107.人間の勝手な感傷で作り上げられた壮大な大失敗映画。 それともパールハーバー型自己陶酔映画と言うべきか。 大勢のイヌが人間の都合で死んだにもかかわらず、たった2匹の生き残ったイヌを見て、いったい誰が感動できるの?? この南極で起こった出来事は、「生き残ったイヌの事実」よりもむしろ「死んでいった多くのイヌの事実」にスポットを当てるほうが正しいと思う。 映画にするのだったら、せめてそれくらいやれつーの!しかし、しょせんイヌは生き物ではなくて、人間の法律では「物」扱いされている悲しい事実があります。 仮に悪意を持って人間がイヌを殺しても「器物破損」扱いになるだけ。 この映画をみて、人間の道具としての犬の姿を見た気がする。 けっしてこれを見て感動などできない。 激しく虚無的な気分に陥った。だからこそ、イヌの地位向上を強く望みます。 もし、イヌが口を聞けるとして、この映画を見たら、たぶん私と同じことを言うでしょう。 タロとジロも「ふざんけじゃねぇ!勝手に俺たちを英雄に祭り上げんなよ!」と言ってくれるでしょう。 さらに「おい、こら、南極はメチャクチャ寒みーんだぞ!お前ら暖房のきいた映画館でお菓子を食いながら涙なんて流すんじゃねーよ。」「おい、まて!感動して抱きつくなよ。俺たちは疲れてんだよ、ワカラネーのか?噛み付くぞ、こら!」と本当は言いたかったはずです。 マイナス点数がつけられなくて本当に残念。 【花守湖】さん 0点(2003-10-15 14:41:25) (良:2票)(笑:2票) |
106.《ネタバレ》 今まで観た映画の中で大嫌いな映画を三つ挙げろと言われたら必ず最初にこの映画の名前を挙げる。今までに観た全ての映画、洋画も含めての中で大嫌いな映画三つの中に必ず入る。特に邦画の中では一番大嫌いな映画です。自分たちで連れてきた大勢の犬が邪魔だからといって南極に置き去りにして(捨ててきて)おいて、その中から二匹の犬が生き残って、もう一度、戻ると感動の再会が待っていた!ふざけんな!こんな自分勝手な人間のエゴイズムにいったい、どう感動しろと言うんだ?単なる大人達の勝手なやり方によって、何の罪もない大勢の犬達が犠牲になって死んで行く。そんな姿のどこに感動があるのか?この作品、私は子供の頃に一度、映画館で母親と二人で観に行き、劇場を出てくる時、あの大勢の犠牲となった犬達が可哀想で涙しました。しかし、だからといって、その涙は人間の都合だけで全くもって罪のない犬が死んでいく。それを態々、映画として公開させるそのやり方に何とも腹が立っての涙だったことは今も忘れたくとも忘れられません。犬も人間も同じ生きものなのに、何て惨い。犬にとってはこんなにも酷い話はないです。人間の都合だけで撮られた何とも許しがたい作品!当然のことながらこんなものに1点たりとも与える気にはなれません。よって当然の如く0点です。 【青観】さん [映画館(邦画)] 0点(2008-05-06 18:36:30) (良:3票) |
《改行表示》105.《ネタバレ》 もう2~3回と言わず、10回以上は目にしてます。その際、必ず覚悟の上で目にしています。その都度毎回涙しています。 ‥‥1頭、1頭消えて行くお犬たち。自然との闘いに敗れ亡くなって行くお犬たち。寒さの中に取り残されて息絶えていってしまったお犬たち。 助けてあげたくとも助けてあげれないもどかしさ。見殺しにして去ってしまわざるを得なかった南極隊員:越智と潮田の心の痛み。十分伝わってきたその痛み。子供心に観ていて悲しかった。そして今となっても引きずるその思い。いつ見ても毎回涙溢れてしまいます。 ならば、こんな悲しい映画を【作らないで】【撮らないで】でって言ってしまえば それまでの話なんですが、私たちが目にしているのは あくまで作られたものであってドキュメンタリーではないのです。それがせめてもの救いでしょうね。ムービーでよかったムービーで。 タロ、ジロ、ゴロ/ ベス、モク、デリー/ アカ、シロ、クロ/ ポチ、リキ、アンコ/ ジャック、紋別のクマ&風連のクマ/と、たぶん、ほとんど犬の名前覚えています。3頭刻みで覚えていました。あと、亡くなり方も覚えています。かなりマニアックな感じになってしまいましたが お許しを。(お犬様の名前読み上げ順については、順不同:敬称略)。 劇場公開当時のキャッチコピーは、『どうして見捨てたのですか なぜ犬たちを連れて帰ってくれなかったのですか 』 でした。 【3737】さん [映画館(邦画)] 10点(2003-12-22 17:05:56) (良:3票) |
《改行表示》104.《ネタバレ》 腹がたって仕方なかった。 人間の都合を美談に仕立てる自分勝手さや、取り残された犬たちの冒険のでっち上げ。撮影のために何度も氷の浮いた海に突き落とされたであろう犬たちに痛く同情し、いい映画を作ったという顔をしていた製作者たちを憎みました。 公開当時は確か邦画の興行収入を塗り替えた映画でしたが、こんなものを有難がって感動しているニッポン人たちにも幻滅してました。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(邦画)] 0点(2008-09-16 01:26:31) (良:2票) |
《改行表示》103.《ネタバレ》 はっきりいって大嫌いです。こんなの登場させられた犬達が可哀相。 だいたいこの映画を撮った所で実際に起こった犬達の被害のどれだけを表現できたかっていう話ですよ。あざらしだのなんだの取ってつけたようなフィクションにも腹が立ったし。100%本当に起こったことしか撮れなかったらこの映画は作れなかったでしょうね。毎回毎回名前あげて死んだっていったって消息はほぼタロトジロいがいわかんネーじゃネーか!と言いたい。こんな延々と本当かどうかもわからない犬達の死んだ情報を与えられても本当に伝わってるんだかどうだか・・・ヒットしたのは高倉健がでてたからだけじゃないですか? しつこく言いますが、動物がひどい目にあう映画は嫌いです。 【ハリ。】さん [地上波(字幕)] 0点(2006-04-16 14:04:34) (良:2票) |
102.なんで連れて帰れないのか。その理由がわからなかった。道具や機械と同じような扱いをされた犬たちが可哀想で、見ていて腹が立った。タローとジローは生きてたけれど、他の犬は全部死んじゃったジャン。南極に残された犬たちのその後の地獄を想像すると映画と言えども許せん。こんな映画を作っても、越冬隊の犯した仲間に対する裏切り行為の免罪符にはならない。 【くるみぱぱ】さん 0点(2003-09-21 03:42:51) (良:1票)(笑:1票) |
101.(良かった、まだ誰もこのコメントに触れていない。今がチャンス!) タロ~ッ! ジロ~ッ! サブロ~ッ! って三郎はおらんやん!、とノリ突っ込みをしつつ4点献上。 【sayzin】さん 4点(2001-11-26 16:53:43) (笑:2票) |
100.《ネタバレ》 これって当時大ヒットしたんですよね タロ・ジロの話しは日本人なら誰でも知ってる級のお話し で、今頃になって真面目に鑑賞 …あの~犬だけになってからのとこって創作(フィクション)なんですよね? メチャクチャ無理やり造ってませんか?? 訳のワカラン冒険活劇か? かわいそさを煽ってる演出(名前・生まれ・歳のテロップ)なんすかあれは? 観てるうちに腹立ってきましたよ、完全に主題がすりかわって感動映画になってるんじゃないかこれは こんな映画が大ヒットしたというのが、当時の日本の実情か宣伝がうまかったか イヤー信じられないね 大事な犬(それも人様から拝借した)を置き去りにしてしまった事実を事実だけにして制作すべきところを(謝罪や人間の身勝手さを反省する意味でも)死んでしまった犬達のためにも まぁきっといろんなコトが絡んでのことでしょうが 健さんが大学を辞めて謝ってまわる場面があるから何とか救いはあるが。。。 我が家にも17年一緒に住んでいる犬がいます(ちょっと犬好きだよ俺は!メチャクチャかわいいんだって!) 今観終わってとても残念な気持ちでいっぱいです 正直観なきゃよかった… 1点はキレイな夏目雅子さん(出番が少なすぎでモッタイナイ)とやはりカッコイイ健さんに 【Kaname】さん [CS・衛星(邦画)] 1点(2012-09-19 19:30:52) (良:1票) |
99.劇場上映時には感動のあまり号泣した思い出があります。その後も関連図書を買ってもらったりして、長い間この映画は自分にとって名作であり続けたのですが、今は評価が180度変わってしまいました。人間の都合で見捨てておきながら、たまたま死なずにいたら「よくぞ生きていた!」って、そりゃないだろ!世の美談には眉に唾つけにゃならんなと思いました。ストーリー・演出は偽善の教科書にふさわしい。でも、ヴァンゲリスのメインテーマ曲・南極の風景・犬たちの頑張りは良かったので5点献上。 【次郎丸三郎】さん [映画館(邦画)] 5点(2003-09-01 16:52:16) (良:1票) |
98.小学生の頃初めて映画館で見たアニメ以外の映画。わけもわからず涙が溢れてきました。自分にとって特別なもの。ゆえに10点! 【キー】さん 10点(2003-07-16 00:47:05) (良:1票) |
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97.おそらく、この映画で一番がんばったのは犬達だと思われます。 【あろえりーな】さん 7点(2002-03-27 20:43:50) (良:1票) |
《改行表示》96.《ネタバレ》 NHKBSのデジタルリマスター版が放送ということで久しぶりに鑑賞した。 実話をベースにしているが、残された犬たちの物語はあくまで創作であるわけで、何とも微妙ではある。 フィクションとして、犬好きな方にはお勧めかな。(私も含めて) 高倉健、渡瀬恒彦の描き方もどこか画一的で深みが無いし、夏目雅子の使い方ももったいない。 但し、南極シーンの撮影が大変だったことは想像に難くない。 又、当時「炎のランナー」で有名になったヴァンゲリスの音楽は良い。 【とれびやん】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2024-11-16 10:46:51) |
《改行表示》95.《ネタバレ》 ふと興行収入ランキングを調べていてアニメばっかだなと思いながら実写作品で見ていくと目についたので、リアルタイムで観た印象で点数付けです。 ドラマパートはほとんど覚えていないが、普通にタロジロでそれなりに感動した。その後のワンコたちは誰も見ていないのでどうやって知ったんだ?と子供ながらに疑問に感じたのを覚えている。 後に拝読した「南極越冬記」西堀栄三郎さんの著書でも、数行だけワンコの話が出てくる、おっさんになってから仕事帰りに記念館にも行きました南極体験ができます。 【ないとれいん】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2023-08-02 13:58:23) |
《改行表示》94.《ネタバレ》 本線の話のほうは皆が知っている通りなので、感動もなにも残酷としか言いようがないのだが、高倉健さんと渡瀬恒彦などの人間ドラマのほうがなかなかの出来栄えで、感心させられた。 全体的に重厚な作りで、余計なセリフやナレーションを排しているのは評価できるが、二時間半近くの長丁場は話がしんどいだけにキツいものがあった。それにしてもドキュメンタリーと見まごうばかりの撮影で、さぞかし大変だったことだろう。犬たちの健気な姿が印象に残る。 【mhiro】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-10-26 21:23:21) |
《改行表示》93.《ネタバレ》 当方が無類の動物好きであること。 仕事にはプロ意識と実力を求めた時代の作品であること。 役者を大スターと実力のみで選抜していること(当然、犬も)。 観客と世に事実を知らせる目的でつくられた映画であること。 以上を踏まえてのこの点数。 本当は遥か昔にビデオで鑑賞して涙をぶちまけてたんですけどね。久々に観て感慨にふけり感動を再度味わいました。 【出来事】としてはニュースにもなり大概の日本人なら知ってるので、映画にしたらストーリーの作りがどうたらかんたら言うほど野暮じゃありません。 亡くなられた犬さんたちの御冥福を祈ります。 生還したタロ、ジロ、感動をありがとうございました。 【役者の魂】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2021-10-20 15:49:20) |
《改行表示》92.《ネタバレ》 フィクション込みの実話の映画化ですが、映画としては冗長で全く面白くありません。 人間側のエピソードも犬側のエピソードもぶつ切りのものを繋ぎ合わせて、そこに補足のナレーションが入って状況の説明をしている感じで、長尺の割に非常に薄いんですよね・・・ ラストシーンは感動的に撮られていると思うんですけど、全体的に淡々としているので、ラストシーンまでにこちらの気持ちが醸成されません。 タロとジロの生還物語は周期的にTVのドキュメンタリーで扱われますが、事実を知るだけならばそれで十分感慨はあるわけで。 【J.J.フォーラム】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2021-02-23 21:39:42) |
91.泣けました、というより犬の健気な表情が上手く撮れており、健さん、渡瀬さんの別れる辛い場面に泣けました。南極大陸の厳しい環境の中、犬たちが次々と死んでいくのも涙を誘います。ストーリーは超有名だが、これだけ泣けたら十分お腹いっぱいです。 【SUPISUTA】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-08-29 08:29:39) |
《改行表示》90.《ネタバレ》 公開当時10歳くらい。 死というものへの関心。 『○○物語』ってタイトルの感じ。 東京タワーで見たタロ・ジロたちの像。 再見にあたり 色んな事を思い出しました。 俺の昭和とでも言いましょうか。 置き去りにされた犬たちの話なので、顛末はあくまでフィクションな事。 子供心になんとなく判ってはいましたが、それでもこの映画、ホント大ヒットしたんですよねー。 命の尊さとたくましさを伝える映画って感じかな。 現代ではこの手法はなかなか受け入れられないかもしれません。 【ろにまさ】さん [映画館(邦画)] 5点(2015-05-10 23:38:00) |
89.撮影の為に犬にいじめられてたアザラシが かなりかわいそうでした。 【ケンジ】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-01-30 20:20:22) |
88.昔むかし、その昔、TV番組「題名のない音楽会」で司会のマユズミ御大が、本作の音楽を評し、こんな単調な音楽でヴァンゲリスは莫大な報酬を得たんだ、ってな事をおっしゃっていて、確かこの時のオチは、“それに比べ自分が薄謝で作曲した日テレスポーツのテーマ曲は未だに使われている”ってな事だったかと(ちょっと記憶あやふや)。お怒りごっとも、でもこんな雄大な映像がつけられちゃ、大抵の音楽は感動的に聴こえるってなもんです(?)。と言う訳で、とにもかくにも、雄大な自然。『八甲田山』まではいかないにしても、それに次ぐような、ド根性ロケ映画です。南極に置いて行かれた犬たちのサバイバル物語で、犬たちは次々に命を落として行っちゃうけれど、決して暗い内容ではなく、むしろ目を引くのは、大雪原を走る活き活きとした犬の姿、その生命力。それに比べると、日本に帰った人間たちのドラマ部分の、何とも不自由なことよ。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-07-24 23:17:31) |