9.《ネタバレ》 最近は犬猫の可愛さを全面に売りにする動物映画が多いので、本作もそういう作品なのかなと思って借りてみたのですが、いい意味で裏切られました。それどころか、これまで扱ってこなかった「殺処分」をテーマにしているではありませんか。いやね、私も理不尽に感じてはいたんです。やたらとペットの「かわいい」が振りまかれる一方で、何十万匹もの犬猫が処分されてる世の中って一体何なんだろうと。だから、このテーマを扱ってくれただけでも嬉しいですね。そして実話だっていうのがまたいいですね。職員である主人公には娘さんがいて、その子に仕事の内容を打ち明けて、色々と葛藤しながらも最終的に理解していく展開。あぁ、日本全国の保健所職員さんもこういう経験があるのかな~って、今まで思いをはせていなかった点に気がつくことが出来ました。主人公の神崎さんはとにかく博愛ですね。なぜかお母さん犬がたどってきた苦難を全部汲み取っちゃうっていう超能力的な推理力まで見せてましたけど(笑)、それもあの博愛の精神故のことなんでしょうね。宮崎弁だったのも良かったですね。標準語とかよりも、なぜかより親身に感じられる。おまけで7点つけちゃいます。 【あろえりーな】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-09-14 00:38:56) (良:2票) |
《改行表示》8.《ネタバレ》 野犬となった犬を捕まえて、7日間で飼い主が見つからないと殺処分、どう助けるか、という話。 自分勝手な人間によってペット化された犬、責任感を持って飼おう!不本意ながら泣く泣く殺処分をする職員とその家族のヒューマンドラマといったところでしょう。 冒頭、一人身になったおじいさんは、飼い犬をきちんと誰かに託すことなく車で走り去る。そのあとを氣が狂ったように追っていく犬。これが悲劇の始まりです。 「犬を飼う」ということがまずは人間の傲慢なのだ、という視点はない。そこがひっかかる。子供を守ろうと人間に歯をむく犬を「凶暴」という人間、自然界で生きる犬を「野犬」「野良犬」と呼ぶ人間、「犬は話せない」と思っている人間。そうなのか、犬はそれでいいのか、人間はこれでいいのかと考えてしまう。その教材。 【LOIS】さん [インターネット(邦画)] 5点(2018-01-23 16:23:29) |
《改行表示》7.《ネタバレ》 親子愛を描いた作品としては、そこそこ感動的だったと思う。 人間も犬も親子の絆は深くて強い。 終盤の展開でちょっと引っ掛かるのは、若林が理不尽に怒られたこと。 子犬だけでも助けられるなら、それはそれで1つの選択肢だったと思うよ。 あと、中谷美紀が虎視眈々と新しいお母さんの座を狙ってる感じが面白かった。 ラストでどさくさに紛れて捻じ込んでくるんじゃないかと期待してしまったよ。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 6点(2017-03-27 17:28:28) |
6.実話らしいが、こういうのは感動話にするのではなく、ドキュメンタリーで様々な飼い主責任を社会的にしっかり問う方がよいのだろうな。 |
5.動物もの映画となると忠犬とか人間との絆とかそっちの方面が圧倒的に多いけど、この映画はちょっと違う。保健所職員の仕事「殺処分」という現実のテーマに立ち向かったことが良かったと思う。現実にあったことを元に作られた映画だそうが、子を守る気持ちは人間も動物も同じだということをつくづく感じさせられる。ただ映画としての描き方は十分であったのかどうかはわからない。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-05-27 06:25:04) |
4.TVで、実話でかつ好評だと聞いて、期待して観たのだが、、こんなに、酷い出来だったとは..だまされた..脚本の酷さも然ることながら、犬の演技、が酷い..ダメダメでした..残念... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 3点(2014-03-08 13:27:00) |
3.《ネタバレ》 タイトルは7日間となっているが、映画の中では7日間以上経っていたような。劇中に出てくる、よかれと思ってやったことが裏目に出てばかりの若手を演じている若林さんは、そういえば犬が大の苦手ではなかったっけ?などとくだらないことばかりを考えてしまう。感想になってないね。それなりに感動はした。 【lalala】さん [DVD(邦画)] 5点(2013-11-04 14:15:41) |
2.保健所における動物の殺処分をテーマにしたのは、良い目の付け所だと思う。が、ひまわり以外も、殺処分の対象なんじゃないの? 他を置き去りにしたような描き方は片手落ちだと思うけどね。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 5点(2013-10-14 22:55:50) |
《改行表示》1.この作品を絶賛するのは簡単だ。実話。感動した。リアリティがある。親子の絆。称賛に値する要素は充分すぎるほど詰め込まれている。斜に構えて観ない限り、誰もが心打たれることは間違いないだろう。だがしかし、私にはどうしても引っ掛かる事があった。それは、ひまわりと仔犬ばかりを特別扱いしている点だ。あの収容所には他にもたくさんの犬がいた。その犬たちにも同じように命があり物語がある。それなのにその他の犬たちはまるでどうでもいいかのような扱い方。あまりと言えばあまりである。たしかにね、現実は違っていて、たまたまひまわりたちにスポットを当てました、なニュアンスを汲み取っていないわけではないけれども、そういった何気ないことにも神経を使って、観客により正確な情報を伝えることが製作者としてのつとめではないでしょうか。それに、根本的に動物たちから自由を奪ったのは他ならぬ人間のエゴでしかないのだから、この作品のメッセージは人間サイドの勝手な自己満足でしかないということも無きにしも非ず、ですよね。 ファミリー向けでなく違ったアプローチの仕方をしたら、ひょっとしたら大化けしていたかもしれません。ま、どこぞの団体からクレームは来るかもしれませんがw |