34.《ネタバレ》 運よくレンタル落ちを見つけた(盤面は酷いが)。
それにしても状況がつかみにくい。僕が古い映画に慣れていないのか?それとも字幕が悪いのか?、、、たぶん僕の読解力が悪いだけ。。。
【幕開け】憎たらしい父親は子供の視点での悪そのものだった。父親に憎しみを持たせて、これから一話目に繋ぐのにちょうどいい感じだと思った。
【1話目】父の脅威の生命力に驚嘆!父がケーキを欲しがる絵が面白い。
【2話目】後で裏パッケージを見て、キング主演だと知った。最も好感の持てる俳優だと思っていたが、S・キングはもっとダークで渋い男だと思っていたのに。
【3話目】フォッグみたいで面白いのと、亡霊が不気味だった。
【4話目】ゴリラの顔が面白くて、それよりも悪妻の方が怪物だった。
【5話目】これが本当のホラーだと思った。ゴキちゃんが、、、あの“ゴ”が、、、う、、、ウジャウジャで、背筋が寒くなったのは久しぶりだ。ウジャウジャ症候群以前に自分は“ゴ”が大嫌い。
自分がその状況にいたら確実に死んでいるであろう5話目が最恐の話でした。
部屋の物を動かすのがまた憂鬱になります。
コミックタッチは面白いが、慣れないとちょっと違和感がある。
ただ、本を開いた絵から実写に移り変わるシーンにはちょっとした感動を覚えた。
そして、さすがゾンビ映画の巨匠といわれるジョージ・A・ロメロ監督、、、それぞれの物語でいろんなゾンビを盛り込んだ。
父ゾンビから始まって、草ゾンビ、海の亡霊ゾンビ、ゴリラゾンビ(悪妻ゾンビ?)、ゴキ・ゾンビ、、、
こんな適当なゾンビを定義したらゾンビ・ファンに怒られそうなので、冗談だと思ってください。
キングは人間の負の感情をスピリチュアル風に捉えるのが得意なんだと思っている。
この作品では、「恨み」というキーワードが強く浮かぶ。
スティーブン・キングの描く「負」のスピリチュアルが、ジョージAロメロが手を加えるとこういった腐敗の色を帯びた強烈な「恨み」の形になるのかと勝手に解釈した。
A・ロメロの描く人間関係は腐敗しきっている。腐敗すればそのまま脳も体も腐ってゾンビになり果てるだろう。
「負」の力は連鎖してゆく、とでもいうかのような余韻はスティーブンキングによるものだろうか?
あ、別に両者を区別する必要もないのか?