《改行表示》53.《ネタバレ》 “Stealing Home”『ホームスチール』。このタイトル、観た人は「おぉ!?」ってなりますよね。ビリーには様々なドラマがあって、過去に呼びもどされて、家に戻っていくのです。 この映画、20代の頃に一度観てますが、もっと歳を重ねた今の方が心に滲みました。地元を出て、慣れない土地で頑張ってる人は、更に感じるものがあるかもしれませんね。今回の帰省の目的が従姉のケイティの死がきっかけ。ケイティーにも様々なドラマがあって、遺灰をビリーに託して生涯を閉じます。ずっと会っていなかったのに、もう会えないってなった時の寂しさって、何なんでしょうね? ロビン『私ももう38歳。普段と変わりない朝。初体験(たぶん)の男が、高校時代のユニフォーム着て立ってた。』こんな事が実際に起きたら、脳みそグルングルンなりますよね。でも本筋はビリーとロビンの恋じゃないので、娘が玄関開けて、ロビンはシャワー後のすっぴんで、恥ずかしいって思う間もなくあのペンダント返してって展開が見事です。 この時のロビンの言葉「立派になったわね」高校のユニフォーム着た38歳のオッサンにこの言葉。ビリーがプロ入りした時から、ずっと言いたかったんでしょうね。面と向かってやっと言えたこの感じが素敵じゃないですか。手渡しじゃなく首に掛けてあげるのもいい。 遺灰を撒くシーン。20代の頃の初見時は『あ~ぁ、せっかく感動のシーンなのに、風に戻されちゃってるよ…』って思いました。だってあのくらいのシーンなら、幾らでも撮り直しは出来たはず。そうしなかったのは、あれが正解だったからなんです。 38歳の大人なら、波打ち際で丁寧にサラサラと灰を撒いたでしょうが、遺灰持って桟橋を駆けるシーン見てください。ガキンチョみたいな満面の笑顔。ビリーが高校のガキに戻って遺灰をバラ撒くんです。大事なものの扱いが雑で当然なんです。 ガキの頃のビリーといえば、ケイティーにもらった一生のお守りをロビンにポイとあげちゃうヤツ。でもケイティーは許した。ビリーの満足そうな笑顔をみて、ケイティーはやっぱり許すでしょう。『どうして風向きとか考えないの!散らばっちゃったじゃない!…でも、やっとペンダントを取り戻したわね。』って。 ノスタルジー全開。ひと夏の思い出映画を、極寒の2月に観てしまいました。割と知名度は高い映画だと思うけど、2014年を最後に10年間レビューがないのも、過去を呼び覚ますこの映画らしいかな?って思いました。そんな久々のレビュワーが、私なんかでいいのかしら?とも。 【K&K】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2024-02-12 11:49:19) (良:1票) |
52.《ネタバレ》 野球への情熱、光り輝く未来、初体験、肉親の死、そして憧れの人の死…これこそ青春って感じですよ。決して全てが幸せではないにしろ、それでも色あせることなく光り輝いてたあの頃。一度は挫折した野球を、憧れの人の死によって(弔いという気持ちと彼女の意志を受け継いで)再びはじめるところがいい。これは僕が今まで見てきた中で最高位の青春映画です。 |
51.《ネタバレ》 哀愁たっぷりの切ない映画だなあ。主人公は38歳。高卒時、父の死で野球を諦めるが、憧れの従姉のアドバイスでプロ入り。将来嘱望される選手になるがメジャー入り直前で挫折、憧れの従姉は2回の離婚そして自殺、高校時代のガールフレンドは離婚・子連れ出戻り。主人公は再び野球を始めるが、所属はマイナーチームの代打要員で、年齢的に選手としての未来は無い。それでも生きていかなきゃ行けない。20年前の希望に溢れるStealing Homeと、最後の哀愁漂うStealing Homeの落差。20年という年月経過の残酷さが、この中年のあがきとも言えるStealing Homeに凝縮されている。20年で何もかもが変わってしまったが、高校時代の友人達の変わらぬ友情に救いがある。 |
50.この映画の頃のジョデイ・フォスターって、確か『告発の行方』で起死回生のアカデミー賞を取る直前で、ちょっとスランプだったんだよね? でなきゃ、出番のあんまりない、センチなだけのこんな小品になんぞ、彼女が出演するワケないよなあ。でも、この映画のジョデイは、本当に素敵です。まだ少し太めだけど、そのぽっちゃり感すらもが愛しい。こんな、ちょっと不良で可愛い従姉妹のお姉さんがいたなら、男なら誰だってイチコロだよな…と思わせる魅力にあふれている。あと、主人公(プロ野球選手です)のチームメイトだか幼なじみだかで、ハロルド・ライミスが特別出演していたけど、彼もいい味です。…て、何だかんだ言って、小生もこの映画が実はひそかに好きなんスね。でも、何かこれを「好きだ」って認めるの、テレくさいんだよなあ。 【やましんの巻】さん 7点(2003-11-19 16:45:59) (良:1票) |
《改行表示》49.《ネタバレ》 ジョディ・フォスター演じる従姉のケイティが、憧れの女性として魅力的。 ノスタルジーを刺激されるような回顧ストーリーだけれど、ケイティーがなぜ自殺したのか描かれていない。 【飛鳥】さん [ビデオ(吹替)] 5点(2014-04-10 23:37:43) |
《改行表示》48.青春回想もの、ノスタルジー、初恋の人、BGMのオールディーズと、設定や演出に目新しさは感じないが、それだけ安定感があり、切なさやほろ苦さという印象は与えてくれる作品。 主人公の憧れの存在だった、ジョディ・フォスターの役柄だけは、ちょっと変わっていてよかった。 それほどドラマチックな展開はないし、心をグッと鷲掴みにされるシーンがあるわけでもないけど、心の片隅にいつまでも残っているような映画ではある。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-10-23 11:22:10) |
47.《ネタバレ》 ジョディ・フォスターの魅力を期待しての観賞ですが、ジョディの出演時間も少なくて何にも残らない映画でした。主人公の青年が昔を回想していく設定もサブキャラのストーリーが意味もなく挿入されていて、いったいこれは何がメインストーリーなのか混乱するばかりです。ジョディ演じる従姉妹が自殺した経緯も全く説明がないし、BGMをオールディーズにしただけでは時代背景は全く伝わってきません。ガッカリ……。 【クロエ】さん [DVD(吹替)] 3点(2010-09-22 19:55:36) |
46.音楽が印象に残る映画。いいですねえ・・・デヴィッド・フォスターのキーボード。甘いサックスの音色も美しい。ストーリーは青春時代のエピソードを寄せ集めた淡々とした青春時代の回想モノ。しかしいい思い出も振り返れば恥ずかしくなるような思い出も色んな思い出が詰まった青春時代が既に過去になってしまった今に観直すと音楽の良さもあって妙に感傷的になる映画です。この頃がジョディ・フォスターの一番いい頃じゃないでしょうか。そして最後まで「あの時」のことを根に持つ友人の存在もいい。観終わってしばらくすると内容は忘れてしまいそうな映画ではあるのですが、鑑賞中はゆったりと心地よい気分に浸れる映画です。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-09-12 00:10:20) |
45.60年代を描きながら至極80年代的、使われるオールディーズと全然なじまないデヴィッド・フォスターの音楽、散漫でまとまりのない内容。 でもジョディ・フォスターのケイティだけは、夏のシンボルではあっても人形でも偶像でもないのがいい。 大人になってからはあまりいい役やってるとは思えないけど、ここでは自由奔放な従姉妹として屈託ない笑顔が輝き、のびのび。(ビリーと最後までいかない方がよかったけどネ) 想い出の8ミリ映像でママを泣かせちゃうパパは「新スーパーマン」のレックス・ルーサー、ジョン・シーア。 【レイン】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-07-02 00:00:04) |
44.《ネタバレ》 ごくごく単純で何のひねりもない青春回想ものなんですが、こういうのはそれでいいのです。主人公の従姉があくまでも「憧れの女性」であって、初恋風味全開にならないのが、あとの切なさを高めています。ジョディ・フォスターは、頭の切れる才人系の役もいいのですが、こういう田舎のお姉ちゃん的な役も意外に合ってますね。デヴィッド・フォスター節満載の音楽に+1点。ただ、作品の締め方はもう一工夫欲しかった。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-03-03 23:51:23) |
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【K】さん [地上波(字幕)] 6点(2009-11-07 19:55:05) |
42.うーん、爽やかですねー。年上への憧れや友情など嫌味なく表現できてます。でもパンチはないですが。 【noji】さん [地上波(字幕)] 5点(2009-10-06 09:17:25) |
《改行表示》41.《ネタバレ》 「セント・エルモス・ファイアー」でも聴いたような、心地よい音楽だなと思ったら やっぱりデビット・フォスターが作曲していたんですね。初恋の人の自殺・主人公と友達の初体験・青春時代と今のギャップを感じながらそれでも健気に友情や家族、恋人を身近に感じて生きていく、といった、観ていて予想を裏切らない、だからこそ気持ちが柔らかくまた暖かくなる映画でした。 おそらく若い人より、もっと年のいった方が御覧になるほうが、より共感を生む映画かなと感じます。若かりしジョディー・フォスターの自然な笑顔や潮風に吹かれる髪が印象的でした。 でも、ジョディーの遺灰を主人公が海にまくために桟橋を通るのだけれど、あそこは走っていくよりも、二人の想い出の桟橋をゆっくり踏みしめながら歩いて海にむかってしっかりまいた方がよかったのではないでしょうか(投げ方が失敗したのか、風があったのか海まで遺灰が届きませんでした。)それと遺灰の入った坪を海に投げるのはどうかなのでしょうか。坪は波に押し戻されて桟橋の下に流れ着いてしまいます。そのまま坪を捨て置くのはジョディーが好きな主人公としてできないだろうし、拾って帰るくらいなら映画としてもかっこわるい話だし・・・ などと、青春・ノスタルジーといったコンセプトが主人公に安易に坪を投げさせてしまった感じがして、ちょっと主人公に感情移入していた自分としてはいただけないなあ~と思いました。 【たくみ】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-05 14:11:03) |
40.《ネタバレ》 こういう「過去振り返り」系映画はなんかノスタルジックな気持ちになっちゃいますねぇ いかにもアメリカ60年代若者思春期全開(長い(笑))な展開で始まりましたが、ベタな進行ながらなかなか良かったですよ&デビッド・フォスターの音楽も実は結構好き…確か摩天楼はバラ色もこの人だったような…80年代後半の映画らしい出来でいい感じです。 ただ、球場に忍び込んで(おまけに勝手に照明までつけてるし!)野球したり 大~昔にあげたネックレスがあっさり出てきたり 家や車(ビートルカブリオレ)にあまり月日の流れを感じなかったり はちょっと気になるところではアリマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2009-06-02 13:25:59) |
39.ちょっと「寂しい」青春映画。この「寂しい」ところが青春時代に観たら、はまるんだろうなあ。 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2008-09-04 23:15:25) |
《改行表示》38.《ネタバレ》 疲れたときに観たい映画。無性に古いともだちにあいたくなる。 デビットフォスターの音楽が存分に聴けるし、なんともすがすがしい映画。ストーリーは薄っぺらいけれども。 本筋より、主人公の父親のホーム・ムービーが流れる場面がいちばん好き。 この陳腐なタイトルは何とかならなかったのだろうか。 【シオサイ】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-01-12 22:50:21) |
37.《ネタバレ》 昔憧れていた年上の女性ケイティの死によって回想し始めるビリーの記憶を辿っていく映画。今では大物のジュディ・フォスターの初々しい感じが新鮮です。年上の異性に憧れる時期っていうのは誰にでもあると思いますが、主役が男の子ということで感情移入はしづらかったです(;´∀`) 遺灰を海に流すのはいいとしても壷からは 出して欲しかったな・・・あのまま投げるとは・・・(笑) 【うさぎ大福】さん [DVD(吹替)] 6点(2007-11-04 22:06:39) |
36.風景、音楽、ストーリーがツボです。ケイティは理想の女性像に近いです。 【色鉛筆】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-07-29 16:44:54) |
35.ジョディーフォスターが出てるんで見てみたんだけれど......あんまり出てこなかった。主人公の数々の思い出の一つに過ぎない感じ。映画自体も、安っぽいエピソードが詰まっているだけで、見ているのがつらくなるほど。なによりも、ケイティの自殺自体が不自然過ぎて、いただけない。 【駆けてゆく雲】さん [DVD(字幕)] 3点(2006-04-22 09:46:03) |
34.《ネタバレ》 けっこうリアルタイムで昔見ました。なんで死ぬかな。まあ、死なないと話が始まらないようになってるけど。秀作です。突然死のお父さんが、ビデオで笑顔で告白って、超せつないですね。 【パブロン中毒】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-15 21:16:31) |