《改行表示》180.もー冒頭のシーンにやられたんで夢中で観ちゃいましたよ。なんたって最初のセリフがホラー映画史に燦然と輝く「アライブ! アライブ!」なんですもん。 ざっくりと大味な造りも、世の怪奇映画が出来合いのプロダクションムービーとして作られてきたという事実を思い出させてくれて、案外正統な印象。無駄に大作ムービー臭もあるしね。 そして、古今東西オイラが観てきたフランケンシュタイン映画の中では、本作のモンスターの描かれ方が一番原作に近くて納得できる(「フランケン映画はアドベンチャー大作として撮るべきだアッ!」というのが昔からの持論なのです)。彼は人類を相対的な立場から、「他人事」として語れる者なんですな。神(ヘルシング)と悪魔(ドラキュラ)の対立から等距離分離れているというポジショニング(そしてそのバランスを壊すキワードが「トモダチ」というの)にシビレますですよ。 ドラキュラの方は役者さんの力の問題もあって、往年の名優たちには及ばない。だけどマックス・シュレック版やルゴシ版はもちろん、トビー・フーパー版までキチンと意識して演技に盛り込んでる。なかなか勉強家のようです。全然成功してませんが(涙)。 で、この点数になった理由なんですが、ドラキュラの「嫁」たちのデザインが悩みどこだったからなんですね。 ヴァンパイアってよりハーピー的なクリーチャーデザインなんだけど、これ過去の吸血鬼映画にはないコンセプトなんですよね。むしろ原典を探すならフランケンシュタインの方の「花嫁」のデザインなんじゃないかと。 …だったらちゃんと嫁にパンクヘアさせて、怪鳥音しゃべらせなよ(笑)。そこんとこの踏ん切りのつかなさが、すっごく惜しくて惜しくて…イゴールネタではあんだけしょーもないギャグで引っ張ってるクセによ(一瞬メル・ブルックス映画かと思ったぜ)。 ホエール版フランケンの煮え切らなかった部分への決着をつけられるくらい、器のしっかりした企画・脚本だったのに。残念でごわした。 【エスねこ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2011-10-09 03:03:44) (良:2票) |
179.《ネタバレ》 ちょい!この映画結構ふかくねぇ?9点は「傑作とも言える作品。1年で一番の映画。」っていう意味。それをつけた理由は、ヒュージャック・マンのアクションシーンが良かったからでも、ケイト・ベッキンセールの演技がうまかったからでもない。(確かに2人とも魅力的で素敵な役者だった。)何と言っても最後の葬式のシーン。最高。1年で最高のクライマックス。今年一番のオープニングは?と聞かれたら「オペラ座の怪人」と言うが、クライマックスは?って聞かれたら確実に「ヴァン・ヘルシング」って言う。ひとまず、簡単にヒロインが死んだのが鮮烈。普通死ぬか?ヒロインとヒーローは生き残るはずだろ!でも違った。生まれて初めて、映画に出てくるヒロイン(ヒーローなど主人公、登場人物の類に関して)「死ぬな!」と思った。ストーリーが無茶苦茶になっていいから「目を開けろーっ!」と心の内で叫び続けた。しかし、無念にも葬式のシーンへ。そして、見渡す限りの海。この映画をみたあなたは覚えているだろうか??アナ王女(ケイト・ベッキンセール)が劇中「一度で良いから海を見てみたいの」と言ったのを。あぁ、まさに感動。最後になってヒロインは海を目前にし、火葬される。フランケンシュタイン博士が船で旅立って行くシーンも一緒にあったが、まるで天国へ行く、「船出」を象徴しているかのようだ。・・・・・・・そして、アナ王女は遠い空の彼方から、兄と共に限りなく広がる海を、今でも見つめているはずだ。 【000】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-04-09 23:25:21) (良:2票) |
178.変身する前のドラキュラ三姉妹なら噛まれてもいいです。 【たま】さん 6点(2005-01-06 23:13:53) (笑:2票) |
177.もしも、この世にジェットコースターだけしかない遊園地があったとします。そこはジェットコースターだけは多くの種類が揃えられているが、他の遊具は一切ない。そんな遊園地に遊びに行った私は最初からジェットコースターに乗りっぱなしで「観覧車に乗りたい」と思っても「うちの遊園地にはジェットコースターしかありません。諦めてください」と係員に言われ、最後まで嫌々ジェットコースターに乗っている…。ジェットコースターが嫌いなわけではなく、むしろ好きな方な私ですら、楽しめた反面、流石に疲れてしまった。そんな映画でした。 【クルイベル】さん 7点(2004-09-21 12:18:57) (良:2票) |
《改行表示》176.そう言えば、あの『ハムナプトラ』だって本来は、ユニバーサル映画の古典的ホラー『ミイラ再生』だったんだよなぁ。 で、今回はいよいよユニバーサル・ホラーの主演モンスターたち揃いぶみできたかあ! …たぶん、先に発表された『リーグ・オブ・レジェンド』の内容を聞いて、「あ、俺もそのネタいただき!」てなもんで、嬉々としてデッチあげた企画なんじゃないかな。 そして出来上がったのは、例によってノーテンキな笑いとアクションとサプライズ満載の、まさにマンガ的世界。例によって、観客の微笑・失笑・爆笑を買っているようだ。正直、ぼくもその1人です。ただ、ソマ-ズ作品の場合、至る所にあるツッコミどころやアラも、笑っているうちに、何だかあらかじめ計算している…意識的に仕組んでいる気がしてこなくもない。まさかとは思いながら、実はデタラメすらわざと“ギミック”として用いているんじゃないかと…。 そうだからこそ、単なる新奇なスペクタクルやもの珍しさばかりを見る者に押し付ける、昨今のCGだらけのアメリカ製エンターテインメントの典型に見えて、ソマーズの映画はハッキリと一線を画すものだと言えるだろう。彼の映画を見るぼくたちは、「おいおい、そりゃ何だ!」とか、「そこんとこ、ウソっぽい!」とか否定的な向きであろうと、知らず知らず作品に「主体的(!)」に関わっていることになるからだ。 特にここ最近の映画の場合、ぼくたちは、「見る」んじゃなく、「見せられている」という“受け身”の立場にたたされていることが多い。その時、ただ「面白さ」や「刺激」をスクリーンから与えられているばかりで、もはや何も考えない。結局のところそれはただ映画に“反応”しているだけのことだ。 しかしソマーズは、この映画においてもそうだけど、どこまでも「おバカ」に徹しているようで、観客の積極的なツッコミを“要請”している。「楽しませる」だけじゃなく、「楽しむ」ことを見る側に求めている。ボケとは、漫才がそうであるように高度な“知性”の産物なのだ。 映画とは、本来そういった映画と観客との「間」において、はじめて成立するものだったはずだ。人と人との間に、愛が成立するように。 そんな、「何より大切なこと」を、あろうことかスティーブン・ソマーズの映画に教わるとは…。だから映画は、あなどれまへん。 以上、与太めいてますが、ぼくはマジです(笑) 【やましんの巻】さん 8点(2004-09-15 17:03:33) (良:2票) |
175.曙vsボブ・サップのほうがまだ見ごたえがあった。 【彦馬】さん 1点(2004-09-06 22:47:26) (笑:2票) |
【pokobun】さん [DVD(吹替)] 5点(2012-11-24 18:23:43) (笑:1票) |
《改行表示》173.《ネタバレ》 冒頭から細かい設定等をまったく説明せずに終始ただ暴れまくるだけのストーリー。 緩急?そんなもんはない!突っ走れ!みたいな。 いかにも謎を秘めていそうな主人公だけど映画を見終わってみても彼の正体ははっきりしません。まぁ多分続編を想定してでしょうが、しかし「お前は結局何?」と観客はもやもや。 まぁ本人も自分探しをしてるようだから、そりゃ本人がわからない事が観客にわからないのは当然なんですが。 アクションシーンはまぁまぁ派手で何も考えずにそういうのを楽しむならいいんじゃないでしょうか。 【あばれて万歳】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-01-05 12:53:14) (笑:1票) |
172.ヴァンパイアにフランケンシュタインということで、是非とも観ておきたい映画の一つでしたが、ある意味何やら非常に嫌な予感がする映画でもあったので、遅ればせながらやっと鑑賞の運びとなりました。結果としては、この嫌な予感が見事に的中。冒頭から効果音と音楽がひっきりなしに鳴り響き、あまりの仰々しさに思わず閉口してしまいました。テンションが上がったまま、上がりっ放しで、壊れちゃった映画です。映画は物語を自由に創作していくものなので、辻褄が合わないとかそうゆう部分を突っ込むのはあまり好きではありません。でもこの映画はそれいぜんにストーリーらしいストーリーがほとんどありません。つまるところ、食材は豪華なのに味が全くしない料理を食べているかのようです。こっちまで壊れそうでした。映画に入り込める一つの要素としては、この次一体どうなるんだろうとか、最後はどうなっちゃうのかな、といったモチベーションがある程度必要だと思いますが、この映画には「別にどうなってもいいや」としか思えないほどの薄っぺらなプロットしか存在していません。何しろ、全編ほとんど決闘、対決シーンなんですから。おかげで何度も途中退場を申し入れようとしましたが、結局、最後までこのけたたましい作品にお付き合いしました。そんなにこけおろすなら、最初から観るなと言われそうですが、ほんとその通りです。これは観るべきではなかった。選択した自分がダメダメ君だったとしか言い様がありません。というわけで、これはヴァンパイアとフランケンシュタインの味のないフルコース。もう少しで倒れそうでした。個人的にはあまりお勧めできない映画です。 【スロウボート】さん 2点(2004-10-03 04:05:20) (良:1票) |
171.びびりびびり観た。妖怪の女3人しつこい。暗い。学ぶものがない。 |
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《改行表示》170.《ネタバレ》 あ~、どうせならドラキュラも味方にして「怪物くん」してくれればなあ、と思ったのは私だけでしょうか?でも、キリスト教文化で育った人々にとっては、悪魔の子であるヴァンパイア=ドラキュラは絶対許しがたい存在なのでしょうね。 ノリとしては、アニメの実写版を観ているようで、何も考えずに見るには最高。2時間30分きっちり暇つぶしさせてくれます。このあたりは、流石「ハムナプトラ」の監督だけあって手堅いですね。 個人的には、イイ奴=フランケンをもっと大暴れさせて欲しかったですね。それと、ヴァン・ヘルシングの秘められた過去、これは、恐らくあるであろうpart2にとっておくのでしょうか。でも、ノリとしてはモンスタームービーというよりは明朗冒険大活劇なのだから、最後の最後で王女さま死なせちゃいかん!あれは反則です。 【東京サンダ】さん 7点(2004-09-18 20:45:13) (笑:1票) |
169.ただひたすら「面白い」に特化した作品だけどそれ以外の何も期待していない以上これだけ面白ければ充分だろう。無理に物語りに奥行きを持たせず、ただただ映像的に面白いだけ。敢えて「厚さ1ミリで何が悪い!」と割り切ってしまった潔さは脱帽モノ。とにかくスピーディな展開、「だから何なんだ」とツッコむスキを与えず次から次へと痛快にぶっ飛ばしてくれる。予告編負けしている作品って多いけど、これは良く出来た予告編を2時間たっぷり見せてくれる感じです。何故出来ないんだろう?と長年思って来たけど、やれば出来るじゃん。冷静に考えたらけっこうツッコミどころ満載なんだけど、厚さ1ミリだからOK。ヒュー・ジャックマンはもうちょっと硬派で攻めても良さげなんだけど照れもケレンもなくハマッているからOK。アクロバティックな宙返りと駆け足のトロさとのスゴいギャップで、微妙に運動神経のニブそうなケイト・ベッキンセールのズレた存在感がこのテクニカルな作品に不思議な人間味を加えてOK。何でもアリの突き抜けたおとぎ話だが、どうせ現実離れするんだったらこのぐらいやってもらいたいと主張する立場から、これはかなりの出来。予想に反してサイズがヴィスタだったのはゴシック・ホラーを狙ったのでしょうか。でもこのサイズでここまで躍動感出すのってやっぱり凄いです。ここまでスピード感に乗れたのは、「レイダース」以来かも知れません。しかし涙とか感動とかヒューマニズムとか、プラスアルファを期待したら絶対ダメだと思う。MOVIE MAGIC、この一語に尽きますね。 【anemone】さん 9点(2004-09-05 03:38:36) (良:1票) |
《改行表示》168.要するに他人の格ゲーをずっと見ている見ているようなもの。それにしては妙にストーリーがゴチャついていますが、そのあたりはどうでもいい感じ。 しかしこれほど背景も人物もCGを多用するなら、いっそ役者など使わず全編CGにすればいいのに。少なくとも、そのほうがずっと安上がりに作れるはずです。ま、個人的にはあまり合わなかったということで。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2020-10-05 01:17:53) |
《改行表示》167.うーん、悪くはない。 悪くはないんだけど、見せ所をたくさん作りすぎて、作品として抑揚のないアクション映画になってしまってるんだと思います。 ストーリーテリングって大切ですね。 【プラネット】さん [DVD(字幕)] 5点(2016-10-15 21:45:27) |
166.映像は派手だけど鑑賞後の印象は薄い。たぶん何度観ても同じ感覚でそこそこ楽しめるだろう。ヒュー・ジャックマンもケイト・ベッキンセールも素敵だし、コンセプトも好き系なんだけどな。 【movie海馬】さん [地上波(字幕)] 5点(2012-09-07 21:09:28) |
《改行表示》165.《ネタバレ》 本当に、ケイト・ベッキンセール女史はゴシックな雰囲気が似合いますね… 彼女でビシッ!と引き締まっていたように思いました。 この方の、普通の女性の役柄を見たことがないです(笑) 従者の役は他の人でも良かった気がしますが(あえてファラミアじゃなくても)… ストーリーは細かいところは無視の超特急ですので、特に気にせずサクサク見られます。 【旅する仔猫】さん [地上波(吹替)] 5点(2012-09-06 20:56:59) |
《改行表示》164.大好きな作品なので数年ぶりにじっくり鑑賞。 いやぁ、やっぱり面白い!! なんと言ってもヒュー・ジャックマンさんがカッコイイ。 ベッキンセールさんもとてもセクシー。 悪役のヴァンパイアさんたちも怖いというよりはどこか笑える、ちょっと抜けてるところが良いのかもしれません。 暇があるときにリラックスしてまた観たい作品。 【たんぽぽ】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-08-26 21:09:12) |
《改行表示》163.世界観は嫌いじゃないけど内容が薄い(笑)ストーリーとしては壊滅的だなぁ。 世界観だけでもった感じかな。 【とま】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-08-22 22:59:21) |
162.《ネタバレ》 中世の冒険ものを久々に見たから新鮮さがあったのと、アラン・シルヴェストリのBGMのおかげで酷評されているほど個人的には悪くないと思った。終盤に急激に展開が進むものの安易なハッピーエンドにせず、哀愁が漂うエンディングもさっぱとした後味だった。 【シバラク・オバマ】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-05-04 14:10:41) |
161.《ネタバレ》 うーーむ つまんないなぁ まぁ確かに苦手なカテゴリー(中世ファンタジー系?)なんだけども 正直見所ないなぁ ケイト・ベッキンセールも…そんなに というか顔怖い(苦笑) 5分に一回の衝撃映像ってDVDパッケージに書いてあるけど、え?どれ??って感じ まぁたぶんきっと相性的な問題だとオモイマス 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 2点(2010-10-08 09:07:41) |