《改行表示》76.《ネタバレ》 最近になって初めて見たが、これ以外に和製ホラーの様式が普及して以降の映画はけっこう見ているため、改めて見てもごく普通というしかなく、どこをほめればいいのか正直わからなくなっている。とりあえず終盤のゴミ集積所で背後を通行人が知らぬげに歩いて行ったのは、こういったことが日常のどこかで起きている可能性を表現しているようで面白かった。また古いタイプの人間からすれば、怪異が昼間に起こるなど常識外のことだったわけだが、この映画ではわざわざ晴天の日中に周囲を真っ暗闇にまでして事を起こしており、これで逃げ場のない怖さを出していたといえる。 一方、登場人物が自分で墓穴を掘るような展開が見られるのは現代ホラーの悪習であり、特にどれだけ状況が切迫していても電話に出なければならないと思うアホがいるのは閉口する(2も含め)。またネタの独創性という面でも評価できるとは限らず、まずページに目いっぱい字が書かれているのは、自分の知る限り「座敷女」(1993年連載、同年単行本化)の例があるので特に目新しくはない。また階段を這い降りて来るのは貞子のようでもあるが、それより個人的には目が「蛇女の脅怖」(1966年英)を思わせて懐かしかった。それから胎児の取扱いは殷の紂王(BC11C?)の故事に倣っているのだろうが、こういうのを真似すると日本人の品性が疑われるのでやめた方がいい。 最後に登場人物としては、柑菜が元気だった頃の小生意気な態度は笑える。また瑞穂役の栗山千明は当時中学生くらいで制服姿が可愛らしいが、しかしこの女優のその後のイメージのせいで、この子が怖い目に遭っても特にかわいそうとか思わない自分が無情に感じられる。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-07-07 21:46:29) (良:2票) |
《改行表示》75.《ネタバレ》 邦画ホラーの中ではトップレベルの怖さ。しかし、このシリーズ最大の不運は、「リング」同様、あまりにも有名になり過ぎた事と、他ならぬ監督本人が、自分の作品のどこに魅力があったのかをまるで理解していなかった事。 今作の恐怖感は、直接的な霊現象よりも、あくまで「人間」の持つ欲望や嫉妬心といった、深い業がそこに絡んでいるから生じる恐怖であり、その後のシリーズのようにすべてが霊現象ありきではない、人間の生々しさこそが本質なのだ。 自分はこの作品がレンタル屋の邦画コーナーの片隅にひっそりと置かれていて、まったく話題にすらなっていなかった頃に見たので、その独特な恐怖演出のセンスに感心したけど、あまりにも有名になりすぎると、今度は陳腐さが目立つようになってしまった。その後の凋落ぶりを見ると、今作の完成度は偶然の産物だった可能性が高い。 だが、「リング」共々、邦画ホラーブームの火付け役となった今作の恐怖感は本物。 【FSS】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2003-06-23 10:47:20) (良:2票) |
74.これは怖い、怖すぎます。ホラー好きの友人に無理やり見せられましたがとても1人じゃ見れなかったと思います。すごく静と動のメリハリがあって次に何が起きるのかだいたい分かっていてもあの静寂が怖さを引き上げていますよ。その日は当たり前ですが夜トイレに行けませんでしたし翌朝の膀胱はパンパンでした。ホントどうしてくれんだまったく(怒) 【キリン】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-01-12 18:34:50) (良:1票) |
《改行表示》73.高校の時に友達何人かで電気を消して見た。 怖かった。。。当時、まだ劇場版も出ていないころだったので、私的には白塗りおばけがとても新鮮で怖かったのです。 【くーちゃん】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2008-03-16 11:31:32) (良:1票) |
《改行表示》72.《ネタバレ》 これさすがに超低予算ですよね。Vシネマの予算て本当に安いと思うのですが、それでも練り上げられたアイデアを脚本にぶつけて演出しているので、確かな怖さを感じました。何人かのエピソードを時系列をずらして流すパターンは変わりませんが、劇場版と違うエピソードも入っていてこれはこれで新鮮です。でも俊雄君がネコの声で鳴くのはどういう意味があるのでしょうか?(苦笑) もうこれは家にとりついている霊の話ですから、解決する事は無いんですよね。例えば「シャイニング」とかヒッチコックの「鳥」みたく、逃げて終わりみたいな。いや、関わるとどこまでも追ってくるからそれよりも更に性質が悪いですね・・・。究極に怖いのってその場から逃げても、家とかまで付いてきちゃうパターンですよね。それを満遍なく取り入れたこのシリーズってのはやはり怖いんですよね。 ただ1つ。主人公の妊娠してる奥さんを殺して、胎児を虐待するのは許せない描写で不要でしたね(>_<) 【まさかずきゅーぶりっく】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-10-12 12:11:46) (良:1票) |
71.私の夢の中に伽椰子が出てきた。夜道をすごい速さで這いずって追いかけて来た。街中の雑踏の中へ逃げたけどそれでも追ってきて、まわりの人たちもギャーって…怖かった。伽椰子って貞子もどきと思っていたけど、現実の人間の夢の中にも出てくるとは伽椰子の呪怨、恐るべし。呪怨シリーズの中では本作が一番怖く感じるかもしれない。ホラーは何かが出てきた時より、何かがいるようでいない雰囲気の時が一番怖い。普通の日常っぽくて、どこか白昼夢らしき雰囲気作りが良かったと思う。あとホラーではさりげない小道具も恐怖の演出として重要。私は小林君ノートが一番怖かった! 【ピンク】さん 7点(2004-07-02 01:08:22) (良:1票) |
《改行表示》70.「怖い」ではなくて「気味が悪い」という表現が一番良いかと思います。それに加えて恐怖描写が容赦ない。本当にグロテスクなシーンも有るし、薄気味悪い演出方法は本当に上手い。 一軒家で行われる惨劇は、生活空間としても身近な印象で生々しい。日本のホラーとしは最高傑作かも知れない。 【おはようジングル】さん 7点(2004-01-11 10:43:00) (良:1票) |
69.《ネタバレ》 家族に「このビデオ怖くて有名なんだよ!」なんて言って恥かいた。まあ家族と一緒に見たので、一人で見ていたらまた別かも知れないけど。それでもここまで有名になるほどの作品じゃ無いという印象。別のサイトで白塗りの子が出る場面で笑ってしまうという人がいて、ちょっと嫌みな事を言う人だなあ、と思っていたけれど、自分もビデオを見てみたら確かに笑ってしまうような場面だった。それでも全体を通してみればそこそこ怖い場面はあったけれど(それでも2~3度だけ)、期待していたような恐怖は無かった。で結局他の男に恋い焦がれていた妻を夫が殺して、その妻の霊が化け物になったのが事の始まりで、猫が絡むのは妻の怨念とたまたま猫の怨念とが結び付いて強力な物になったとかいうオチかしら。そして家を訪れた者に感染し、またその人を媒介にして続々と犠牲者を増やしていく・・・。。あれ、もしそうだとしたらどっかで似たような設定の小説があったような。フラフープだかドーナツだか指輪だか、輪をイメージしたタイトルだったような。続編が次から次へと出ていく所も似てるなぁ。 【あ】さん 3点(2003-07-16 19:02:01) (笑:1票) |
68.あの高校生が階段を上るシーンはキてたなあ・・・あれが一番怖かった。逆に俊夫の母ちゃんがが階段を下りてくるシーンは特に怖くなかった。(むしろ笑ってしまった。顔白すぎだし、いかにもって感じで)映画版を観て気付いた事がひとつ。なぜこのビデオ版が怖いのかというと、それはあの陳腐な映像にあるのではないかと。陳腐であるがゆえに「日常にありそうなリアルさ」が出ているのではと。映画の映像にになってしまうと、どこか自分とは関係の無い世界が繰り広げられているようで怖くないんですよね・・・とにかくこの映画(ビデオ?)はホラー好きにはおすすめです。 【銀椅子】さん 8点(2003-04-26 05:21:24) (良:1票) |
67.《ネタバレ》 ホームビデオで撮られたような映像で日常の中の恐怖という錯覚に陥る。リングと双璧をなすジャパニーズホラーの原点と考えると感慨深い。怖いか怖くないかで言うと個人的には怖いです。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-11-22 14:55:51) |
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《改行表示》66.《ネタバレ》 「日本一怖いホラー映画」と某記事で書かれていたので観賞しました。 日本一怖いかどうかは分かりませんが、かなり怖かったです。 一番怖いというので身構えてたので「それほどですか」という感じを受けましたが、 たしかに階段から降りてくる存在の異常さは特筆に値します。 名場面以外の何ものでもありません。 これはしょうがないことと思いますが映像が汚いです。 栗山千明は美少女でした。 猟奇的であったり霊的であったり、とらえどころのない不気味さと暗さが良いです。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-11-17 21:54:01) |
《改行表示》【Yu】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-05-12 15:58:02) |
《改行表示》64.《ネタバレ》 まったくの予備知識なしで観賞しました。オムニバス形式になっていたので、関係のない話かと思いきや、実は全部関連しているのですね。「村上柑菜」の章で気付きました。(遅い?) 更には時系列がばらばらになっているうえに、他のシリーズを見ていないとわからない部分まであって、単純なホラーだと思っていたのにあまりに???な部分が多い作品です。おかげで随分と頭使っちゃいました。そのため、多少気持ちが集中しきれないところがあったかもです。 ただそれでも面白い作品でした。怖いというよりかは、不気味と言ったほうが良いかもしれないです。特に、かばんに入れた○○をふりまわすシーンと、階段を上る女子高生のシーンは、今まで見たホラー映画の中でも、不快感、おぞましさ、トップクラスでした。階段を上るシーンは、「由紀」の章とのコントラストがかなり効いていると思われます。「由紀」の章で見られる村上柑菜の日常、それが階段のシーンでは見事に非日常へと反転し、そのギャップに恐怖心が煽られちゃうんでしょうか。更にはお母さんの存在がスパイスとして見事な役割を果たしています。 ちなみに「村上柑菜」の章で何があったのかは、「片隅」という別のエピソード(※このDVDには収録されていませんが)で確認しました。なるほど、そーいうことだったのか。でも結局あごをどこで落としちゃったのかはわかりませんでしたねー。 続編も見てみようかと思っているんですが、平均点低いなー。つまんないのかなー。 【たきたて】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-01-23 02:41:29) |
《改行表示》63.《ネタバレ》 確かに気味が悪い雰囲気は漂っているが、ホラー映画として怖いかといえば、怖くない。 おそらく“恐怖”というものの感性に関して、世代の違いがあるかもしれない。 私の子供の頃は、とにかく心霊写真が怖かった。 だから、本作よりも『女優霊』の方が怖い。 『女優霊』は、心霊写真を動画化したような趣向を持つ映画だからだ。 『リング』と比較すると、『リング』に何度もしつこく出てくる古井戸の画像が怖すぎるので、やはり本作の方が怖くない。 よって、ホラー映画として怖くないので、失格(笑)。 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 2点(2012-11-22 17:21:45) |
《改行表示》62.《ネタバレ》 初めて見たのはホラー映画にハマリかけていた高校生の頃でした。あまりホラーに免疫が無かったのもありましたが、和製ホラー独特の恐怖心を煽る演出が秀逸で、次に何が起こるのか分かっていてもその都度怯えていた事を記憶しています。オムニバスですが、時系列を前後させたりと、見る側に考えさせてくれるのも良かったです。(この主人公はこの事件が起こる前に住んでたんだ、等) 続編になるに連れ、怖くなくなっていきますが…それでも大好きな作品です。 【あんも】さん [ビデオ(邦画)] 10点(2012-04-26 10:11:40) |
《改行表示》61.1度目、夜中に一人で観た。けっこう怖かった。 2度目見返してみたら、メイクのチープさとかが目について、それなりに。。 下手な理由付けとか理屈付けがないので、純粋にホラーとして楽しめた。 【afoijw】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-01-21 20:39:23) |
《改行表示》60.《ネタバレ》 この最初の呪怨はチープ過ぎてそこが逆に怖さを 引き立たせている。金をかけたらこんな怖さに ならなかったんではないだろうか? けど家までにしておけばいいものを学校やゴミ置場にも 出現したため若干怖さが減ってしまった。 【突っ込み】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-05-21 14:47:37) |
《改行表示》59.《ネタバレ》 劇場版を映画館で観て、面白くも怖くもなかったので 敬遠してましたが、友人が「これは本当に良く出来ているし怖いよ」 と言うので、この期に及んで観てしまいました。 ダメでした・・・。 柳ユウレイ扮する「小林」が伽耶子の遺体を発見し、あわくって 逃げ出そうとするときに、携帯電話に一々出るだろうか? こんなダメな一シーンにこの作品の「面白く無さ」が凝縮されて いる。 【leo】さん [DVD(邦画)] 2点(2007-08-15 00:33:34) |
58.呪怨が映画化される前に友人と観賞した。一番ビビッたのは友人の叫び声だった。。。つーかこのOV怖すぎてムカつく!!!『リング』を初めて観た時のほうが後を引く怖さがあったが、これはこれで怖いからヤダ。 【おっちょ】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2007-03-17 23:43:33) |
《改行表示》57.奥菜恵が好きだったので呪怨を観よう! ということで映画版と知らずに観てました・・・ なんだか安っぽい作りだなぁと思いながら。 映画版の小説は読んでいたので、さすがに途中で過ちに気付きましたが(-_-;) 女の子がえらいことなってましたね。 あ 顎が・・・ 【ライトニングボルト】さん [インターネット(字幕)] 4点(2006-12-31 11:57:00) |