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サード

[サード]
1978年上映時間:102分
平均点:6.88 / 10(Review 16人) (点数分布表示)
公開開始日(1978-03-25)
ドラマ刑務所もの青春もの小説の映画化
新規登録(2003-12-08)【ノーコメント】さん
タイトル情報更新(2016-10-16)【イニシャルK】さん
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監督東陽一
キャスト永島敏行(男優)サード
森下愛子(女優)新聞部
吉田次昭(男優)IIB
穂高稔(男優)院長
清川正廣(男優)教官鈴木
渋谷茂(男優)田中
内藤武敏(男優)裁判官
片桐夕子(女優)赤いセーターの女
島倉千代子(女優)おふくろ(特別出演)
峰岸徹(男優)ヤクザ
原作軒上泊「九月の町」
脚本寺山修司
音楽田中未知
撮影川上皓市
小林達比古(撮影助手)
篠田昇(撮影助手)
製作前田勝弘〔製作〕
ATG
企画葛井欣士郎
配給ATG
録音東京テレビセンター(録音所)
その他IMAGICA(現像所)
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【口コミ・感想】

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2.《ネタバレ》 少年院を舞台にしたATGの青春映画。ドキュメンタリータッチの構成で最初からけっこう淡々と展開する映画なのだが、なかなか見ごたえのあるいい映画だった。永島敏行演じる殺人罪で少年院送りとなったサードと呼ばれる主人公。彼がひたすら走る姿はなにかやり場の無い自分自身の存在を確認する行為のように思える。この時代の若者のやり場のなさはほかにも回想シーンにおいてこの町を出るために金を稼ごうというシーンにも表れている。その金のために男を騙して肉体関係を結ぶ新聞部の少女(森下愛子)のやるせなさや、本当は新聞部に恋をしていながらそれにじっと耐えるサードのやりきれなさなどがじゅうぶんに感じ取れるし、だからこそ、サードがヤクザの男(峰岸徹)を殺してしまう気持ちが理解できるような気がする。ラストの「もっとゆっくり走ってくださいよ。」という新しく入ってきた少年に対し、「走れよ、自分の速さで。」と返すシーンはマラソンじゃなくて人生を自分の速さで走れという意味に聞こえ、なんだか見ている自分が勇気づけられた気がした。全体的に見ると完成度はそれほど高くないと思うし、今見ると時代を感じてしまう部分も当然あるのだが、当時の若者たちがとてもよく描けていて、この時代だからこそ出来た青春映画の佳作だと思う。脚本は寺山修司。短歌を作っている少年が登場するあたりはこの人らしい。(「時には母のない子のように」という歌もありますというセリフには思わず笑ってしまったが。)森下愛子が初々しくて可愛い。それにしてもこの映画のサードと新聞部の図書館でのシーンのあのいやらしさは大胆でビックリしたなあ。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2011-01-26 20:56:10)(良:1票)
1.《ネタバレ》 走る。ひたすら何かに向って走る。走るという意味をこの映画から考えさせられた。サードという仇名の主人公、永島敏行にとっては走るという事は自分自身の気持ちを確かめる為の最も相応しい行為であると思います。それは他のことにも言える。例えば本当は心から好きな相手、新聞部の彼女である森下愛子演じる少女がお金の為に好きでもない全く見ず知らずの男と肉体関係を持つことを我慢しているかの如く、空き地で一人、寂しくピッチングの真似をしている。その我慢が限界となって現れる瞬間、ヤクザの男を殺してしまうのである。それは好きな女を守ろうとするという男の気持ちの現れであり、その結果、少年院送りとなっても一人、他の少年院に収容されている人達とは違う行き方を選び、ただひたすら走る。そして、最後に盗みの罪で少年院に入ってきた別の一人とのマラソン大会に向けての練習シーンでその相手に言う台詞「走れよ、自分の速さで」いやあ、この台詞こそこの映画の全てであるように感じる。自分の足で自分の道を突き進め!自分の生きる道は自分で決めるのだとばかりのエネルギーを感じさせる作品になっている。作品全体としては物凄く荒削りではあるが、その荒削りな所もある意味この映画の魅力なのかもしれない。それにしても図書館でのシーンのいやらしさ、森下愛子の初々しさ、そして、あのアイスキャンディになりたいなんてアホな妄想をつい膨らませてしまいそうにもなるぐらい森下愛子が可愛い。
青観さん [ビデオ(邦画)] 7点(2009-09-20 21:42:50)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 16人
平均点数 6.88点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
416.25%
500.00%
6531.25%
7743.75%
816.25%
916.25%
1016.25%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 8.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 9.50点 Review2人
4 音楽評価 6.50点 Review2人
5 感泣評価 Review0人

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