《改行表示》42.《ネタバレ》 佳作。絶賛してる人がいたので期待していたが、よくできたB級映画という程度。その意味ではB級映画として見れば楽しめるかもしれない。【ネタバレ注意】基本的な設定に無理がありすぎ、それをカバーするほどのストーリー性がなかった。プロテインブロックの原料はゴキブリのように見えた。強い生命力の象徴としてゴキブリを出してきたんだろうが、北海道にはゴキブリがいないというくらい、寒いところにはいないのだ(そもそも外部から調達する仕組みはなさそうだが)。前方のセレブゾーンの隙間(室内)にいるのかもしれないが、食料をまかなうほど大量にいるわけがない(→その原料となる以上の食材が無駄に捨てられていなければ、“サイクル”が成立しない)。小さな子どもを部品に使う(そのために後部車両を残している)という設定も、効率が悪すぎるし、そもそも、あの狭い空間で食事と排泄はどうしてるのかとか考えてしまう。いや、そもそも後部車両はどこにトイレがあるのだろう。そして、何より働いている人が少ない。あんなに大勢が贅沢できるほどの食材をあんな狭い空間、かつ少人数で作れるはずがない。年に2回しか使わない寿司バーがあるとか、どんな余裕の作りだというのか。しかも、マグロやサケを誰がどうやって養殖しているというのか。最後もアダムとイブを気取ったのかもしれないが、望みはないでしょ。 【mohno】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-02-11 02:33:43) (良:1票)(笑:1票) |
41.《ネタバレ》 永久機関(?)で走り続ける列車内という円筒形の空間だけで展開する『マッドマックス』だと思えば、間違いない。いわゆるディストピアものではありますが、すべてをノアの箱舟みたいな列車内だけでストーリー展開させるアイデアは、なかなかユニーク。だけどお話し自体が『マッドマックス』の持っていたようなヒャッハー要素が無いので、ただ暗いだけのSFという印象は否めませんね。唯一ヒャッハー感があったのは相変わらずの怪演を見せるティルダ・スウィントンぐらいですかね、でも最後まで残れなかったのは残念至極です。導入部から暫くはモタモタした展開なので「ババを引いたかな?」と思いましたけど、反乱が始まってからの展開でかなり持ち直してきました。なんでここにソン・ガンホが顔を出しているの?と思ったら、監督はポン・ジュノだったんですね、そりゃ出ますわ。ラスボスがエド・ハリスでなんか『トゥルーマン・ショー』を思い出してしまいました。もうちょっと拘って欲しかったのはSF的なディティールで、列車が永久機関を動力にしていることはまあ理解しますけど、その部品として小児が手動でなんかしないといけないというところは、まったく意味不明でした。ラストで生き残った二人が見るシロクマは、果たして希望と絶望のどちらの象徴だったんでしょうか、こういう一見投げ出したような幕の閉じ方は好きです。 この映画の中ではやたら片腕を失う話が出てきますが、切り落とした腕を喰わせる老人の話しなんかもあり、これはキリスト教的な寓意があるんでしょうかね? 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-09-12 22:26:36) (良:1票) |
《改行表示》40.《ネタバレ》 僅か一瞬ですが、路線図が映ったシーンが有りましたのでそこは当然一時停止してからの、そしてガン見です。 ところがどうして、ふむ、なになに・・ アジア横断の際にはロシアから海を跨いで北海道に入り、日本国中を横断した末、東シナ海に入り、尖閣諸島の辺りからフニャッと中国入りですか。 ふむ、そらならそれでいいんですけどね、オホーツク海とか東シナ海には鉄道が無いんでござるが、そこはどうしたもんですか。ビックリいたしましたさ、ホンマ。そこは大きな声じゃ言えんがワープなんじゃろな。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-12-28 01:04:51) (笑:1票) |
39.氷河期で住めない地球を走る列車。しかも18周。描くなら1周目を描きなさいよ。18周してる設定だからツッコミどころが山ほどでるじゃないか。この列車の設定自体は悪くないのでもったいない。 【真尋】さん [DVD(吹替)] 5点(2015-04-05 23:47:26) (笑:1票) |
38.《ネタバレ》 昨今はいろいろ騒がしい世の中になっていますが、日本の寿司を最高の料理としていたり、所々に日本語を入れてきたりとつまらないお国同士のイザコザなんかにゃー興味がないよ僕は面白い映画を作るんだという監督の懐の深さが見えて良かったです。まあとんでも映画といわれれば否定はしませんが、監督もそんなのはわかりきった上で作っていてきっちり面白いものが出来てるいるので何の問題もございません。他の監督が撮ったら流されるようなシーンでも見せ場に変えてしまう技量はすごいですね。あの扉を開放するための突入のシーンはなかなか迫力があってよかったですし、一週回ったよ記念のシュールな場面や列車のカーブを利用した銃撃戦など印象深いシーンが結構多かったです。全体的には大満足の作品でしたが、エド・ハリスはいらんかったかな。エド・ハリスで少し引っ張りたかったのかあそこだけなんかやたらダラダラしちゃってるんですよね。(非常に気持ちはわかりますがw) ラストはああいうベタな感じでもいいですが、個人的には列車が脱線して人類滅亡みたいなシュールな感じの方が好み。 【映画大好きっ子】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2014-12-21 21:29:21) (良:1票) |
37.《ネタバレ》 超のつく氷河期のため、外では誰も生きられない設定で、無理やり「人類」を、列車の中に詰め込んでしまうという大変イマジネーションに富んだ作品です。この映画を新聞の広告で知って、久しぶりに映画を鑑賞しようと思いました。最大の見どころは世界観の構築です。列車の扉を開けるたびに、新たな敵と、新たな世界が観客の視界に飛び込んでくる。奇抜な水族館、名勝庭園、なぜか寿司屋、それに学校、そして授業を受ける洗脳されたクソ生意気な生徒たち、次の扉を開けると、どんな世界が現れるだろうかと思わせてくれる。私は豪華客船や、豪華列車に興味がある。それは乗り物というよりも1つの居住空間であり、1つの世界だからです。そんな私の欲求をこの映画は満たしてくれる。同じ人がいたら是非この映画を観るべし。惜しむらくは、ラストが饒舌すぎる点です。親切に説明をするから、揚げ足を取る観客が増えやがるのだ。いっそのこと、こうしたらどうか?「なぜ列車に食料があるのか?」「なぜ武器があるのか?」「なぜ列車は壊れないのか?」「列車を動かす真の理由は?」と、主人公に言わせる。そのうち、観客も一緒になってその謎を考えるようになるだろう。そして、いよいよ主人公が最後の扉を開ける瞬間、エンドクレジットを流してやれ。最後の扉を半分開いたところで映画を終わらせるのだ。支配者も当然のことながら謎のままにしておく。観客ごとき、甘やかさずに、放置するのも1つの手である。過去にそういう映画があった─。ご存じの人もいると思うが、あのカナダ映画です。ただ、実際には、饒舌すぎる支配者が、延々と、主人公と、われわれ観客に、意味不明な演説をぶつわけだ。しかし、列車の中の身分制度のアイデアは世界観を構築するうえで重要だった。列車の中にちゃんと首相まで存在する。もしかして大臣もいたかもしれない。つまり列車の中に「国家」があり、そして「社会」が存在する。このように細かい個所までしっかり描くことで、より一層、この列車は、「人類を詰め込んで走っている」というファンタジックな感覚を、観客は味わうことができるのである。私はこの映画の映像美的センスを買う。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-06-09 22:57:26) (良:1票) |
《改行表示》36.2014.02.18鑑賞。ゴールは明快で結末が皮肉めいているのも良いのだが、もう少しテンポよく進んで欲しいところ。また、2月の大雪で電車が運休に見舞われた自分としてはそもそもの設定にノれなかったのが一番残念。 【かんちゃんズッポシ】さん [映画館(字幕)] 4点(2014-03-01 16:42:36) (笑:1票) |
35.《ネタバレ》 予想通りのトンデモ系映画でしたが、思ったより良かったです。悪夢を見てるかのような映像のオンパレード。ただし珍味なんで見るならばそれなりにお覚悟を。難点としてはクライマックス前に主人公の長いお語りが入ってスピード感が損なわれる事と、途中いくつかあった伏線らしきものが回収されてない事と、ラストの「この先どうすんの?一体?(笑)」と言うところでしょうか。と言うかこの列車良く17周も回ったよ。どう考えても無理あり過ぎと言うのもトンデモ系の醍醐味ですね。見て損はしなかったです。 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-02-09 14:09:49) (良:1票) |
34.色んなジャンルを詰め込んだ満員電車ムービー。個人的には楽しめなかったんだけど(笑)、「旨いものと旨いものを混ぜれば、もっと旨くなるんじゃね?」的発想が感じられる珍味になっております。まるで回転寿司のように次から次へと前からネタが流れてきますが、ヘンテコなものばかり。カリフォルニア・ロールみたいな定番(?)メニューになるにはまだまだ遠い、といった印象です。ポン・ジュノ監督作品ということで期待しすぎたかなあ。バイオレンスシーンや悪夢的なトンデモ展開はハリウッドっぽくなくて良かったんですけどね。 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 5点(2014-02-08 12:17:59) (良:1票) |
《改行表示》33.《ネタバレ》 マッドマックスのジョージ・ミラーがいかに天才かよくわかります。本作もマッドマックスのようなリアル志向のデストピア系作品ですが、設定をリアルにしてしまったが故にそれを具現化する術を持ち合わせていない監督の力量不足が目立ってしまったように感じます。まあ、原作・脚本・監督がご本人さんなのでお好きにどうぞって感じではあるのですが。 いえ、プロットは素敵なのですよ。しかし一年かけて列車で世界を周回しているのはあまりにも無理がありすぎるしそもそもその行動原理がイミフ(止まっているほうが絶対安全だし暖も取りやすい)。後ろの住人は労働させられるわけでもなくタダ飯だけ食わされていて、これもいったい何がしたいのか全く理解不能。そもそも論、このカースト(ピラミッド)の理論がよく理解できないのでどう考えていいものか。その他、無数にある無理やり設定が頭の中を支配してしまってベースにある素敵なプロットを楽しむところまでいけません。 水族館や娯楽施設の車両も無理が多すぎるし、ステーキってあんたら牛もどこかで飼育してたんかい?ラストも子供に歯車の代わりをさせていたとかもう失笑もんだし、脱線して普通に外にでちゃってるしw 7分で凍る設定は一体何だったのか。本作を楽しむためには無数の違和感や矛盾を封印するしかありません。ゲーム「フォール・アウト3」のシステムのほうがよほど説得力があって無理が無かったように感じます。 超豪華出演陣には驚きますが、個人的にはポン・ジュノ監督はあまり好きではありません。前述の通りリアルな設定をおざなりにしておいて、シレっとリアルそうな流れを作ろうとする無理感というか、、説明が難しいのですがなんか違うのですよ彼の作品の作り方は。 この世界観を楽しむにはあまりにも大人になり過ぎた私は話半分くらいしか楽しめませんでした。大人も子供も有無を言わさず楽しませる勢いを持ったジョージ・ミラーはやはり偉大でした。個人的にはティルダ・スウィントンじゃないほうのふくよかな秘書さんにはもう少し活躍していただきたかった。。 【アラジン2014】さん [地上波(吹替)] 5点(2024-10-10 17:25:50) |
|
《改行表示》32.《ネタバレ》 揺れない列車、車内で完結、せめぎあう乗客、少し無理のある設定。 あぁシベ超だ。。。 寒いとこだし。 でも、演技力が雲泥だ。 点数はもちろんスノーピアサーのほうが上。 でもシベ超みたいに記憶に刻まれることはないだろう。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-07-04 04:18:28) |
《改行表示》31.うーん、設定は面白かったが全体的に間延び。 漫画の実写化のような映画だな、と思ったらそうなんですね。 キャスティングはなかなか豪華なのになぁ。 もうちょっとテンポ良くしたらもっと楽しめたかも。 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2021-02-13 01:23:46) |
30.《ネタバレ》 『US(アス)』と同様で社会風刺がメイン。設定が荒唐無稽なところまで一緒です。もっとも『US』にはミステリーとして『空白』がありました。おかげで、想像力を駆使することで自分なりに納得できる『辻褄合わせ』が出来た気がします。一方、本作の場合世界観が創り込まれている分、言い訳が効きません。いくら比喩による社会風刺が目的だとしても、リアリティ皆無ゆえツッコミは免れない仕様。にも拘わらず『設定については何も言うまい』という気にさせられるのです。これは巨匠監督のネームバリューによる恩恵ではありません。私は監督名を確認せず鑑賞しましたから。あえて言うなら『馬鹿負け』したのだと思います。度肝を抜かれたのは『水槽列車』のシーン。ああ、そこまでやるのかと。レジャーに特化した専用車両も勿論ですが、設定の肝である『燃料問題』は説明する素振りすらありません(アントニオ猪木氏の永久機関でも使っているのかな?)。明らかな嘘でも突き通す意志。不都合な事実に目を瞑る勇気。一般的なコミュニケーションなら褒められた姿勢ではありませんが、コト『SF映画』においては極めて有効な手法でありました。呆れた観客から批判する意欲を削いでしまえば無敵です。『リアリティ』や『整合性』といった足枷の無い、オイシイところだけ拝借した『自由空間』の出来上がり。『CUBE』は“説明を一切しない”という荒業で同じ状況を作り出しましたが、本作では“嘘を突き通す”ことで『自由に物語を創る権利』を獲得したと考えます。良識人の私からすると(どの口が言うかな)、モヤモヤを感じずにはいられませんが、面白いことは事実。これだけ熱量豊富な(極寒の設定なのにね!)映画を見せられては、監督の力量を認めないワケにはいきません。ところで、監督はどなたでしたっけ(ちなみにこの感想は皮肉でも何でもありません。そんな文才は持ち合わせていません)。 【目隠シスト】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-07-15 18:53:55) |
29.《ネタバレ》 オクジャより面白かった。近未来?SFで言うとブレードランナー2049よりも短くまとまっていて良かった。それでも台詞の一つ一つが冗長過ぎることが多く、Youtube世代の自分としてはきついところもあった。機関車に世界のメタファーをさせるアイデアは好きだ。ただラストシーンは視聴者に丸投げ過ぎるというか、もっときちんと描いて欲しかった。 【なす】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-03-18 15:45:54) |
28.《ネタバレ》 ん~まあ、それなりには面白い。退屈せずに最初から終わりまで観ることができる。でも何も残らない。一日たった今ラストはどうだったのか思い出せない。ただ黒人のオバちゃんが息子のことを思いながら死んでいくシーンには泣けた。 【イサオマン】さん [地上波(吹替)] 5点(2020-03-06 21:17:32) |
《改行表示》27.《ネタバレ》 観賞は数年前だが、純アジア系作品として初のアカデミー賞作品賞を獲得したポン・ジュノ監督を讃える意味で投稿したい。 この手の作品で設定の荒唐無稽さを突っ込むのは野暮と言うもの。 物語自体はラスボスを目指す一種のRPGの様で、各車両毎に異なる設定が有りそれを克服していく描写は飽きさせない。 ラストも希望を感じさせるものだった。 しかしながら、いまや正に「時の人」となったポン・ジュノ監督だが、私はどうにもこの人の作風が生理的に好きになれない。 本作の場合は、捕まった男が見せしめに片腕を凍結粉砕されるシーンや、ゴキブリ棒の謎が明かされるシーンなどがそう。 多くの人は生理的嫌悪感を感じる場に直面した場合、自分の手で顔を押さえるはずだ。 それでも人は好奇心(嫌らしい部類の)から、指の隙間からその場面を見てしまう。 「ほらほら、お前の観たいシーンはこれだろ?」と、その術中に嵌った人々を舞台の袖から監督自信がニヤニヤ眺めている様で、 なんとも嫌なのだ。 昨晩、前回(第91回)アカデミー賞作品賞を受賞した「グリーンブック」を観賞した。 とても素晴らしい作品だった。 昨年は「グリーンブック」、そして今年は「パラサイト」。アカデミー作品賞の振れ幅が大きすぎて正直混乱している。 だからここまで、「パラサイト」の受賞が歴史的快挙とされているのだが。 作品を観ないで批判するのは卑怯だ。 だから出来るだけ早く、「パラサイト」を観て正々堂々と批評したいと思う。 現時点のハードルの高さは約1km位、かってない位にハードルが上がりまくっている。 なんだかワクワクしてきた。 【たくわん】さん [インターネット(字幕)] 5点(2020-02-12 11:17:50) |
《改行表示》26.ポンジュノまずはアカデミー作品賞受賞おめでとう。 ここでは場違いか(笑) 虫の未来食プロテイン棒はまあ現実的であるが、そこ以外はとても現実的とは思えない未来フィクションで特に詰まるものも無かったな。 人もバッタバタ死ぬし、キャラクターに個性がない。窮屈な列車の空間が無理。サウナやダンスクラブを抜けて先頭列車とか無理すぎる。 この世界に娯楽なんて必要あるか?それよりも人間として生命維持ができる列車が必要でしょ。富裕層の寝床も気になるわ。 クライマックスに期待したがそこも残念ながらの結果。 |
《改行表示》25.パラサイト公開記念に、ポンジュノ作品を観てみよう。ということで鑑賞してみた。 ハリウッド作品で原作ものってことで、韓国映画独特の情念みたいなのは大分薄味になってる気がした。作品そのものは列車の最前列を目指すという構造上、面クリア型でわかりやすかったです。 あのラストの先にどんなことが待ち構えているのか気になるな。 【おとばん】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-01-18 10:15:39) |
《改行表示》24.これは一種のシベリア超特急? 極度の階級社会である未来のディストピアを、走り続ける一本の列車内に設定している、というのが、誇大妄想というか、それとも誇小妄想とでもいうべきか、すでにやや陳腐なニオイを感じてしまうのですけれど、それはともかく。 この列車内という世界に、革命の動きが起こる。しかし、疾走する列車内、という感覚は、音からも揺れからもまるで感じられず、なのにいざ暴動が発生すると、これでもかと義務のようにカメラを揺らしまくり、ここまで律儀に揺らしてくれると、つい笑ってしまいます。 途中、段取り良く登場人物たちが一人また一人と斃れていくのは、『ポセイドン・アドベンチャー』も同じようなシステムでしたけど、あちらはそのシーンすべてが印象的だったのは、人物の描き方のうまさでしょう。本作のこの雑なキャラたちの雑な死に方とは大違い。一方では、死んだのかと思った実はヤツが生きている、どころか、自分がさっき刺されるなり撃たれるなりしたことを憶えてないんじゃないのか、と思えてくる場面もあったりして。 列車映画の楽しみってのは、列車の上を歩くとか・列車の側面にしがみ付いて窓から窓へと伝っていくとか・流線形の機関車前面にへばりつくとか、そういうシーンのヤミクモなカッコよさにあったりする訳で、せめてそういう楽しみが本作にあればもうちょっと見どころもあったのでは、と思うのですが、登場人物たちが車内に居続けて(しかもあまり車内には見えない)、列車の疾走する「勢い」のようなものがまるで感じられない本作、勿体なあとも思うのですが。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2019-12-30 10:35:28) |
《改行表示》23.《ネタバレ》 詰め込みすぎ・・・ですね 勢いがあって、途中は楽しめはしましたが、 女の子の能力とか狙われてる理由とか、伏線?ぽいのに、 結局最後まで見ても、なんの説明もないのはいただけません。 【スズメッキの魔女】さん [CS・衛星(吹替)] 3点(2019-04-21 17:52:58) |