87.おいしいイタリアンのフルコースを頂きました。料理、音楽、お酒、映像、テンポ、物語全てがひとつになり、こんなスペシャルな一夜があってもいいんじゃないかと思わせ、観る人の五感を刺激する映画でした。厨房の中の忙しさは映画ではなく、本物でした。昔、レストランの厨房でバイトしてたときを思い出しました。これを見終わったら、間違いなくイタリアンが食べたくなるでしょう。 【亜流派 十五郎】さん 10点(2003-05-20 11:25:37) (良:2票) |
《改行表示》86.《ネタバレ》 たった一晩の出来事を一本の映画にしているのに、凄いスピードで物語が展開していきます。 ただの群像劇と見せかけて、一見無関係だった人物達が、ラストに結びつく見事な脚本。これは唸らされました。 ごった煮の人間関係がラスト直前まで何一つ収拾がつかないまま進んでいくので、どーなることかと思いながら見ていたのですが、まさかこんなに綺麗にまとまるとは。 もちろん大筋のストーリーとは関係ないまま放置されっぱなしの、サブエピソード担当の人たちもいますが、だからこそ何が起こるかわからない騒々しくも不安定な空間を満喫することができるのでしょう。 てっきりグルメドラマかと思っていたのですが、どちらかと言えばサスペンス色が強くなっている作品。 面白いとは思いますが、人によっては合わない人もいるかもしれませんね。 次々にお客さんが入ってくるのに、副料理長や料理長が仕事ほったらかしてプライベートなことばかり重視するのが、個人的には大きく減点。ここは自分の価値観、倫理観とあまりにもかけ離れすぎています。 みんながレストランの仕事を真剣に頑張っていることを前提としたプロットだからこそ、あのオチに衝撃を受けるとともにある種の爽快感を感じるのだと思います。 しかし見終わってみれば、実はすべてがルイスの手のひらの上。刑事夫妻まで、本人達が気付かないままコマとして使っている、計算しつくされた復讐劇。ルイスファミリー恐るべし。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-02-02 01:46:44) (良:1票) |
85.いろんな人間模様が重なり合う話って、職場や住宅地でもできるけど、こういう街の一部が一番似合う。肩書きがはずれて、誰もが社会的な輪郭を曖昧にしている空間、役割から一時的に解除されている互いに匿名の人たち。そこに面白味が生まれる。カツラで匿名に変装したつもりの料理評論家は、そういう人たちの中でかえって正体を見抜かれる。役割を演じているから。あと仕事をしているのは、経営者とコックとギャングだけか。別に意味はないけど、停電でさらに異空間の感じを深めた。「ニューヨークでは死体2つで売上げが3倍になる」ってのがいい。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-06-06 12:15:06) (良:1票) |
《改行表示》84.おもろい映画でした。いい意味で完全に裏切られました。こういう映画、けっこういけるクチです。 脱線、というかサブストーリーがけっこう多いのでどれが本線か分からず、後半まで何がしたい映画なのかさっぱり分かりませんでしたが、オチでぜんぶ解消しました。そこに至るまではややだらっとした印象はあるものの、スタイリッシュにテンポ良く観せようという気遣いがみられます。その意図に反して退屈さを感じるかもしれませんが、とりあえず我慢して観てください。そしたら「あ、あれもこれも伏線やったんやな!」という見方で2周目もいけるんじゃないでしょうか。 というわけで、7点。完全に騙されてたので8点あげてもいいかも。でも、ややインパクトに欠けるのでこの点数です。この映画の舞台はニューヨークですが、少し前に行ったバルセロナのレストランを思い出しながら観ていました。あーうまいもん喰いたいなぁ。 【追記】しかし汚い顔のババアやなぁ、あのヅラのオバハン。 【708】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-09 04:55:33) (良:1票) |
83.自分がレストランへ食事に行っている気持ちになった。シェフはイケメン、食事も酒もおいしくて雰囲気も良く、まあまあ楽しかった。まるで夜遊びに行って朝まで飲んだ時の、帰り道の気分。あ~もう朝になっちゃったなぁって、少し寂しく思うそんな感じ。可も無く不可も無く。 【紅】さん 6点(2004-07-05 01:40:44) (良:1票) |
82.大変おいしゅうございました。(料理記者歴四十年・岸朝子) 【コーヒー】さん 8点(2004-06-06 05:36:15) (笑:1票) |
《改行表示》81.監督は、M・ジャクソン等のミュージック・ビデオを手がけている事で有名(らしい)な、ボブ・ジラルディ。彼のメジャー・デビュー作品です(昔B級一本撮ってます) ミュージック・ビデオを撮っていた人物が監督と知り「ザ・ウォッチャー」の悲劇(笑)が頭を過ぎったが、その杞憂は程なくして消える事となりました。 全体の印象は「ER」のレストラン版。複数のエピソードが同時進行して行くと云うもの。 冒頭ではマフィア映画の様で、タイトルロール後の印象では長編ソープ・オペラでも、観る様な気分でいましたが、スタイリッシュな陰影の美しさとシャープさ、ハンディを巧く使った臨場感ある映像に、サスペンスを盛り込んだ絶妙なプロットと云うお膳立てで徐々に引き込まれてゆきます。 グランドホテル形式な作品が好きな方には、魅力的な作品でしょう。100分未満と言う時間の中で各エピソードがラスト見事に収束してゆく様には舌を巻きました「本当にデビュー作か?」と疑いたくなる程。 -2点はタイトルの「ディナー・ラッシュ」から受ける“非常に混雑した”印象とスピード感が、それ程伝わってこなかった為。小腹の空く時間帯に見る時はピザでも食べながらどうぞ(笑) 【MAZE】さん 8点(2004-01-22 16:34:11) (良:1票) |
80.ひとことで言うと、とってもしゃれた映画。なんといってもシェフ役や副シェフ役、評論家の女性など配役のセンスがGOOD!ミュージックビデオ風の映像も嫌味でない。レストラン事情や人間模様、恋愛、ミステリーなどなどが混然一体になって、おいしいひと皿になった作品です。テンポも良いので、あっという間にごちそうさまでした、って感じでした。ラストに用意されたデザートもけっこういけます。 【ETNA】さん 9点(2004-01-07 13:56:10) (良:1票) |
79.まず、おいしそうでした。昔ながらの味を守っていきたい父、ヌーヴェル・キュイジーヌで勝負したい息子、腕はいいのにギャンブルで身を崩しそうなシェフ、どんなクイズにも答えてしまうバーテン。そして様々な客たち。それぞれ、個性的で登場する人物を見るだけでも楽しめました。ダニー・アイエロがシブイ!全てはアイエロの手腕、才覚で一気にカタをつけてくれました。さすが! 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2003-11-07 15:40:03) (良:1票) |
78.映画の感想というのは、見る前の期待度が大きくかかわってくる。俺はマフィア映画だと思って本作品を観たから、どうにもまったりし過ぎの映画に感じた。が、店側と客側の人間描写が面白く、喧騒に満ちた厨房と、雰囲気を盛り上げる選曲の良さになんだかニンマリしてしまった。とりあえず、イタリア料理が食べたくなる、そんな映画。 【イカリングフライ】さん 5点(2003-09-13 15:16:33) (良:1票) |
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77.夜に見たんで本当にお腹が空いて、見終わった後に台所を物色してしまいました(笑)非常にテンポの良い映画で、時間いっぱい楽しめます。 【もみじプリン】さん 8点(2003-07-25 11:03:06) (良:1票) |
76.テンポが速い。こういうの好き。ウードの人がイケメン。 【あきぼう】さん 7点(2003-06-11 00:34:44) (良:1票) |
75.実際の時間と同じスピードで進んでいく展開が小気味よかった。意外なラストまであっという間に過ぎた感じ。お腹を空かせて観に行ったのでつらかったです。 【cherry】さん 8点(2003-02-08 20:24:41) (笑:1票) |
《改行表示》74.《ネタバレ》 舞台であるイタリアンレストランと、そこにいる人たちがとても魅力的な群像劇。 お店は監督の有する本物だそうで、だからこそのリアリティなのですね。フレンチのように気取らず賑やかで、でも心が落ち着く種類のざわめきで満たされている。粋なバーテンが場を回すミニ・バーの心躍る空気。地下厨房からキビキビと上がってくる一皿一皿がしっかり美味しそうなイタリアン。舞台装置が素敵に整っているうえ、そこに配置された個性的な人間たちの日々のドラマも興味を引きます。 ギャングとの駆け引きが文字通り命がけのオーナー。女にだらしないけれど腕の立つ料理人の跡取りシェフ。ギャンブル依存で首が回らなくなってるサブシェフと、男女のあれこれ。 皆しょってる人生が濃いなあ。アーティストを目指すウェイトレスや、厨房内でちょっぴり格上げになった若手料理人とか脇役の者たちも存在感があって単なるモブではないです。一人ひとりに目配りの効いている脚本だからこそと思う。出時間の少ない料理評論家のおばさん二人のインパクトの強さをごらんあれ。もう忘れ難い。 なんてことない一日を切り取った形であっても観られる作品になったでしょうけど、どっこい終幕に向けて驚きの伏線回収も見せてくれます。ちょっとしたカタルシスも得られて、とても面白かったです。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2023-12-29 14:21:21) |
《改行表示》73.《ネタバレ》 非常に面白い群像劇でした。 色々の登場人物が次々に登場し、色々なエピソードが繰り広げられますが、核は「父子の愛情」と「親友の復讐」です。 登場人物は非常にアクが強く、物語を騒がしく盛り上げて行きます。正直無駄なエピソードも沢山ありますが、NYの人気イタリアンレストランの一夜の雰囲気を味わうつもりで観るだけでも非常面白い。 父子の和解でハッピーエンドかと思いきや、やはり父親も堅気ではなくこのままでは終わりません。 「誰がこんな結末予想出来るんだよ。」という驚きのラストが待っています。 まああれだけ多くのシーンに登場していて、単なる食事に立ち寄ったウォール街勤めの会社員・・で済むはずは無いんでしょうが、、全く予想出来ませんでした。 でも思いの他反則感は無く、すんなり受け入れられたのは、この作品が「世の中色々な人間がいるね!」という群像劇だからでしょうか。 【夜光華】さん [DVD(吹替)] 8点(2018-07-09 15:09:18) |
72.《ネタバレ》 落ち着けないレストランで食事をしたいとは思わない。ストーリーもゴチャゴチャしてイライラする。自分の大切な店を復讐の場所に選ぶ神経が不快。尺が短いのが救いだった。 |
《改行表示》71.今となっては、「24」等で目新しさはないかもしれませんが 映画としてテンポよく多くのエピソードを積み重ねていくシナリオは楽しいです。 NYの夜の雰囲気が感じられる所も美点です。好きでっす。 【glxynt2】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-08-22 01:28:36) |
70.人ごみが苦手なので、混んだレストランやゴチャゴチャした調理場の映像を観ているだけで、なんかやな感じがこみ上げてきてしまう。話としては、時々みかける「何時間かの出来事」系の映画。 【マー君】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-06-28 12:24:31) |
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68.《ネタバレ》 最後はもっと色々な人物が繋がるかと期待したがそうでもなかった・・・。席を立ったり座ったり、厨房から出たり入ったりの繰返しで何か終始、気忙しないけど全体的な雰囲気は良かったです。 【より】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-09-24 00:42:00) |