鍵泥棒のメソッドのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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鍵泥棒のメソッド

[カギドロボウノメソッド]
2012年上映時間:128分
平均点:7.37 / 10(Review 128人) (点数分布表示)
公開開始日(2012-09-15)
ドラマサスペンスコメディ犯罪もの
新規登録(2012-07-13)【3737】さん
タイトル情報更新(2018-10-01)【イニシャルK】さん
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監督内田けんじ
キャスト堺雅人(男優)桜井武史
香川照之(男優)コンドウ/山崎信一郎
広末涼子(女優)水嶋香苗
荒川良々(男優)工藤純一
森口瑤子(女優)井上綾子
小山田サユリ(女優)水嶋翔子
木野花(女優)水嶋京子
小野武彦(男優)水嶋徳治
池田成志(男優)映画監督
久野雅弘(男優)助監督
本宮泰風(男優)主演俳優
三村恭代(女優)主演女優
柊瑠美(女優)編集部員A
ムロツヨシ(男優)合コン候補者
三上市朗(男優)大谷編集長
大谷亮介(男優)アパートの大家
ウダタカキ(男優)藤本勇気
筧美和子(女優)
脚本内田けんじ
作詞吉井和哉「点描のしくみ」
作曲吉井和哉「点描のしくみ」
ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトピアノソナタ第15番K545/歌劇「フィガロの結婚」序曲
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調OP131
編曲吉井和哉「点描のしくみ」
主題歌吉井和哉「点描のしくみ」
撮影佐光朗
製作平城隆司
クロックワークス(「鍵泥棒のメソッド」製作委員会)
テレビ朝日(「鍵泥棒のメソッド」製作委員会)
朝日放送(「鍵泥棒のメソッド」製作委員会)
電通(「鍵泥棒のメソッド」製作委員会)
メディアファクトリー(「鍵泥棒のメソッド」製作委員会)
キングレコード(「鍵泥棒のメソッド」製作委員会)
パルコ(「鍵泥棒のメソッド」製作委員会)
配給クロックワークス
美術金勝浩一
編集普嶋信一
照明加瀬弘行
その他クロックワークス(宣伝)
あらすじ
桜井武史は、売れない役者。部屋で首を吊ろうとするが失敗してしまう。 たまたま入った銭湯で、男が転倒して気を失ってしまう場面に遭遇した桜井は、出来心から、ある行動をとるのだが・・・。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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128.《ネタバレ》 笑った。笑った。面白すぎる。前半の風呂場のシーンでの香川照之の転び方が凄い。何ですか?あの転び方はまるでチャップリンやキートンのような転び方、その後の堺雅人との入れ替わってからの二人が可笑しい。特に香川照之の面白いこと。面白いこと。広末涼子との初めて会って車で家まで送ってもらうシーンでのやりとりも可笑しい。35歳には見えないと思いませんよね。35だそうです。っておいおい!いくら頭打って記憶が無くしたからって、あの応えは笑わずにはいられない。この映画全体色んな引出しがあって面白い。よくぞ次から次へと色んなアイデアが出てくると感心させられます。とにかく脚本が面白い。素晴らしい。一人一人が放つ台詞の面白さ、広末涼子がなんで銭湯なんて言ったんですか?それに対するだって、汗臭かったからっていう堺雅人の受け応えがあまりにも的を得ているだけに余計に可笑しくて笑いぱなしでした。ここの所、予告編見ただけでまたアニメやコミック、ベストセラー小説に薄ぺらい恋愛ものの映画化かとがっかりさせれることのが多かったけどこの映画は予告編からして面白そうだという期待に見事に応えてくれている。内田けんじ監督、この監督さん、脚本家としてもやはり天才的である。今の日本映画界の中じゃ群を抜く面白い脚本を書く。アニメの実写とかコミックや小説の映画とか原作頼りとは違ってオリジナルで勝負している姿勢も大いに評価したいし、この監督さん、今後も眼が離せません。
青観さん [映画館(邦画)] 9点(2012-09-16 22:20:38)(良:3票)
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127.《ネタバレ》 面白かったというか、パズルのように噛み合う見事な脚本に舌を巻いた。 序盤、入れ替わったところでグッと引き込まれる。 どちらかと言うと主人公は殺し屋の方で「闇社会に生きる男が記憶喪失とともに 持ち前の勤勉さで日常を獲得する」という流れが本当に楽しいし、応援したくなる。
Donatelloさん [インターネット(邦画)] 7点(2017-07-25 11:28:34)(良:2票)
126.《ネタバレ》 この監督の映画にハズレなし! 脚本は面白いし、出演者はみんな上手いし、いやー、久々に大笑いさせてもらって、すごいストレス発散になりました。チェックのシャツを着て歩いているだけで大爆笑させるのは、香川照之が天才なのか、撮り方が天才的なのか、どっちもなのかな。きちんと話もまとまっているし、これは海外でリメイクもありかも!と思ったけど、銭湯文化が無いから難しいかな。
ともともさん [DVD(邦画)] 9点(2015-11-03 20:43:26)(良:2票)
125.《ネタバレ》 正直に言ってほとんど期待してなかったのだが、とにかく笑える映画で面白く、時間の経つのを忘れて最後まで見入ってしまった。堺雅人と香川照之の二人がいい味を出していて笑わせてくれる。とくに前半の二人が入れ替わったあとからがもう笑えて笑えて。中でも車の中での香苗(広末涼子)と記憶喪失になったコンドウ(香川照之)との「35歳」のやりとり、自分を桜井だと思っているコンドウが、本物の桜井(堺雅人)の前で桜井が書いた遺書を読み、「35歳にもなって仕事もしてなくてこんな汚い部屋に住んでいたら自殺もしたくなります。」と言うシーンは思わず大声で笑ってしまった。内田けんじ監督の映画は本作で初めて見たのだが、いちばん最初のシーンが香苗の唐突かつ突拍子もない結婚宣言というのが意表をついていて、この冒頭から映画を見ている人を引き込むのがうまいし、畳み掛けるような演出もよく、非常にテンポのいい娯楽作になっている。そしてなにより脚本が面白く、最近の邦画の話題作は原作モノが多い中で、オリジナルでこんなに面白いストーリーを書ける監督がいるんだと思うとなんだかとても安心できるし、やっぱり面白い作品を作るには脚本がいちばん大事ということを実感させられた。また、この映画には人生の入れ替わりというなにかメッセージ性のありそうなテーマながらそういうのが一切ないが、それが却って内田監督の潔さというものを感じる。本当に肩の力を抜いて気楽に楽しめて、素直に見て良かったと思える映画でとても気に入った。内田監督のほかの映画も見てみたい。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 8点(2014-12-25 18:34:10)(良:2票)
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124.《ネタバレ》 内田けんじ作品ということで眉に唾をつけて見る。どうやって騙してくれるのか?こういうパターンか?それともこうか?なるほど、そう来たか。でももうひとひねりあるだろう…あれ?終わっちゃった。という感じ。 これはある意味で製作者に対して失礼な鑑賞姿勢である。何か仕掛けがあるだろうという先入観があるため、内容を鵜呑みにしなくなってしまうのである。別に何か約束されているわけではないのに、勝手に更なるギミックを期待し、それがなければ若干の失望をする。騙されたい症候群である。 個人的には、記憶が戻る前の方が面白かったかなあと感じた。すれ違いのまま続けていった方が好みである。その後は、多少のツイストはあるものの割と正直なサスペンス風味で、これはこれで悪くないけど香川がもう役者として突っ走っていった方がコメディ要素が強くなったか。別に強くならなくてもいいけど。 どちらかというと独特の台詞回しや交錯を楽しむ作品ではないかと思った。冒頭の結婚宣言とか、演技指導のシーンとか。部分部分に秀逸さを感じるところはあるものの、全体としてのインパクトは持つに至らなかった…というのが結論。次回作では思い切り騙して下さい。期待してます。
カツルギさん [映画館(邦画)] 6点(2014-07-19 20:35:47)(良:2票)
123.良く練られた脚本を体現する香川、広末、堺のアンサンブルが見事。記憶を失くしても気質は失くしていないコンドウがアパートの一室をごみ溜めから整理整頓された居住空間として、購入した本をしっかり読み込む。ノートに記された文字に「自力で着実に生きる」強烈な意志を感じました。健康で努力家な彼と仕事熱心の彼女の顛末に心地良さを味わえました。二人の引き立て役であった桜井演じる堺雅人特有の腑抜け感もいい塩梅でした。
The Grey Heronさん [DVD(邦画)] 8点(2013-06-30 15:07:40)(良:2票)
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122.《ネタバレ》 大傑作!!私が行った映画館は笑いの渦でした。ノリの良い人ばっかりでよかった! 期待してたおおかみこどもの浅薄さにがっかりした思いが吹き飛びました。 人に猛然と薦めたくなる映画。  内田監督の映画は「運命じゃない人」でファンになりました。 その後の「アフタースクール」では気負い過ぎたのかイマイチ。 しかし、今回は肩の力が抜けたのか最高傑作となりました。  練りに練り上げられた脚本。「ゆったりとゆるいがテンポの良い」という難しい演出が成功。 全てのシーンに何気ない意味があります。 セリフに全く頼らず、役者の表情や仕草からわからせようとするすごさ。 喜劇では三谷映画を思い出しますが、三谷ギャグのように臭さ、いやらしさがない。  すばらしい胸キュンラストの後、エンドロールの途中でまたあるエピソードが盛り込まれますが、 これがおまけじゃない。 最高のラストシーン!これしかない。これ以上はない。  役者たちの演技も抑えに抑えてるのに火花が散るよう。 すごいねえ。堺からあの饒舌おしゃべりを奪い、下手な役者の演技をさせるとは! 香川も最高にいい。この映画で彼の演技のものすごさは再評価されると思う。 広末もはまり役といっていいくらいすばらしい。  これをつまらないと思う人はたぶん、ほら、例の「胸キュン装置」が壊れているのだと思う(笑) たぶん今年の映画賞を総なめにするはず。 これが大ヒットすれば邦画の未来はある!とまで言い切りたい内容です。  一人で見るよりは是非彼女さんや奥さんと行ってください! 最高にほんわかした気持ちになれると思います。
うさぎさん [映画館(邦画)] 10点(2012-09-16 01:34:25)(良:2票)
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121.《ネタバレ》 あのまま桜井さんが殺し屋に、コンドウさんが貧乏役者のままで人生過ごしたらどうなるか最後まで見てみたかったですね。一時的に立場が変わっても、成功するかどうかは人間性次第だってことがよく分かりますね。グチャグチャだったアパートがコンドウが住むようになって以降間違えるように綺麗になっていたり、逆に桜井がコンドウのマンションに住み始めると瞬く間に汚くなってしまっているところが二人の対照性がうまく描かれていました。  広末さんのキャラも、あそこまで極端に几帳面な人はいないけど、でもいたら面白いなってくらいの感じでちょうどいい。あと香川さんはなんだか何をやらせても既視感があるにも関わらずどの役をやらせてもしっくりきますね。それこそ殺し屋の役をやっても記憶喪失になって誠実な男を演じても役者としてチンピラを演じても。味がある、濃い役者さんです。  物語はシンプルですが、テンポ良く進むので飽きることなく楽しめました。きちんと整理されたコメディだと思いました。
TANTOさん [インターネット(邦画)] 7点(2021-11-14 10:42:10)(良:1票)
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120.《ネタバレ》 安易に人殺して盛り上げようって映画が多い中、「人殺さなくてもエンタメは作れるよ」ってメッセージを感じられる映画。 バカバカしいようなシナリオを、豪華役者陣がクソ真面目に演じているのが面白い。役者以外には、あまり予算使ってなさそうなところも、好印象。 あえて難点を上げると、堺雅人はチャランポランは似合わない。大泉洋とかオダギリジョーあたりの方が良かった気がする。広末涼子自体は頑張ってるけど、脚本がちょっと無理っぽい。香川との抱擁シーンのリアリティを出そうとして、やりすぎちゃった感じ。
くろゆりさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2019-02-18 23:18:47)(良:1票)
119.《ネタバレ》 ブラボ~。若干の間延びこそあるが、伏線の張り方や先の読めない展開は見事。プラス、この監督はほっこりさせてくるんだよなー。出世作「運命じゃない人」も練りに練られた構成の上手さの影で、実にホンワカするオチがあった。こちら「鍵泥棒」も愛すべき映画になっている。ちゃんと笑えて、ハッピーエンドに和む。人間味があるというか、血の通ったというか… 上手いだけで終わらせないところが好き。
リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2015-04-02 18:35:17)(良:1票)
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118.《ネタバレ》 こちらが勝手に期待していたほどの、内田流どんでん返しは前作ほどではないにしろ、いやあ面白いですね。今作は本来の自己とは違うペルソナを強制的に与えられちゃった男たちの一騒動を、卓抜なキャラ描写と台詞で笑わせてくれました。香川と堺の性格の違いを描写する芸の細かいこと。ノートに書く字も香川が見事な楷書できちんと書きとめるのに対して、堺の「愛人脱走計画表」はまるで子供の落書き。だんだん片付いてゆくアパート、一方高級なローブひとつ着こなせない堺。せっかく香川の記憶が戻った後も、堺が首突っ込んだせいで、架空の殺し屋「コンドウ」のパーソナリティが行ったり来たり。 やはり前半の、香川が記憶を無くしている間の話が可笑しい。劇的に似合わないチェックシャツとズボン姿の香川、それだけでこみ上げる笑いを抑えられない。「35にもなって仕事も無くて、こんな部屋に住んでいたら死にたくもなりますよねえ!」と自分の人生を全否定されちゃう堺くん。あはは。 やや大げさではあるけれど、役者全員が「こういうコメディだ」とふまえた上での演技をしていて脚本の狙い通りの仕上がり。上手いです。面白いです。
tottokoさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-08-22 00:05:54)(良:1票)
117.各役者の演技が非常に良いし、先の読めないストーリーも非常に面白い。邦画でここまで面白いと感じたのは久し振りな気がする。
もんでんどんさん [地上波(吹替)] 8点(2014-02-22 17:07:58)(良:1票)
116.半沢直樹でブレイクした堺雅人と香川照之主演というこで観賞しました。私はあまり楽しめませんでした。どうしても堺雅人に感情移入して観てしまうんですが、この人物にあまり魅力がないのが原因かと思われます。ストーリーはちょっと荒唐無稽なところもありますが、良く出来てると思いますしテンポも悪くない。香川照之のキャラクターは魅力的だと思いますし、みなさんの高評価は納得できます。ただ、私には合わなかったみたいです。
ぽじっこさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2013-12-14 12:51:35)(良:1票)
115.《ネタバレ》 僕はどうも香川さんという役者が苦手だッたんですが、この映画での彼は良かったです! これまでもう見飽きるようなブラックでワンパターンな演技ばかり見せられていた上に、『ゴールデン・スランバー』でも『半生直樹』でも堺雅人と対峙する役をやってきたので「また…?」みたいな気持ちもあったのですが、映画見てみたら、これまでとは違う香川さんを見られて「イイ役貰ったね~‼︎」と嬉しくなるほど良かったです。この作品は堺さん主演というより香川さんのために出来た映画と思えます。話は面白いし笑いもあり、これは友人知人に薦めたくなります。
だみおさん [DVD(邦画)] 9点(2013-09-21 20:52:42)(良:1票)
114.《ネタバレ》 この映画の主役は香川照之ですね。広末涼子もこの映画ではとてもかわいらしく思えました。アフタースクールの常盤貴子他も含め、この監督さんは女優さんをきれいに撮ることのできる方ですね。
pokobunさん [DVD(邦画)] 8点(2013-08-16 20:51:20)(良:1票)
113.《ネタバレ》 過去の作品ほどのひっくり返し技はありませんでしたが、同じことを繰り返しても仕方ないので、それはそれでよいのです。アフタースクールに続き今回も印象的だったのは、1つ1つの場面に妙に真剣なこだわりがあって、それが笑いを醸し出しているということ。例えば、今回では、人が入れ替わったら当たり前のように段々と部屋が綺麗になっているとか。それから今回は、全部を説明し切るのではなく、いくつかはわざと説明を止めて、気づくかどうかは見る側に任せるという手法も採っていますね。
Oliasさん [映画館(邦画)] 8点(2013-07-23 02:01:15)(良:1票)
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112.内田けんじ監督だからという理由で見たので、捻った脚本を期待してしまい、ちょっと拍子抜けしてしまった。 また、この映画の香川照之はミスキャストではないかなあ。 芸達者すぎるというか、このコメディ映画に必要な「どこか間が抜けてる感」がない。 特に、エキストラのバイトのシーンでは、不慣れな仕事をしたときの挙動不審感がなくて笑えない。 「芸達者な香川照之に俳優バイトをやらせるところに面白さを感じさせよう」という意図が見えたけど、「それは楽屋落ちだろ」と思ってしまい、好きになれなかった。 でも、強引な脚本や設定をうまくコメディに昇華させる技法は、さすが内田けんじ監督。
まかださん [DVD(邦画)] 6点(2013-07-15 01:59:50)(良:1票)
《改行表示》
111.《ネタバレ》  ただの人生入れ替わり&ヤバい連中との攻防戦だけだったら、そんなに良くは思わなかった。だが、非常に臆病で不器用な結婚願望の女と、地の真面目な「殺し屋」の微妙な関係の話が、ちゃんと恋愛物語として帰結するのがウレシイ。  自殺未遂の男が、(多分)最後にもう一度頑張り直すんだろうと思わせるのも、良し。   ところでこれは何だ?と思ったら、「大人の『転校生』」なんだな。記憶喪失と出来心で入れ替わった二人の男が、自分の生き方で相手の人生を生き直す。  そして、元に戻った後の彼らにエールを送りたくなる……。
Tolbieさん [DVD(邦画)] 7点(2013-06-19 10:20:21)(良:1票)
《改行表示》
110.男に元カノが思い出の写真を返すとき、引越しで片付けたゴミ袋から探す。 もう過去のものとしている女と、その女に未練がある男の微妙な空気。 そうした小ネタにもウィットが効いている。 内田けんじ作品は、三谷幸喜を彷彿させるようなコメディで脚本が緻密。 スレ違い、勘違いでどんどん事態が思わぬ方向へ進んでいく。 都合がよすぎる嫌いはあるものの無駄なアイテムがなく伏線がすべて収束していくので、観終わったときにパズルがピタッとはまったような感覚がある。 これほど脚本のうまい映画監督は邦画ではちょっと他に見当たらないくらいで、今後も非常に楽しみ。
飛鳥さん [DVD(邦画)] 9点(2013-06-12 00:21:06)(良:1票)
109.この監督、観客に興味を持たせる伏線の張り方と、「どこまで観客に読ませるか」っていう部分のストーリーテリングが抜群に上手い。ワイルダーのように現実にはそうそう見かけないような奇妙な人物や出来事を冒頭からかまして客の興味を引っ張りつつ、その後はわざとわかりやすい伏線を張ったりしてある程度読ませておいてオトすっていうのがこの人の定番のコメディなのだが、「期待通り」の部分と「期待を裏切る」部分と「若干ズラす」部分の巧みな組み合わせが見事。下手したらウディ・アレンより上手いんじゃないか。三谷幸喜にも見習ってほしい。ある意味リアルで、ある意味ではブっとんでもいる奇想天外な登場人物とストーリーといい優れた脚本家にして映画監督がやっと出てきたなという感じです。
Arufuさん [DVD(邦画)] 9点(2013-06-02 15:29:34)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 128人
平均点数 7.37点
000.00%
100.00%
200.00%
310.78%
421.56%
553.91%
61814.06%
74232.81%
84132.03%
91310.16%
1064.69%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review7人
2 ストーリー評価 8.09点 Review11人
3 鑑賞後の後味 8.27点 Review11人
4 音楽評価 6.60点 Review5人
5 感泣評価 6.00点 Review5人
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