スター・ウォーズ/最後のジェダイのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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スター・ウォーズ/最後のジェダイ

[スターウォーズサイゴノジェダイ]
Star Wars: The Last Jedi
2017年上映時間:152分
平均点:5.80 / 10(Review 119人) (点数分布表示)
公開開始日(2017-12-15)
公開終了日(2018-04-25)
アクションSFアドベンチャーファンタジー戦争ものシリーズもの3D映画
新規登録(2017-10-06)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2023-06-15)【イニシャルK】さん
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監督ライアン・ジョンソン(監督)
キャストデイジー・リドリー(女優)レイ
ジョン・ボイエガ(男優)フィン
アダム・ドライバー(男優)カイロ・レン
オスカー・アイザック(男優)ポー・ダメロン
ケリー・マリー・トラン(女優)ローズ・ティコ
マーク・ハミル(男優)ルーク・スカイウォーカー
キャリー・フィッシャー(女優)レイア・オーガナ
ルピタ・ニョンゴ(女優)マズ・カナタ
ドーナル・グリーソン(男優)ハックス将軍
グウェンドリン・クリスティー(女優)キャプテン・ファズマ
アンディ・サーキス(男優)スノーク
ベニチオ・デル・トロ(男優)DJ
ローラ・ダーン(女優)アミリン・ホルドー
フランク・オズヨーダ
永宝千晶レイ(日本語吹き替え版)
島田敏ルーク・スカイウォーカー(日本語吹き替え版)
津田健次郎カイロ・レン(日本語吹き替え版)
小松史法ポー・ダメロン(日本語吹き替え版)
杉本ゆうマズ・カナタ(日本語吹き替え版)
壤晴彦スノーク(日本語吹き替え版)
咲野俊介DJ(日本語吹き替え版)
塩田朋子アミリン・ホルドー(日本語吹き替え版)
多田野曜平ヨーダ(日本語吹き替え版)
岩崎ひろしC-3PO(日本語吹き替え版)
高島雅羅レイア・オーガナ(日本語吹き替え版)
藤本譲アクバー提督(日本語吹き替え版)
斉藤貴美子キャプテン・ファズマ(日本語吹き替え版)
花輪英司(日本語吹き替え版)
原作ジョージ・ルーカス(キャラクター創造)
脚本ライアン・ジョンソン(監督)
音楽ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]
製作キャスリーン・ケネディ
製作総指揮J・J・エイブラムス
配給ウォルト・ディズニー・ジャパン
特撮ILM/Industrial Light & Magic
美術リック・ハインリクス(プロダクション・デザイン)
衣装マイケル・カプラン〔衣装〕
編集ボブ・ダクセイ
スーツアクターアンソニー・ダニエルズC-3PO
その他トム・カーノウスキー(ユニット・プロダクション・マネージャー)
キャリー・フィッシャー(献辞)
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【クチコミ・感想】

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119.《ネタバレ》 予告編合わせて3時間なげーよ。7時半上映開始で終わったら10時半だよ。帰りに寄るはずだったくら寿司閉店しちゃったじゃんよ。クーポン券どうしてくれんだよ。フィンとローズのエピソードカットすれば2時間半くらいで収まったんじゃねーのかよ。そのフィンたちあれだけ苦労して成果ゼロってバカじゃねーの?あと、いつからフォースであんなにいろいろできるようになったのか?宇宙空間から生身で無事帰還とかゼントラーディ人かよ。超人ロックかよ。宇宙規模のハリーポッターかよ。そう思ったらカイロレンの顔がハーマイオニーの彼氏にしか見えなくなっちゃったよ。ホントお願いしますよ。マジで。
S.H.A.D.O.さん [映画館(字幕)] 0点(2017-12-24 11:57:09)(笑:6票)
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118.《ネタバレ》 個人的に前作のエピソード7がオマージュ満載で楽しめたので今作は期待していた。監督が交代しどのようなスター・ウォーズの新作が観れるか楽しみだったが……。小学生当時に旧三部作を観て以来のシリーズの大ファン、エピソード2を劇場で観てもワクワクしていた自分がかなり落胆した。キャッチコピー通り「誰も見たことがない衝撃のスター・ウォーズ」であったことは間違いない。とにかく観客の予想や期待を裏切ることに終始しており、監督の「今までのスター・ウォーズシリーズ(1~7)をぶっ壊してやろう」という気概は感じるが、脚本までぶっ壊してどうする。結果としていらないシーンやツッコミどころが満載になってしまっている。しょっぱなのポーとハックスのコメディ的なやり取りからシリーズに似つかわしくない感じがし、嫌な予感がしていた。たびたび行われるフォースチャットやルークのリアルな幽体など今までにないフォースの使い方も違和感があるし、ハンソロの死に気づいてないルーク・レイアの宇宙遊泳・レイのぐずぐず修行・不細工ヒロインローズ・かわいいだけで出続ける無意味な鳥・レジスタンスのアホすぎる言動・フィンと天童よしみWithデルトロの茶番珍道中・有能過ぎるBB-8・出来るならなぜ今までやらなかったのか…ハイパードライブ特攻・初登場するジェダイの書・ヨーダサンダー・結局何者か分からないままスノークが退場・レンやレイと張り合うほど強すぎるレッドガード・ヨーダに諭されたのに結局師弟関係を結べないままルークがあっけなく退場…… 等々が引っ掛かってファンとして面白くなかった。 後日ネットで肯定派の意見を読み、吹き替えで二回目の鑑賞。 ただの飲んだくれから捨てられた娘である今シリーズの主人公レイやラストのフォース使いの少年など、今までの血統主義の否定や、ジェダイとシス、善と悪の対立構造の解体(シスの師匠スノークとジェダイの師匠ルークを葬った光と闇の間で揺れるレンとジェダイでもシスでもない自分なりの正義を貫こうとするレイ)と戦争の否定(仲間のための自己犠牲を否定)を試み、繰り返される「古いものは捨てろ、忘れろ」という旨の発言通り、エピソード1~6をぶっ壊す、新しいスター・ウォーズ世界の構築の第一歩的作品のように思った。多分最近になってスター・ウォーズを一気観したり、そこまでスター・ウォーズに思い入れがない数多く観た映画の一部、という感じの人には「次はこう来たか!」と楽しめたと思う。でもやっぱりスター・ウォーズが大好きだと今回のは受け入れられない。誉められるのは新たなる希望で使われたレイアのホログラムと旧作のパペットを完全再現したヨーダくらいだ。 監督であるライアン・ジョンソンの下、さらに新三部作の制作が決定している。今作での傾向を見る限り、エピソード9ではレイアはもちろんチューバッカやR2-D2、C3PO、ファルコン号すら退場、旧シリーズのものは全て捨て去り、新三部作ではさらにシスやジェダイといった概念すらなくなって第三のフォース使いの概念が登場するなど、全く新しいディズニー・スター・ウォーズが誕生するのではと予想している。 最後に監督であるライアン・ジョンソンに今作から引用したこの言葉を送りたい。 「素晴らしい。全て間違っている。」
eurekaさん [映画館(字幕)] 3点(2018-01-01 14:14:49)(良:5票)
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117.《ネタバレ》 スターウォーズはね、そりゃ素晴らしいシリーズですよ。でもね、私はそんなライトセーバーが欲しくてたまらないほどのめり込んだクチじゃない。結局「ソロとレイアのツンデレ」こそが命と思っている、けしからん(しかし実は大多数の)観客なのです。 ですんで、フォースやジェダイの行く末にも心燃え立たない。ep4のレイアよりずっと美形のパドメにも心動かされなかった私が、なんでポッと出の新シリーズのカワイ子ちゃん主人公に肩入れできるでしょうか。また、ソロの1/10の魅力もない中二病のその息子に深く共鳴できるというのでしょう。前作のキャラたちを凌げるような魅力的キャラを生んでこその新シリーズであり続編なんじゃないんですか?(まあこのシリーズに限らず、このハードルを越えられる続編映画が極わずかであることも否めませんが。) 「それなのになんで観に行くんだよ!」と問われれば、やっぱり諦めきれない未練みたいなもんですかね。いわば、あんな楽しませてくれたんだから「夢よ、もう一度…!」って気分。ep7では新キャラたちは今一つだったが今度はよくなったかもしれないし…… でも、今回はっきりわかりました。ダメだよ、コレ。この新メンバーたちがどうなろうと、もう絶対ソロとレイアに代表されるep4から6までのドキドキワクワク感なんか生まれっこない。だって、今回の映画で「画面に出てきて一番うれしくなったキャラクター」がチューバッカなんだもん。着ぐるみってホント便利なもんだわ(苦笑)。  時系列における前3作のコアなファンの懐古主義的支持によりそれなりの興行成績は修めるだろうが、そういうものにすがるより全く別の新しいワクワクドキドキを生み出すほうがよっぽど映画業界のためになることは、製作者の側だってもう分かりきっているはずだ。それについてはここ10年以上ずっと言われ続けているのに、全く変わる気配がない。その絶望感を私は今回改めて強く感じてしまった。 ハリウッドは、人種別にまんべんなく配役を苦心するのもいいが、それより先にやることがあることに早く気づいて欲しいですワ、ホント。
ぞふぃさん [映画館(字幕)] 3点(2017-12-21 12:32:37)(良:4票)
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116.《ネタバレ》 フォースを「理力」と叩き込まれた時代から観ている私にとって、続編が出る度にフォースのインフレにがっかりしてきた。 それでも師弟関係で鍛錬を積んだジェダイが大きなフォースをコントロールするという理由に納得してきた。 それすらも一気に吹き飛ばす今作の設定を「新時代」と言う人もいるが、私は許せない。 「世の中にはやっていいこととやってはいけないことがある」という言い回しがあるが 間違いなく「やってはいけないこと」をやった。  天童よしみ似のローズ、こいつも「やってはいけないこと」だ ローズ自体はポッドの見張り役で終わるならなにも文句はない、むしろ好感もてたキャラだ しかしラブロマンスに絡める展開は驚いたというより怒りがこみ上げた 目がくらむほどの美人がアクションをするハリウッド映画は好きになれないが、今作で強く学んだことは 映画にはある程度の容姿は作品の良し悪しに関係するってことだ。  フォースと共にあらんことを
かのっささん [映画館(字幕)] 6点(2017-12-19 13:03:33)(良:3票)(笑:1票)
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115.《ネタバレ》 映画としては限りなく0点に近い1点、スターウォーズとしては3点くらいといったところか。 前作が4をベースにしているのなら今作は5なんだろうけどとにかく全てが裏目に出ている。 徹底的な撤退戦というシチュエーションは面白そうなんやけどテンポが悪すぎるし、フィンと山田花子のパートが筋的にまったく不要でびっくり。 カジノのシーンとか不快でしかなかった。取って付けた抑圧者のお話とかいらない。やるならしっかりやれよ。 カイロレンも前作ではまだどう転ぶか分からないキャラクターだったけど今回で完全に悪い方に。 あのヌボーっとした顔を何度も見せられて不快にすらなってきた。もう大人しく仮面かぶっとけ。 目まぐるしく変わるカットで見せるドッグファイトはなかなか良かったのに、いいところで安いスローモーションを使ってゲンナリ。 演出が悪い意味で古い。新しいものは何もない。今までと比較する姿勢はあまり好きではないけど、スターウォーズはすべてのエピソードに映画としての新機軸あった。だからこそ続ける価値があった。今回のこのエピソードはいったい何なのか。新しいものとお約束破りは違う。 申し訳程度に旧シリーズファンに媚びた展開があったかと思えば、スターウォーズを神格化しないでみたいなメタフィクションまがいのクソくだらない要素があったり意味が分からない。 人をイライラさせるものが深みのあるものだと勘違いしているのか。 お約束破りをして悦に浸りたい製作者のしょうもない自己満足。この映画なかったことにならないかな。
CBパークビューさん [映画館(字幕)] 2点(2017-12-18 20:00:47)(良:4票)
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114.《ネタバレ》  どんどんネタバレしちゃうから注意だ。   「凄くお金がかかった二次創作」感は今回も拭えず、でも『スター・ウォーズ』のファンを存分に楽しませるだけの要素に溢れているのも確かで。  前作の(そしてルーカスの作ったEP1~3の)流れからして、今回の作品が『帝国の逆襲』をなぞってゆくのであろう事は容易に予想できたわけで、やっぱりそう来たか、って思わせつつ、わざと外してきたり意外な方向に持っていったりして、一筋縄ではいかずに翻弄させてくるあたり、楽しめました。  でもそれはもちろん全シリーズを見ていてこその楽しみ。この一作だけで見れば、なんだか外してゆくばかりのストーリーにイライラさせられるのも事実で。『帝国の逆襲』でミレニアムファルコンがハイパースペースに入れないスカを何度か繰り返す、アレのスケールの大きい版を何度もやられちゃうっていう。後になって考えてみれば、あの展開は本当に必要だったのか?って疑問に思える点が幾つも。そしてその分、尺も長く、そしてその分、ダレて。いや、『スター・ウォーズ』好きならばダレもしないでしょうけれど。  後半のかなり多重状態の展開は、あっちのキャラは一体何してんの?、久々に出てきて一体何やってたの?状態を生み出し、群像劇を上手く捌ききれてない感じがしました。  そう、今回は群像劇としての側面が強くなっていて、初登場キャラにもそれなりのウェイトを与えているので、特定キャラの活躍って面は薄くなってます。そこが面白味にもなっていれば、物足りなさにも繋がっている、諸刃の剣。アジア人大活躍だな、みたいな。しかし東洋人はどうしても地域的なモノを意識してしまって。  そういう点で今回最大の問題点はカジノシーン。あんな既存のカジノイメージをまんま持ってきちゃったら、それこそ『宇宙からのメッセージ』の宇宙アロハ、宇宙ちゃぶ台の世界ですがな。シャンパンの栓ポーン!とかダメでしょ。   それでも前作に比べても『スター・ウォーズ』な映像はいっぱい見せてくれた感じがしましたし(今回は宇宙を舞台にした画が多くて)、今の映像技術で新しい『スター・ウォーズ』の映像を見せてくれるのは嬉しい事で。それにジョン・ウィリアムズは大変にツボを押さえるメロディを鳴らしてくれていました。そこでそのメロディを鳴らされたら、そりゃ泣くわ、みたいなシーンがいっぱい。   1作目からリアルタイムで追ってきてる身には、今なおこれだけの映像を見せてくれる、40年に渡ってこれだけの娯楽を提供し続けてるって点で偉大なシリーズである事を心から実感させてくれるのでした。   ・・・・・あと、たとえ敵を作ったとしても私ゃディズニーの味方だよ。  【追記】最速でレビュー書いたモンで、世の流れを見ると自分のレビューとは反応がかなり違うみたいねぇ。『スター・ウォーズ』ファンからは不評、むしろ新規ファンが楽しんでる、と。  レイとカイロ・レンの関係を「レイロ」って言って二次的に楽しんでる層を見ると、以前『ズートピア』で「ニクジュディ」層が生まれた状況とよく似ていて、それってとてもディズニー的、個人的には好ましい『スター・ウォーズ』になっていってるのかな?って思います。ある層にとっては悪夢のようですが(ナンバリングから外せ!って言ってる層とかね)。  もう1点上げてもいいかも、と思うけど、それはある層にとっては嫌がらせのようにも映るでしょうしねぇ。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 7点(2017-12-14 23:08:35)(良:4票)
113.《ネタバレ》 もし、レイア役がキャリー・フィッシャーでなくジョディ・フォスターだったらSWシリーズは全く別のものになっていただろう。もし、キャリー・フィッシャーがレイアのイメージを壊すような役を他の作品で演じ続けていたらSWシリーズの世界観や作品イメージを変えざるを得なかっただろう。この役はこの役者、この役者はこの役。そのファンと映画界の期待に応え続けた名優に惜しみない賛辞を贈りたい。ありがとうキャリー・フィッシャー。
パセリセージさん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2019-07-21 16:41:37)(良:3票)
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112.《ネタバレ》 ルークの扱いがひどい。ひどすぎる。彼をこんな卑怯な老人にしてほしくなかった。怒りを通り越して悲しいです。 ジェダイの力も、こんなに都合のいいものではなかったはずです。爆風と共に生身で宇宙空間に放り出されてからの帰還、超遠距離テレビ電話、分身の術、霊体化してから雷を落とす、ろくに修行もせずに岩を浮かす……なんですかこれ。霊体化の業を生み出したクワイ=ガン・ジンですらアナキン暴走の際には「ノー!」って叫んでただけだった。ジェダイがこんなに万能だったら1-6の世界観も崩壊しちゃいます。 スター・ウォーズはミディクロリアンの意志により誕生したスカイウォーカー一族こそが主役なのだと思っていましたが、レイはルークの娘でもレンの双子でも全然関係ないというのは本当なのでしょうか、がっかりです。 スノークは雑魚キャラみたいな扱いだし、新キャラクターたちが魅力的ではないから余計に、アクバー提督みたいな古参ファンには愛着のあるキャラクターがあっさり殺されるのが寂しいです。新キャラのポーグは可愛いけれど、見た目が可愛いだけで印象が薄い。キャラクターグッズのためのキャラクターかな。ディズニーになってからグッズ展開が凄まじいですものね。 今までスター・ウォーズのエイリアンたちを愛おしく感じたのは、ルーカスが異形の彼等の生態を愛情深く丁寧に撮っていたからなんだと知りました。ジャー・ジャー・ビンクスすら懐かしい。
kiryuさん [映画館(字幕)] 3点(2017-12-16 23:12:55)(良:3票)
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111.《ネタバレ》 いよいよルークの出番だ!タイトルが赤いのカッコイイ!雪の下が赤い地表の星カッコイイ!そしてキャリーの遺作になったか… EP7もローグ・ワンにも満足してたので、本作にも当たり前に期待してたのさ…でもEP7で出された多くの謎や伏線を次々ぶち壊す展開に驚いた。 Q.レイの両親って誰?A .名前のない普通の人。 Q.じゃあ何でレイはフォースを使えるの?A.厩舎の子供のようにジェダイじゃなくてもフォースが使えるようになってきた。 Q,レイとフィンの恋愛要素は?A.自然消滅。レイにはベン、フィンにはローズが。 Q.スカイウォーカーのライトセイバーの役目は?A.・・・ポイ!知らんわ。こんなの途中で真っ二つだ。 Q.スノークって何者?A.よく解らないままにアッサリ退場。  この映画の本線が“ファースト・オーダーの追跡から逃げるレジスタンス”で、アトラクション映画とは思えないノロノロ展開で退屈。燃料切れ作戦なんて現実的すぎて興ざめなのに、それが本線。 レイアの宇宙遊泳…それやっちゃ駄目!って誰か言わなかったの?劇中ポーに「シールド内だからまだ助けられる!誰か宇宙服を!」とでも言わせないと… ホルド提督がたった一言「あの星に旧反乱軍の基地があるの、そこまで逃げるのよ」って仲間に言わなかったために起こる反乱。 ノロノロな戦艦チェイス中に他の惑星で人探し。追われてる戦艦から自由に行ったり来たり出来る謎。カジノで尋ね人と接触できず、駐車違反で逮捕。武器商人が善悪両方に武器を売っていたから、ファルコンのレーザーが赤なのか? 賛否両論のホルドのワープ特攻…ってか両軍とも作戦が甘くない?主力艦に特攻されたって、他の戦艦が輸送船をプチプチ撃ち続ければ良くない? で、逃げ道のない基地に籠城。またノロノロと大砲を準備…衛星軌道上から砲撃しようよ。勝算もなく貧弱なスピーダーでみんなで特攻。私情でフィンの邪魔をするローズ。最初でさえ400人(え?少なっ!その辺の駐屯地より少なっ!)だったレジスタンスが、最終的にファルコンに乗り切れる人数に。ここからどうSWを続けろって? ベンの暗黒落ちのキッカケになったルークに呆れて、修行らしい修行をせず、師弟関係も結べずに帰るレイ。…タイトルの最後のジェダイって、ルークでもレイでもなく、ベンのことだったのね。 後日譚だからルークの最後も受け入れる。けどルークの死の場面に夕陽とフォースのテーマ流しとけば、お前ら泣くだろ?と思われてることは腹立たしい。  良かった点もあった。「素晴らしい すべて間違っている」は好き。レイアのホログラム。砂漠出身のレイが雨に喜ぶところ。ヘイシアン・メタルの使い方。赤い岩と塩の星は魅力的。ホウキを掴む少年…でもこれEP9の最後にやる画でしょ。 レイとベンの遠距離フォース会話。賛否両論あるけど、多くの人が死ぬのを感じたり、死者と話せたりするのがフォースなら、出来なくもないと思う。新3部作でシェイクスピアのような古典恋愛を。旧3部作では当時の現代的な恋愛を。そこで続3部作はスマホやSNSを使った今の恋愛を落とし込んで描こうとしたんだろう。レイとベンの会話をルークが聞けないのも良い。 レイとベンが赤い親衛隊と戦うところはすごくカッコイイし、2人の関係が進んだようで良かった。…けどレイはいつの間にファルコンに戻った?  どうにも行き当りばったりな本作。単発映画が予想外に好評で、じゃあ続編でも作ろうか?って言うならアリだけど、本作は最初から3部作と決まっていて、更に歴史あるシリーズの続きものなのに、脱線ばかりで物語が全然進まない。この続3部作のストーリー全体を管理、把握してる人って居るの?そもそも向かうべき結末というものは用意されているの?って思った。 たしか当時『SWはあと3作品作られる』とか『毎年スピンオフが作られる』とかって噂が流れ“SWもディズニーの商品の一つになったんだな。”って残念に思った。そして“もう勝手にやれば?”って気持ちに。スピンオフで何を作ろうと構わないけど、SW9作品は、しっかり納得の行く作品にしてほしかった。 今回レビューの為に渋々BDを買って観たけど、思いのほか観られたのさ。きっと展開が解ってたから公開時と違って冷静に観られたんだと思う。多くの方の批評と重複してると思うけど、元々自分の為の備忘録として始めた映画レビューなので、今は多少本作を許せても、公開当時観た時の気持ちを忘れないように、クドクドと書いてみました。無駄に長くなってすみません。
K&Kさん [映画館(字幕)] 2点(2021-09-26 23:13:58)(良:2票)
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110.《ネタバレ》 命令違反を繰り返すエースパイロット、 独断専行で無意味に時間を浪費する英雄、 作戦意図を部下に説明しない上に作戦自体穴だらけの指導部。 組織の基礎中の基礎、「報・連・相」すらろくにできない反乱軍は グダグダの逃避行の末に壊滅寸前に陥り、 一方でヒロイン、敵役、悪の黒幕はお互いの勝手な思惑の末に 一見派手だがこれまたグダグダな決戦を繰り広げる。  ストーリーは無駄な部分だらけで上映時間は明らかに長すぎ。 とにかく登場人物が「馬鹿ばっか!」で、なんか彼らの行く末もだんだんどうでもよくなってしまい スターウォーズ関連の映画を観てて初めて「…はやく終わってくんねーかな」と思ってしまいました。  僕にとって今までのシリーズワーストはぶっちぎりでエピソード2でしたが、 今回久々にそれを更新です。
大鉄人28号さん [映画館(字幕)] 3点(2018-01-19 07:33:53)(笑:2票)
109.《ネタバレ》 ★今までのレビューを拝見して・・・みんな長いぞ!!レビュー数100も全然いってないのにもう4ページだよ。読むの大変じゃないか!みんなどんだけSWが好きなんだ! ★でもまあこれだけ長く続くコンテンツだと、実際以上に受け手の思い入れが増幅しすぎちゃって、たぶんもはや何をやっても収集は付かないと思うんですよね。 ★ただし、何をやってもいいから「もっと上手く作ってくれよ!」っていうのはあるわけで。どうもすっきりしない場面が多すぎる。レジスタンスの無策ぶりとか、意思疎通のなさ(反乱成功しちゃったらどうすんだ)、コード無効作戦のいきあたりばったりと結局は無駄足、師匠の過ちを繰り返してるだけのルーク、フォースとジェダイの関係性を切り離そうとする演出も上手く説明できてるとは思えない。 ★あとはキャラの魅力ですね。欧米人には準ヒロインともいうべきローズのルックスってどうなんだろう。私は最初少年兵かと思ったよ。バディムービー的なコメディリリーフで物語に絡んでいくのかと、そしたらなんと・・・はっきり言いたい。偽善はやめましょうや。スノークの悪の親玉あっさりやられて肩透かし、残ったカイロは感情に振り回されてフォース使ってるだけでトップの資格なし。レジスタンスも前述したとおりバラバラ。後ろ向きな戦い(撤退戦)であることを抜きにしても、誰も彼も物語を引っ張っていく魅力に欠けている。 ★ああ、なんか同じようなこと書いてしまった。でもしょうがないですよね^_^; ★レイアの宇宙遊泳、ルークの超遠距離分身の術は、フォースってなんでもあり、じゃなく彼らが特別なんだと思えば。それにルークは実際あれで命を使い果たしたわけだし。ルークのラストバトルはドキドキしたし、最後夕日の中消えるシーンはジンときましたよ。 ★まあ自分も旧作のファンの端くれですから、作られないはずだったEP7〜9が作られるってのはうれしかったわけです。ただそれは、新しい話が延々と続くっていうことじゃなくて、9で長大な物語が閉じる、っていう認識なんですよね。だから無駄に話を広げるんじゃなく、ちゃんと収束して欲しいわけです。旧作の主要キャラ全員いなくなって(レイアも多分次はほとんど出ないでしょうね・・あ、チューバッカが残ってるか)残ったキャラで9のお話がどうなるのか・・・不安ではありますが、まあ見に行きます。 ★結局自分も割と長く書いてしまった。
wagasiさん [映画館(字幕)] 6点(2018-01-08 12:35:18)(良:2票)
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108.《ネタバレ》 「観ている2時間あまりの間、日常生活を全く忘れさせてくれる…」ジョージ・ルーカスが良き娯楽映画をこう表現したことがあったが、本作もまぎれもなくそうであり、SWだった。  正統なSWには、いくつか外してはいけない要素がある(手に汗にぎる宇宙戦、ドロイドやファルコン号の活躍、様々な惑星やクリーチャー、ライトセーバー戦、フォースの哲学、ジェダイ(ライトサイド)とシス(ダークサイド)の戦い、そしてスカイウォーカー家の血縁関係…)これらをきちんと盛り込み、さらにファンが観たいものもきちんと見せてくれた(ルークとレイア、R2―D2との再会、ヨーダの登場、二つの太陽など)  一方で観客をミスリードする展開を多用したり、スノークのあっけない退場、ルークの隠遁の理由がよくわからない、など不満点も残りはしたが、今回は新キャラクター(レイ、ポー、フィン)の成長譚でもあり、希望の余韻を残すエンディングもよかった。  レイはジェダイオーダーを再建できるのか、銀河に再びバランスをもたらすの誰か、カイロ・レンはダークサイドから脱却できるのか そして、レイの血縁は…EPⅨへの期待は膨らむ。  EP4の劇場公開から40年近く経っても、新作を楽しみにできる幸福を与えてくれたルーカスとディズニーに心から感謝したい
田吾作さん [映画館(字幕)] 10点(2017-12-26 10:08:11)(良:2票)
107.《ネタバレ》 なんだこれ?スターウォーズに悪い点はつけられない。が、これはスターウォーズではないと判定。撤退戦はEpⅤと同じ流れでわくわくしたのだが、ただ通常航行で逃げるだけというスケールのちっちゃさ。逃げてる途中に他の惑星で人探しってなんとも悠長な。しかも全くの無駄、あまつさえ状況は悪化。レイは大した修行もないままいっぱしのジェダイ気取り。フォースを軽く扱いすぎだろ。レイア、いくらなんでもそれはないだろ。大ボスがそんなに簡単に・・・。酔っぱらいの娘がなぜルークのライトセーバーに共感?ファンタジーを排除したリアル路線はローグワンの悪影響か?〝嫌な予感がする”はどこ行った?文句だけで300くらいは出てきそう。いいところが見つからない。キャリー・フィッシャーに合掌。
ふじもさん [映画館(字幕)] 4点(2017-12-18 23:47:10)(良:2票)
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106.《ネタバレ》 先ず結論ですが、私は今回の『最後のジェダイ』で描かれた、過去を葬り去り次世代の世界を提示しようとする試みには是の立場である。見知った発展性のない世界観が永遠に続くよりかは、脱構築した新たな物語が観たい、と思うタイプの受け手であるから。本作も観終わった後の率直な感想は、よくぞここまで圧倒的な数のファンがいるサーガを破壊する様な作品を作ったものだ、というものでした。 ただ、そう思いながらも、正直なところ、劇場に2度目の足を運ぶ気には到底なれない自分がいる。何故なら、余りにも“無駄”と切り捨てざるを得ない様なシーンが散見されるからだ。その割に必要と思われるシーンは無い。 具体的には、例えば中盤でフィンとローズがカジノに行くシーンは丸ごと要らない。フィンとローズのファーストオーダーへの潜入作戦は結果的には完全な失敗に終わる、それどころか反乱軍を瀕死の状況に追いやることとなるのですが、初見時には「撤退作戦中に他の惑星に行くエピソードを加えるって、すっげえ緊迫感が停滞するな。しかし状況が好転していく鍵となるんだろう」と思っていたから未だしも、2度目を観るとなると、この単に状況を悪化させただけの茶番劇を延々と中盤に観る羽目になる。絶対に詰まらない。 逆に必要と思われるシーンは、例えばレイの修行シーンだ。ルークからレッスンを受ける場面はあるものの、なんか一発で「これほどの才能はベンを除いて見たことが無い」みたいなことを言われて終了だ。いい加減にしろ。そんなものは修行じゃなくて体力テストだ。本国でメアリー・スー(日本で言う所謂"なろう系")と揶揄されていたレイであるが、彼女を人間的に作品内で成長させたいのなら、彼女がルークの元で修行を積むシーンは不可欠だった筈だ。 本作でとても特徴的だったのは、今までのサーガが忌避してきた戦争の悲惨さを描いた点だと思う。良くも悪くも、本シリーズは少年少女でも楽しめる戦争を描いてきたと思う。Xウイングが撃墜されてもそれ程の悲壮感は観客側に感じさせない配慮の様なものがあったと思う。しかし、本作ではその限りではない。序盤のローズの姉、ホルド中将の特攻、次々に葬り去られる輸送船団。勝利の爽快感の裏には、必ずや多数の犠牲があると観客に突き付けてる様だった。思えばDJが武器商人の船を乗っ取った際に、反乱軍・ファーストオーダー双方が同じ武器商人から兵器を購入していることや、戦争のイデオロギーなど眼中になく勝ち馬に乗る性格のDJにフィンが諭す場面など、本作では所々に反戦的なメッセージが込められている様に感じる。 しかし、それならば3部作の中間の本作に限っては、そのテーマに注力して、脱構築的な作品を目指すのは最終作で良かったのではないか。その方が本3部作が終了した後にもサーガを続けるに当たってはスマートだろう。本作については、スター・ウォーズからの脱構築を目指す余り、とにかく変化球を投げまくった結果、一つ一つのエピソードの推敲が足りていなかったと断ずる他ない。これだけ破壊されたシリーズの最終作は、更なる脱構築を目指すにしろ、元の安定路線に戻すにしろ、多大な労力が必要なことは間違いない。本3部作がどのような着地をするか、2年後を楽しみに待ちたいと思う。
民朗さん [映画館(字幕)] 8点(2017-12-18 21:59:26)(良:2票)
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105.一言で言えば「すべてを間違えてスターウォーズを作ったらこうなった」という作品。もちろんシリーズ最駄作決定です。 一本道でヒネリのないメインストーリーに、本筋に影響ない脇道を延々とやるという構成で、とにかく意味のない登場人物や 意味のないサイドストーリー、取って付けたような展開のオンパレードだったりします。 もしかしたら良い意味での「外し」を狙ったのかも知れませんが、天下のスターウォーズに外しは要りません。 ただ王道を進むだけで大部分の観客は大満足して帰るはずなのに、思い付きのような外しを入れられても困ってしまうし、 その上外す方向が大暴投ではどうしようもありません。 この映画には良い子の諸君AA(四次元殺法コンビAA)にあるセリフをそのまま贈りたいと思います。  『良い子の諸君!  よく頭のおかしいライターやクリエイター気取りのバカが  誰もやらなかった事に挑戦する」とほざくが  大抵それは「先人が思いついたけどあえてやらなかった」ことだ。  王道が何故面白いか理解できない人間に面白い話は作れないぞ!』
くれいさん [映画館(字幕)] 3点(2017-12-16 23:39:36)(良:2票)
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104.《ネタバレ》 なんだろうこの不快感。僕らがep.1~6で体感したフォースはコレじゃ無かった気が。 ストーリーを牽引する強力なキャラクターが存在しないのが痛い。大義もなく、修行もしないでダラダラ過ごすレイのパートが本当につまらない。陰険なじじいに終始したルーク。中二病をこじらせてもはや気持ち悪さを感じるレン。インチキマジシャンみたいなスノークの最期に開いた口が塞がらない。ポーがパー過ぎる。フィンとローズのくだりは何だったのでしょうか。オールカットでも話しが成立するくらい意味を成さない。ぶっちゃけスターウォーズ正史にブスなアジア人とかいらないと思います。ドアップが大変目障りでした。 観たいものが見られなかった。かつてのオビワンやヨーダの様にルークが最期の大立ち回りでもすればスッキリしたんですけどね。スターウォーズをよく知らない人がそれっぽく作った様な。レイアは続投?アクションシーンだけ5点。
Kの紅茶さん [映画館(字幕)] 5点(2017-12-16 22:58:59)(良:2票)
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103.《ネタバレ》 映画の持つダイナミズムにあふれた優れた活劇でした。 船団が銀河を飛び交う戦闘場面だけではなく、 閉ざされた狭い空間での立ち回りにも卓越したアクション演出が見られました。  同シリーズが薬籠中とする複数のシークエンスの同時進行も 非常にメリハリがあって、作劇の妙を感じられ、 サプライズを含む次から次への展開で非常に楽しめました。  本当に2年待った甲斐がありました。 1作目、2作目に続く傑作だと思います。 喜んで10点満点を満天の銀河に差し上げたいと思います。  また、現代世相が盛り込まれていますね。 女性台頭、無国籍化、動物愛護、格差社会、バリア、死の商人等。  作者が言いたかったことは、「ジェダイに過ぎた幻想を抱くことなかれ。 フォースはなにもジェダイだけのものではない」ということですか。 <潜在的だったフォースを覚醒させた女性主人公の両親が一般人>               ↓ <隷属労働に身を置く厩舎の少年がフォースでほうきをつかむ描写>  それと、無謀な戦闘より勇気ある撤退を選択し、勝機をうかがうことも 肝要だとも伝えたかったんでしょうか。  -In loving memory of our princess CARRIE FISHER-
大通り・ヘップバーンさん [映画館(字幕)] 10点(2017-12-16 14:53:32)(良:2票)
102.《ネタバレ》 素晴らしい。これは確かに「帝国の逆襲」だが、あれ以上に反乱軍は追い詰められている。今回のテーマはただひたすら逃げるのみ。生き延びることが全て。たとえどんなに人数が減ろうとも、武器も何もかも投げ捨ててでも。どっかで見たと思ったら夏に見た「ダンケルク」だった。明日のために今日の屈辱に耐えると言うのは旧ヤマトの第1話からの共通のテーマだが、血気盛んな若者にはなかなか受け入れがたい。冒頭のポーの盛大な消耗戦とフィンとともに行う無駄な作戦も最後は撤退に集約して行く。最後のルークの勇姿も反乱軍を逃がすためのもの。よくここまで徹底して描き切ったものだと感心した。年末を飾るにふさわしい傑作でした。
ぴのづかさん [映画館(字幕)] 9点(2017-12-16 13:17:04)(良:2票)
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101.《ネタバレ》 先ごろ、来年に公開されるスピンオフ「ハン・ソロ」が発表されたように、ディズニーが主導権を握って以降、コンスタントに劇場に登場するようになったスター・ウォーズ。  今回の「最後のジェダイ」は正史の続編となるため、話題性も抜群である。また、本作にまつわるディズニーの鬼のビジネス術が世界中で話題となったのも記憶に新しい。  僕はプレミアムナイト(とかいう限定上映会、2500円)に参加したが、ポスターがついているものの映画代自体を釣りあげてくるとはなかなかエグいことをしてくれるじゃないか。その後のチケット転売のおかげでもっと高い出費になった人もいるだろう。 激戦区である東京の日劇ではチケットの争奪戦で怪我人が出るなど、もはや異常と言える現象を巻き起こしている。  さらにアメリカ本土では映画館に対して前代未聞の「どぎつい交渉」を行ったようで(映画館に不利な取り分、最大スクリーンの独占など)、田舎の小さな映画館を圧迫して世界をドン引きさせた。本シリーズの他に「アベンジャーズ」「CGアニメ」という、最も稼ぐ映像コンテンツを手中に収めるディズニーだが、マーケティング面ではがっつりダークサイドに魅せられている。悲しいかな、僕は完全にその術中である。  いきなり余談から入ってしまったが、映画製作に対しての安定感もまた絶大なのがディズニーの頼れるところ。 「フォースの覚醒」「ローグワン」に続き、本作も言葉で表せない程に素晴らしい「スター・ウォーズ」だ。  前作が「4」の構成に近かったこともあってか、今回は修行、冒険、出生の秘密など、「5」の要素が多く観られるのが特徴か。 ポー・ダメロンの成長、レイとカイロの絆、フィンとローズのアドベンチャーが群像劇のように展開していき、冒頭から継続するスペース・バトルに集約されるという豪快な構成が面白い。レイの秘密、カイロの狙いという求心力の高いミステリ要素も見どころだ。  またシリーズ最大の長尺も手伝い、どのキャラもとても魅力的に描けているのが良い。 ホルド提督との対立を経て真のヒーローに近づいていくポー。過去の因縁との対決に奮い立つ一方、また大切な人のための戦いを学ぶフィン。新キャラであるローズとホルド提督を絡めて、前作のヒーローに更に深みが増した。 主役格のレイにしても衝撃的なドラマが待ち受けている。「お前の父だ」という告白に比べればインパクトは薄いかもしれないが、レイのこれまでの孤独を考えると「お前は関係ない」という事実は、言葉以上の重みがある。レイは戦いに参加することで、ソロやスカイウォーカーに父親を重ね、家族の影を追うことが出来た、何者かではないヒーローになれたのである。 作品をまたいでしまうが「嘘だ!!」と驚愕したルークに対し、薄々感づいていたと静かに認めるレイの対比も趣が合っていい。 他にも、お前らそんなに強かったのか!?とツッコんでしまうレイアとルークの共演も熱いし、ハックス将軍のヘタレ芸も心に残る。新キャラ、脇役、もうすべてのキャラが魅力的だ。 やはりキャラクターの魅力というのはスター・ウォーズには必須なのである。  そういうとことでしっかり感情移入できるので、全編を彩る見せ場の大洪水が大いに盛り上がる。 正直な話、メチャクチャ興奮した。身を乗り出してのけ反るほどの面白さだった。(←迷惑) ここまで色々な要素を詰め込んでおいて、奇跡的なバランスで最後まで一気に魅せてくれる本作は、至高の娯楽大作と言っていい。楽しかった!  最後になるが、プリンセスとの思いでに感謝。
サムサッカー・サムさん [映画館(字幕)] 9点(2017-12-15 02:12:34)(良:2票)
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100.《ネタバレ》 本サイトの平均点がなかなか厳しいなあと思う程度には楽しめました。もっとも、私もレイが伝説のジェダイ・ルークと会って、フォースを磨き上げるべく修行に入る、その話が中心になるのだろうと思っていたクチです。あれれ、レイがメインというわけではないのね。ニューフェイスがたくさん登場しますが、旧作のジャバ・ザ・ハットのようなクリエーター魂を感じるインパクト大のクリーチャーではなくて人種を多々そろえてきました。こんなことは制作のマーケットに対する忖度を感じるだけで、物語上全然よろしくない。今作のアジア人女優はスクリーン映えするとは言い難く、御大デル・トロは演技がこなれすぎていて、フィンとローズと一緒の画面に収まると格が違いすぎて逆に浮いてしまってます。 旧作のように帝国側にはダース・ベイダー、反乱軍側にはハン・ソロ、ドロイドやヨーダといった個性のくっきりした存在がいないのも薄味に感じる要因なのかも。カイロ・レンが次作でどれだけ狂ってくれるかに期待です。 文句ばっかり言いましたけど、期待値以上に良かったのがルークでありました。引きこもりの爺さんとして登場しましたが、手がけた子(甥)が反社会的な存在になってしまったんだもの、これはつらいですよ。現実社会に起きている事件の縮図みたいではないか。世間は「周囲に相談すれば良かったのに」などとコメントするけれど、「甥っ子がダークサイドに堕ちちゃってさあ」などとジェダイの騎士が誰に相談できようか。 後進に思いを託して逝ったルーク・スカイウォーカー。その最期は荘厳ですらあって、このラストは私の涙腺を崩壊させることとなりました。人生をほぼ一緒に歩んできたSWシリーズ、ファイナルとなる次作に抱く気持ちはファン皆大きいでしょう。がんばってほしいな。
tottokoさん [DVD(字幕)] 7点(2020-01-03 23:49:45)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 119人
平均点数 5.80点
010.84%
100.00%
254.20%
31310.92%
41512.61%
52016.81%
62016.81%
71915.97%
8119.24%
9108.40%
1054.20%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.45点 Review11人
2 ストーリー評価 5.00点 Review18人
3 鑑賞後の後味 5.50点 Review18人
4 音楽評価 7.13点 Review15人
5 感泣評価 4.76点 Review13人
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【アカデミー賞 情報】

2017年 90回
作曲賞(ドラマ)ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]候補(ノミネート) 
視覚効果賞 候補(ノミネート) 
音響効果賞 候補(ノミネート) 
録音賞 候補(ノミネート) 

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