58.「ブエノスアイレスは香港の裏側。ボクは香港を踏んでる」って台詞が大好き。 【mimi】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2009-04-22 10:22:04) (良:1票) |
《改行表示》57.地球の裏側で“正真正銘”に愛し合った彼らの想いの行き着いた先は、結局何だったのだろう。巨大な滝に流れ落ちる水のように、様々な想いが渦を巻き、説明を許さないままに靄の中に消えていく。正直なところ、消化不良な感もある。しかし、彼らにとって行き着く先の答えなど、もともと無かったのかもしれない。ただただ無性に愛し、無情に別れる。永遠にそれの繰り返しだったのではないか。 とにかく、ひたすらに愛し合う姿を見せつける俳優たちに圧倒される。実は、あまり同性愛映画は好きではないのだけれど、そこに映し出されたものは、軟弱な拒否反応など一蹴する、世界の果ての純粋すぎる愛の形だった。 【鉄腕麗人】さん 7点(2004-11-13 21:52:23) (良:1票) |
《改行表示》56.《ネタバレ》 う~ん、ウォンカーウォイの映画は、好き嫌いあるなぁ。 「恋する惑星」は好きだが、「天使の涙」は嫌いとか・・ 「花様年華」は好きだが、「ブエノスアイレス」は嫌いとか・・ 今作は「スプリングフィーバー」を思い出した。 中国発同性愛映画。 でもあれだね、「スプリング~」は女性に抱かれた途端、見えてる世界が輝くのに対し、 この映画はほとんど女性が出てこない。 女性の出てこない映像には、綺麗なものは感じられないなぁ。 いかにイグアスの滝や地球の果ての映像にイカシタ音楽が被さってても・・ でもカーウォイのセンスの秘密が分かった気もする。 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2018-06-24 20:44:23) |
《改行表示》55.《ネタバレ》 拒否反応的にこの映画をdisっている人が多いけど、まあ仕方ないよね。最初のラブシーンはノンケにはかなりきついし。ただ、正直ゲイとかノンケとか関係ないfundamentalな人間の心を描いた作品だと思う。モノクロ→カラーモノクロ→カラーでファイの心理を象徴的に演出したり、ピアソラのタンゴの合間にザッパを挟んだり、監督はセンスの塊だなあと感じた。チャンがファイの声を録音して最南端の灯台で聞くシーンと、最後の台湾の屋台のシーンは本当に好き。旅行と音楽と色彩が好きな自分に見事にハマった映画。あと、ウィンが終始艶めかしくて、しかもゲイであることのリアルさが追っかけてきてずるかったです。 もう一点とても重要なことだと思うけど、この映画はファイとチャンの関係をはじめ、全てを語らないから素晴らしいと思う。「結局どういうこと?」の答えを逐一明かしてしまうのはセンスない。情報を与えるのではなく思考や感情を動かすのが良い映画だと自分は思う。 【なす】さん [インターネット(字幕)] 9点(2018-05-17 02:16:40) |
54.映画というよりも、壮大なイメージクリップにしか見えなかったのですが・・・観念と雰囲気だけを継ぎ接ぎにして作ってしまうと、こうなります。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2018-04-23 00:21:02) |
53.《ネタバレ》 ストーリーはあるようでまるで無い。実際、脚本は即興の上、撮影はトラブル続きで難航したとか。それでも"まともな"映画として完成させたのはカーウァイの飛び抜けた感性のお陰で、支離滅裂でも見れるようにはしている。深刻な人格障害を持っているとしか思えないレスリー・チャンに、それでも共依存してしまうトニー・レオンの袋小路に迷い込んだような歪な日々。そこから抜け出すきっかけを作ったチャン・チェン演じる旅行者によって、トニー・レオン演じるファイは堂々巡りから抜け出せたのではないか。その移ろいゆく心理状態を映像で見事体現していた。が、娯楽映画ではないとはいえ、一気に見るには辛いものがありました。 |
《改行表示》52.《ネタバレ》 まさかのどっぷり愛!行為をともなったがっちり愛。ウォン・カーワァイ、振り子が触れてしまったのかい?^ ^しかも愛が進みそれが薄れていくかもしれない段階。 トニーレオンとレスリーチャンの同性愛モノということは知っていたのだが、愛と愛から溢れる暴力的な触れ合いに飲み込まれるような思いだった。しかも男と女のようで。 母国からみて地球の裏側で愛し合う男と男。行き着く先は私はハッピーエンドに思ったのだが…。 地球の裏側か…。感覚としては地球の果てで愛し合うアジアの熱いハート。母国の心を捨てずに異国アルゼンチン、ブエノスアイレスをいく男たち。 【JF】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-09-13 23:34:01) |
《改行表示》51.同性愛の役は出来ないと断ったトニー・レオンを偽の台本で騙し、現地に連れて行ったらやっぱりゲイの役のままで、当然脚本は無し、即興の演技を要求されるという。おまけに相手役のレスリーチャンは本物のゲイだわ、ツアーを組んでたからしょっちゅう香港に帰っちゃうわで、撮影期間が延びる延びる。もはや収拾が付かなくなってチャン・チェンとシャーリー・クワンを呼んで新たなキャラクターとして登場させたが、シャーリークワンの出演シーンは全部カットされるわ、ストーリー的にも主役だったレスリー・チャンが途中でやむなくフェードアウトするわ、監督とトニーの関係は悪化するわ、レスリーは監督の作品には二度と出ないと言うわ、それでも撮影したフィルムだけはどんどん貯まっていって膨大な量になるわ、と非常に難産だった本作。役者泣かせにも程があるだろう。 ゲイのおっさん2人のブエノスアイレス逃避行なんて誰が観たいかと思うかもしれないが、やはりトニーとレスリーなので絵になるし、演技合戦も見応えあって面白い。 ゲイ同士のラブシーンはちょっと・・・と言う方でも、激しいのは冒頭のワンシーンくらいなのでそこさえ我慢すればあとは大丈夫。 とにかく注目して欲しいのはその映像と、音楽の心地良さ。 現地で発見してCDを買い込み、即起用したというフランク・ザッパの選曲チョイスが素晴らしい。 映像も「天使の涙」で香港の路地裏が迷宮と化した人工的な照明もさらに進化してるので注目。 また、ロードムービーとしても面白く、南米を旅してる気分になれるのでいい。 特にイグアスの滝の広大な空撮は迫力満点で、全てを飲み込んでしまう力がある。 【ヴレア】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2014-10-08 03:32:07) |
50.《ネタバレ》 こんなにホモ描写すごかったっけ?と10年ぶりに見て驚いた。ブエノスアイレスであることには意味があると思う。人間関係が狭められた異国だからこそアジア人3人が目立つのだろうし自分の意図で挑戦し飛び出し挫折しかけた気持ちも映える。南米の景色に負けない絵作りは素晴らしい。イグナスの滝も美しい。 【reitengo】さん [映画館(字幕)] 8点(2013-08-09 10:07:28) |
《改行表示》49.《ネタバレ》 ごめんなさい。全然意味不明でした。わざわざ2時間もかけて渋谷まで行って観ましたよ。 ほんと私、若かった・・・・。 レスリーが好きな私とトニーが好きな友人とで観ましたが…。 映画館出て感想。「なんでブエノスアイレス?」終わり。 まあ主役二人の根性はすごいなあ。役者だなあ。トニー真面目な人なんだなあ。 内容はゲイの痴話げんかとしか思えませんでした。すみません。感性豊かじゃないので・・・。 【ぺーこ】さん [映画館(字幕)] 2点(2013-06-18 22:03:47) |
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48.ホモカップルの痴話喧嘩を延々と見せられるだけなのだからタマッたものではないが、ウォン・カーウァイ監督の手にかかれば、途端にお洒落な映画になってしまう。同性愛、地球の裏側、世界の果て。究極の純愛映画か。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-01-27 08:58:17) |
《改行表示》47.《ネタバレ》 いろんな相反する要素が、これみよがしに提示されている。 ということに圧倒されました。 愛と憎、接近と離反、束縛と解放、貞操と浮気、香港とブエノスアイレス、故郷と地の果て、ヘテロとホモ、執着と忘却。 これらは相反するようでいて、そういうわけでもないのだと、いう方向に全体が収れんしていく。のかなと。すごい力ワザであるといえます。 ヘテロ愛は一見全く描かれていないように見えますけれども、実は、ファンとウィンの関係を見ていくうちに、男と女でも、男と男でも、なんだかあんまり関係なくなってくるのです。 ファンとウィンのように抜き差しならないところまで行ってしまった個人と個人は、その性別がどうであれ、もうどうでもよくなってくる。 ウィンが女性であったならば、そのまま「魔性の女に翻弄される男」ということでいいわけですし、ホモ愛「だけ」を描いていながら、ヘテロ愛にも通じる普遍性も表現してしまっている。 しかしまあ…「別れよう」のあとに「いつかやり直そう」となどと続けて言うヤツは、男でも女でも魔性なのですわ。言われたほうは、たまらんなあ。ということです。虫がクモの網にかかったまま、放って置かれるというそんな状態なのですからして。 巧妙な省略によって、重要な部分を「行間」にしている作品でもあります。 結局、ファンとチャンの間に何かがあったのかなかったのかということは、観客の想像の中に置き去りです。省略されたのはこのシーンだけではありません。 香港に帰ったファンはもはやチャンのことしか考えていません。あんなに執着していたウィンのことはどこへ?…これが執着と忘却。 それにしてもまあ、やっぱりこの人は天才です。 【パブロン中毒】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-01-15 21:42:49) |
《改行表示》46.トニー・レオンとレスリー・チャンのラブ・シーンは、なんかヤケクソ感が漂っていて面白かった。 決して気色は良くはないが。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-11 08:57:44) |
45.台湾でも香港でも日本でもどこでもいい。地球上で、自分の日常の場所からいちばん遠いところへのさすらいだ。私の場合はブラジリアでありジョビンでありファベーラだ。わたしは、他人との濃密な愛の幸福の時間を共有した経験のない、孤独な人間だが、もし、相手がいたとしても孤独にはかわりないであろう。でも、できれば、ひとのいる場所にいたい。最後に、とてもいいことを言っている。”その気になれば、あいたいときにいつでもどこでも会える”と。、、、、、、ひとの生きている時間はとても短い。 追加!同性愛の描写について。この映画のばあいは完全に”ファッション”(=風景)だな。 【男ザンパノ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-04-03 01:16:21) |
《改行表示》44.かなりのショックを受けました。 トニーさん凄すぎる。 レスリーさん、せつなすぎ・・・ 完成度の高い作品だと思いますが、私はちょっとついていけませんでした。 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-03-15 14:38:05) |
43.《ネタバレ》 別れてはよりを戻すことを繰り返す二人の男が地球の裏側、ブエノスアイレスに何かを求めて旅立つ。コツコツとお金を貯め、生活の基盤をしっかりと持つファイ。対照的に奔放で、だれかれかまわず寄生することでしか生きることが出来ないウィン。ファイは異国の地であっても帰る場所を確保する。一方、どんなに離れようとしてもウィンにとっての帰る場所はファイでしかない。しかしファイにとっての帰るべき場所は、第三の男によって香港であると気づかされる。そして疎遠であった父にウィンのお決りの言葉「やり直そう」が告げられる。この年、香港は中国に返還された。しかしそれ以前もそれ以降も香港は香港でしかなく、愛すべき場所、帰るべき場所として存在し続ける。そのことに気づいた男と気づかない男の破局の物語、、と、とるのは穿ちすぎでしょうか。ラストの「会いたいときにいつでも会える」は帰る場所を見つけた男の幸福感から放たれた言葉のような気がしてならない。 【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-03-01 17:14:28) |
42.駄目です、もう最初の30分でダウン…(とは言えちゃんと最後まで観ましたよ)。完全に理解できず。別に同性愛がどうとか言っている訳じゃなくて、この監督の映像世界に付いていけない。もうちょっと修行が必要です。それにしても海外の俳優さんたちはこういう演技を何の惜し気もなくやってのけてしまい凄いですね、日本ではまず考えられません。そこが世界の壁でしょうか。 【かんたーた】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-07-06 17:13:12) |
41.同性同士の恋愛は儚くも壊れやすいからよりせつない。 【キリキリマイ】さん 4点(2004-12-08 00:01:19) |
40.ホモカップルでなければ確かに普通の恋愛物として成り立つが、それではブエノスアイレスへ行く必然性はまるでなく、イグアスの滝まで行ったからもう一度再生することが出来た。同性愛というのはあの滝の流れを逆に昇るほど過酷なものなのかな。 【亜流派 十五郎】さん 4点(2004-11-25 18:58:44) |
《改行表示》39.《ネタバレ》 同性愛を除けばストーリーは極普通の恋愛ものと言える。 これを環境ビデオのようにブエノスアイレスの景色や夜景を楽しむんだったら良いかな? 話自体はゲイ世界の物珍しさだけが話しのアクセントになっていて、それ以外は中国系監督特有のナルシズム&センチメンタルが支配している。普通を手法を変えて珍しく見せている感じがもう1つ物足りない感で終わってしまった気がします。 |