《改行表示》12.《ネタバレ》 このプロットはルビーの企てをカンタンが狂わせていくものだろうが、そもそもそのルビーの思惑が判然としない。 ギャングに恋人を殺された復讐として復讐相手の金を盗み、更にそいつを抹殺するという計画だったのでしょうが、その途上、金を盗んだ段階で警察に捕まってしまったという状況説明が明確にされていない初歩的な失敗が原因だろう。 しかも、終盤では話をまとめるためでしかない強引な展開が・・・(女の登場、カンタンとの友情、etc)。 フランシス・ヴェベールということで職人的な仕事ぶりが見られると思ったら裏切られる代物です。 【カラバ侯爵】さん [DVD(吹替)] 3点(2007-08-26 17:58:51) (良:1票) |
11.《ネタバレ》 オープニングから「ゆ、諭吉!?」なんて驚きましたが…。いやはや、全くフランシス・ヴェベールは馬鹿を描かせたら世界一ですね。両者とも必死なはずなのに、全然必死に見えないところが良い。確かに最後は駆け足の印象が拭えないけど、コメディとしては充分に満足できる内容だと思います。特に一番笑ったところ→「再脱走しました」のシーン。それにしても"親友同士"って素敵なネーミングですね、ドパルデュー。 【かんたーた】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-07-15 16:12:13) (良:1票) |
《改行表示》10.《ネタバレ》 ゆるい。さすがにゆるすぎる。ゆるすぎる展開に、何も盛り上がるところがありません。 ゆるすぎる警察。ゆるすぎるマフィア。コメディだからってこんなんじゃあ面白くないです。 カンタンを頭のねじのゆるいキャラクターにするんだったら、周りはしっかりしなくちゃ。そーしないとカンタンがやることの意外性がなくなっちゃいます。こーゆーのは周囲とのギャップが面白いんですから。 それに、結局はカンタンもルビーも犯罪者なわけで、まあそこはつっこんだらいけないのでしょーが、やはり共感しづらいです。 ただカンタンのキャラ設定は良かったですね。気は優しくて力持ち。好きなキャラクターです。脱臼も直しちゃったりして。要所要所で意外と役に立つのが良いですね。まあカンタンのキャラクター以外は、この作品に関して特筆すべき点は何も無いですね。 ストーリーがあってないようなレベルなので、せっかくの登場人物の個性も死んじゃってますし。 いまいちです。テンポが軽快なので、見飽きることはありませんが。 【たきたて】さん [DVD(吹替)] 5点(2016-11-21 05:09:14) |
《改行表示》9.《ネタバレ》 コメディには欠かせないアホキャラ。しかし、ドパルデューが演じるカンタンほどのアホにはそう簡単にはお目にかかれません。見事な天真爛漫なアホっぷりで冒頭から大いに笑わせてくれます。 そしてカンタンとは正反対のキャラを演じるのがジャン・レノ。全くかみ合わない2人が行動を共にするうちに次第に友情が芽生え…。という定番の展開で、こういうコメディの場合、ドパルデュー演じる役の方が徹底的にオイシイんですが、そこはさすがにジャン・レノ。謎のアホに付きまとわれ振り回される一匹狼の殺し屋という役どころを見事なバランスでクールに可笑しく演じています。 監督のヴェベールさん、本作といい、「メルシイ!人生」といい、ドパルデューの使い方が面白い。90分に満たない短い尺でテンポも良く、笑ってるうちにあっという間にラストを迎えます。大した中身は無い。でも、こういうコメディってこれでいいんじゃないでしょうか。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-06-02 21:12:47) |
《改行表示》8.《ネタバレ》 復讐に燃えるクールな一匹狼の男と力は強いがひたすら能天気な男の噛み合わないコンビをジャン・レノとジェラール・ドパルデューが楽しく演じています。ドパルデューの道化がうまくジャン・レノの持ち味を引き出していますね。 まあこういう作品はあまり深く考えずに楽しむのが一番ですね。 【TM】さん [地上波(字幕)] 7点(2009-11-17 23:20:53) |
7.《ネタバレ》 無垢なバカに周りが振り回される設定は、コメディではよく見かけるパターン。そのバカに魅力を感じるかどうかがポイントだと思います。ボサボサの髪につぶらな瞳。「やあ、カンタンだよ」と相手の迷惑も考えずに語りかけるKYぶり。全然相手にされていないのに、話を聞いてくれたのが嬉しくて親友気取り。妙に腕っ節もある。絶対にこんなバカに付きまとわれたら迷惑だと思う。悪意や計算が無い分、扱いにくい。でもね、すごく共感してしまう自分がいる。友達が欲しくて欲しくてたまらない。でも溶け込めない。空気を読み過ぎて雁字搦め。結局いつも一人ぼっち。そんな自身の生き方を顧みると、カンタンのような積極性が羨ましくもある。結果的に友達が出来なくても、最初から作ろうとしないのと、頑張ったけど出来ないのとでは価値が違う。ルビーにはちょっとお気の毒だけど、ステキな親友が出来たカンタンには、おめでとうと言いたい。鬱陶しいのがまた、快感になったりして。少なくとも自分は、カンタンを愛おしいと思いました。残念だったのはラスト。「絶対に人を殺したらダメ」と言い切っていたカンタンが、ルビーを救うためとはいえ、人を撃ってしまったのは悲しい。代わりに撃たれるなんてバカな真似はしなくていいけど、もっと彼らしい遣り方でルビーを救って欲しいと思いました。ただ、病院での一件(危篤患者のベッドに座るエピソード)を見る限り、案外殺していないのかも知れません。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-01-29 18:38:27) |
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6.本作のDVDパッケージも最近ではかなり酷い。この映画がコメディであることに一切触れてないじゃん。まるで「RONIN」みたいなジャン・レノ主演の犯罪アクション映画の装丁で、ジェラール・ドパルデューの役がフランス一のアホであることも隠したまま。マイナーなB級ビデオ・スルー作品ならまだ許せますけど、この映画は劇場公開もされてるし、日本でもそれなりにファンが多いと思われるA級フレンチ・コメディの旗手・フランシス・ヴェベール監督作品。この会社は映画とマーケティングを理解してるのか? で、本作の真の姿は、究極の馬鹿が「活躍」する「奇人たちの晩餐会」系コメディ。中々憎めないカンタンの行動が一々可笑しく、脚本は確かに薄味でしたけど、私は「奇人~」よりもずっと楽しめました。そんなことで、6点献上。 【sayzin】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-26 00:04:45) |
5.ルビー、カンタンは絶妙のコンビで、特にルビーの癇癪を起こしそうで起こさない、何ともいえない表情には思わず吹き出してしまいました。せっかくの二人の味わい深~いキャラクターを生かしきれていない脚本が物足りませんでした。 |
4.基本的には同じ内容のドタバタが繰り返され(演出のバリエーションが少ないです)、ラストまで引っ張っていきます。しかし90分という尺であればこれはこれで正解でしょう。序盤から非常に軽快なテンポで進んでいきますし、観ていてストレスを感じませんでした。ドパルデュー扮するカンタンの鬱陶しさぶりもなかなか。 【K】さん 7点(2004-08-12 11:49:00) |
3.非常にテンポがいい。なんでもかんでも殴って済ますのはどうかと思うけど、それはそれでまあいい。軽い雰囲気で時間も短い。時折入るアクションシーンもなかなか。ちょこっと観るにはもってこいな映画。 【アンソニー】さん 7点(2004-07-11 19:07:34) |
2.楽しい楽しい。テンポが絶妙で、なんとも言えない俳味もあって。ウェルメイドの喜劇を堪能しました。ただあのラストはあっさりし過ぎかな。もう少しなんか欲しかった気が。 【馬飼庄蔵】さん 8点(2004-04-17 18:03:56) |
《改行表示》1.ドパルデューってやっぱ演技うまいっすね!後半、ジャン・レノ扮するルビーに想いを寄せる家出娘に嫉妬する表情とか、正にウザいオカマそのもの(W)。一歩間違えば泥臭い展開になってしまう内容をギリギリの所で救ってるのは彼のおかげ。割と短めの上映時間もこの内容ならベスト! |