《改行表示》202.例えば、ジョンQが立て篭もった後、いつのまにか外の野次馬に英雄扱いされてたけど「英雄扱いされる過程が描かれてません」。 ワリとすぐに人質とは仲良くなってたけど「仲良くされる過程が描かれてません」。そもそもキャラの造型が浅すぎるし、構成がまるでダメ。基本的に映画としての出来がよくありません。 で、この映画のテーマですが、自分の子供が病気で死にそうだからってやっていい事と悪い事があるだろうと、まず、そこが問題。 ..あの親バカ家族以外の人々もみんな仕事や家庭があるのにバカ親の我侭に巻き込まれて困っているし、病気や怪我で苦しい患者だって他の病院にまわされて余計なリスクを背負ったりしてるわけです、変なキメポーズをとるガキ一人のために。 ..例えばスナイパーの人をとっても仕事でやってるのに劇中で悪人扱いですよ、どういうこと? 他人の迷惑顧みず、我が子可愛さで、弱者という名の権力を振りかざしてのやりたい放題、しかもそれを英雄視するという内容がとにかく許せません。 「主人公は実は善人なのよ」を強調したいが為に、映画の途中で「救急でやってくるおばさんを他の病院へ親切に電話で道案内してあげるシーン」なんかを安直に入れている製作者に更に業腹。 最後の自殺にしても、まさに自己満足の極み。それを周りで見ている病院関係者、人質の気持ちやその後の事を考えてみれば、自殺って行為自体がまさに利己的自己満足的偽善以外の何物でもないことはあきらか。しかも結局...だしね。 ..親バカも大概にしてもらわないと怒ります。 【あばれて万歳】さん 3点(2004-05-23 23:29:28) (良:3票) |
《改行表示》201.《ネタバレ》 息子を手術させるために拳銃を持ってERに立て篭もった時点で萎える。やってることが滅茶苦茶で、好感が持てないというのは主人公としてどうなのか。 それが例えアメリカの低所得層に冷たい医療制度や理不尽な医療現場への反逆であっても。それはアメリカで時々起こる黒人暴動も思い出させる。鬱憤を暴発させて犯罪に足を踏み込んだ時点で、もう同情はできない。主張自体は真っ当なものでも、暴動や犯罪で要求が通るなら、それはテロリストの要求に応じるのと根本的には変わらない。 犯行現場のヤジ馬たちは拍手喝采していたが、とても共感できず、強い違和感が残る。そういう風に描かれているということは、アメリカではよっぽど医療保険制度の問題に不満が多いのだろう。この点は日本と違うので、実感があまり沸かずに共感できなかったところもある。 ラストはあまりにも都合の良すぎる奇跡が起きる。そうなるんだろうなとは思ったが、これでは薄っぺらいような気もする。 【飛鳥】さん [地上波(吹替)] 3点(2015-05-07 00:45:21) (良:2票) |
200.《ネタバレ》 成程、アメリカの医療保険制度についての話だから日本人の僕にピンとこなかったんだな。まずね、最初唐突に衝突事故見せられても意味分かんないから腹立つのよ。そして院長や外科医が前半執拗に悪者として描かれてるのも腹立つ。「保険がきかなくて治療を受けれない人は何千万といるのよ!言うなら私じゃなくて議会にいって頂戴!」言ってる事正しいじゃない。それに子供のためなら何でもするってさぁ、その場にいた並んで治療待ってた人はどうなんのよ。今にも産まれそうな妊婦とか赤ん坊抱えた母親とか。Qのせいで、すぐに治療が受けられないんだぞ。何より銃突きつけられて人質にとられた時の恐怖は計り知れないだろう、トラウマになるかもしれないし。なのにスペイン人「ジョンQイイヒト!」あいつアホだ。子供にだって「悪いことはするな」とか伝えてたけど、あなたしてること悪いことじゃないの?自分の息子助けるためなら、人質に銃向けても、抵抗した奴殴っても、狙撃手殴っても悪くないの?自分の心臓移植する時も、物理的に無理があるって言ってるのに「いいからやれ!」って脅迫だろあれはよー。外科医だってやりたい気持ちはあるってんだよ、でもできないって話なんだよ。しかも、みんなの前で自分にピストル撃つつもりかよ、おいおい間近で死なれるほうの気持ち考えてくれよ。でいて最後はご都合主義ですか。サムい展開だよ。しかも最後あいつは英雄?待て、待機者リストにちゃんと名をのせて移植待ってる人はどうなるの?立てこもれば順番スッ飛ばして治療受けれるのかい。たまったもんじゃないね。【結論】アメリカの保険制度がどうであろうと、Qは利己的な凶悪犯罪者だ。 |
199.《ネタバレ》 自分にも娘が一人います。自分の命を差し出して、娘の命が助かるなら迷わずそうします。キレイ事ではなく。親にとって子は自分の命そのもの。それは実感としてあります。ですから主人公の心情は察するに余りある。しかしそれでもなお、彼を英雄視することも、彼の行動を肯定することも出来ません。してはいけないと思う。それはテロを認めることに他ならないから。主義主張が正しければテロは認められるのでしょうか。自分はそうは思わない。私達は社会の中で生きています。社会が機能しているからこそ、医療を受けることが出来る。システムの中で、ドナーから臓器を提供してもらえる。その有難さを忘れてはいけないと思う。社会の恩恵は受けつつも、都合が悪いルールは無視していいのか。もしこれを認めてしまうと、主人公と同じような境遇で子を失ってしまった親の立つ瀬がありません。病院ジャックしてでも、子供に移植手術を受けさせなかった親は、だらしが無いということになってしまう。そんなバカな話はない。ジョンQが示したのは親の覚悟。でも彼とは違う決断のほうが、ずっと辛い。同じ境遇の親は、歯を食いしばって耐えています。彼らを否定することは誰にも出来ない。ただし、ジョンQの“がむしゃらさ”が結果的に子の命を救ったのは事実。それは教訓として受け止めたい。もし自分が主人公と同じ立場なら、奇跡を待つのではなく、やれることは何でもしたいと思う。ただし主人公と同じ手法は取りません。それが自分の、親としての覚悟です。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-09-03 18:11:33) (良:2票) |
《改行表示》198.《ネタバレ》 どんな事情があろうとやっぱり人質とって立てこもるのはまずい。だから形だけでも有罪の判決がでて少し安心した。 デンゼル・ワシントンの笑顔からこぼれるキレイな歯が印象的だった。 最新の高度な治療を受けることが誰でも当たり前の権利であるような主張には違和感を感じる。移植などの高度な医療を低所得者が受けられないのは、日本でも高度医療は保険がきかず全額負担となるため同じこと。天から与えられた余命を受け入れることも必要。経済的な制約を含め受け入れるべきだと思う。医療の進歩によって、昔は不可能、現在は高度とされる医療も、少ない費用で受けられるようになるかもしれない。いわゆる後進国だとそんな選択肢すら知らされない。生まれた時代、国を含め、全ては運。病人が自分なら、手術を受けないことを選択するかもなあ。ドナー現れない可能性も高いしね。それでも余命を幸せにすごすことはできると思う。子供ができると少しは共感できるのかな? 米国の医療保険制度に対する議論はそれとはまた別問題。 【てんぷらうどん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-06-05 04:51:42) (良:2票) |
《改行表示》197.《ネタバレ》 涙腺が崩壊する感動のドラマ。 わかっていても泣いてしまう。 筋が読めていても泣いてしまう。 どう転んでも泣いてしまうようにできています。 それはこの作品が、人の心の琴線にふれるようにできているからです。 『僕の貯金の46ドルを使っていいよ。』と言っていた少年が倒れる。余命わずか。息子の命を助けるため、奔走する父親はデンゼル・ワシントン。完璧に感動が約束されているシナリオです。 父親が病院を占拠する直前までのシークエンスが非常に大切。 皆から募金を集め、役所を駆け回る姿。息子はいつ死ぬかわからないのに、『役所からの回答まであと1週間。』とか、『あと1ヶ月』とか。息子死んでしまいますよ。それでも、ヤケを起こさず、ルールにのっとって、ひたすら役所を回り、治療費をかき集める両親。このシークエンスがあるからこそ、突然の強制退院によって精神的に追い詰められる父親に気持ちが入ってしまうのです。 ジョンQと共に、一人称視点で見るのか、第三者的視点で見るのかで評価が分かれそうです。 なぜなら、第三者的視点で見た時、病院を占拠するというのは、やはり倫理的に問題があるからです。 『自分の息子の命さえ良ければ、他の人はどうでも良いのか』と。それは至極真っ当な正論です。 そして私は、このケースに関して言えば、『自分の息子の命さえ良ければ、あとはどーだって良い』と思うタイプです。なぜなら、どんなに命のタイムリミットが迫っても、社会のルールの中で息子の命を助けようとした父親を、その息子の命を、先に見限ったのは世の中のほうだから。それは公的機関であり、会社であり、医療です。 映画の結末として、強いて言うならば、ドナーが間に合わず父親が死んでいたら満点。 そしていくらなんでも警察に心が無さすぎ。ですがそれ以外はすべて完璧。傑作。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 9点(2016-05-29 02:53:00) (良:1票) |
《改行表示》196.《ネタバレ》 合わず。それは自分が子を持つ父親ではないからなのか、アメリカの医療・保険システムの知識がないからなのか・・・。 自分の愛する人が実質実現不可能な心臓移植が必要となったとき、何が何でも救いたいという気持ちは凄くわかる。しかし本作はそのやり方が大問題な気がしまくりました。要は「息子を助けなきゃ一般人を殺すぞ」と。そうさせたのはアメリカの医療・保険業界だ、社会のせいだ、という主張。ですがやはり私の感覚では共感できない。 「医療は奉仕ではない」、至極その通りだと思います。患者が「医者は患者を救って当然だ」というのはコンビニの客が自ら「お客様は神様だ」という主張と同種な気がします。サービスを提供する側が言うならともかく、サービスを受ける側、やってもらってる側が自ら主張しちゃうのはどうなのか。文句があるなら別に病院に来なきゃいい。自分が医者になればいい。というのは暴論かもしれませんが、どうもそういう感覚が拭えません。なので、病院で院長やドクターに喧嘩をふっかけ、他にも同じ状況の人がいるだろうに彼らを無視して自分だけ特別扱いを強要し、あろうことか犯罪に走るその姿は、ヒーローどころかむしろ悪役にしか見えませんでした。そういう意味では、過去に血の滲む努力したが差別やいわれなき理不尽で医者になれず金も稼げず八方塞がりで、あの状況になるしかなかった、という描写があれば見え方が変わっていたのかもしれません。 【53羽の孔雀】さん [DVD(字幕)] 3点(2015-05-14 01:24:13) (良:1票) |
195.《ネタバレ》 息子の命が助かって、本当に良かった・・・。助からない結末はヤダなぁと思いながら見てたので、安心しました。しかし、いくら息子を助けたいからといって、病院をジャックしちゃダメでしょう。あまりにも自己中心的・短絡的すぎる。でも、これが追い詰められた低所得者の末路なんだろうな。妙にリアル。全てにおいて、倫理上正しい方向を選択することが、最善の結果になるとは限りません。ジョンQは恐らく数年の服役が代償となって、代わりに息子の命が救えたわけだから、病院ジャックした甲斐があったと思います。何も行動しなかったらきっと助からなかったでしょう。良いことも悪いこともする人間らしいといえばらしいジョンQですが、私は、病院の外にいた野次馬たちのように、ジョンQをヒーロー扱いすることは出来ないです・・・。どうしても、どんな理由があっても、やっぱり病院をジャックするとか銃で脅すとか、その選択肢は私にはありません。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-04 15:44:35) (良:1票) |
194.《ネタバレ》 ジョンQが凶悪な犯罪者だと思う方も大勢いると思うが、ではあの子供を見殺しにすることが正しいことだというのか?金が無い人間は生きることも許されないというのか?確かに病院を占拠したことが正しいことだと言うつもりはない。しかしどんな犯罪にも必ず原因があるはずだ。この映画での問題はジョンQが病院を占拠したことではなく、何故彼が病院を占拠しなければならなかったということにあるのではないだろうか。これはあくまで推測だが、彼が占拠しなくても遅かれ早かれこのような行為をする者が現れたに違いない。それほどまでに米国の医療制度は矛盾に満ち溢れているということか。考えてみれば、こういった犯罪を犯したのがジョンQのような善良な人間で良かったのかもしれない。これが問題提起に繋がれば、大きな成果にはなったはずだ。まあ、他に選択肢があったのではないかという考えを否定する気はないが。映画の作り方自体も実に緊迫感があってぐいぐい引き込まれる。偶然ドナーが見つかったり、ラストの判決はやや都合が良すぎるような気もするが、こういった社会派の娯楽作は実に好みで面白い。 【ドラりん】さん [DVD(吹替)] 8点(2009-05-05 00:26:10) (良:1票) |
193.『狼たちの午後』を彷彿させる社会派ドラマではあるが、社会派ドラマについてまわるリアリティを追求せずに、登場人物たちを極端にキャラ分けする寓話的とも言える手法で見せてゆくというのは昨今のメジャー映画事情に明らかに逆行していて、そのぶん非常に分かり易い。この分かり易さこそが良きハリウッド映画だったのではないだろうか。主人公はただ子供を助けたい一心で犯罪に及ぶのだが、映画は極端なキャラクターでもって歪んだ社会を次々と露呈させることで主人公の行為を許容させようとする。営利最優先の病院経営者は病気の人間を助けるという病院の本来あるべき姿を消し去り病院システムの問題をさらけ出させる。名声に執着する警察署長は早急さにこだわりより良い解決策を考えることもなく警察の本来すべき仕事をせずに警察システムの問題をさらけ出す。ガードマンも金に見合った以上の仕事をしようとしない姿は金が全ての社会をさらけ出し、メディアの主人公の訴えには腰が重く事件が起きてはじめて動く姿にはやはり金銭および名誉至上主義をさらけ出している。主人公の会社も保険会社も社会問題を露呈させている。この映画のいいところは、ここまで明確なキャラ分けをしているにもかかわらず、さまざまな問題はすべて社会にあるのであって人にはないとしているところ。だから主人公も誰も憎まない。ただ、いくらリアリティを求めないにしても病院長の心変わりは急変にすぎる。もうひと粘りしてほしかった。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-01-25 12:32:02) (良:1票) |
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《改行表示》192.《ネタバレ》 この映画で(まあいつもそうだけど)、「どんな理由があろうと犯罪はやってはいけない。」という考えには私自身はそれほど共感できない。最大の理由は、自分がジョンQの立場となった時に私ならきっと同じことをする可能性があるから。もし息子が死にかけてるのにそれを見殺しにしてこのままじっと耐えるのは多分無理だと思う。その時が来ないと分かりませんがね。 みなさんジョンQに対する辛口意見が多いですが、もし同じ立場になったらジョンQと同じ行動を取らないとは言い切れません。犯罪はいけないと思っててもやってしまうかもしれない。 それに結局ジョンQは急患も警察も誰も死なせなかったし、人質の患者に対する扱いも冷酷ではなくきっちり治療を受けさせるあたり病院中を恐怖に巻き込んだとはいえ彼をただ単に凶悪犯だとは私は呼びたくありません。 【ラスウェル】さん [地上波(吹替)] 6点(2007-11-23 00:34:50) (良:1票) |
《改行表示》191.本来なら銃で脅して監禁しているジョンQが「悪」のはずなのに、ラストに至っては「ヒーロー」扱いされるという逆転が新鮮だった。 それでは真の悪とは何だったのか? 映画では一応、「病院」「警察」「マスコミ」等がジョンQとの対立軸にはなっている。 金儲けのためにしか動かない病院、市民を守るとの主張から犯人を撃ち殺してもかまわない、それが選挙のためにもなると考える警察、視聴率のことしか考えずにスクープを狙うマスコミ。 これらもいわば「悪」とも考えられるが、真の悪は役に立たない保険制度であり、金がなければなんともならない世の中に対する怒りが込められている。 この映画には「悪」が実物として存在しない点で実に面白い設定だと思う。 ただし、社会・保険制度への怒りという狙いは感じられても、息子を助けたい一心から来る父親の無鉄砲な行動に対する「答え」にはハリウッド的な甘さを感じずにはいられない。 「大丈夫、血液型が同じで心臓が肥大しているから大人の心臓でもちゃんと適合する」「よし分かった、手術しよう」というのはいくらなんでもムチャクチャだろう。このあたりは上手く処理しようと思えば出来たはずだ。 ジョンQの自殺前に、また息子の死の直前にドナーが現われるという偶然性。 自分の替え玉を利用し手術を見守る二人…確かに感動的だが果たしてそれで良いのか。 彼の行動には非難される点はなかったのだろうか。 自分も結構感動したクチなのだがどうにも脚本の甘さには参る。 自分には真のヒーローは手術を成功させた外科医だと感じる。 自分のキャリアを犠牲しても息子を助けるためジョンQから心臓を摘出しようとしていたし、監禁され疲労があるにもかかわらず最後まできちんと息子の手術を成功させた彼こそが真のヒーローだろう。 ジョンQの息子のことを一言「好きさ」と語ったのも見逃せない。 残酷なストーリーだが、ジョンQには死んでもらって、適合せずに一回目の手術は失敗。 すぐにドナーが見つかり最後にあの外科医が救うというストーリーでも良かったかなと思う。 あの外科医にはもっと光があたっても良かったのではないかという気がする。 【六本木ソルジャー】さん 7点(2005-02-13 23:58:35) (良:1票) |
《改行表示》190.《ネタバレ》 医療制度の矛盾を訴えかける意図があったんだろうけど、下手な棒読みの 台詞の向こうに台本が見えてしまって萎えました。それと病院占拠するって アイデアは良いのかもしれませんが、民衆が取り囲んでドンチャン騒ぎで 拍手しまくりっていうのが雰囲気ぶち壊しでしたね。それとそんなタイミング 良くドナーが事故るかって おもいっきりツッコミ入れたくなりましたw 【アキト】さん 6点(2004-09-01 12:50:46) |
189.《ネタバレ》 こういう話単純に好きです。だいぶ前に見たのであまりよく覚えてないんですけど、胸にグッときたのを覚えています。これって実際にあった話とかなんですかね?なんか普通に起こりうる話だし、映画が基本のラインを脱しなかったのでもしかしたらと思ったんですけど。とはいえデンゼル・ワシントンの名演技に圧巻!すばらしいですよ、本当に。特にお金を必死に集めるとこ、保険会社を回るとこ、警察に大声で主張するとこ、改めて彼の演技力を確認してしまいました。 【AXL侍】さん 7点(2004-06-22 18:28:05) (良:1票) |
《改行表示》188.主観的な視点で撮り続けなければならないテーマなのだが、時折客観的な視点を入れる点に疑問を持った。 製作者たちの意識が統一されてなかったようだ 【ポジティブ】さん 3点(2004-06-03 14:03:31) (良:1票) |
《改行表示》187.前半、病院篭城に至るまでの努力の空回りの話が泣けました…が、立て篭もり後はテンポが落ちます。 篭城のあとにジョンが病院の患者(人質)の容態をかばうシーンがありますが、 彼の虫も殺せない優しさは前半部分で充分伝わってきていたので、蛇足な気がします。 マスコミや大衆がことごとく味方というのも違和感。犯罪に踏み切るまでに様々な葛藤があったと思いますが、 世間にそれを肯定されてしまうと、立て篭もり決行前にあったであろう”最後の決断”が軽くなってしまいます。 あと”篭城サスペンス”を期待していると肩透かしくらいます。要求(息子の治療)もあっさり通ってしまいますし…。 それに個人的に最後の裁判はいらなかったです。 ……などと散々書きましたが、 ラスト前の病床の息子に語りかけるシーンは来ました。むせび泣きました。 「いいか…何が何でも金を儲けろ、金持ちになるんだ…」 【おかたおか】さん 8点(2004-02-12 20:09:27) (良:1票) |
186.ハリウッド的王道を踏んだヒューマンドラマで、かなりの確率で泣けるんだけれども。確かに理不尽な社会のしくみには腹が立つが、主人公にはあまり感情移入できなかった。警察の偏った対応を描くことで、あたかも主人公の行いが完全に正当であるかのような錯覚を与える当たり、安直であざといものを感じずにおられない。リアリティを追求するなら、ジョンQ自身の恐怖や迷いをもっと真摯に描くべきではないか。彼はもっと臆病さを見せてもよいのではないか。そうであればもっと、狂おしく、切なく、いたたまれない立場を強く感じられただろう。 【よしの】さん 6点(2003-12-15 20:41:21) (良:1票) |
185.映画としては良く出来ているほうだけど、やはり予定調和・ご都合主義という言葉がちらついてくる。子供を助けたい一心で、人質までとって病院に篭城。挙句の果て自分の命を投げ出そうとする主人公。が、だいたいD・ワシントンの作品ですよ!“とんでもない結末”などあろう筈がないでしょ。そういった観客に気を持たせるような作劇が、なんともあざとく感じられてしかたがない。現在の医療制度の問題や保険システムの矛盾といった社会的側面の描き方も中途半端。 【ドラえもん】さん 6点(2003-03-17 00:03:55) (良:1票) |
184.私的にはかなり良かったです。試写会場ではかなりの人数の人が泣いておりました。ストーリーが読めてしまうところがありますが、デンゼル・ワシントンの演技に引き込まれてしまい気になりませんでした。私も「最後の決断」という副題にまんまと騙されました。ジョンQらしい決断でしたね。この映画の監督さんの娘さんは心臓のバイパス手術を4回も受けているそうで、そういう子供を持つ両親の気持ちがわかる監督さんなので、ジョンQが子供をどれだけ愛しているかの描き方も良かったです。 【はがっち】さん 8点(2002-11-14 02:15:34) (良:1票) |
183.この「最後の決断」という副題は巧い! 止むに止まれず病院に立て籠もることが、ジョンQの最後の決断ではないのです。デンゼル・ワシントンの口からその決断が語られた時、思わず涙が溢れてしまいました。サスペンス・アクション的な装丁ですけど、実は社会派の家族愛ドラマであり、試写会場の半分が泣かされる映画です。終盤、「都合が良すぎないか?」という部分もありますけど、この映画の場合、(M.ナイト・シャマラン風に)全てを“destiny”として良い方に解釈してあげましょう、7点献上。 【sayzin】さん 7点(2002-10-06 18:44:18) (良:1票) |