87.もう若くもなく、容貌も性格もあまり褒められたものではない上に、いろいろと運から見放されている男と女。衝突と接近を繰り返しているうちに二人の間に心の溝はなくなっていく。だからこそ、一見、「あれ、この先、大丈夫かな」と思わせるあの結末でも、「よし」と拍手できるのである。とにかくニール・サイモンはセリフの妙が素晴らしく、そしてそれを堪能させてくれたリチャード・ドレイファスとマーシャ・メイスンの芝居の力量に感心するばかり。主役がこの二人で本当によかった(特にドレイファス)。爽快感が半端ない、一級品のラブコメディ。 【あやかしもどき】さん [DVD(字幕)] 10点(2020-06-25 20:05:37) (良:1票) |
《改行表示》86.オープニングから一気にテンションがあがります、安心して観られるうえ、いろんな笑いの要素も含まれているので幸せな気分になれます。こういう映画に出会えるからやめられません! 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-11-14 16:36:50) (良:1票) |
85.《ネタバレ》 封切りでみた後、現在でもDVDで繰り返しみている、ほっとする映画。練り上げられたニール・サイモンのシナリオ、リチャード・ドレイファスとマーシャ・メイソンの演技、子役のおしゃまな可愛らしさ、デヴィッド・ゲイツの主題歌。見事にまとまった映画だと思います。 【はるすけさん】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-01-29 08:44:10) (良:1票) |
84.《ネタバレ》 けして二枚目とは言えないし、何となく冴えない感じの男ともう一人、女も女で美人とは言えないそんな男と女の話だが、それなのに面白く見られるてしまうのはこれは監督の演出もさることながら脚本の力が大きいと思う。美男子と美女の話だとそれが嫌味なものに感じられることがあるけれど、そういう嫌味の無い人物というのが良い。作品全体の雰囲気も良きハリウッド映画の香りを漂わせ、そして、この映画、やはりあの雨の降る中での公衆電話からのラブコールで終わる幕切れが心に染みる。けして、派手な演出などしなくても映画を見せてくれるという意味でも良い。最近の映画ではなかなか観ることの出来ない品の良さも感じられる。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2009-09-19 21:20:10) (良:1票) |
83.《ネタバレ》 ヒゲ面のリチャード・ドレイファスと美人女優とはちょっと違うマーシャ・メイスンの2人がとても素敵に見えました。2人の会話からにじみ出る人間臭さが何ともいい味で、それでいてロマンティックで。二ール・サイモンの脚本がお見事です。初めて出会った二人が深夜に大声で喧嘩を繰り広げたアパートの前の同じ公衆電話からラストは・・・!ラストは多分ハッピーエンドなんだろうなあと思ってみていたら期待通り、いや、期待を上回る爽快感に心地よく浸らせていただきました。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-02-06 22:51:22) (良:1票) |
82.なるほどなあ・・・、80年代後半から流行ったフジテレビあたりの同居モノのトレンディドラマはみんなこの映画をお手本にしてたんですね。色々なバリエーションを観てしまった後で、手品の種を見せられた気持ちになりました。二ール・サイモンの脚本って確かに巧いっていっちゃあ巧いけど「俺って喧嘩友達式コメディ台詞の達人だろ?え?」っていう狙い過ぎなのが透けて見えちゃう事も多々あったりして、ちょっと苦手かも。むしろこの映画で誉められるべきはハーバード・ロスの演出。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-26 10:47:44) (良:1票) |
81.「粋」な行動とは何か?この男がやる最後の行動に答えがあると思いますよ。あ~いい映画でした。 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-07-28 01:25:41) (良:1票) |
80.愛が生まれていく課程が、センスのいい台詞と見事なまでに計算されたストーリーで描かれていく名作です。子供と親の関係も考えさせられます。親の付属物や所有物ではなく、あくまでも対等です。主役の2人が、常に、自分の気持ちと同じくらい娘の気持ちを大切にしていることに、感動しました。生意気な娘にこびているのではなく、一人の人間として付き合っているのです。屋上でのパーテイーが良かった。第2章よりは、出来はいいけど、こっちは、一人で観たので、この点数。 【パセリセージ】さん 9点(2004-04-18 00:03:24) (良:1票) |
79.最後の終わり方がなんとも言えない。まさにハッピーエンド! 【ボビー】さん 8点(2004-04-07 21:14:58) (良:1票) |
78.《ネタバレ》 恋愛モノはほとんど観ない。はいそうです、弱っていた時観ました。主人公の二人、まったくもって普通っぽいというか、多少クセのある男と女でした。結構ダメ人間なのもよかったし、あぁいがみあっていたあの二人がバスルームでイイ感じになって、”だめよ、だめよ”なんてリアルでした。いろんなコト想い出しました。最後は超がつくようなハッピーエンドですよね?素直に良いエンディングだと思いました。音楽もなかなか泣けました。あれ?恋愛モノって自分の経験なんかを重ねて楽しむもんですかね?知らなかったよ、なめていました恋愛モノ。 【宝月】さん 9点(2004-03-28 01:49:25) (良:1票) |
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77.とても見応えのあるロマンティックコメディでした。バスルームでお互いの気持ちを確かめ合うシーンはとてもロマンティックと呼べるものではなかったけどね;; 相手をだんだんと好きなっていく過程がちょっとお約束すぎるけど、そこに華やかさがない代わりに恋愛感情に通底するお互いの自信のなさが微妙なリアルさを醸し出しています。この物語、マーシャ・メイスンの側からみてもかなり切ないお話ですが、ドレイフィスの側からも微妙な味わいがあります。男もいろいろと大変だなぁ、っていうが素直な感想。でも、あのグッバイがこの物語のハッピーエンドであって、彼らの本当のスターティング・オーバーだって思いたいですね。 【onomichi】さん 8点(2004-01-25 18:37:12) (良:1票) |
76.《ネタバレ》 うん、これは良い。見終わった後勘違いの、感化されるラブコメではない。リチャード・ドレイファスがオスカーを取ったのも納得できる。優しく味のある演技を見せる往年より、この初期の演技は妙なリアリティがある。リアル!ラブコメの中に生活感いっぱい感じるのに、彼の演技はほんとに役柄そのものの、役者の役を感じるから見る側からは現実味がない。これってすごい。現実味のない脚本の中でのリアルさなんだから。しばし、笑いや時には夢を見られ、終わった後は後味が(映画)のエンディングなんだ。けして感化されて、もしかしたら・・なんて勘違いする映画ではない。質の良い舞台劇のコメディを見たような・・最初と最後が雨の電話ボックスに繋がってるのがにくい。このジャンルをしらけることもなく、最後まで見入ったのは、どこか(恋愛小説家)を見た後味に似てもいる。向こうは感動恋愛映画!という感じで、本作は恋愛劇より、人生悪くないよ的な映画。 【アルメイダ】さん 9点(2003-12-20 10:13:12) (良:1票) |
75.夜、子どもとドラマを2本見た後、よく思うこと「私だけグッバイガール観とけばよかった!」・・飽きない会話、二人のテンポ良さ(言い争い場面は、いつも食い入るように見てしまいます)、マーシャ母娘の感じよさ、キュートさ、雨中に主題曲が流れる時の爽快感! ☆「見るたび嬉し泣きできるラストシーン」なんてそうない(切なく泣くラストは、追憶、やシェルブール、ひまわり等々あるけれど)です。「欲望という名の電車」や「風と共に…」等の名セリフも効果的でした。あー良かった。 うまい子役の彼女は今どうされてるんでしょうねー? 【かーすけ】さん 9点(2003-05-15 19:49:47) (良:1票) |
74.楽しくて胸がキュンとする、いい映画でしたよね。ニール・サイモン、リチャード・ドレイファス、マーシャ・メイスン、この3人の名前を初めて知った作品でもありました。決してカッコいい話、カッコいい役者さんたちじゃないのに、なんてイイ味なんだろう、素敵なシーンなんだろうとタメイキをついたもんです。でも時代背景が古くなっていくことで、これから見る人には古くさく感じられるようになっていってしまうのかな? そうだとししたらちと残念。冒頭からラストまでとても完成度が高いのに、余計なりきみが感じられない点がよかったです。 【おばちゃん】さん 9点(2003-03-21 02:00:44) (良:1票) |
73.美男美女じゃない二人による最高のロマンティックコメディー。セリフがおしゃれで気がきいてる。脚本がとにかくにいい。マーシャ・メイスン、リチャード・ドレイファスそれと子役の女の子がすごくうまい。ハッピーエンドでいつまでも心に残る幸福感にひたれる。ロマコメでは以後これ以上の作品に会ってない。 【キリコ】さん 10点(2003-02-28 23:52:15) (良:1票) |
72.さすがにニール・サイモンの脚本。都会的で洒落ていてユーモアもありホロッとさせる映画です。ラストシーンとエンディングの歌がまた泣かせるんですよねー。10代で初めて見た時も感動しましたが今見てもやっぱり浸みます。良い作品と言うのは普遍ですね。 【黒猫クロマティ】さん 8点(2002-11-28 15:28:59) (良:1票) |
71.主演二人のハイテンションなセリフ回しが粋で、かといって臭すぎず、オーバーな振りもなく良かったです。盗難騒ぎから次第に意識し始めた二人が相手を癒し情熱的に恋していく、それでいて理性と戦って苦悩するそぶりが共感です。この両者、ケンカの勝者はいつもエリオット。しかしながら的を得た彼の理屈を受け止め成長していく彼女が、見ていて可愛らしく思えました。はちきれんばかりに幸せなラストのハッピーエンド。グッバイばかりされている彼女がやっと本当の愛情を見つけたシーンは何回見てもいいですね。でもあのギター、あんな雨の中でかわいそうに…ルーシー役の子役もしっかりとした演技で侮れません。 【さかQ】さん 8点(2002-07-08 23:53:31) (良:1票) |
70.アンコール・ロードショーと名画座含めて18回観たのはカウントしていました。ロマンチック・コメディの傑作! 頭の中で、何時でも上映可能な、大好きな映画です。ビデオなんて無い時代でしたから、120分カセットで映画館で声だけ録って、毎日のようにウォークマンで再生して聴いてました。学生の多い街の名画座では爆笑してくれて、嬉しかった!製作関係者のような気持ちになった位好きな映画です! 【レクター博士】さん 10点(2002-06-09 01:00:11) (良:1票) |
69.ニューヨークの生き生きとした躍動感溢れる生活感覚と、下町独特の人間の息遣いがストレートに伝わってくる。都会の人間はみんな孤独だけれど、人と人との触れ合いこそが大切なんだという、ヒューマンな視点が素直な感動をもたらす。印象的なシーンは多いが、中でも役者志望のエリオットがポーラをアパートの屋上へ誘う夜。H・ボガートを真似て白のタキシード姿で、暗闇の物陰からキザにマッチを擦って顔を照らして登場するシーンのお洒落なこと!雨の中で出会い、雨の屋上で踊り、お互いの愛情を信じながら仕事に立って行く日も雨。まさに雨に濡れたような、しっとりとしたオトナのラブ・ストーリー。男に裏切られ続けてもそれでもなお男を慕うポーラがエリオットの大切なギターを胸に抱いて見送るラストはまさに胸にしみる。 【ドラえもん】さん 9点(2001-04-22 18:39:57) (良:1票) |
68.《ネタバレ》 反目から恋愛へ。よくあるお話を三枚目の二人がリアルに魅せてくれます。傷の舐め合いとは違うドライで小粋な会話がいい感じ。ラストのギターを抱えて見送る姿は三度目の正直になることを願って止まなかった名シーン。余韻の深い良作。 |