36.こういう映画を見ると、映画の技術というものは確実に進化しているのだなと実感させられます。主人公には弾が当たらないのにドイツ兵はバタバタと死ぬ、ドイツ兵はバカみたいに主人公の罠に引っ掛り続ける等、この時代の映画の見せ方は現在のアクション映画とは比較にならないほど稚拙だと言えます。また脚本の練り方も現在の水準からすればつっこみが非常に浅く、味方の中に3人も二重スパイがいながら主人公達や観客が翻弄されるという展開がない(彼らを巧く使えば前半の山場になったはずなのに)、いち早く潜入に気付いたゲシュタポ隊長をすぐに殺してしまう(彼を好敵手にすれば盛り上がったはずなのに)、救出したカーナビー将軍は一言もしゃべらず主人公達のうしろにくっついてるだけで存在感ゼロ(あのチームではただひとりの異色な存在だったんだから、彼にも見せ場を与えれば話の幅がもっと広がったのに)、スパイいぶり出し工作という最高のアイデアがセリフだけで説明される(話の展開とともに少しずつ全容が明らかになれば最高に面白かったはずなのに)等、おいしくなりそうなところを相当素通りしています。とにかく主人公達が圧倒的に強く、彼らの計画が式次第通りに進んでいくだけなんですね。相当困難なミッションをやってるわけですから、一筋縄ではいかない展開の方がおもしろいのに。警戒厳重な拠点に潜入しながら、周りが敵に囲まれているという緊張感もないし。そんなわけで現在の水準と冷静に比較すればレベルの高い作品とは到底言えませんが、だからと言って現在では評価に値しない作品だというわけでもありません。年代ものの映画特有の雰囲気とでも言いますか、現在では到底出せない絶妙な空気を映画全体が放っているのです。困難なミッションを与えられた主人公達が超人的な活躍をして当然のように成功を収めて帰還する。戦争ファンタジーとも言えるこのような話をお笑いにすることなく真っ当な映画として成立させるのは、現在ではちょっと無理だと思います。この時代の映画だからこそこのような設定でも素直に成立しているのであり、古風な脚本、レトロな撮影、往年の俳優の存在感など映画全体が放つ昔ながらの空気に馴染むと、「今だったらこう作ってるのにな」なんてことを考えるのは野暮。そういった意味では十分に評価すべき作品であると思います。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-11-07 23:44:45) (良:1票) |
《改行表示》35.えっ?荒鷲の要塞の中ってそんなに侵入しやすくて、そんなに警備兵が 少ないのっっ???てツッコミが・・・・ドイツ兵マヌケ過ぎだよぅ 手榴弾の投げ方くらい勉強しといてよぅ。投げたの余裕で拾って返されてるじゃん(;´Д⊂) まあクリントイーストウッドが激しくかっこ よかったから許すっヽ(`Д´)ノ! 【アキト】さん 4点(2004-01-10 12:55:51) |
34.《ネタバレ》 軍服が素敵だと感じたドイツ軍の余りにもマヌケな描かれ方に戦闘シーンの緊張感は皆無で、リチャード・バートンのアクションシーンも気楽に眺められる。彼が正体を現すのを今か今かと待っていた期待が外れたのが何とも残念。作戦の真の目的もお粗末な演出で何の盛り上がりもなくこれまた残念。作り方次第で傑作になった惜しい作品。 |
33.《ネタバレ》 観ていて顔が赤くなるようなスーパー好都合さ全開な映画ですね。もうぅほんとビックリするほど弾が当たらない! なのにドイツ軍側はバタバタと倒れるという(苦笑) そもそも空飛ぶ鷲しか侵入できない「はず」の城にあんなにあっさり侵入出来てる時点でオイオイなw もうちょっと苦労するでしょ普通ww 脚本構成がおおらかな時代だったのでしょうね(笑) あとはイーストウッドの出演はほぼほぼ必要性を感じないのはどうなんでしょ、まぁこういう作品にはあまり似合ってないような気がしますハイ 【Kaname】さん [CS・衛星(吹替)] 4点(2017-10-30 20:29:09) |
《改行表示》32.《ネタバレ》 ほんの1か月前に観た映画であっても、いざレビューを書こうとすると細部が意外と怪しかったりするもの ましてや何年前、何十年前に観た映画となるとよほど好きな映画でもない限り事実上まともなレビューを書くのは困難です 「ちゃんとしたレビューを書こうとすると再見する必要があるんだけど、わざわざ見直すくらいなら他の映画見るわ」というのが自然な感覚であり、自分の場合、ぶっちゃけそういう映画が何百本もある状態で、わりと困ってます。 さてわりと有名なこの映画、何十年か前に観たことあります…が、ぶっちゃけレビューを書くことも点数をつける事も不可能。 だって細かいとこ全然覚えてないんだもん! と、そんな私のために(ではないですが)テレ東が午後ローで放送してくれました。という事で観ました。 テレビ用にめちゃくちゃカットされていて(しかもそのカットが雑)昔の編集ってこんなに雑だったんだな、と痛感させてくれます。 こんなカットされた映画観てたんですねぇ、しみじみ… 大昔に見てほとんど覚えてない…と思ってたんですが、実際あらためて見てみると、あらあら意外と「観たことある」って感じなんですよね。 「あーこのシーン観た観た。わかるわかる」って感じで。ポイントとなるシーンと雑なストーリーだけは意外と記憶にあるんです。 おかげで肝心のいくつかのシーンで予想外とかびっくりとかそういうのがないんです。うーん残念。 という事で、映画の内容についてですが、そんな状況なので正しく点数をつける事ができません。 まぁ、この原作者なりの古いなりに正当なアドベンチャー映画で、オーソドックスな娯楽映画だな、と思ったので6点にしておきます。 あ、名優リチャードバートンってあらためて見ると意外とアランドロンに似てますね 【あばれて万歳】さん [地上波(吹替)] 6点(2017-10-19 01:12:39) |
《改行表示》31.《ネタバレ》 古いせいもあるのでしょうが、全体的に話の展開がもっさりしているというか。デフラグでもしたい感じです。 他の方も指摘しているとおり、大量に登場するドイツ兵がショッカーのように弱くて興醒めです。まるでシューティングゲームのファーストステージのよう。これならミッションも楽にクリアできそうです。 しかし秀逸なのは、裏切った仲間たち。ドイツ兵を前に無双の強さを誇る主人公2人を目の当たりにしながら、なお最後に抵抗する彼らの精神状態はどのようなものだったのか。これぞ軍人の鏡と呼ぶべきでしょう。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-12-21 00:08:24) |
《改行表示》30.《ネタバレ》 舞台である要塞は堅固そうでいい雰囲気出ているのに反してドイツ兵が間抜けすぎです。 ダイナマイトそこら中に仕掛けられても気づかず、撃ち合いになれば一方的にやられ、数人のスパイに半壊状態にされてしまいます。 後半はドイツ兵に同情してしまいました。 この作品の目玉である2回の意表を突く展開には素直にしてやられてしまったのでまぁまぁ楽しめました。 イーストウッドの締めの言葉もなかなか粋で締まらない映画をビシっと締めてくれました。 【CBパークビュー】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-08-11 00:49:54) |
《改行表示》29.《ネタバレ》 要塞に乗り込むまでの前半、要塞内での中盤、脱出後の後半に分かれていますが、中盤がなかなか面白い。「観客に情報を渡さず混乱させる」という手ですが、スパイがいるということをあらかじめばらしているので、より効果的でした。黒幕の正体も含め、探偵小説の国イギリスらしい内容で、アクションよりそちらの方が楽しめました。 アクションものとしては、爆弾を大量に爆発させたりマシンガンを撃ちまくったりと、派手。この頃英米では、映画はすでにテレビに押されていたことでしょうから、テレビに対抗して派手なアクションを連発したのかもしれません。爆発・銃撃の連続ですが飽きが来ず、長時間も気にならず楽しめました。ロープウェイ上での戦いが、地味でむしろ違和感を感じました。脱出計画も用意周到で面白い。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-08-08 18:16:29) |
28.リアリティのない都合のいいストーリーでしたが、2転、3転する展開は結構面白かったです。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-29 22:58:48) |
27.《ネタバレ》 いや~、エンターテイメントですね~。戦争映画じゃなくて、一種のスパイアクションですわな。とにかくドイツ軍が弱いのなんのって(笑)。個人的に好きなのはロープウエイの上で格闘するシーンかな。ハラハラと楽しませていただきました。 【あろえりーな】さん [地上波(吹替)] 7点(2014-08-28 23:16:44) |
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26.内容はともかく、アクション映画としては純粋に楽しめた。 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2014-08-05 06:29:16) |
25.《ネタバレ》 小説化を前提に冒険小説の巨匠アリステア・マクリーンがオリジナル原案と脚本を書いただけあって、とくに後半は二転三転するストーリーはなかなかのものです。勇壮なロン・グッドウィンのメイン・テーマも、戦争アクション映画のベスト3に入れちゃいたいほど好きです。 リチャード・バートンは名優ですけどアクション映画に不向きで、どうも体の動きが鈍重なんですよね。この手の映画にはそりゃバート・ランカスターやカーク・ダグラスが適役ですけど、この二人はとても英国人には見えないので、まあバートンでも良しとしておきましょう。ハリウッドに復帰したばかりのイーストウッドも頑張っていますが、多少短くしているとは言ってもあの髪型は特殊部隊の将校らしくないですよね。二挺拳銃みたいにしてシュマイザーをぶっ放すシーンがありますが、いくらなんでもあれはやり過ぎです。イーストウッド自身が希望して撮ったアクションなんだそうですが、あんな撃ち方が実際に出来るわけがないでしょう(カッコ良いのは確かですけど)。サービスで二人も出てくる女スパイも、定石では少なくとも一人は途中で死ぬところですがラストまで銃撃ちまくって大活躍しちゃうし、こいつら弾に当たらない超人部隊か! 【S&S】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-01-28 20:18:08) |
24.無骨さはいいですが、あんまりにもご都合主義ですねー。イーストウッドの良さがあまり発揮されていないです。 【noji】さん [地上波(吹替)] 4点(2011-04-07 23:11:31) |
23.《ネタバレ》 反対側のロープウェイに飛び移るシーンで感じた事。「あの跳躍力なら世界記録だ」他にも突っ込み所は多いのですが映画としてつまらないか?と言われれば それなりに面白いんですよね。 【東京ロッキー】さん [地上波(吹替)] 6点(2011-03-31 16:16:02) |
《改行表示》22.《ネタバレ》 今回改めて理解できたのは、「戦争」アクション物は、正当な戦争物とは全く別物だということ。そう割り切れば無理やりな設定も、ベルリンからアルプスまで飛んでくるヘリコプターwも、敵国の軍服を着込む明確な国際法違反に対する拘りの無さも少しも苦にならない。 ドイツとかイギリスとか第二戦線とか一切関係なく、単に敵の要塞、大部隊相手に少人数で乗り込む、007のような架空のスパイ物だと思えば、逆転、また逆転の話は結構楽しめました。 ただ、どなたかが指摘したように、敵側がキャラクター的には面白かったわりには、話のふくらみがなかった。 あと、こういう点に触れると自分でもかなり幼稚だと思うが、映画というのはあくまで映像表現なんだから、昔の撮影技術のために劣っている点は、劣ってると率直に指摘すべきで、「昔の映画なんだから」と言い訳する必要はないと思う。 正直、ロープーウェイの上の格闘シーンとか、あまりにも合成が稚拙で全然スリルを感じられなかった。車の中から外を映すのも、はめ込み画面ミエミエで、昔って本当に撮影っていろいろ制約があったのがわかった。 ちょっとけなしちゃったけど、まあ楽しめた。女性が二人とも美人でセクシーなのも好感度アップ。 平成23年6月20日追記 駄目ですね、2度見ちゃ。もうぬるい、ぬるい。例えば、銃を突きつけられて自動車で連行される主人公二人、靴の紐を直すといって屈みこむやいきなり暴れだし、ドイツ人はみな撃たれるか自動車から飛び出るかして死亡。主人公二人は全くの無傷。って馬鹿な。あるいは、隠れ家をドイツ軍に包囲される、やはり主人公二人。ところがドイツ軍は、真っ正直に表しか見ず、誰一人裏に回りこむことは考えない。(日本の警察だってもうちょっとは用意周到w) だいたい、作戦目的そのものが?戦時中なんだから怪しけりゃ即拘束して尋問するとか、映画中に出てくる自白剤もあることだし。もう、そこをぬるい、不自然と感じたら見続ける元気なく成りますね。 ということで、テレビドラマが普及してない時代だからこそ通用した一回で十分な映画化と 【rhforever】さん [DVD(吹替)] 5点(2010-10-18 10:42:23) |
21.イーストウッドはこの種のアクション軍人役は全然似合わない、とよく分かったのが唯一の収穫でした。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2010-05-15 01:29:36) |
20.皆さんの評価とは違うが、当初は期待した、が「ナバロンの要塞」の二番煎じで、かなり無理やりな設定で、しかも現実感がなし。 活劇、かっこよさとしては良いが・・。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-09-05 18:22:49) |
19.《ネタバレ》 色んな展開があって全く飽きることなく150分の時間が過ぎました。リチャード・バートンとイーストウッドが黙々と罠をしかけ要塞に侵入していく姿がカッコよくてたまりません。 【関白宣言】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-08-30 23:45:43) |
18.《ネタバレ》 ○一番の見せ場は中盤のハッタリの場面。英国スパイ映画らしい。○それまでというもの割と地味で、要塞に侵入するまでは割と退屈。○侵入してからはもうやりたい放題。ロープウェイへの飛び移りや仕掛け放題の爆弾。ドイツ軍が間抜けで主人公たちがあまりにもスーパーすぎる。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-02-15 12:56:29) |
《改行表示》17.《ネタバレ》 難攻不落の荒鷲の要塞、というわりには大して苦労もせずにささっと潜り込めるあたりは大きくマイナス。 敵の弾は全然当たらず、味方のは全部敵に当たるという超ご都合主義もあそこまで続くとちょっと・・・、になる。 ただ全編通して流れる音楽はいい。すごくいいと思う。 ロープウェイの格闘シーンはなかなか。 それと、スパイを挙げようとするあの疑心暗鬼のシーンはドキドキする。 でも、いいところはいろいろありながら、もっとサスペンス性を強めたり、もっと面白く出来るところを無駄遣いしている感じは否めない。まあ時代も時代でしょうがないか。 【θ】さん [地上波(吹替)] 7点(2007-10-15 23:33:46) |