80.《ネタバレ》 ここ10年ぐらいブラピの映画にははずれがないと信頼していましたが、今回は期待を裏切られてしまいました。 まず、フューリー号の乗員を始めとする戦車兵がなんかとても薄汚い感じがします。イケメンのブラピですらとてもヘンな髪形で、シャバにいたときはブルーカラーかド田舎の百姓の兄ちゃんみたいなとても粗野なキャラが最後まで馴染めませんでした。『イングロリアス・バスターズ』のアルド・レイン中尉が戦車兵になった様な感じかと思っても、彼の行動にはユーモアのかけらもないんでつまらない、そう言えばこの映画には全篇を通じてもユーモアが皆無なんですよね。彼のキャラに古参の乗員たちがなんで敬服するのかも判らなかったですよね。すでにご指摘がありましたが、この映画は『プライベート・ライアン』の縮小バージョンみたいな脚本構成なんですよ。ブラピがトム・ハンクスのミラー大尉みたいな説得力ある演技が出来なかったのがこの映画の失敗でしょう。 確か世界で一輛しかない可動する本物ティーガー戦車を撮影に使えたことは、マニアにとっては眼福としか言いようのない感激でした。敵味方とも本物の戦車を使った欧州戦の映画となると、ルネ・クレマンの『鉄路の闘い』以来の快挙になるんじゃないでしょうか。米独両軍とも軍服や徽章にまで凝りまくっていましたからね。ただ両軍の機関銃が撃ち出す曳光弾はCGを使っているんでしょうけど映像的には強調し過ぎ、あれじゃあまるでスター・ウォーズです。 兵器考証については完璧なんですけど、プロットはどうもムリがあり過ぎです。だいたい45年4月というソ連軍がベルリンに突入しようかという時期に、いくら武装SSとはいえ軍歌を歌いながら意気揚々と行軍してくるなんてちょっとあり得ないでしょう。つまりドイツ軍があまりに戦意があり過ぎで、こういう展開にするならちょっと前のバルジの戦いあたりのストーリーにしたら良かったんでしょうね。それを言ったらもっとおかしいのは米軍の方で、史実では4月にはドイツの敗北は決定的なのでお偉いさんも下っ端の実戦部隊もいかにムダな損害を出さずにドイツ国内を進撃するかが最大の関心事だったのです。悲壮感を出したかったのは判りますけど、あれじゃみんなムダ死にですよ。 【S&S】さん [DVD(字幕)] 4点(2015-05-12 23:15:01) (良:3票) |
79.《ネタバレ》 戦争は悲惨で狂気であり、自分も戦争だけは嫌だが、それと同時に、戦車や戦闘機などの兵器が活躍する映像には興奮し、兵士が戦う姿はアクション映画のごとく楽しんでしまう困った精神が僕にはある。そーゆうことを考えさせられる映画でした。言い換えると、戦場の興奮を純粋に描いた昔のアメリカの戦争映画に、そこにある現実の悲惨さを表現した最近の戦争映画をブレンドした映画ともうしましょうか。かっちょよくハラハラする戦車戦、並行して描かれる狂気と、えぐい死体、ちょっとした戦場の恋の物語とそれをあっさり無意味にする悲惨な現実。人は平和を願って戦争する矛盾した生き物。僕もこの映画には恐怖と憧れの矛盾した精神が交互に押し寄せてきました。タイガー戦車ってあんなに硬かったんすね。戦車の中って意外と広いんですね。乗組員のそれぞれの行動や、それと連携する歩兵の行動もよく理解できました。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 10点(2015-04-18 15:49:43) (良:2票) |
78.《ネタバレ》 ノーマン、何処に居る?こっちへ来い。分かるか、こいつはさっき捕まえたドイツ兵だ。ドイツ野郎を殺せないような役立たずはいらない。こいつの背中に風穴を開けろ。間違っていようと関係ない。お前は何をしにここに来たんだ?俺たちの任務はナチスを殺すことだ!ノーマン、お前はこいつを殺すためにここにいる。そして、こいつはお前を殺すためにここに来た。こいつを殺すか、お前が死ぬかだ――。1945年、4月。連合軍に追い詰められ、降伏寸前のナチスドイツは、最後の総力戦を戦うために女子供を問わず戦場へと駆り立てていた。兵役についたばかりのノーマン二等兵は、そんなドイツ軍との熾烈な戦いの最前線へと送り込まれるのだった。それまで事務仕事ばかりで実戦経験のほとんどないノーマンだったが、歴戦のベテランであるドン・コリアー軍曹の愛機“フューリー号”の副操縦士として配属される。鋼鉄と油にまみれたそんな狭い戦車に揺られながら、ノーマンは戦場の汚い現実を目の当たりにしていく。自分が信じる神と良心に縋ることによって何とか理性を保とうとするノーマンに、そんなものなど当の昔に捨ててしまったドンは、ドイツ兵は誰であろうとたとえ女子供であろうと躊躇なく殺せるマシーンになれという教育を施していくのだった…。第2次大戦末期のドイツを舞台に、戦車部隊の工員として過酷な戦場を生きたそんな男たちのドラマを生々しく描き出す軍事アクション。とにかく、この徹底的にリアルさに拘った重厚な戦場描写は凄まじいものがあります。ナチスドイツの狂気性はもちろんのこと、歴史的には英雄として認識されることが多い連合軍にもきっと蔓延していたであろうモラリティの欠落も、ちゃんと目を逸らさず描き出した本作のこの冷徹な姿勢は賞賛に値すると思います。そんな汗と泥の臭いにまみれた男臭い物語なのですが、中盤に登場する一人の可憐な女性を巡るエピソードは強い印象を残してくれました。もし、自分の童貞を捧げた美しい女性が、その次の瞬間に死んでしまうなんて経験をしてしまったら、そりゃ人間性なんてどっかに吹っ飛んじゃいますって。今では粗野な振る舞いを繰り返す先輩たちも、きっと入隊したての頃は彼のような葛藤があっただろうにと思うと見ていて辛いものがあります。ただ…、終始そんな冷徹な視線でもって戦争のやり切れなさを見つめていた本作なのですが、後半における無謀なヒロイシズムへと安易に流れてしまった展開はやはり大きなマイナスポイントでしょう。「俺の最大の任務は、仲間を生きて帰らせることだ」と言っていたドン軍曹の信念がここで揺らいでしまったのが残念でした。とはいえ、最後までヒリつくような緊張感を途切れさずに見せきる戦争ドラマとしてなかなか良く出来ていたと思います。7点。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-08-04 01:38:22) (良:1票) |
《改行表示》77.《ネタバレ》 とてもグロテスクで生々しく戦争の非情さ無常さ苛烈さが良く描かれているUSA万歳の戦車映画である。 タイガー戦車とのバトルシーンも緊張感、臨場感が画面から存分に伝わり素晴らしい。 曳光弾がレーザーに見えリアリティに欠けるという声もあるが映像は文句無しの迫力である。 劇中特に印象的なのは占領した街でドンとノーマンがドイツ娘と触れ合うシーンで、非日常の狂気や異常性に麻痺していく中、日常のまともさを少しでも味わいたとしてる所が人間性が良く描かれており、ドラマとして秀逸である。 ブラピの鬼軍曹ぷりも問題はあるが、漢臭く格好良くてファンには堪らないだろう。 難点を言えば終盤の戦車に籠城する無謀さとラストのSS兵がノーマンを見逃す場面が不可解でご都合主義に見えマイナス点だ。 ドイツ兵を蹂躙しながら行軍していく様や武装SS大隊を無双する場面は「はいはい アメリカ強い 強いね」と思わず白目になり冷めてしまう。 ふと(ドイツ人がこの映画を見たらどんな感想を持つのだろうか…)等という思いが頭をよぎった。 プライベート・ライアンに脚本、ドラマとして総合的には及ばないが中々の力作なので見ても損はしないだろう。 【ryujin】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-04-01 00:11:51) (良:1票) |
76.戦争映画で、ここまでリアルでグロテスクな映像は少ないのではないか。こんな映画が作れるアメリカが一時も戦争を止めやれない矛盾。それに追従しようとしている愚かな我が宰相。ちょっと暗くなる映画でした。 【kaaaz】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2015-03-21 01:33:11) (良:1票) |
《改行表示》75.《ネタバレ》 戦車が主体の映画はあまり見たことがなく結構期待していたのだがドラマ部分は意外とありきたりな感じ。激戦をくぐり抜けてきた戦車隊に実戦経験のない新兵が配属され、戦争の現実を突きつけられながら隊員たちと心を通わせていく。しかし、それをこの監督の脚本作「トレーニング デイ」と同じく一日の出来事として描くのはちとつらい。一日のドラマとしてはつめこみ感が否めず戦争映画としてのポイントを押さえているのに浅く感じてしまう。 だが、ドイツの母娘(っぽいが従姉妹)のエピソードは意外と嫌いではない。戦争という異常な日常の中ですでに非日常になってしまって久しい平和で穏やかな食事をしたいという気持ちは共感できる。結局隊員によってぶち壊されるが童貞卒業シーンもはさまれる特殊さもあって、個人的にはこの映画のドラマの中で唯一引っかかりがあるシーンだ。まあ長いなとは思ったが。 戦車同士の戦闘シーンはさすがの迫力。戦車には全然詳しくないがタイガー戦車が恐ろしい性能を持っていることは伝わってくる。あんなのに出くわしたら生きた心地がしないだろう。人体破壊描写も凄まじく何台も戦車が踏み荒らしていったと思われる死体なども記憶に残る。 全体的に見てくれは悪くない。が、最後の戦闘があまり良くない。ウォーダディの選択が理解できない。動けなくなった戦車に立て篭もる作戦なのになぜ予備の弾薬を車外に放置してあるのかわからない。こんな感じで終盤に悶々としてしまう何かもったいない作品だ。 【⑨】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-03-20 03:06:56) (良:1票) |
74.《ネタバレ》 つまらない訳ではないんだけど、もう一歩何かが足りない気がする。特に人間ドラマ部分。ラストの都合良すぎる展開にもなんだかなぁという印象。ブラピの存在感は申し分ないんだけど、キャラクターとしてはそれほど尊敬できるような人物ではなく、いまいち掴み所が無かったように思う。 【ヴレア】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-03-17 08:28:32) (良:1票) |
73.序盤は凡庸な戦争映画のディテールでしたが、田舎町を占拠してからはかなり面白かった。退屈と感じる人も多いであろうアパート内のシーンが一番お気に入りです。あの緊張感は出したくても出せない。ブラピだからこそ表現することが出来たシーンでしょう。クライマックスの籠城戦(籠戦車戦?)では、男たちの友情とノーマンの成長を残酷なリアリティと共に描き切っており、好感を持ちます。ラストの皮肉も痛烈で、戦争・軍隊のバカバカしさを見事に浮き彫りにしており、深刻なテーマを持ち出しながらも戦闘の快楽を優先的に表現しようとしている映画よりもはるかに良い。歴代の傑作戦争映画と比べれば幾分落ちる作品ではありますが、決して無駄な作品ではないと思います。 【カニばさみ】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-12-06 20:48:56) (良:1票) |
《改行表示》72.《ネタバレ》 「戦場では狂気こそが正常であり、常識的な人間はただの役立たず」という事を描いて、そこから逆説的に戦争を通して人間性のあり方を問うてくる映画でした。 無数の死が目の前に転がっている世界で、なお人は理性を保ち、人を信頼したり愛したりし得るのか、絶望の中に希望を見い出せるのか、と。狂気に駆られつつ、根底には信仰に根差した人間性を秘め、その矛盾を内包したまま戦場で生きる人々。 狂気の中の良識を垣間見せるベテランと徐々に狂気に染まってゆく新人との対比が効いています。 でも、そのキャラクターの在り様、ブラッド・ピットの中にトム・ハンクスの姿を、ローガン・ラーマンの中にチャーリー・シーンの姿を見てしまった感じで、この映画が今日の戦場映画の基準となった『プラトーン』『プライベート・ライアン』のその先に行った感じはしなかったのですね。そこはもう1つ、何か踏み込むものが欲しかったのですが。 激しい戦闘シーン、シネスコフレームを活かした構図など、画的な見どころも多い映画ですが、一方で肝心な戦車内の閉塞感はそんなに出ている感じがしなかったのは、車内の位置関係の描写不足やカメラポジションのあまりの自在っぷりに難があったからでしょうか。 そんな中で血と瓦礫の中で美しい憧憬の対象となっていた、戦車と対比された存在である馬が印象的でした。戦車は男の象徴で馬は女の象徴かな。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-12-02 22:12:43) (良:1票) |
《改行表示》71.《ネタバレ》 ここでの皆さんの感想にほぼ同意な内容で 戦車で始まり戦車で終わった映画でしたね。 この映画で戦車戦というものを始めて教わった気がしてなか なかの迫力で堪能できました。 後半の親衛隊300人相手の戦闘シーンはリアリティからはかけ 離れたないようで、精鋭部隊がああまで混乱させられるとは 思えないし、実際の戦場だったらあれだけやられてしまって 最後に残った一人に温情を与えるとも思えません。 戦後日本の元兵士が捕虜を虐殺したことで戦犯として裁かれ ましたが、やるかやられるかの戦場で敵の捕虜を撃ち殺せと 命じられたら、あの状況では自分なら躊躇なく実行してしま うだろうと思う。戦場での倫理観を平時のものさしで測る ことはできないでしょうね。 【キムリン】さん [地上波(吹替)] 6点(2024-02-27 15:20:45) |
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【TERU】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2023-07-08 20:34:46) |
《改行表示》69.《ネタバレ》 -Fury- “怒り”主人公の戦車に付けられた名前。 戦闘シーンは迫力があり生々しい。戦場で戦車がどう使われたか、どんな戦い方があるのかがよく分かる。大砲を撃つ、機関銃を撃つ、踏む(痛い!)。 戦車の弾も①厚い装甲を貫く弾②炸裂して鉄片を撒き散らす弾③人体にこびりついて燃える弾(怖い!)。 本物のティーガーⅠ戦車が出るのも凄いことのようで、シャーマン戦車をバッタバッタと倒していく。 前半部分で戦場の悲惨さ、不条理さをキツめに描写しているため、多少の変な描写にも目を瞑って観られたけど、後半から素人目にも嘘くささが目立ってしまったのが残念。 合唱行進するほど士気の高い武装SS大隊300人を発見してから、戦闘に入るまでの長~~~い準備時間。ノーマンが走れる距離のちょい先に大隊が居たんだよな?戦車を包囲されてから反撃するフューリーの面々と、一箇所の敵に単純な反撃を繰り返すゾンビ並みの知能のSSの方々。 コレ、戦闘が終わってみたら敵は訓練上がりの少年兵ばかりってオチか?って思ったけど、そうでもなく。そもそも序盤に少年兵が、パンツァーファウスト1発で味方戦車を丸焼きにしてるし。少年兵のより威力の弱いパンツァーファウストしか持ってないSS大隊の謎。 戦闘が終わり、若い兵士に見逃されるノーマン。私コレ、ドイツ兵から見えなかったんだと思ったんだけど、見逃したんだとしたら意味不明。さっきまで歌を歌ってた仲間がコイツ等にたくさん殺されたのに、見逃す意味って何?そりゃ序盤に捕虜の射殺シーンがあるけど、ノーマンもそうなるとは限らないし…こんな後半から逆算すると、いろいろ変な映画だなぁって思える。 ドイツもアメリカもどっちも悪いことをしてるけど、射殺された捕虜はアメリカ兵の上着を着ていた事を強調していたから、どこかでアメリカ兵を殺した悪い奴って印象付けしているし、下品な戦車兵たちもドイツ人女性をレイプまではしないで、同意の上で抱く。そんな所がアメリカが酷いことをした理由の言い訳に思える。だけどどうにも、兵士というより海賊や山賊みたいな登場人物たちに、魅力を感じにくかったな。 【K&K】さん [インターネット(字幕)] 4点(2022-03-13 15:15:44) |
《改行表示》68.《ネタバレ》 戦争映画としては、シャーマンでティーガーを仕留めた辺りがピークだったかな。 300人のドイツ兵との闘いは、不意打ちで無防備なドイツ兵を虐殺しただけのように思えた。 命乞いするドイツ兵の射殺を拒んだり、ドイツ娘と恋に落ちたり、実質的にはノーマンが主人公ですね。 ラストで若いドイツ兵が見逃してくれて生き残れたのはちょっと感動的だった。 良い戦争なんてものはないけど、良い人はいるんだよって生温い願いが込められてたように思う。 【もとや】さん [インターネット(吹替)] 6点(2022-02-15 12:37:48) |
《改行表示》67.《ネタバレ》 あまり背景を知らずに鑑賞。 正直戦争映画は得意ではないけど、ブラピのでてるヤツならって感じで観ました。 まぁ、軸となる人がいればこそ観られるってな感じで、その点楽しめました。 たしかに最後の戦闘はやりすぎだなとは思いつつ。 こういった史実があって、つくられた映画なのか、なんなのか。 その辺からしてさっぱりわからなかったので、まぁそこはともかくですが。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-11-14 00:18:06) |
66.《ネタバレ》 こういう映画を見るとドイツ軍もっと頑張れと思ってしまう 【草のつるぎ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-08-31 11:07:49) |
65.《ネタバレ》 期待して観たが底の浅いストーリーや歴史的背景を無視したような描写が余りにもお粗末に感じた。時代的にはもう戦争の帰趨も決まり、ドイツ軍はソ連ではなく米英軍に降伏したがっていて、米英軍も無駄な損害を出したくない状況であったはずなのに、主人公達は野原の交差点を死守するし戦車戦は超至近距離だしドイツ兵は昔の西部劇のインディアンみたいに戦車に群がってみんな死ぬばかりだし、リアリティがなさ過ぎてガッカリした。スターを出して製作費をかけるならもう少し何とかならなかったのか。実車ティーガーだけが見所。 【クリプトポネ】さん [映画館(字幕)] 3点(2020-05-23 17:29:00) |
《改行表示》64.本物のティーガーをやっとこさ映画で観られる、月並みながらそこから興味を抱いての鑑賞 戦闘シーンは最後の戦いをのぞけばあとはどれもよかった ティーガー以外にもパンツァーファウストや白リン弾など、武器の名称を台詞に出して紹介してくれるので 戦争映画初めての人にはいいかも 逆にそれまでに何本か観てるとアレやアレなどオマージュのモザイクということもあってストーリーは既視感まみれ 登場人物の設定もあまりにも既視感強すぎて印象に残らない 将来的にどの映画の登場人物かわからなくなる恐れ大 話の流れとしてオイオイとつっこみたくなる場面もいくつかあった 【うまシネマ】さん [インターネット(吹替)] 5点(2019-08-08 12:00:46) |
《改行表示》63.《ネタバレ》 なかなか見応えのある戦争モノでした。中盤の幕間劇のような食事シーンを含め、全編にわたる冗談抜きの緊張感がいい。ブラッド・ピットって存在感のある役者だなと、あらためて思います。「理想は平和だが、歴史は残酷だ」なんていうセリフもシビれました。 が、終盤の戦闘はどうなんでしょうねぇ。もう戦争自体が間もなく終結するとわかっていたはずのこの時期に、あえて無謀な戦いを挑む理由がわからない。ランボーやゴルゴじゃないんだから。「これはオレの家だ」なんていうセリフも、お涙頂戴みたいで興ざめ。要するに「ブラピかっこいい」「ブラピかわいそう」と思わせたいがための強引な演出だったような気がして、そこだけちょっと残念。しかし傑作であることは間違いありません。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2018-08-10 02:55:17) |
《改行表示》62.《ネタバレ》 戦場の緊張感はよく伝わってきた。 ただし、最後の作戦は無茶だ。 敵が道を通ってくる場合は両脇に地雷を仕掛けておくべき。 時間がなかったといえば仕方ないが・・・ 【チェブ大王】さん [地上波(吹替)] 6点(2018-08-06 11:53:32) |
61.やっぱりこれ、単に「戦車を撮りたかっただけ」なんでしょ。主要キャラで5人もいながら、人物造形やその変化にはほとんど配慮されてないし。ただ、映画ではあまり見ない「移動しながらの戦車同士の砲撃戦」なんかは、その執念が結実したかなりのこだわりが見られます。といっても、いくら砲撃や銃撃描写を頑張っても、ドイツ人女性宅での4人の静かな会話のやりとりの方が、はるかにドラマチックでスリリングだったりするのですが。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2018-07-25 23:54:09) |