《改行表示》88.《ネタバレ》 粋だ!! この映画は、近年稀に見る粋さを持った映画だ!! 死人の出る犯罪ものなのに血生臭くなく、愉快でロマンティック。鳩に運び屋をやらせるなんて素敵だわ。 登場人物も皆可笑しく、わかりやすいながらも意外と緻密な物語も面白い。やはり映画バカの殺し屋が最高。セリフ回しはタランティーノに通じる気の利き方(ずっと上品だが)で、60~70年代王道のようなラストには、気恥ずかしく感じながらも許せてしまう。最近の映画なのに、ビリー・ワイルダーの映画のような心地よい粋な香りがします。人に薦めたくなる映画ですね。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-11-11 00:12:51) (良:2票) |
《改行表示》87.この映画のラストシーン、毒舌ジム(殺し屋)が街を歩きだし、電柱の傍でふと動きをとめたときに 、僕はピン!ときました。「この映像、この動き、これは間違いなくあれだ!あれに違いない!」 そして流れてきたのは当然あの名曲。ビンゴ!ビンゴだ俺! 「あぁ僕もこの映画に参加できた気がする....」とめっちゃ嬉しかった瞬間でした。そんな映画。 ところで、この映画の中で毒舌ジムが、「名作と呼べる映画は昔のものばかりだ」と語っていますが、このサイトでのランキング上位の映画の製作年代を見てると「なるほどそうなのかなぁ..」と思っちゃいますね。 【あばれて万歳】さん 8点(2004-01-12 11:25:11) (良:2票) |
《改行表示》86.《ネタバレ》 軽妙洒脱なクライムコメディですね。 クリスチャン・スレーターが好きで見たのですが、彼よりも『毒舌ジム』を演じるティム・アレンが凄く良い味出しています。 この作品の笑いはティム・アレン一人で全部持っていっているかも。 映画好きの殺し屋。 その殺し屋に今までのストーリーを聞かせるという、よくあるパターンの物語。 そのよくあるパターンを、『毒舌ジム』という強力な個性が、斬新なストーリーに変えています。 警察も良い味出しています。 リチャード・ドレイファス演じる奇術師マイコーも、ビリー・コノリー演じるサビアンも、良い脇役です。 主役級はもちろんですが、良い映画というのは、『脇』が良い気がするのですよね。 どこかで見たことあるようなシチュエーションの映画も、完成度が高ければ十分に面白いという作品の典型でしょう。 むしろ定番のハッピーエンドへ進むのだろうということがある程度予測されちゃうので、安心して見ることが出来ます。 もちろん予想外の展開になれば、それはそれで面白いのです。 ただそんなよくあるパターンの中で、伝書鳩にダイヤを2個ずつつけて飛ばすというアイデアは凄く良いですね。 地道な作戦なのに、爽快でおしゃれでわくわくする不思議な感覚。 一つ不満をもらすなら、ラブコメパートでしょうか。 ポーシャ・デ・ロッシはかわいらしい女優さんではありますが、彼女とのシーンになるたびに、トーンダウン、ペースダウン、中だるみを感じちゃうのです。そこだけがちょっと残念ですね。 ラストは良かったですけどね。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-11-13 23:10:32) (良:1票) |
《改行表示》85.《ネタバレ》 他愛も無いコメディではあるけど、細かい描写まで目配りが効いているのに感心。センスが可笑しくて、くすくす笑ってるうちに時間が過ぎるという、幸福な時間でありました。 強烈な映画オタクの暗殺者という設定が楽しいですよね。”シナリオどおり”にストーリーを現実に当てたいので目下の仕事は放棄だ。間抜けな二人組がいつも何か食べている、とか彼らに指示を下す中ボスの台詞もいちいち可笑しい。ちなみに「ヘレン・ケラーでも油断するな」がお気に入りです。 鳩の仕事が恐るべき正確さだ、とか刑務所へ出たり入ったりの自由さに そんなイージーな、との突っ込みも受けましょうが、全編にわたるユルさが基本精神なのでこれでいいのだ。 面白かったなあ。ラスト、周りを気にしながら singing in the rain の殺し屋ティム・アレンの姿はキュートでしたしね。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-07-11 23:37:51) (良:1票) |
84.《ネタバレ》 残念ながら面白く感じませんでした。全体的なプロットは良いのですが、細部があまりに雑なのでアラばかりが気になります。そもそも主人公フィンチは詐欺師なのですから、彼の語る物語には真実と嘘が巧妙に混じり合っていて、その嘘を解き明かしていく過程で全体像が見えてくるというのがこの手の映画の基本でしょ。例えばダイヤモンドに係るエピソードはラスト近くにまで伏せられていて、最後の最後で主人公の目的はダイヤモンドを奪うことだったという話にすればよかったのですが、そういう捻りがこの映画にはありません。詐欺師がバカ正直に事実を話してどうすんだって感じです。また、タイトルにもなっているクレディス・タウト氏に係る謎についても同様です。刑務所を脱獄した主人公フィンチは逃亡用の新たな身分を得るためクレディス・タウトという死者の名を騙るのですが、このクレディス・タウトとはマフィアの逆鱗に触れて暗殺された人物でした。タウト氏は生前から正体不明の人物であったことが劇中で語られるため、彼の正体が映画の重要なピースのひとつになると考えるところですが、驚いたことにタウト氏に係る伏線は完全に放棄されて映画は終わってしまいます。この雑さはさすがにアウトでしょ。その他にも本作にはご都合主義が横行していて、中でもダイヤモンドを掘り起こしたい主人公が自ら刑務所に収監されるエピソードの粗さには唖然としました。主人公:俺を刑務所に収監してくれ→警察:自分を刑務所に入れろっておかしくないか?ま、いいか。主人公:俺が刑務所内の庭を掘ることを認めてくれ→警察:刑務所の庭に何か埋まってるのか?ま、いいか。結果、何の苦労もなくダイヤモンドを掘り起こしてしまう主人公。犯罪ミステリーでこんな頭の悪いやりとりをしちゃいけないでしょ。詐欺師である主人公が口八丁手八丁で警察に無理な要求を飲ませるというプロセスを入れていればストーリーの説得力が増すし、主人公のキャラクター付けにもなったはずなのですが、シナリオはそうした工夫を完全に怠っています。監督・脚本を担当したクリス・バー・ヴェルなる人物は本作以降ハリウッドから姿を消していますが、有名俳優を何人も配置したこの企画をこの程度の仕上がりに終わらせたのでは、干されたのも仕方ないと思います。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 3点(2011-10-28 09:51:06) (良:1票) |
《改行表示》83.《ネタバレ》 切り口が面白い。出だしから関心をもって見てしまいました。うまく作り手の策?にはまった感じです。 「つかみはOK」といったところでしょうか。 タイトルから想像するサスペンス度は低く、とても爽やか、心地よい雰囲気であり、いい意味で裏切られました。 これはもう「毒舌ジム」の設定の勝利でしょう。 随所に映画作品が盛り込まれるというお遊び感覚的な演出がされてますが、名作揃いなので、私のようなライトな層の映画ファンでも十分楽しめました。 たしかに、内容は浅いし無理がある展開はかなりあります。 ただ、その辺はコメディとして割り切りましょう・・・むしろサクサクと進むこのテンポが命の作品だと思います。 いわゆる「名作」ではないのですが、リラックスして楽しめる「良作」ではないでしょうか。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-04-30 14:18:20) (良:1票) |
《改行表示》82.《ネタバレ》 なんとなく見始めたら凄く面白くて、やったね☆って感じの映画でした。邦題で非常に損している映画だと思うなぁ。テンポが良いし、話がとにかくおもしろい。なんといっても毒舌ジムのキャラがいっすよね。映画マニアの殺し屋。セリフがいちいち名台詞の引用で、にやりとされられっぱなしでした。ジャック・ニコルソンに似てるっていうネタは最高笑った。そしてラスト!!ちょっとためらってからあの名シーンの再現(笑)このちょっとためらってのが凄くイイ!!みんなに薦めよ~。 【ぼんてん】さん 8点(2004-05-23 23:23:57) (良:1票) |
81.実に洒落た映画です。映画好きにはたまらないでしょう。殺し屋最高!その殺し屋の周りを主人公を含めドジな悪役たち定石通りのキャラが囲むというわかりやすいキャスト構成で、よくできた脚本が一段と引き立っている、ストーリー展開もお見事でした。映画好きな殺し屋の気持ちってなんだか共感が持てるところがこの映画の最大の魅力でしょう。 【ぼぎー】さん 7点(2004-05-23 03:05:18) (良:1票) |
80.おもろい。最後まであきずに観れたし。映画好きの人が観たらもっとおもろいかもしれん。観た後もなんか楽しくなるし。ティム・アレンのいっけん感情がなくプロに徹した殺し屋だが、映画好きってキャラが最高にえー味してる。また観たい映画やね。 【なにわ君】さん 10点(2004-02-20 11:49:20) (良:1票) |
79.万人が楽しめる甘口の映画。不幸にも邦題とビデオパッケージの解説のせいであまり日の目を見ていないのだと思われます。アクション映画の棚にあるのはおかしいよ~!!! 期待していた程ひねりもなく(ほんとにストレート)伝書鳩など突込みどころ満載ですが、なんともキュートな作品なので許す。 【モンキィボォン】さん 7点(2004-01-28 12:26:53) (良:1票) |
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《改行表示》78.《ネタバレ》 驚いた。本当に驚いた。近年の作品では珍しくよく練られた素晴らしい脚本。映画の中で殺し屋が「第3幕」について語っていますが、この作品には「面白い作品」に必要な条件がきちんと盛り込まれている。作品にマッチした音楽といい、オープニングでの幕開けといい全体的な仕上がりに高いセンスを感じる。ピンポイントで語られるノスタルジックな映画作品の台詞・・・、映画好きはたまりませんね。 ラストも気持ちよく決まってますし、トドメは「雨に唄えば」。パロディーは嫌いだが、この作品のような使い方なら文句なしに許せます。 【おはようジングル】さん 8点(2004-01-09 17:07:09) (良:1票) |
77.映画好きのための、映画好きによる映画。これを観ていない人は映画を語るべからず、というくらい、映画の愛に満ち溢れ、映画の名作たる必要条件を満たしている映画。唯一足りなかったのは、大作感くらいなものでない?脚本、キャスト(とくにティム・アレン)、カメラワークとすべてに気が配られている。ダイヤモンドのような、本当に希少で愛ずべき映画。 【ダブルエイチ】さん 9点(2003-11-27 20:56:47) (良:1票) |
76.アリーMyLoveの氷のネル様が出てるぅ~♪かわいぃ~♪いや~、クリスチャン・スレータって主役はるのに、なぜか共演者に華を奪われる傾向にあるよね~。なんでかしらぁ~? あれ?それとも共演者を引き立てるのがじょーずってこと?? 今回も微妙になさけなく、暗殺者の引き立て役におわったよーな感じ。まっそれが彼のいーところ?か? 【ちっちゃいこ】さん 7点(2002-10-21 14:52:20) (良:1票) |
75.おしゃれな作り。残念ながら過去の映画の知識に乏しいので、殺し屋のセリフにニヤリとできなかったのが心残り。どことなくコメディぽさもある。いずれ見直したいなあ。 【タッチッチ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-05-31 16:14:53) |
74.《ネタバレ》 独特な切り口の内容ですね~なかなか良くできてて面白い。いろんな映画の名前や一部分が出てきて楽しい。でも埋めていた缶に気付くの遅すぎじゃないかな~、まぁあんまり細かいとこ言っちゃうとアレな作品ですねハイ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-01-07 08:51:26) |
73.細かい粗さがしをするより、あくまでコメディーとして「昔の映画オタクの殺し屋」のキャラを楽しめばよいのではないかと思います。時間も短いし。 【マー君】さん [DVD(吹替)] 6点(2015-12-13 10:35:36) |
72.《ネタバレ》 ここで好評価だったので観てみました。話のネタは良いと思うのですがなんか雰囲気が軽い。もう少しシリアスな感じの方が見ごたえがあったような気がします。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-03-20 08:20:24) |
71.《ネタバレ》 何の予備知識もないまま、ふと手に取った映画だったから予想以上のおもしろさに小躍りしてしまう。 |
70.《ネタバレ》 殺し屋と詐欺師が織り成す犯罪コメディ。映画好きの殺し屋が考えるストーリが現実と交差する点が見どころ。刑務所に潜入する斬新な発想と鳩に運び屋をさせたりと手法も凝っている。あまり知名度がないようだが、とても良い作品。掘り出し物を発見!ぜひ観賞を! 【たこちゅう】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-12-25 22:30:49) |
69.期待して観ましたが、あまり面白くなかったです。テンポがいいというよりダイジェストのような急ぎ過ぎの展開に疲れます。ただ、映画好きで几帳面な正義?の殺し屋は結構好きです。近頃の映画はつまらねえ。 【ぽじっこ】さん [DVD(吹替)] 5点(2011-08-21 20:01:02) |