っていると駅のすぐ向こうに宍道湖の湖面が広がっていたりして、これが出雲の景観なのだという感慨があった。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-07-29 19:51:55) (良:1票) |
《改行表示》34.前半はちょっといい映画かなぁって思ったけど、後半の感動させようって意図を感じる演出にはがっかり。 中井貴一の性格が豹変して後半は超いい人になるけど、その辺りが感動の押し付けに思えてしまう。 元々いい人だったなら運転士になってからの親切な行動も理解できるけど、非情な会社人間だっただけに違和感がある。 せめてリストラ命令に悩み苦しむくらいのことはあっても良かったんじゃないだろうか。 あと、嫁の立ち位置も微妙で、ラストも感動とは程遠いです。 何しに来たの?って思ってしまった。 のどかな景色の中を走る電車という構図は味があって良かっただけにちょっと残念な感じです。 【もとや】さん [映画館(邦画)] 4点(2011-07-21 14:36:14) (良:1票) |
33.《ネタバレ》 泣き所があるようで無いのが残念。内容的には退屈は無く、ほのぼのしていて後味は良い。中井貴一の演技はバツグン! 【朴モグタン】さん [映画館(邦画)] 5点(2010-07-14 01:43:43) (良:1票) |
32.なんか薄っぺらい感じがして、リアリティーを感じなかった。 【へまち】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-12-17 20:31:40) |
《改行表示》31.《ネタバレ》 美しい風景映像と悪い人は一人も出てこない べたな物語で、ローカル鉄道のプロモーション映画のような内容でした。 主人公が50歳を前にして大企業の重役の椅子を辞退して経営の苦しい地方 の鉄道の運転手になる決心をするというこの映画のキモの部分について、 その心境に至った理由付けを、小さい頃から電車の運転手になるのが夢 だった、工場のリストラと同僚の工場長の死、家族内の問題、母親の不治 の病など色々描いてはいるのですが、何だかどれも今一つ心に響くものが なく、それ故に全体を通して盛り上がりにかけて淡々と進行して終わって しまった印象ではあります。 次から次へと災禍が起きる昨今、こういう映画もありかなとは思うので すが・・・ 【キムリン】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-03-21 13:24:10) |
30.導入部から不必要な説明台詞の雨あられで、脚本の5割くらいは削除するか括弧書きにしたいと思っていたのだが、話が進むうちに、それが7割になり8割になっていったのには、心底驚いた。各登場人物の造形も、限りなく凡庸で類型的。一番の問題は、主人公はもっともらしく運転士が「夢だった」と(それも無粋に何回も)語っているけど、それがどこからやってきて、主人公の内面をどう形成しているのかが、まったく描かれていない、というか意識すらされていないこと。つまり、運転士という設定ありきですべてが作られていること。辛うじてまともに演技ができていたのは宮崎美子くらいだと思うけど、それも、台詞が少なかったからこそ可能だったのだろうと思う。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2022-03-21 00:38:21) |
《改行表示》29.ベタな展開かもしれないが、良い映画。「素晴らしき哉、人生! 」を多少思い起こさせるところもある。 こういった作品をほのぼのと感動しながら観られるのは、ある程度歳をとる、ということも関係あるのだろう。 【simple】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2022-03-16 21:23:32) |
《改行表示》28.《ネタバレ》 以前にも一度観たはずなのですが、ただただ感動してしまった。ジーンとさせようとしてるなーって何となく感じてるんですけどね。分かっててもジーンとしてしまう。それはもう仕方ない(笑) 一流企業に勤めセカセカと働くことに何の疑問も持たず生きてきて、それが友人の死と家族の状況の変化を受け一大決心をする49歳のおじさんの話。こんな歳のおじさんだからこそ魅力的な話の展開になっています。仕事仕事で家族も蔑ろにしていたら気持ちにも余裕がなかったのが、夢だったバタ電の運転士になってからはまるで憑き物が落ちたよう。家族ともゆったりとしかし誠実に向き合い、運転士の仕事にもまっすぐに取り組む。「仕事?楽しいよ。恥ずかしいくらいにな。」縁側で娘とスイカを頬張りながらこう答える父はなんだかとても格好良い。また中井貴一さんっていうのもぴったり合っていたので良かったんでしょう。あの歳でも精悍な佇まいで、地元の人にも愛されそうだ。 多少古い映画ですが、こんな田舎の牧歌的な地方電車ですら、時代の変遷も感じてしまった。少し遅れてくる乗客のために電車を待たせたり、乗客の荷物を運んであげて電車を止めてしまったら、失礼ながらこんな田舎の電車でもやはりあのくらい怒られるんですね。それにSNSも。当たり前ですが、なんだか昭和的に寛容に許されてきたことはもう許されなくなってきてるんだなーと感じてしまった。実生活でもそれはすごく実感することが多いですが、この時代・このロケーションですでにそうなっていたことに、いささかショックを受けました。そしてやはりこれは映画なので、中井貴一さん演じる筒井さんは地元の方の応援のおかげで事なきを得るんですが、実際は筒井さんと同程度の人が現実にいたとしてもああはならないだろうなとも思ってしまう。冒頭に書いたように分かってはいるんですが、そこはうまくいきすぎですよね。 ある程度それまでに稼いでいたり、奥さんが今バリバリ働いているから父親がこんな自由にできるんだろうとは思いますが、それを差し引いてもこの昔の夢を再度追いかける行動力や、仕事に真摯に向き合う姿勢は見習いたいと思いました。色々立ち帰るところを思い出せた映画となりました。 【TANTO】さん [インターネット(邦画)] 9点(2021-07-17 01:35:05) |
27.《ネタバレ》 序盤の、筒井肇が娘と降り立った出雲駅 (だったかな?) 構内の光景とか、田園風景を走る一畑電車の素朴さとか、まるで昭和時代のような懐かしさがあってよかったです。「三丁目の夕日」と同じ制作会社のようですが、あの電車はVFXじゃないよね?(笑) ストーリーとして気になったこと。 実話ベースでないなら、親友の死は必要なかった気がします。もう一つ、彼が転職を決意するに至るまでの葛藤や心境の変化があまり伝わりませんでした。また個人的には、それほど電車に思い入れがあるのならば、なぜ彼は一番初めに鉄道会社を選ばなかったのか、むしろそこを知りたかった気がします。彼ほどなら、大手の鉄道会社に初めからいけたでしょうから、、。 ストーリーとしてよかったこと。 「高齢化社会だし、これからは50歳の新入社員なんて当たり前になるだろう」 橋爪功さん演ずる一畑電車社長によるこの台詞は、何気ない一言なんです。しかし、私のように50歳も間近のオッサンにとっては、ちょっと勇気づけられる言葉であるし、そして心に響く一言でした。 人生の、大きくて安定したレールを自ら脱線して、小さくて不安定なレールを選択するというストーリーだったけど、これは金や地位を手にするサクセスストーリーではなくて、胸のすく「心」のサクセスストーリーでありました。 【タケノコ】さん [DVD(邦画)] 6点(2021-02-05 12:52:27) |
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《改行表示》26.《ネタバレ》 ぎすぎすした空気。何か悪いことが起りそうな気しかしない、そんな張り詰めた雰囲気で物語はスタート。つかみとしては出だしは完璧だと思います。 大企業の肇は大規模なリストラを命じられ、同期の工場を閉鎖する。家族の仲は冷え切っていて、そんな折母が倒れる。同期も交通事故で死ぬ。そんな息が詰まりそうな日常。そこから徐々に物語はその路線を変更していく。鉄道が舞台なだけに。前半にやたら鉄道の分岐シーンが映し出されるのはある種のメタファーか。 肇は50歳ながら何でもできるスーパーマン。仕事は完璧。勤勉で努力家。どんなアクシデントにも臨機応変に対応し、お客さんファーストをつらぬく。こーゆー人間になりたいと思わせる、魅力的な人物です。脇を固める人たちも良い人ばかり。 雰囲気は穏やかながらも、アクシデントが多く、ストーリーは起伏があって飽きさせないように腐心されています。特に子供が列車を運転してしまう事故から謝罪会見までの流れはなかなか見事。『ハラハラ⇒感動』の流れがきれいにまとまっています。 新しさとは無縁の映画。 それに現状に満足している人の琴線には決して触れないであろう作品。 でも私はこーゆー王道でしっかり楽しませてくれる作品が好きです。 【たきたて】さん [DVD(邦画)] 7点(2020-12-28 03:35:38) |
25.《ネタバレ》 思っていたよりはかなりサクサク物語が進む予想外な内容。イマイチ49歳で運転手に転身するきっかけがわかりずらくおまけにそれ程苦労もせずあっさりなってしまったような気が…。奥様も全く反対しないし、、、普通はすると思うけどね(苦笑)まぁそれだけ理解ある奥様だということなんでしょうが。何故か同期入社にやさぐれ気味なw元球児がいるという摩訶不思議な設定もかなり謎。子供が運転しちゃうとか動画サイトに映像あがっての退職届の流れとかはかなりなんじゃこりゃな出来。中井貴一さんはさすがの安定演技でとても良かっただけに物足りない残念な結果に。工場長役の遠藤さんとのエピソードをもう少し前にだしてもらうとかすれば良かったんだけどな~、あえて湿っぽくつくらなかったのかな? 期待していたものとは違う印象でゴザイマシタデスハイ 【Kaname】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-04-10 10:54:15) |
24.そこそこに共感できる物語ですが、主人公の心理描写が浅いのか違和感を覚える個所が多い映画です。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-09-07 19:58:19) |
23.《ネタバレ》 50前のエリートサラリーマンが同僚の死によって自分の人生を見つめなおし、子供の頃からの夢である電車の運転士になって、ついでに親孝行と家族の絆も取り戻す現代のファンタジー的な話。トントン拍子に話が進み、誰でもそこそこ楽しめる作品だが、テレビの2時間ドラマと大差ない。いろいろテーマを積み込み過ぎで、どこかにポイントを絞ったほうが良かったのではないかと思う。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-11-23 17:34:12) |
22.50歳前後の事務系サラリーマンで好きな仕事してる人の方が少ないでしょう。でも、ダラダラと続けてしまう人が殆どなのでは。という意味では、本作はある種のファンタジーです。確かに話に起伏はなく、かなりベタですがいい映画だと思います。主人公の変わり身の早さには違和感がありましたけど。もうちょっと葛藤があってもよかったような。島根の原風景がちょっと「男はつらいよ」を彷彿とさせて、なんともいい気持ちにさせてもらいました。 |
《改行表示》21.《ネタバレ》 大手電機メーカーのエリート社員から地元ローカルな一畑電車の運転士へ50歳目前での転身を描いた作品。 さすが中井貴一さんはいい演者ですね。 リストラ請負人のエリート社員と温情深いローカル運転士のそれぞれを見事に演じてらっしゃいましたが、脚本的には『その転機』をもうちょっと深く掘り下げても良かったかなぁ。 それこそがこの映画の大事なところでしょうし。 他には本仮屋ユイカさん、高島礼子さん、遠藤憲一さんと堅実な役者さん揃いで安心感バッチリ。 母親役は奈良岡朋子さんだったんですね、お年を召していてショックでしたが、なんとまぁ贅沢な演者陣でしょう。 一畑電車キャストの面々も朴訥で良かったですし。 チョイと都会悪、田舎善が過ぎる気もしますが映画として爽やかな印象を残すのに成功していると思います。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-03-29 10:23:52) |
20.《ネタバレ》 主人公の心境・心理の描き方が浅い。 前半の「冷徹なリストラ仕掛け人」と後半の趣味を仕事としながら嬉々として毎日を過ごし、夢破れた若者にさりげない説教をする「良い人」のギャップが大きすぎる。 中井貴一が良い演技をしている分、そこだけが非常に惜しい。 【たくわん】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-02-05 10:40:34) |
《改行表示》19.《ネタバレ》 50歳前後はサラリーマンの転機。定年までの自分が見渡せるから、マジメな人は色々と考えるはずです。何の疑問も感じずに定年まで働くのであれば、それに越したことはないんですけどね。 人生は一度きり、とは言うものの、強い契機がないと思い切ったアクションは出来ないものです。その点、本作に強い動機が見えたかと言うと、そこには疑問符が付きました。また、アクションを起こす際に周囲をどのように納得させるかはひとつのテーマになるはずですが、そこを事後承諾的にスルーすると、ちょっと都合良すぎです。 仕事を辞めたことを境に、主人公の性格や人あたりが劇的に変化します。そこは転職して「良い人」になったのではなく、それだけ仕事に追われていたと解釈してあげたいです。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-12-04 00:00:17) |
18.《ネタバレ》 タイトルから何となく『ALWAYS三丁目の夕日』シリーズとずっと勘違いしてて、中盤でようやく全く別作品だったんだなと気づきました。前職で工場のリストラについても同僚が汚れ役してくれ、夢を叶えたいという理由で先が見えないまま退職することについても妻や子供が無条件で賛成し、本人も転職してからはいい人に急変してギクシャクしてた家族関係も転職を機にいつの間にか修復してる。実際の都会居住者が田舎に戻る場合に考えられるであろうさまざまな障壁を都合良くすっ飛ばして夢叶えちゃったみたいな感じ。現実を忘れて憧れをスクリーンに投影するにはいい映画なんだろうけども…。 【時計仕掛けの俺んち】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-10-13 14:04:54) |
《改行表示》17.《ネタバレ》 夢を追いかける男はかっこいい!同じ男なら誰もがそう思う。でも実際には、夢をつかめる人間はほんのひと握りだ。努力努力とよく言うが、それだけで自分の描くことが叶うほど、世の中は甘くない。でもだからこそ、エンターテイメントの世界のおとぎ話に、ひと時の夢を見る。一時の現実逃避。お金を払う側の特権だ。 しかしこの映画は、夢を追いかける男の話なのに、全くもって夢を共感できなかった。作品の中で主人公が言うセリフ「自分のことしか考えない奴がエリートなわけない」て、ちょっと待てよ!あんた今夢追いかけて自分のことしか考えてないやんけ!なんか母親の病気や、友人の死を、上手いこと夢にすり替えてるだけにしか見えない。 それともう一つ共感できない最大の原因は、とにかく恵まれすぎている。母親、妻、娘、仕事仲間、上司、その他出会う人たちみ~んないい人ばかり。典型的なステレオタイプですね。だからハラハラドキドキ、この先どうなるんだ的展開はゼロ。はいはい、て感じ。 それに、田舎は良くて東京は良くないみたいなニュアンスも好きじゃない。息が詰まりそうな都会のジャングルの中で、面白くもない仕事に日々汗水流している人たちはたくさんいます。そういった人たちのおかげで私たちは生活を営んでいるんです。 恵まれた環境の中で、自分の好きなことを仕事にして、豊かな自然の中でのんびりと過ごしている主人公にどうして共感できましょうか。 悪いことばかり書きましたが、主人公の中井貴一は、相変わらず安定した演技力で見ていてホッコリさせられます。それに比べて娘役の子はダメダメでした。喋っている言葉がセリフにしか聞こえない。表現が乏しい。手がブラブラしていて気持ち悪い。ちゃんとオーディションしたんですかと疑いたくなる。 まぁ結論を言うと、日本人が大好きな典型的日本人感動ステレオタイプ映画でした。 |