9.《ネタバレ》 すごいマニアックな映画を見たような気がします・・
でもまだまだ序の口、P・オトゥール出演作では禁断の(?)
迷作カリギュラがまだあります。それはまた別の話・・(書きたくないよぉ)
この子猫チャンはもう、ドタバタコメディなんですが、
私には合わなかったなぁ・・1941は合うのになぜだろうか?
博士の異常な愛情も合わなかったということは、
P・セラーズが合わないのだろうか??
でもこの作品のセラーズはわりと気に入っています。
真剣なバカ医者です。ある意味本当にいそうなリアリティがある(いるのか??)
ファッション雑誌の編集長が、女性にモテすぎて困り、精神科の教授に相談する。
教授は、彼を羨ましく思って、自分もプレイボーイを目指すが……。
女性に囲まれて過ごすプレイボーイの悲喜劇を描いたコメディ。
ファッション雑誌の編集長(P・オトゥール)精神科の教授(P・セラーズ)
なんとも変な取り合わせですが、妙にボケとボケ(つっこみではない)が合い、
突っ込む役は誰だ・・(いないからわけがわからない)そのうえ、
これがデビュー作というウッディ・アレンまで大ボケをかましている。
唯一まともな突っ込み役は編集長のフィアンセ子猫チャン。
女性がたくさん出てるんですが初期ボンドガールまでパラシュートで登場と、
なんかオースティンパワーズのようなめちゃくちゃな筋。
笑いのセンスがずれてるのか私はついていけなかったんですが、
まあコメディ初のわりに予想外にオトゥールが天然バカ演技がうまかったのと、
セラーズの志村ケン的な確信犯的バカ演技に品を感じ(って変か)、
題名が小沢健二の歌なので(わかる人にはわかる)保存版にしました。
ひとつ、いいえふたつ間違えばおしゃれな恋愛コメディになっていたのになぁ・・
ドタバタなしの正統派で見たかったなぁ。