沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇の投票された口コミです。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 チ行
 > 沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇の口コミ・評価
 > (レビュー・口コミ)

沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇

[チンモクノオンナロウフィールドカンノサンゲキ]
A JUDGMENT IN STONE
(LA CEREMONIE)
1995年上映時間:111分
平均点:7.00 / 10(Review 7人) (点数分布表示)
ミステリー
新規登録(2011-08-22)【R&A】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督クロード・シャブロル
キャストサンドリーヌ・ボネール(女優)ソフィー
イザベル・ユペール(女優)ジャンヌ
ジャン=ピエール・カッセル(男優)ジョルジュ
ジャクリーン・ビセット(女優)カトリーヌ
ヴィルジニー・ルドワイヤン(女優)ミリンダ
脚本クロード・シャブロル
音楽マチュー・シャブロル
製作マラン・カルミッツ
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【口コミ・感想】

別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行表示 ※《改行表示》をクリックすると個別に改行表示致します
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
3.《ネタバレ》 原作ファンとしては、主人公の家政婦にはキャシー・ベイツしか考えられないと思ってきたのでまずソフィーの見た目があまりにかけ離れているのに不満。華奢で若くて、観る者の同情を買いそうなキャスティングの結果、やはり原作にあったえもいわれぬおぞましさや不快感を喚起させる迫力が削がれてしまった。だけど、サイドを務める郵便局の女、イザベルのスレた不愉快キャラが原作よりも際立っている。この女の放つ反社会的なパルスがソフィーの心の奥底と共鳴して犯罪に突き進んでゆく、二人の関係の描き方に説得力がある。原作は家政婦の性質を丹念に不気味に描写していて怖いのだけど、この相方との仲についてはやや語りが弱かった印象がある。“嫌な女”二人を紡ぎ直して映画化、それなりに成功しています。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-12-06 23:36:16)(良:1票)
2.《ネタバレ》 かつて原作読んだときは、怖い話として傑作だと思ったものの、後半で登場する「もう一人の女」がちょっとつまんなかった。家政婦一人で、はっきりとした悪意がないのに惨劇に至る話しのほうがいいのに、と思った。しかし本作を観たら、その「もう一人の女」がいいんだな。もちろんI・ユペールの俳優としての凄味もあるんだけど、「二人になることで起こってしまう」事件として納得できる。一人ずつだったら、不機嫌は彼女らのうちで留まっていただろうに、二人になって、じゃれあう女学生のような「場」が出来たことで、その不機嫌が解放されていってしまう。上機嫌なイザベルってあんまり観たことなかったけど、これが怖いんだ。前半はまるで「普通の人」みたいに登場し、でもやっぱり途中からI・ユペールでしかない役柄になっていく。彼女もハッキリとした「悪」というわけではなく、世の中とうまく合わない感じが、次第に凝り固まって終盤に雪崩れ込んでいく。S・ボネールのほうは、最初から世の中と合わない障害を持っており、それを隠そうとするのが前半のスリルで、ここまでは観客は彼女の側に立ち、ロウフィールド館の人たちの親切に一緒になって怯えるわけ。こういう設定を考えつく原作R・レンデルは、本当にねじくれた天才だ。まったく特異な状況だけど、彼女の怯えには普遍性が感じられる。文字の帝国となった世間に対する文盲の怯え、なんて普遍性があるとは思えないのに、誰もが心の底で世間に対して構えている怯えと通じ合うのか、「もう一人の女」が現われれば、簡単に惨劇に至るのを納得できてしまう。彼女にとっては「口封じ」の皆殺しだったわけだ。これが家の者たちの親切に対する回答である。前半で彼女に寄り添って見ていた観客は、こんな理不尽な話はないと頭の片隅で抗議するんだけど、それを越えて、実話の再現のような整合され切れないザラザラした現実感と、明晰な悪夢のような手触りが同時に残り続け、ヒッチコックよりブニュエル気分での観賞がおすすめ。
なんのかんのさん [DVD(字幕)] 8点(2012-08-26 09:28:54)(良:1票)
1.《ネタバレ》 例えば『主婦マリーがしたこと』のギロチンは物語の結末にあるのに確かビデオパッケージには「フランスでギロチンにかけられた最後の女」みたいな文句が書かれておりあらかじめそのことを知らせてしまっている。にも係わらずその唐突感に驚いたものだ。例えば『引き裂かれた女』にしても同様、実話を元にしていることから衝撃的な事実を隠すことなく、それでいて堂々とクライマックスに持って来ておきながらやはり驚かされた。この作品の邦題を見ても「惨劇」とあるのだから惨劇があることが当然予測されるだろうにいざその惨劇が来るとやっぱり驚かされるのだ。まずシャブロルの映画の特徴でもあると思うのだが、事件が起こってからその犯人を捜すサスペンスというのではなく、事件をクライマックスにそこに行くまでの経緯を描いている。驚くべきはそのクライマックスとなる事実を隠そうとしないところ。それでいてやっぱり驚いてしまうってのはどういうことなのだ。シャブロルはけして驚かそうとはしていない。途中で発覚する難読症という決定的な動機の根源を驚きでもって見せようとしないのだから。物語は「経緯」で埋もれている。が、その「経緯」は物語であってけして「説明」ではない。そこにシャブロルのサスペンスの面白さがあるのかもしれない。二度目三度目がさらに面白くなる映画だ。
R&Aさん [DVD(字幕)] 7点(2011-08-30 14:38:44)(良:1票)
別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 7.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6114.29%
7571.43%
8114.29%
900.00%
1000.00%

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS