《改行表示》80.《ネタバレ》 友情あり、恋愛あり、家族ドラマありと、思っていたよりドラマ性のある飽きさせないストーリー。 個人的にはもっとサッカー主体のサクセスストーリーを期待していたんですけどね。 家族との確執、恋愛エピソードはもう少し控えめに、味付け程度に。そんでサッカーでライバルがいたり、挫折があったりして、それを乗り越えていくまっすぐなサクセスストーリー。まあ見る前から勝手な想像をするのは自分の悪い癖だとしても、サッカーやトレーニングの描写が思っていたより遥かに少ないのは物足りないです。 ただ、これはこれで楽しい作品。あくまでエンタメ作品の様相を保ちながら、これだけ異文化の障害が非常にわかりやすく描かれているのはポイントが高いです。 正直インドって、『何でもOK!』みたいな朗らかでおおらかな国民性をイメージしていたんですが、これを見る限りでは全然違いますね。むしろ閉鎖的で伝統、格式、世間体を重んじる、昭和の日本みたいです。 その昔ながらの文化、伝統が、まさに異文化交流を通して少しずつ変わっていくその様子が自然な形で見てとれます。グローバル化ってこういうことなんでしょうか。 主人公の父親のキャラがぶれているのが気になるのと、コーチとの恋愛が不自然すぎるのを除けば、全体通して爽やかな青春異文化ストーリー。 なかなか良いんじゃないでしょうか。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-12-28 12:49:22) (良:1票) |
79.《ネタバレ》 B級ラブコメと思わせておいて、実は真面目なスポーツ特訓もの、というような展開を期待していたので、コーチとの恋愛沙汰云々にがっかり。女子サッカーという素材自体は新鮮なので、ああいうのを抜きにしても、十分優れた青春映画は作れたと思うのですが。肝心のサッカーの部分の撮り方がいい加減な上に変な映像操作をしていて、肉体の躍動感を表現していないのもがっかり。●ただし、主演の彼女のまっすぐな演技には、なかなか好感。何かまずいことがあったときの、「あ~あ」みたいに違う方を向くときの表情が良い。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-01-03 21:16:02) (良:1票) |
78.《ネタバレ》 キーラ・ナイトレイ目当てで見たんですが、全編インドカラーに染まっててびっくり。どミーハーな喧しい映画かと思ったら、結構真面目にインド人社会を描いていてまたびっくり。ついでにキーラの扱いがビミョーでびっくり。ジェスの抱えた苦悩はいっぱい幾つもあって、その障壁を乗り越えてゆく過程が気持ち良く楽しめました。ただ、ジェス自身はあんまり能動的ではなくって、いちいち周りの人に助けて貰ってるんですけどね。主人公を支える良き人々がいっぱいいます、って点ではイギリス映画っぽいかな。そういう、沢山の人の優しさが出てる映画って、嫌いじゃないです。でも試合シーンがハリボテ状態なのは残念。どうしてもみんなサッカーが上手い!とは思えませんでしたからね。で、問題はキーラの扱い、と。中盤までは「花添えます」程度の扱いに見えて、まるで「壁が淋しいので飾られたキレイな絵」みたいな存在に思えました。それがドラマに絡んできて重要なアクセントになるものの、2つの大きなポイントのうち1つは、なんだかモヤモヤしたまま終わっちゃいましたねぇ。かわいそーに。ジェスはその両方にきっちりとケリ付けて貰えたのにね。せめてラストの空港でまとめて欲しかったところです。ところで、ナンってガス台で焼けるモノなのですねぇ。煤が付いたりしないのかな? 【あにやん🌈】さん [DVD(吹替)] 7点(2006-07-13 00:47:09) (良:1票) |
77.みなさんが評価しているとおり題名で少し損をしている気がします。この邦題だとベッカム目当ての人は不満が出るだろうし、ベッカムキライな人間は元から観ないでしょうから。各言う私もシロのチームの人は嫌いです。ついでにマドリーを「レアル」って呼ぶのにも抵抗あります。閑話休題。この映画、キーラナイトレイが出ているって知りませんでした。最近良く出る女優さんですが、この映画でもしっかりオーラを出しています。主人公よりも存在感あるように思いました。さすがです。ストーリ展開に?部分もありますが、中盤までは一気に見せてくれました。しかし、やはり主人公とコーチの関係は行きすぎのような気がします。無理やりハッピーにされても…と思わせました。総じて「マイビッグファットウェディング」の「サッカー」バージョンって感じでしょうか?? 【クルイベル】さん 7点(2004-09-09 08:58:43) (良:1票) |
76.《ネタバレ》 邦題でココまで損している映画も珍しい。暇つぶしに観たのに、感動した。ビックリした。まず、イギリスにおけるインド人少女という設定が、ものすごく良い。イギリス社会の一角にインドの人々は差別を受けながらも、独自の文化を守りつつ、暮らしている。主人公が、相手チームの選手に「パキスタン人!」と侮蔑されて怒り出す場面など、一言で「差別」と言ってもインド人自身の中でまた差別感情があることを思わせる。また、姉の婚約式で携帯電話の音がしたとたん、そこにいる皆が自分の携帯電話を確認する場面は、非常に印象に残った。あれはITの国インドを象徴するのだろうか。それとも主人公の家庭がインド人の富裕層なのだろうか。主人公が白人男性とキスしていたのを目撃されたら、姉の婚約が壊れる、というエピソードなども、なかなか面白かったが、独自の社会を形成する閉鎖的なインド人社会をネタに、いくつも笑わせてくれる。素敵な映画だ。特にお姉さんが楽しいキャラだった。白人家庭のほうは白人家庭のほうで、ドタバタぶりが楽しい。このへんのあくまでコメディにしてるところが面白くて上手。笑わせながら、しんみりさせる。テンポが上手い。チームの監督の足を痛めたエピソードも、月並みな感じがするが、どんな人種でもどんな家庭でも、自分の生まれた環境が枷になり檻になること、そこから自分で抜け出す努力をすることをこの映画は言いたいのだと分かる。そしてその努力をナリフリかまわずするキーラ・ナイトレイが、すごく存在感があって良かった。自分のことだけしか考えていないイヤなキャラなんだけれども、野心的でアクティブで激しい彼女は、強烈なインパクトで迫ってくる。男性に間違われるほど細い体に薄い胸の彼女は、斬新でカッコイイ。そして、ふたりとも、アメリカに行かなければ本格的な女子サッカーは出来ない。出来すぎなハッピーエンドだとしても、そういう現実もちゃんと描いている。 【ルクレツィアの娘】さん 7点(2004-08-14 22:40:36) (良:1票) |
《改行表示》75.《ネタバレ》 女の子ふたりでサッカースパイクを楽しそうに買いに行くシーンが大好き。「ベッカムに恋して」=「サッカーに恋して」なのだろうと、サッカーに恋してる私は思う。親に隠せる程度の練習でスカウトがくるほど女子サッカーは甘いのか!というつっこみもしたくなりますが、全体にただようハッピー感で許せちゃう、好感のもてる娯楽映画でした。 【ETNA】さん [映画館(字幕)] 7点(2004-06-28 20:55:41) (良:1票) |
74.この邦題でかなり損してると思う。どうしてこんな薄っぺらな邦題にするの?インド人家庭の封建的、保守的な面もうかがえるけど、イギリスにおけるインド人に対する差別というものが描かれている。けれどそれを前面に出し、メッセージ色の強い作品にするわけじゃなく、ユーモアもたっぷりの女の子のスポ根青春物語にしてあるところが偉いっ!!キーラ・ナイトレイのお母さんがいいじゃなの。娘がレズビアンだと思い込むけど客観的に見るとあのお母さん、女装のオカマっぽいんだもん。これは意図的なのかな?イギリスではゲイがしっかりと市民権を得ているらしい。かなりゲイの多いお国ということです。それがインド人社会にも浸透しつつあるようなところもありましたね。この監督はインド人の目を通して現在の英国の一部分というものをチラリと見せてくれました。 【envy】さん 7点(2004-06-28 10:28:50) (良:1票) |
73.《ネタバレ》 サッカーが好きってのは分かるんだけどねぇ、もうちょっと情熱みたいなものが欲しかったです。練習シーンなんかもそれこそ汗や泥にまみれたりなんかして・・・(って、変な想像しているわけじゃないです(^^;)。サッカーと家庭、夢と現実の狭間で揺れ動く主人公少女の心情描写はまあまあかなとも思ったけど、個人的にはもっと肝心のサッカーの方に重点を絞って欲しかった感じ。インドの伝統的(?)な踊りと結婚式が見られる辺りは思わぬ拾い物か。それから最後の空港のシーンでジュールズが「あ!ベッカムだ」って言った時にはちょっとドキッとしたけど、その後出てきたのは当然の如く本物ではなく別人でしたね。当たり前ながら少しセコイと思ってしまいました。ついでに言わせてもらうと最後にあの二人がくっ付く辺りがどうもよく分かりません、あれで増々キーラ・ナイトレイが可哀想だと思ったのは僕だけでしょうか? 【かんたーた】さん 6点(2004-06-26 17:07:26) (良:1票) |
72.デーブ・スペクターが「日本以外の全ての国でヒットした」と宣っていたので、その言葉を信じて観てみれば、なるほど、良い映画じゃないの。映画としての出来はあんまり良くないかも知れないけど、「プロを夢見るスポーツ少女が様々な障害を乗り越えて云々」というありきたりな題材を「だってインド系だから」という、突拍子もない、しかしものすごい説得力のあるシチュエーションに置いたところが巧い。テンポも良いし(良すぎる?)、全体に明るい雰囲気もイイ感じ。親父も格好良かったぞ。デーブ・スペクター、褒めてあげよう。しかしこの邦題はねぇ・・・自分も邦題でひいちゃったクチなんで。 【C-14219】さん 8点(2004-04-20 15:31:00) (笑:1票) |
《改行表示》71.《ネタバレ》 想像してたのとはずいぶん違ったなぁ・・・。 もっとサッカー(それかベッカム)に憧れる女の子を描いた映画だろうと思ってたんだけど。まあまだそれはいいとして、サッカーの話って言うか、サッカーの女子リーグに対する偏見や、インドの慣習ばっかりが表に出て、なんかもうちょっとどうにかならんかったんかなぁ。あと、ジェスミンダのお父さん、急に態度翻しすぎ!ジェスのつらい顔を見るのがつらかったって、ずーっと前からそんな顔しとったがな。余計な内容を盛り込みすぎたと思うな。あと最後に、ああいう親の身勝手な態度見てるとイライラしてきて映画ゆっくり観てるどころじゃなかったわ。感動できるとこもあったけど。可もなく不可もなくって感じすね。 【TANTO】さん 5点(2004-04-14 21:37:09) (良:1票) |
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70.《ネタバレ》 ベッカムをサッカー選手として尊敬する主人公の女の子が、恋や友情を育みながら、家のしきたりや両親の反対の中、プロのサッカー選手になるという夢を実現させていく。恋愛、友情、夢に悩む少女の葛藤を描きながらも決して暗い雰囲気にせず、テンポの良い展開、軽快な音楽、独特のユーモア、そして「ここはイギリスか?」と思うくらい爽快に晴れ渡る空のもと繰り広げられるドラマによって、とても爽やかな青春映画に仕上げられている。原題のBend it like Beckhamを直訳すれば「ベッカムのようにそれを曲げろ」という意味なのだが、ベッカムのクロスのように曲げるのは主人公の夢を阻む文化やしきたりのことも意味している。なかなかウィットに富んだ題名なのだが、ベッカム人気に便乗して興行収入アップを図ったかのような邦題だけは、この爽やかな青春映画に一点の曇りを見せている。 |
69.王道ストーリーなんだけど、だからこそ面白い。本作のように子の夢に親がとかいうのは、世界共通なんだろうか。それでも、独特のインド文化にも触れることができて興味深い作品だと思うよ。女性がプロスポーツへのハードルと言うのも表現できてる。世に出る前のキーラナイトレイの演技も観れる。なかなかよい演技だった。ジェスが日本の私には竹内結子に見えた(笑)。邦題はちょっと狙いすぎてあざといね。逆に損してる気がする。キャッチーではあるけど。 【タッチッチ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-05-13 12:10:19) |
《改行表示》68.サッカーが大好きな女の子のサッカーへの情熱、夢、悩み、友情、恋愛、家族への思い、などなど・・・を爽やかに描きながら、人種やジェネレーションギャップといった問題を巧くミックスさせた、良質の青春映画でした。練習風景や試合風景、街を散歩したりといった際に使われる音楽が素敵で、その使い方も巧い作品です。この邦題が今まで鑑賞を遠ざけていたとも言えるけど、見ると「ベッカムに恋して」という邦題も作品の雰囲気をうまくとらえているんじゃないかなと思います。 【とらや】さん [DVD(吹替)] 8点(2011-11-17 23:17:19) |
67.《ネタバレ》 インドの風習のいい勉強になりました サッカーのシーンはちと切ないかな キーラは正直ああいうカッコ(サッカーユニフォーム姿)では まだ若いこと(17歳ぐらい?)もあってあまり美人に見えない ということは 化粧や髪型や服装で(どう見える)印象が大きく違うということなんでしょう 内容的にコーチとの恋愛はいらないかなぁ 若干くどい構成も気にはなりましたね まぁ意外にさわやかな青春ものでゴザイマシタ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-08-13 08:02:42) |
《改行表示》66.《ネタバレ》 ありきたりのストーリーだが、セリフのやり取りが逸品で飽きない。 この主人公の女の子、高校生の設定だが、実年齢は27歳なんですね。 日本で女子高生役を演じられる27歳の女優なんているかな? それにしてもこのサッカーチームの監督は女の体をベタベタ触って誤解されるようなことばかりして……先日、女子生徒にマッサージと称してわいせつ行為を繰り返していた大阪の中学教師と何ら変わらないような気もする。 【クロエ】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-12-31 01:03:15) |
65.物語の展開は真新しくはありませんが、誰もが1度は経験する家族との葛藤が、共感を呼びます。見ていて、とてもさわやかな気分になれますね。出演者が誰も魅力的で、つい応援したくなります。 【shoukan】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-02-03 18:27:03) |
64.普段はあまり見ないジャンルですがキーラに釣られて鑑賞。意外に良かったかな?とにかくキーラに免じて6点献上 【SITH LORD】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-09-09 20:42:21) |
《改行表示》63.《ネタバレ》 劇場で公開当時、予告編を見たのだが、サッカーがテーマの、青春コメディとしか思えなかった。それでまったく興味を感じなかったのだが、後になって、どなたかの映画評でインド系イギリス人の少女の、マイノリティとしての悩みを描いたものだと知り、 DVD で見たのである。 悩み、といっても、映画自体はテンポ良く、からっとしていて、躍動的なサッカーの試合のシーン、色彩鮮やかなインド系の人々の風俗など、楽しく見ることができる。 だが、一方、同じ街に住みながら、白人とインド系移民とでは、ほとんど接点のないようす、民族的な伝統の名の下に、女性が抑圧されている状況、恋愛と自らの夢との葛藤、などなど、考えさせられる要素もあれこれと盛り込まれている。 しかし、キーラ・ナイトレイは、こういう身勝手で押しが強く、それでいて魅力的な役がよく似合うなぁ。彼女の母親の勘違いぶりもおかしかった。 特別な才能のある妹がその才能を武器に夢をかなえ、ふつーの女の子である姉が、結婚に夢を求める、という筋立ては、差別に対してなんの解決にもなってないけど、しょせんサワヤカな青春ものなので、このあたりが落としどころかな。 【yhlee】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-07-25 15:45:45) |
62.《ネタバレ》 イギリスとインド映画の融合で、ちょっと風変わりな味わいがするけど、基本はスタンダードな青春物。随分いろんな要素を放り込んでのごった煮。親友の英国人の母親がやたら有名人を例えに出したり、娘と主人公の会話を聞いてレズだと思い込む下りは面白い。出来れば最後まで勘違いしておいて欲しかったが、やっぱり誤解は解けるのね。悪い映画ではないけど、自分にはあまり感じるものがなかった。恋愛話はこの映画に必要ないような気がするんですが。 【MARK25】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-05-08 21:31:36) |
61.《ネタバレ》 まず誰かも書いてるけど、プロへの道がひらけそうなほど才能ある彼女たちのプレイシーンがどうも気になってしまって。今や世界最高峰のプレイが日常茶飯事に電波に流れるのだから、試合でチョコチョコ走ってる彼女らを正直「うわぉ!うまーい!」って風には見られないんだよね。女子サッカーってほとんど見たことないからわからないんけれど、ホンモノはもっと迫力あるもんなんでしょ?一方インド舞踊のほうはかなりの迫力だった (笑)。そういう意味じゃスポーツ青春物というよりもカルチャー物として価値があるのかも。でもそれ以外の点は概ねよかった。特にお気に入りはジェスのお姉ちゃんとジュールスのママ。俗っぽくっていい味出してた。あと同性愛者のインド人の友達もよかったかな。 【ぞふぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-04-10 17:10:56) |