《改行表示》54.《ネタバレ》 こーゆー等身大ヒーローって好きです。 前半1時間くらいは展開がだるくて地味。でも中盤以降、スティーヴ・ロジャースが第107連帯のメンバーを助けてからが俄然面白い。お飾りのマスコットキャラクターから、名実共に真のヒーローへ。こーゆー安直な展開が嫌いではないです。トミー・リー・ジョーンズから次第に認められはじめるって流れも微笑ましくて良いですね。 ださかっこいいコスチュームがたまりません。闘い方が肉弾戦と盾のみっていうシンプルなファイターなのも実に良い。この戦闘力じゃあ超人揃いのアベンジャーズの中では見劣りしちゃいそうですが、脇役好きの私にとってこーゆーキャラこそがアツい。 他のヒーローたちに比べると、ストーリーが結構切ない。好きな人と離れ離れになっちゃって、自分だけ70年後に目を覚ますなんて。だから見終わった後の爽快感とか、達成感とか、そういったものはあんまり味わえなかったです。 それにしても結構集団での戦闘が多く、レトロな衣装を纏いながら、ビーム兵器で撃ち合う終盤のシーンなんかまるでスターウォーズみたいだと思ったのは私だけ? 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-12-16 20:28:56) (良:2票) |
53.《ネタバレ》 前半がやや退屈に感じるが、説明風の内容になってしまうのは仕方がないか。内容は、ザ・アメリカな内容ではあるが、キャプテンが盾のみで戦うのがなんだかいい。敵が強力な銃火器を使っているだけに。それにしても盾最強だな(笑)。シュミットの最後があっけなく感じて微妙だった。それと、原作はよく知らないが、シュミットが赤い顔を晒してからチープに感じてしまって個人的にはマイナスだ。ハワード・スタークがトニー・スタークっぽくて彼の存在が個人的には良かった。 【スワローマン】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-08-18 15:14:08) (良:2票) |
52.《ネタバレ》 衣装に小道具、セットにCGと、これでもかという大作的内容でお金のかかった映像を見せてくれます。にもかかわらず、なぜか物足りない。なぜだろう、これだけの重量感なのに。上手く言えませんが、ストーリーが終始舞台と登場人物の説明のみに終始している感があるんですよね。「アベンジャーズ」への布石としての位置づけで作られるからなのかはわかりませんが、恋愛にしろ戦闘シーンにしろ、全てが平坦化されていて盛り上がりに欠け見せ場がない印象。キューブの力を使った武器の破壊力とか、1ショット1ショットに凄いなと思うところはあるのですが、見終わってみるとどうにも記憶に残りにくいアクションなんですよね。それから、舞台が1941年で、乗り物や建物などが当時らしいレトロな外観なんだけど、それに最先端のデザインが融合しちゃっていて、それがあまりに綺麗過ぎて安っぽく見えちゃうんですよね。個人的には、全てをクラシックなデザインでやってほしかったです。あのコスチュームをやるはめになったのは国債を買わせる為と言う皮肉的展開や、キャプテン・アメリカが、もやしっ子から筋肉ムキムキになるところは面白かったですけどね。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-04-23 22:12:06) (良:2票) |
《改行表示》51.《ネタバレ》 2Dにて鑑賞。キャプテンはずっと好きだったのでその映画化というだけで充分でした。 内容に関しては王道のヒーロー物ですが、時代情景が甘すぎるように感じました。兵器もさることながら服装や戦い方がやけに現代臭い+非常識。敵基地に私服で殴りこむ女上官とか危険すぎます。 主人公が愛国心から強化されるというのはいいのですが、元々が弱いのに筋肉が強化されただけでハイパー化はどうでしょう?強化された後も人知れず努力をしていた…というような描写があればもっとカリスマ性をもたせられた気がします。 また、強化されることにより精神力も強化される(だから愛国心も倍増)はずなのに「人は殺したくない」という気持ちは倍増されないのか、撃ち殺す、殴り殺す、飛行機から落とす…悪(=アメリカの敵?)は許さないという気持ちが強いとはいえ、そこに何かしらの葛藤がほしかった。 次回、アベンジャーズでアイアンマン、ソーと共闘しますが、実力的には足元にも及ばない彼が活躍するために必要なのは、圧倒的なカリスマ性と揺ぎ無い精神力のハズ。そこが描ききれていないように感じたのが残念です。 【HIGE】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-10-26 14:30:48) (良:2票) |
50.《ネタバレ》 プロパガンダを皮肉りながら結局はナショナリズムを喚起するような映画なんですけど、アメリカ映画なんだし、タイトルにアメリカ付いてるし、コスチュームは星条旗だし、そこにツッコミ入れても野暮ではあります。でもまあ今回も私がアメコミものに対して抱く毎度の感想、フツー。ドーピングで強くなりました、ってヒーローに憧れられるのかどうかっていうのは、ちと疑問ですし、盾が主役のような戦いではヒーローとしての華に欠けてる感じ。それでも人寄せパンダになるあたりのノリは楽しかったですし(あの時代のUSOのセンスってステキだし)、レトロフューチャー系なデザインの数々にもワクワク(『スカイキャプテン』には敵いませんけど)。でも、あまり面白くないドラマは長々と見せるけど、肝心のアクションシーンはダイジェストでどんどんと飛ばしちゃいますよ、っていうの、最近の流行りなの? そここそをたっぷりと堪能したいのに、なんかここ最近、一連のマーベル製映画、一本の映画として楽しませようとするよりも、『アベンジャーズ』のための説明にばっかり追われてない? 作る側にとっても見る側にとっても『アベンジャーズ』のための消化映画みたいになっちゃってるのは、ちょっと不幸な気がしないでもないです。ヒロインをあんな形で終わらせちゃったりして、なんか一本の映画に対する愛が足らない感じがしました。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-10-16 14:50:29) (良:2票) |
49.《ネタバレ》 あけすけなニックネームで星条旗の盾を持った、まるでアメリカの広告塔のような恥ずかしい奴と思っていたら、本当に広告塔でした。開き直ったかのようにそこをスタート地点にして、兵士としての実績を積み上げてもスタイルは変えない。本人に「癖になる」と言わせるあたりが上手いと思いました。単身で敵地に乗り込み捕虜を救出するくだりはハリウッド映画らしいヒロイック表現で、出来過ぎの活躍にも血圧があがりました。数あるマーベルヒーローの中で、ロジャースの能力は凡庸な部類に入ります。身体機能がオリンピック選手より優れているという程度で、大地を割る怪力も無ければ空も飛べない。彼の武器は正義感。ヒトラーというよりも「悪いもの」を阻止したいという動機の純粋さが最大の個性でした。でも、それはヒーローに不可欠な資質で、本作のストーリーはそこにポイントを置いていました。クラシックなヒーロー観だけど、「アベンジャーズ」の面々を集める前に基本を確認しているような風情でした。本編後の「アベンジャーズ」の予告編で、アイアンマンがマイティ・ソーの肩を叩いて「いい体してんじゃねえか」って、この取り合わせの魅力を数秒で語り尽くしてました。その面子にキャプテン・ロジャースが「ファースト」として加入する。戦闘力という意味では遥かに上を行く怪物たちと共に、ロジャースがどのような存在感を示すかに興味が募ります。 【アンドレ・タカシ】さん [試写会(字幕)] 6点(2011-10-16 05:37:29) (良:2票) |
48.《ネタバレ》 戦中の話がプロローグで、そこから現在に飛んでくるのかと思ったら、何と全体が戦中の話でした。とりあえず、いざキャプテンが覚醒してからは、どこまでも盾アクション全開で、その部分は大いに楽しめます。●一方で、この作品の最大の弱点は、敵が弱すぎること。そもそも、変身後のレッドスカルって、あの「自称・宇宙の帝王」バド星人にしか見えないので、見ていて笑いしか出てきません。というか、元のヒューゴ・ウィービングの顔の方がずっと怖いぞ。それに、あれだけの工場を遠隔操作で瞬時に自爆できる技術があるんだったら、その分、敵を見破ったり撃退したりする方に使ったらいいのに・・・。●と思っていて再見して(というかシリーズを見渡して)気づいたんですけど、この作品は、敵をやっつけるのはむしろオマケであって、スティーブとペギーのラブロマンスに注目するのが正解だったんですね。その角度から見ると輝いてくるので+1点。 【Olias】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2021-09-18 01:02:07) (良:1票) |
《改行表示》47.《ネタバレ》 だ、第二次世界大戦ですよね??視聴におけるリアリティのラインをどこに置いたらいいのかわからない。しかしテンポは良いのでなんとなく乗せられる。まあ面白かったな。おっと続編用の「引き」が始まった? と思ったらこの時点でまだ半分なのか!結局続きは翌日観ました。きれいに半分で別れてるのでこの観方はおすすめです。しかしあいかわらず第二次大戦ファンタジーには乗れない。大した威力もない青色LEDと光線銃、要るか?敵味方の「ひみつきち」ももっと1940年代にしようよ。時代考証ばっちりの戦勝シーンがかえって浮いてるぞ。 造形や設定に関しては原作のせいもあるだろうが、キャストにトミー・リー・ジョーンズやヒューゴ・ウィーヴィングのような「いかにも」な顔が出てくるのでやはり観る側としては没入感をそがれる。徹頭徹尾「演劇的」。それ自体は悪いことではないが、荒唐無稽な話を着地させるにはちょっとその方面の努力が足りないのではないか。 2年後に『ウルフ・オブ・ウォールストリート』に出るケネス・チョイがこの時は痩せてて渋い。そして翌年から『ゲーム・オブ・スローンズ』に出るナタリー・ドーマーがやはり肉食系女を演じてる。俺もこんな女に喰われたいから筋トレ始めようかな? 【tubird】さん [インターネット(字幕)] 5点(2020-08-30 22:25:36) (良:1票) |
《改行表示》46.《ネタバレ》 キャプテン・アメリカと「STAR WARS」の濃密な関係 本作の監督 ジョー・ジョンストンは、アメコミヒーロー「ロケッティア」や「ジュラシック・パーク3」の監督として知られていますが、スターウォーズ・トリロジー(エピソード4~6)にプロダクションデザイナーとして大きく貢献した偉大なるレジェンド級クリエイターです。 そのデザインセンスは〝油まみれで使い込まれたホンモノ感〟と〝無骨なカッコ良さ〟を兼ね備えたミレニアムファルコンやスターデストロイヤー、X-ウイング、デススターなど数々のメカを見れば明らか。 キャプテン・アメリカでも(ほとんど言及されませんが)〝古い時代が夢見た未来=レトロフューチャー感〟あふれる魅力的なメカが多数登場しています。 ・アースキン博士を殺害したスパイが乗る戦闘機の様なコクピットと双発の外部スクリューを持った流線型の小型潜航艇 ・シュミット(レッド・スカル)が乗り回す黒塗りロングノーズ6輪16気筒のモンスターマシン・クラッシクカー ・レッドスカルが兵器工場からの脱出に使う、ジェット推進回転翼式・垂直離着陸機 ・ヒドラ基地司令室のコンソール機器、電光式ディスプレーや発光するメーター類 ・山脈を失踪する弾丸列車 そして、極めつけが〝フライングウィング(全翼型)超重爆撃機〟。デザインも然ることながら、コクピットや電光式ディスプレイの実にカッコイイこと!それが、機内に搭載された〝有人飛行機能を持つ都市攻撃用爆弾〟と高空でドッグファイトする光景は、まさにSF的。 それを ことさらに強調せず、実にサラッと随所に配置して見せる監督のセンスこそ、第二次世界大戦という古臭い時代設定を払拭してスタイリッシュにさえ感じる作品に仕上がっている理由だと確信します。 メカではありませんが、毎度トニー・スタークに馬鹿にされているキャプテンのコスチュームも、本作だけは使い込まれたレザー製のセパレート防護服で実に渋い。 A.シルベストリのテーマ曲が鳴り響くエンディングの戦時中ポスターを立体コラージュした映像もお見事でした!! 【墨石亜乱】さん [映画館(字幕)] 8点(2016-11-26 22:06:24) (良:1票) |
《改行表示》45.《ネタバレ》 スーパーマンが普遍的な正義の象徴とすると、キャプテン・アメリカはどこまで行ってもアメリカの象徴、しかも何と言っても彼は米軍人。我々他国の人間には、その辺がちょっと引っ掛かるところである。映画的にはストレートにドイツ軍を悪者にしてないし、日本人を日系アメリカ人として出しているのも、世界市場に向けた配慮なんだろう、などと余計な事を考えさせる。 普通の戦争で活躍させるヒーローが、あまりに超人すぎると間抜けな自己満足作品になってしまうので、主人公はちょっと身体能力の高い人どまり。決してビルを飛び越えたり弾丸を弾き返したりはしない。何でも防げる盾はあるけど、基本的には人間。そこが良いんでしょうなあ。 後に共闘する事になる他のヒーローと比べると、若干分が悪いけど。 せっかく主人公をリアルに作ったのに、敵ボスは絵に描いたようなアメコミ的キャラで、ちょっと残念。しかもコイツ、あんまり強くないし、その兵隊たちも強力な武器を持つわりに、弱すぎる。 それにしても、こいつと言い、今回見たハルクの敵といい、スパイダーマンの敵といい、アメコミの悪役って力を欲して化け物になるヤツ多すぎだな。世界一の力を持った国の人たちは、実は力を得る事に、恐怖心や罪悪感を抱いているのだろうか? 【Tolbie】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-04-29 21:47:28) (良:1票) |
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44.戦時中のヒーローものってのが、目新しかった。なぜキャプテンアメリカってださいネーミングとコスチュームがか、納得できました。そっかー、軍事目的だったのね。ただ主人公がキャプテンアメリカになるまでが、若干、退屈だったのと、敵がちょっと魅力ないのが、残念。しかし、キャプテンアメリカになってからは、結構、展開が早く、アクションもバリバリで、楽しめました。あと、アイアンマンのお父さんが出てきたのが、妙につながりを感じてよかったな~。壮大なアベンジャーズ企画で、アイアンマンを含め、4つのヒーローものが作られたわけですが、こーゆう映画のつくり方ってありそーでなかったので、最後にアベンジャーズを見るのを楽しみにして、次は、マイティー・ソー、頑張って観ます。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-01-04 15:01:02) (良:1票) |
43.《ネタバレ》 ひ弱だった青年がパワーアップして闘うというストーリーなのに何故かオヤジのキャスティングが無駄に豪華な変な映画でした。トミー・リー・ジョーンズを筆頭にスタンリー・トゥッチ、トビー・ジョーンズなど主役すら張らないものの助演男優賞クラスのオッサンがチョイ役でバンバン出て来る、謎です。極めつけはヴィラン役のヒューゴ・ウィーヴィングで「久々に見たなー」と思ったら中盤からはヘルボーイの出来損ないみたいな真っ赤なオッサンになっちゃった。そんな変なギャラの使い方をするんだったら雪山の列車のシーンや終盤の空中戦のシーンのCGの質を上げてほしいとしみじみ思っちゃいました。いや別に素直に真っ赤なヒューゴ・ウィーヴィングも面白かったんですけどね……。 【民朗】さん [DVD(吹替)] 6点(2012-09-11 00:11:32) (良:1票) |
《改行表示》42.《ネタバレ》 久しぶりの劇場で、3D版で鑑賞しました。予備知識は「マーベルのヒーロー物」程度しかなく、アベンジャーズについても知りませんでした。何か盛り上がりに欠け微妙です。後は終了後のおまけで次回作のおまけ映像があるのでお見逃し無く!このためだけの作品だった気がしてきた。 作品とは関係ないけど、劇場で「じゃがりこ」食うのはテロだと思います、一応音を立てないように配慮していたので許そうと思いますが「じゃがりこ」無音食いは難易度高いでしょ?次はポップコーンでお願いします。 【追記】ヒーローもの好きですけど食傷気味でマーベルものを避けてましたが乗り越えて、MCU把握するために時系列順で観ようかと思った第一弾。 てなわけで再鑑賞、あんまし面白くなかった印象しかないけど4点て事は無く結構楽しめた。よって4点⇒6点に変更します(珍しいかも?) 低かった原因の一つとしてまずは「じゃがりこテロ」。 単独作として観ようと思ったのにアベンジャーズの前振りだった事がシラケさせたのもみたいな感じですね。 あとは敵キャラが何か薄いのは否めないけど、単独作としてはイマイチでしたがMCU全体として観た場合はそれほど感じませんでした。 という事でMCUを大体観てるよって方に再鑑賞をお勧めします(多分。。。いけるはず) 【ないとれいん】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-10-23 01:39:30) (笑:1票) |
41.《ネタバレ》 原作のアメコミは読んだ事がありませんが、キャラクターは知っている、という程度。 予告編は物凄く期待できる内容でワクワクしたんですが、敵も弱いしどうもダイジェスト風味な場面展開が多く盛り上がりに欠けましたね。血清で強くなるまでは面白く感じましたが、親友はあっさり無駄死にするし、戦闘も時々思い出したように敵を吹っ飛ばすだけで見せ方もストーリーもイマイチ。知恵と勇気と献身的な正義の心を持ったヒーローってのは分るけど、映画の中の断片的なエピソードだけでは弱く、キャプテン(=リーダー)としてのカリスマ性もそれほど感じず心に響かない。やっぱ他のヒーローたちとは比べたら普通の人レベルだし、アベンジャーズには入れない方がいいとしか思えなかった。 マーベルのお約束的な上映後のアレの方が本編より「おおっ!」と思わせちゃ不味いでしょう。まぁアレだけの面子が揃ってたら誰でもテンション上がると思いますけど。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 4点(2011-10-21 22:11:53) (良:1票) |
【みーちゃん】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-10-20 20:48:15) (笑:1票) |
39.つまらなくはないが突出して面白くもない、アメコミ実写化作品としてはものすご~く標準的な仕上がりで、「ジ・アヴェンジャーズ」のために突貫作業で製作された作品であることが丸出しとなっています。70年代からヒーローの実写化企画に挑んできたマーヴェル・コミック社が、その失敗と成功の歴史から学んできたノウハウをまんまブチ込んで作っただけの作品という印象で、本作独自のアイデンティティには乏しいと感じました。。。愛国心の強いアメリカ版のび太くんがスーパーヒーローに変身する物語なのですが、もやしっ子が突如アスリートを超える身体能力を手にしたことの爽快感がうまく表現できておらず(「スパイダーマン」第一作では表現できていたんですけどね)、変身ものの醍醐味を活かしきれていません。ロジャース少年はその善良さと正義を愛する心を評価されてスーパーソルジャー計画の被検体に選ばれたのですが、彼の人柄もうまく表現しきれていませんでした。同様に、レッドスカルの残忍さの描写も不足しているため、悪役の存在感もイマイチ。レッドスカルはヒトラーをも超える誇大妄想にとり憑かれてナチスを離脱し、独自の軍隊「ヒドラ」を率いて世界制覇に乗り出したという素晴らしい悪党なのですが、映画ではそのスケール感がうまく表現できていません。また、その戦闘能力を発揮する見せ場が少なかったことも、悪役の存在感を低下させた原因となっています。ヒューゴ・ウィービングは相変わらずよくハマっているだけに、脚本と演出の手落ちが惜しい限りです。その他のキャラクターの描写も薄く、ヒロインであるペギー・カーターはキャップの心の恋人としての魅力に欠けるし、トミー・リーは缶コーヒーのCM並のやっつけ仕事ぶりを隠しきれていないし、キャップが選抜した特殊部隊のメンバーにもこれと言った見せ場がありません。唯一素晴らしかったのはクライマックスに登場したニック・フューリーで、サミュエル自身が持つスターオーラの賜物か、「ジ・アベンジャーズ」への期待感がそうさせるのか、尋常ではない大物感が漂っていました。最後に、本作は3D上映もなされていますが、悪名高き後付け3Dであるため3D効果は薄く、それどころか3Dメガネを通して見ると画面が暗く感じるため、2Dでの観賞をお勧めします。 【ザ・チャンバラ】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-10-14 17:41:30) (良:1票) |
《改行表示》38.《ネタバレ》 【MCU:エンドゲームまで完走済】 3回目を視聴していてやっと気づいた事。私が最も好きなアベンジャーズメンバーは キャプテン・アメリカではなく、スティーヴ・ロジャースだった。 彼は守るために戦っている。ゴミ箱の蓋から始まる『シールド』はその象徴。 貧弱病弱クソ雑魚ナメクジだとしても、手榴弾の犠牲になろうとする精神こそキャプテンに至る所以だろう。 筋肉モリモリ、マッチョマンに変態する前から、彼は既にヒーローだった。 とはいえ、アベンジャーズ世界を楽しむための予備知識として見る分にはちょっと辛いものがある。 私の様にハートマン軍曹やズィム軍曹の罵倒に慣れている物好きでなければ、これはつまらない映画に思えるだろう。 正直、どこが面白かった?と聞かれても言葉に詰まってしまう。 主役のキャプテンの活躍も地味で、赤ドクロは勝手に自滅する始末。 盾のビーム反射効果を生かして、ラストバトルはフリスビーで決着つけてほしかった。 最推しの贔屓で+2して7点。 【マダオ馳夫】さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-02-01 18:04:04) |
37.《ネタバレ》 『アベンジャーズ』への壮大なダイジェストを淡々と見せられている感じ。つまらなくはないが、教科書をなぞっているだけで大胆なアプローチがないのが残念。最古のマーベルヒーローを扱う以上、仕方ないか。 |
《改行表示》36.《ネタバレ》 第2次大戦中なのに、光線銃かよ‥ジェット機かよ‥などと考えず、スルッと観るべきですね。 最初の方で、本作最大の悪役シュミットの「ヒットラー総統も砂漠から遺物を発掘されているが‥‥」というセリフが有ります。 これって「アーク」の事ですかね。 こういうセリフって、何だか嬉しくなります。 キャプテン・アメリカって、他のマーベルヒーローと比べると数段弱そうな気がします。 敵が、光線銃を全てあの盾に当ててくれたお陰で生き延びました。(なぜか、脚を狙わないのよね) 今後の作品の中で、強化されるのでしょうか。 楽しみです。 【TerenParen】さん [インターネット(字幕)] 6点(2019-09-28 15:07:16) |
《改行表示》35.《ネタバレ》 まさに、とってつけたを画に描いたようなw いろいろトートツすぎるでしょ。 でも、キャプテンアメリカの最後の選択と会話は素敵でした。 【こっちゃん】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-05-05 03:47:49) |