クレイマー、クレイマーのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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クレイマー、クレイマー

[クレイマークレイマー]
Kramer vs. Kramer
1979年上映時間:105分
平均点:7.71 / 10(Review 309人) (点数分布表示)
公開開始日(1980-04-05)
ドラマ法廷ものファミリー小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-08-25)【イニシャルK】さん
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監督ロバート・ベントン
演出山田悦司(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
キャストダスティン・ホフマン(男優)テッド・クレイマー
メリル・ストリープ(女優)ジョアンナ・クレイマー
ジャスティン・ヘンリー(男優)ビリー・クレイマー
ジェーン・アレクサンダー(女優)マーガレット・フェルプス
ハワード・ダフ(男優)ジョン
ジョベス・ウィリアムズ(女優)フィリス・バーナード
東地宏樹テッド・クレイマー(日本語吹き替え版【BD】)
田中敦子〔声優〕ジョアンナ・クレイマー(日本語吹き替え版【BD】)
矢島晶子ビリー・クレイマー(日本語吹き替え版【BD】)
日野由利加マーガレット・フェルプス(日本語吹き替え版【BD】)
小島敏彦ジム・オコナー(日本語吹き替え版【BD】)
宝亀克寿ジョン(日本語吹き替え版【BD】)
楠見尚己(日本語吹き替え版【BD】)
磯部勉テッド・クレイマー(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
池田昌子[声]ジョアンナ・クレイマー(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
渕崎ゆり子ビリー・クレイマー(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
鈴木弘子マーガレット・フェルプス(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
吉田理保子フィリス・バーナード(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
富田耕生ジョン(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
大木民夫ジム・オコナー(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
北村弘一(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
嶋俊介(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
徳丸完(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
仲木隆司(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
潘恵子(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
榊原良子(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
向殿あさみ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
仲村秀生(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
脚本ロバート・ベントン
作曲アントニオ・ヴィヴァルディ「マンドリンと弦楽のための協奏曲ハ長調」より第1楽章
撮影ネストール・アルメンドロス
トム・プリーストリー・Jr(カメラ・オペレーター)
製作スタンリー・R・ジャッフェ
コロムビア・ピクチャーズ
配給コロムビア・ピクチャーズ
美術ポール・シルバート(プロダクション・デザイン)
衣装ルース・モーリー
編集ジェラルド・B・グリーンバーグ
字幕翻訳野中重雄
古田由紀子(NHK)
日本語翻訳木原たけし(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
あらすじ
テッド・クレイマーは仕事一筋、そんな彼に妻ジョアンナは不満の感情しか抱いていなかった。そしてついにテッドの昇進が決まったその日に、突然妻は家を出て行ってしまう。残されたのはテッドと7歳の息子ビリー。かくして二人だけの生活が始まるのだった。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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309.ホフマン、コーヒー入れすぎ!!!
ケンジさん 10点(2003-10-12 22:28:09)(笑:4票)
308.《ネタバレ》 お父さんとお母さんどっちが好き?と人に訊かれたら、私は迷うことなくお母さん!と答える子どもだった。父は毎日仕事で忙しく、顔を合わす機会も母と比べると極端に少なかったからだ。おまけにあの頃の父は、照れくささからなのか父親としての威厳を保つためなのか、わが子と親密なコミュニケーションをとるのが途轍もなく下手くそな人だった。そんな父の書斎の本棚にこの映画のパンフレットが大切に収められているのを見たのは、たしか小学生の頃だ。それ以来何度かテレビ放映を観逃しているうちに、私はいつしかお涙頂戴映画には拒絶反応を示すような生意気な十代になった。つまりこの映画は私にとって観る価値のないものとなったのだ。それ以来レンタルビデオ屋に行っても何百回と当たり前に素通りしてきた本作のDVDを、先日なぜか仕事場で貰うという奇妙な機会に恵まれた。そして観た。やはりお涙頂戴映画だった。私は泣いた。ダスティン・ホフマンにでもメリル・ストリープにでも可愛い金髪の子役にでもなく、この映画のパンフレットを東京の映画館から後生大事に持ち帰っただろう若き日の父に、泣いた。父は今も健在だ。だが父に似て親密なコミュニケーションをとるのが途轍もなく下手くそな人間に育った私は、このことを当の父には話せずにいる。父と子の関係なんて、たぶんそんなもんだ。だけどどれだけ照れくさくでもそれでも、そこにはちゃんと愛がある。お父さんとお母さんどっちが好き?と人に訊かれたあの頃、少しくらいは迷っておけばよかったなと、大人になった私はなんだかバカみたいだけれどそんなことを思った。
BOWWOWさん [DVD(字幕)] 7点(2010-07-22 17:23:29)(良:3票)
307.俺は人生において経験してみたいことがまだまだたくさんある。その中の一つが「子供を持つ」って経験。どうも周囲を見渡すとですね、親の子に対する愛情ってのは世界共通らしいんですよ。しかもその愛情は半端じゃないらしい。全てに代えても守りたくなるらしい。すげーぞ、そんな気持ちまだ俺は味わったことない。一体どんな気持ちになるんだ?そんなワケで子供を持つのはなかなか楽しみでございます。 クレイマー、クレイマー。確かにテンポも良いし、子供は可愛いし、名作と呼ばれるのもわかる…ような気がしますが、この映画はまだ俺には早かった。ここの皆さんのレビューを見て、この作品の本当の良さを知るのはもっとずっと後なんだろうなと思った。いつか俺に子供ができたらもう一回見るぞー。だから、誰か嫁に来てください。マジで。
コバ香具師さん 6点(2004-04-29 17:38:09)(良:1票)(笑:2票)
306.以前授業で見たときにはテッドに共感。でも、今こうして見ると、自分は欠陥人間だと涙を流すジョアンナの言葉が突き刺さる。それぞれの気持もわかるし、そこから見た相手の気持もわかる。それなのにうまくいかないことがあるのもわかる。こんなに泣ける映画だったとは・・・素晴らしいのは、何より作った人の気持が暖かいところにあるからだと思います。
ジマイマさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-02-12 17:40:50)(良:2票)
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305.《ネタバレ》 Kramer vs. Kramerという題名は、この映画が親権をめぐる男女の法廷劇だという先入観を与えてしまう。そのようにみるとこの映画は、子育てと仕事の両立を迫られる境遇に奮闘する夫が、子供をおいて出て行った妻に親権を奪われてしまうという、なんとも理不尽なストーリーのように思える。そうなると、最後にエレベーターの中で夫が妻にかけた「綺麗だよ」という言葉は、ただのお人よしの言葉にしか聞こえない。 しかし、この映画はどちらが親権を勝ち取ったかというようなことは問題としていない。この映画は、夫が夫として、また父親として成長していく物語であると思う。 仕事一辺倒の夫と暮らすなかで孤独を感じ、自分の好きなこともできずに子育てに疲れてしまっている妻の描写は、妻の友人との会話で垣間見えるものの、実際映像として出てこない。すると、まるで後半の法廷での妻の主張はただのわがままに見えてしまう。しかし、妻は夫が物語の中で経験するのと同じくらいの苦悩をすでに抱えていたのである。夫は仕事と子育てを両立に奮闘する中で、妻の苦悩に気付く。エレベーターの中での言葉は、夫婦が苦悩を共有できたからこそでてきた言葉だ。 また夫は子供との生活のなかで、父親としても成長していく。前半で「お母さんがいい!お母さんに会いたい!」と泣き叫んでいた子供が、公園で父親と離れ離れになってしまうことを聞いて涙流すのは、彼らの絆が以前にくらべ強くなっているからだ。 作品中に流れるテーマ曲はときに楽しげに、ときに悲しげに聞こえ、作品の雰囲気にとても合っていて印象深い。話の展開も、フレンチトーストを作るシーンだけでその間の苦労を描写してしまうなど、分かりやすく、ひとつひとつのシーンが心に残る。未だこの映画より好きな映画がないということで10点。
spectaclesさん 10点(2004-06-12 09:57:03)(良:2票)
304.誰が悪いとかそういうことではなく、誰もが同じ結果を望んでも現実はなかなかそれを許さない。そういう人間関係の不条理さ、哀しさみたいなものを感じました。子供のピュアさが、痛い。テッドもジョアンナも本当は子供と同じものを望んでいるのに。ただ、僕にはその後、2人は復縁したんじゃないか、と思う部分があります。フレンチトーストに象徴される、見栄っ張りなテッドが変わっていく過程に心打たれました。親は完璧でなくてもいい、子供に弱みを見せてもいいんだ。僕はそう思います。
nothing-to-loseさん 8点(2004-02-26 15:26:06)(良:2票)
303.初めて見たのは高校生の時。父親と一緒に映画館でだった。ジャスティン・ヘンリーが上手いなあ、音楽がいいなあ、という程度の思いで外に出てびっくり! 普段あまり感情を表に出さない、もちろん、私達子供に対して大した愛情表現を示すこともない父が泣いていたのだ。以来、心の奥にずっとそのことが残っていて、自分が母親になってもう1度見た時に解った。私が子供を愛しているように、父も愛していてくれたんだな、と。いろいろな事柄が積み重なって起こる心の揺れやひだ、そして人間の普遍的な問題を細やかに描いた佳作だと思う。
showrioさん 8点(2003-10-04 16:51:27)(良:2票)
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302.《ネタバレ》 “Kramer vs. Kramer”『原告クレイマー氏と被告クレイマー氏の裁判』。むかーし観た時は、夫婦の離婚ばかりに目が行っていたけど、その根底に女性の社会進出があったのね。夫サイドで話が進むから、いきなり離婚を切り出されたテッドが、今までやったことのなかったフレンチトースト作るのに悪戦苦闘する様子が、なんともコミカルに観えたっけ。自宅に連れ込んだ会社の同僚が素っ裸でビリーに挨拶するとこなんて、笑えるような、困ってしまうような…軽快なテーマソングも相まって、重いテーマだけどスルスル観られます。 今風に言うと、仕事と育児の両立がどれだけ大変かをシュミレートして観せる映画なんだけど、当時は“女の仕事(家事)を男がするのがどれだけ大変か”に重きを置いているように思えます。『女性が社会進出するっていうことは、男性が女性の仕事をすることですよ。』と。新規事業を任されるくらい、会社に期待されていたテッドが、育児が原因で結果を出せず、あっさりクビになるところも怖い。  映画を見る限り、ジョアンナが耐えられなかった部分、夫婦生活におけるテッドの落ち度が描かれません。突然、ビリーを置き去りに出ていって、ずっと音沙汰もなかったのに、今度は一方的にビリーの親権を取り戻そうと裁判を起こす。何とも身勝手に観えますが、テッド視点だからというのと、これほどの行動を起こさないと、女性からの離婚は難しい時代だったのかもしれません。 別居から離婚中の1年半ほどの間に、ジョアンナがどういう生活をしているかの描写はありませんが、彼氏が出来て、かなりの高収入で働いています。裁判の結果も『そうなるよな…』って思えます。 最後のフレンチトーストの手際の良さが印象的でした。私は本作を30年くらい前に観てたんですが、結末を思い違いしていました。判決通りジョアンナがビリーを引き取ったものとばかり… なので今回、ビリーの気持ちも理解できて『母親を失って、今度は父親と家を失うのか』と可哀想に思っていたところ、ジョアンナの選択。勝負に勝って試合に負ける。結末こうなってたんだと納得すると共に、自分の記憶のあやふやさに苦笑い。  この映画の主題は、離婚のゴタゴタより、当時の女性の社会進出が進んだ結果のシミュレートを、女性に観せるのが目的の映画なんじゃないか?と思いました。男の方が出て行き、残された女が子供を抱えて苦労する話は、いつの時代もあったと思います。今回は逆で、女が出て行きます。 結果的にジョアンナ・クレイマーは、自由を手にする代わり、クレイマー姓で積み重ねた数年間の全てを失います。突然育児を押し付けられたテッドは、最初は悪戦苦闘するものの、最後は手際よくフレンチトーストを焼きます。つまり『大変だけど男にも育児は出来るんだよ』と。乱暴な言い方をすると『離婚したら女は全部を失うよ?それでも良いの?』と。当時のフェミニストは、この映画をどう観たんでしょうか?
K&Kさん [ビデオ(字幕)] 7点(2024-03-11 16:59:17)(良:1票)
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301.《ネタバレ》  1970年代後半、世界にウーマンリブの風が強く吹いている時代。女性の家庭からの解放、積極的な社会進出に寛容そうに思えるアメリカでも、主人公のように妻を”家に尽くす主婦”という型にはめようとする男性がまだまだ自然だったのかもしれない。  また、仕事と並行して個人のプライベートな時間も尊重するように思われるアメリカの企業も、家庭の問題にかまけて仕事に穴を開けた主人公を冷徹に解雇する。日本よりも「個人」が生きやすい理想社会と想いがちなアメリカ社会の実像を見せられた思いがする。  いつもよりは抑え気味な演技でダスティン・ホフマンが、離婚によってはじめて「父親」として成長していく中年を丹念に演じている。原題通り、タイトルは「クレーマーvsクレーマー」とした方が内容に沿っているのに、と思いつつ、裁判以外では妻の見せ場が思ったより少ないので、「vs」とするのも正直、微妙な印象ではある。  深刻な社会問題を扱いながら、軽妙な音楽とソフトな演出によって湿っぽくならず、後味のよい傑作に仕上がっている。  
あやかしもどきさん [DVD(字幕)] 9点(2020-07-04 16:49:34)(良:1票)
300.《ネタバレ》 感動しました…。こんな素晴らしい映画が自分が生まれるずっと前にあったなんて…まだまだ自分の知らない名作がたくさんあると思うとワクワクします!1回目と2回目のフレンチトーストの作り方の違いで、テッドと息子の絆がどれだけ深まったかを感じ取れました。ラストは少し出来すぎですが、テッドとジョアンナの間の絆も感じ取れたのでよかったです。
nyarameroさん [DVD(字幕)] 9点(2012-04-27 18:49:14)(良:1票)
299.私は映画から遠ざかっていた時期があるのだけれど、それが「クレイマー、クレイマー」がアカデミー賞を取った頃です。家庭の問題や、なかなかうまくいかない人生に関する映画にお金を払って見る気にならなかったといったところでしょうか。俳優陣の演技に見るべきものがありますね。映画としてはよく出来ていると思います。しかし、テーマとしては身につまされるとか、共感するとか、ためになったとかが私にとってあまりなくて、辛口の点数ですみません。
ジャッカルの目さん [DVD(字幕)] 4点(2010-08-13 14:58:49)(良:1票)
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298.小さいときから再放送で数え切れないほど見てるはずなのに、何回見てもおもしろい。 おそらく自分の成長に合わせて見る目線が変わっていってるからだと思う。
アフロさん [DVD(字幕)] 8点(2007-04-23 04:12:02)(良:1票)
297.ここという決め手も無く、タイトルもよく解らない。
.さん [ビデオ(字幕)] 3点(2006-05-06 13:28:16)(笑:1票)
296.この作品は、観るときの状況やどんな視点で観るかによって印象がかなり違いますね。最初は、夫婦の争いで犠牲となる子供と母親の身勝手な行動が印象に残っていたのだが、今回再見して、夫婦と子供3人の言動が、自分の感情と相手への愛情に素直で人間らしく、全く違った印象を受け感動している。特に母親については、自分の人生を見つめ直した時、たしかに、あのような行動をとってもおかしくないし、むしろ自然な行動のような気がしている。愛情と犠牲は違うものであり、子供がかわいそうだからと言って、自分を犠牲にすべきとはならない。相手の立場を尊重し、自分自身も大切にする。意見が違えば、我を通さず、妥協点を探すことが必要か。たしかに難しいんだが。
パセリセージさん 9点(2005-02-26 22:11:07)(良:1票)
295.はじめ人間ギャートルズの「あの肉」と、ハイジの「とろけるチーズ」と、この「お父さんのフレンチトースト」がご存知「世界3大映像の中のグルメ」ですねジュルル。たぶん世界じゃないですねそうですね。父親の視点がさすがだと思う人もいると思いますが、先日NHKの「おシ工戸でござる」に、ふらっと主婦が数年いなくなり戻って来た時に「ちょいと医学の勉強をしたくなってね」とうそぶくストーリーが。戻った家族の態度も、なんというか、主婦がこんなことをするという事に対する怒りじゃなかった。現代でさえこれはないでしょう。仮に断ったうえでの、例えば短期留学とか主婦の単身赴任みたいなかたちだとしても多少女性たちは後ろめたいだろう。西洋世界だって分からんぞ。あまり詳しくは知らないんですが、つまり明治維新で家父長制度、男女の性役割を強引に持ち込ませたんだそうな。もちろん家制度が確立すると富国強兵につながるから。これを見て、ほんとうにそうだったんだと認識を新たにしました。かなり話がそれましたが以外とかつての日本は「クレイマークレイマー」だったみたいだというのを思い出してみたりしたんですが、昔すぎだっちゅうの。
へろりうしオブトイジョイさん 7点(2004-10-16 10:38:50)(笑:1票)
294.子供の幸せを一番に考えるのは当たり前のことなのですが、親が自分の幸せの為に子供を引き取りたいと思うことはごく自然な感情だと思います。 子育てってかなり自分を犠牲にしないと出来ない。でも本来は犠牲と思うこと自体がおかしい。妻に当たり前のようにすべてを押しつけた為に妻は感じなくてもよい”犠牲”を感じてしまった。これは当然夫の責任。ただ、頭ではわかってても実際はねえ..。私も気を付けねば。ラストは子供のことを一番に考えるという当たり前のことをしただけなのに、なんかホッとする。昨今、子供に対する親の虐待の記事を毎日のように目にするせいだろうか。当たり前のことがどんどん難しくなってきたのかもしれません。
R&Aさん 7点(2004-05-06 12:11:41)(良:1票)
293.ダスティン・ホフマンの演技の上手さに感服。突然離婚を突きつけられ、家庭でのドタバタやイライラと格闘する様は涙を誘う。親権を巡っての裁判もリアルに描くことによって、法廷の残酷さをまざまざと見せつけられ心苦しい。ひとえに役者陣の演技が素晴らしく、監督から親へのメッセージに十分な説得力を持たせている。親の立場で見たら、逃げ場を失くされる映画だけど。子役もスゴイと思ったら、やっぱりアカデミー助演男優賞にノミネートされてたんだね。納得。
やすたろさん 8点(2004-03-05 00:49:58)(良:1票)
292.《ネタバレ》 自分探しと単なるエゴを混同した母親もどきの中年女に始終ハラワタ煮えくり返ってました。子の幸せのために側にいる父親と、自分の幸せのために子を手元に置きたいと願う母親。どちらに親としての資格があるかは明白でしょう。まるで、誰かのせいで自分は自分の意思で生きられなかった、とでも言いたげなセリフにはあきれました。その時々で自分の意思で決めた人生なんでしょ?結婚したのも、仕事に打ち込むテッドに対する好感もあっただろう。安定した収入に対する計算も当然あっただろう。にも関わらず自分のことを棚にあげ、すべて人のせいにして私は不幸だと言い張る開き直った馬鹿女。・・・のはずなのに、ラストで何か許してしまった。ずるいラストだ。
ラーションさん 8点(2004-02-08 00:32:23)(良:1票)
291.凡そ中学生くらいの頃にこの映画を観たときは、シングルファーザーどころか、離婚やら裁判やら失業やら、この物語で描かれるそういった家族や生活のあり方に全く現実感を抱けなかった。もちろん僕自身も若かったし、当時は安定した家族や生活というものに当たり前のような信頼をおいていたから、それはそれでとても自然な感想だったのだと思う。あれから20年、日本の現実は、この物語さえも普通の、いや過去の物語に変えてしまった。そして僕は大人になり、主人公と同じ運命を辿ることになる。この映画のハッピーエンディングが如何にポジティブな家族愛に満ちていたかをしみじみと感じる今日この頃である。
onomichiさん 8点(2004-01-24 02:57:05)(良:1票)
290.結婚ってなんなのかなあ。お年頃の私は、毎月のように招かれる結婚パーティの度、新婚家庭にお邪魔する度、そんなことを考えてしまう。女友達の5人に1人は不倫経験者だったり、周りのちょっとお金持ちの、時にはお金持ちでないおじさんが、憚りもなく恋を求めている姿に出くわすたび、考えるけど分からない。この映画は不倫の話じゃないけど、日常的なすれ違いの隙にそういったものが潜り込むんだとしたら、それは特別なものではないものだと思える。子供がいることが唯一つの結婚の理由になったとき、どんな答えが正しいのか、私には分からない。私には結婚を否定したい気持ちとそれでも肯定したい気持ちがある。人間や人生を言いようのない切なさをもって眺めることがある。思えば、「添い遂げる」という言葉の途方もない響き!運命とは、事実その一つ一つ。軌跡その一つ一つ。いたわって抱きしめる、かけがえのないものだ。
よしのさん 8点(2003-12-29 12:08:56)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 309人
平均点数 7.71点
000.00%
100.00%
220.65%
351.62%
472.27%
5113.56%
6258.09%
77022.65%
89530.74%
95919.09%
103511.33%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.86点 Review22人
2 ストーリー評価 8.00点 Review33人
3 鑑賞後の後味 7.77点 Review31人
4 音楽評価 7.86点 Review29人
5 感泣評価 7.60点 Review23人
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【アカデミー賞 情報】

1979年 52回
作品賞 受賞 
主演男優賞ダスティン・ホフマン受賞 
助演男優賞ジャスティン・ヘンリー候補(ノミネート) 
助演女優賞メリル・ストリープ受賞 
助演女優賞ジェーン・アレクサンダー候補(ノミネート) 
監督賞ロバート・ベントン受賞 
撮影賞ネストール・アルメンドロス候補(ノミネート) 
脚色賞ロバート・ベントン受賞 
編集賞ジェラルド・B・グリーンバーグ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1979年 37回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
主演男優賞(ドラマ部門)ダスティン・ホフマン受賞 
助演女優賞メリル・ストリープ受賞 
助演女優賞ジェーン・アレクサンダー候補(ノミネート) 
助演男優賞ジャスティン・ヘンリー候補(ノミネート) 
監督賞ロバート・ベントン候補(ノミネート) 
脚本賞ロバート・ベントン受賞 

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