1.内乱で無くなった母親の死の真相を調査する為、当時の関係者と対談していく記者。過去と現在が交錯した展開はミステリアスで引き込まれますが、当時の悲壮感がここにはあります。死の真相が分かったところで何も出来ないことは分かっていながらも、なんとしても犯人を探し出したい。それが彼自身の人生で大きな壁となって立ちはだかる。ジョン・マルコビッチはやっぱり上手いですね。復讐と理性の狭間で悩む複雑な心情の記者役を演じてくれています。内乱ということが如何に意味の無い行為であるかを感じました。そして母親のたくましさに感動しました。