115.《ネタバレ》 驚異的なクオリティー!
鬼レベルの面白さ!完璧です。
とにかく素晴らしいと思ったのは全体のメカデザインの素晴らしさ。
宇宙の人工都市がいちいちカッコ良過ぎる。
大型トラックみたいの(戦車?リプリーが運転したやつ)も超カッコイイ!
武器や建築物、建物内部、機械装置等々のデザインが素晴らしくカッコイイので、
TVゲームが好きな僕は、そういう部分でとても楽しめた。
この作品のデザインは「バイオ2」をはじめ数多くの「TVゲーム」や「ジャパニメーション」等に多大な影響を与えているように思う。
また、観ていて飽きさせない、ダレさせないのが凄い。
軍隊の人たちは個性がとてもよく出ていて面白い。
ビショップが大好きなんだよね。なんかカッコイイじゃん。
また、少女レベッカがとても良い雰囲気をだしていると僕は思う。
「少女」っていうのがツボ。
都市での生き残りは少女一人だった!少女ってなんだか神聖な存在だと思うから、
その少女とグロテスクなクリーチャーとを対比させるのはとても効果的だと僕は思う。
「少女」と「メカ」っていうのもなんだか相性がいいと思うし、少女がカプセルで眠るというのにもどこか惹かれる。
リプリーは「母親」、、、エイリアンの「母親」、、、もしかしたらこの作品では「母親」というものを描いているのかもしれないと思いました。
女王エイリアンのシーンは「怪物」「モンスター」とかじゃなくて「生命の神秘」みたいなものを感じた。(母親は巨大なんですね)
その巨大感は美しく見事だった。
この静寂感は、人間がなにか神秘的なものと遭遇したような感動があった。
このシーンはグロテスクだが、「闇」を愛する者であれば「美しい」と感じるかもしれない。
最高傑作と名高い「エイリアン2」ですが、僕個人は「エイリアン1」の方が好きかも。
雰囲気でいえば「エイリアン1」の暗い静かな雰囲気の方が好きです。
1作目ではエイリアンの脅威、そこにいる人物像を淡々とリアルに描いているから。
しかし「エイリアン2」は前作の雰囲気をほとんど損なっていないばかりか面白過ぎます!
エイリアンの迫力も損なわれずに素晴らしいです!
監督が変わったのに、ここまで完璧に世界観を引き継いで見事な続編をつくってみせたのは驚くしかありません。
最後に一言、、、エイリアンってホントに美しいですね!