草迷宮のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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草迷宮

[クサメイキュウ]
1978年上映時間:40分
平均点:8.00 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(1983-11-12)
ドラマ小説の映画化
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タイトル情報更新(2024-10-22)【にじばぶ】さん
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監督寺山修司
助監督相米慎二
キャスト三上博史(男優)あきら(少年時代)
伊丹十三(男優)校長/僧侶/老人
原作泉鏡花「草迷宮」
脚本寺山修司
岸田理生
音楽J・A・シーザー
撮影鈴木達夫
栗田豊通(撮影助手)
企画ピエール・ブロンベルジュ
制作ピエール・ブロンベルジュ
九条映子(制作担当)
配給東映
美術山田勇男(擬景作図)
編集大島ともよ
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【クチコミ・感想】

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3.おそらく寺山が一番自由にイメージを氾濫させた作品。一応構造みたいなものを取り出してみると、母の記憶の代表として“失われた手毬唄”があり、青年になって自由を得た代わりにそれを失った、ってなことか。でもこの映画の魅力はあくまでイメージの輝き。たとえば「毬」の球体が繰り返されていく。ときに囚人の重しとなり、ときにガラスの浮き(?)となり、子さずけ石、スイカのバケモノ、さらにはらんだ母の腹へとつながっていく。球体という「何かを包み込む・囲い込むもの」が反復される。最後の魔の跳梁は、スラプスティックぎりぎりで、若松武が刀を振り回したりするが、シラけないのはユーモアでフェイントを掛けてるから。女相撲の土俵入なんか絶品でしたなあ。あそこに母の首があるので、魔の勝どきのような凄味も加わり、その首が「いつまでもお母さんの子よ」とか言うんだよね。逃げても逃げてもお前をはらみ続けてやる、って感じか。鏡花のモチーフに寺山のテーマが被さっていく。「母・故郷・記憶」との闘争史であり「母・故郷・記憶」からの逃走詩。主人公を誘う少女の手毬の身振りが凄くエロチックで、右手で毬を突いてて(くっついてる)左手は後ろに跳ね上げるような仕種。ああいう細かな動きの正確さは、演劇人としての鍛錬のたまものだなあと思う。二人がかりでものを運ぶ、ってのも繰り返されてた。祭のような苦役のような。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 9点(2012-11-01 12:39:24)
2.ま、東京にも長く居たから田舎者コンプレックスは少々薄らいだみたいですね。そこで本作ではマザー・コンプレックスだけにテーマを集中。「田園に死す」も構図や色彩にこだわってましたけど、この映画は更に美しく幻想的な仕上がり(役者が美形だというのが最も大きな要因だと思う)。しかししかし、これ、丸っきり「田園~」からの使い回しじゃないの。美術や演出、そしてストーリーも何故かほとんど一緒。今回はアングラ臭を薄めてあるのかと思ったら、途中でアングラ小僧を登場させちゃうし、進歩しないな~。本作で一番良かったのは時間が短かったということでしょうか、5点献上。
sayzinさん 5点(2004-09-24 16:11:03)
1.《ネタバレ》 短編映画(中編)ですが個人的には寺山修司の最高傑作です。現在、過去、幻想を交錯させる手法は「田園に死す」と同じ寺山が得意とするものですがこちらのほうがコンパクトにまとまっており、それでいて飽きません。「田園~」は自伝的な作品でしたが、こちらは泉鏡花の原作を部分的にチョイスし、脚本し直したようです。確かにマザコン映画なのですがこれはそれを通り越したエディプスコンプレックス映画というべきではないでしょうか?(例えば少年時代母親にポ○チンを見せびらかすシーンや自分の母親と性交する幻想が映ったりするシーンなどより)「田園に死す」なんかで高得点をつけた諸君はとにかく一度見てください。
THE HAUNTED MADE ME DO ITさん 10点(2004-08-05 14:39:37)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 8.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5133.33%
600.00%
700.00%
800.00%
9133.33%
10133.33%

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