《改行表示》262.《ネタバレ》 直前に「ハルク」見てたんで、大丈夫か?エリック・バナ!って思ったんですけど、全く逆でしたね。男気溢れる良いキャラです。 最初から最後までかっこよかったです。 あと、ブラピの鍛え抜かれた肉体美も凄い。良く鍛えたもんです。アクションシーンも結構頑張ってました。 しっかーし、良かったのはここまで。オーランド。君はなんてヘタレなんだ。山崎邦正クラスにヘタレじゃないか。この戦争起こしといて、びっくりするほどのヘタレぶりじゃないか まー、原作に近い話だったんで、良いんですけど、それでもあのヘタレっぷりにはちょっと。「ヘタレ(2004)」ってタイトルでも違和感なし |
《改行表示》261.6才の娘とビデオ鑑賞しました。娘はストーリーについていけなくなると、私に「え!どうしてこうなるの?」と質問し、私が「この人とこの人は兄弟で、お兄さんがさっきアキレスに殺されたでしょ。んでもって・・・」という下手な説明をすると真剣に聞く。もうヘクトルとアキレスに夢中!でした。 彼女曰く、「木馬の中にこっそり隠れるのはずるい!でもアキレスは好き」だそうで、6才の娘をも魅了するブラッドピットは、やはりスターの輝きを持っているんでしょうなあ。娘に「アキレス腱」ということばを教えられ、とっても有意義な映画でした。 ちなみにHなシーンは有無を言わさず早送りしました。 【しょりちゃん】さん 7点(2004-12-09 08:37:37) (良:1票)(笑:2票) |
260.《ネタバレ》 神々の意思に運命を左右される時代。アキレスとパリスはそれぞれ自分のやり方で運命に抗おうとするが,そんな彼らの子供っぽい無茶を黙って受け入れるのがヘクトルだ。宿命を受け入れ,家族とトロイの運命をたった一人で背負い勝ち目のない戦いに飛び込んでいくヘクトル。ヘクトルの死体をプリアモスに渡すときにアキレスは涙するが,あれは好き放題やっていたアキレスが,ヘクトルの背負っていた諸々を眼前につきつけられて初めて,自分が背負うべきものを知ったからではなかろうか。そして,ヘクトルを殺さねば背負うべきものを見つけられないという,己の業の深さを知ったからではなかろうか。だから,パリスにかかとを射抜かれ,もがきながら愛する人へとにじりよるアキレスの姿は要するにヘクトルである。アキレスを殺したパリスも,遠からずこのことに気づくのだろう。愚かだが哀しい宿命の輪廻が,歴史を作っていくという真理。そんなことは神々にとっては先刻ご承知のことだろうが,人間ではオデッセウスのような賢者だけがそれを知る。この映画で執拗に繰り返される殺戮シーンも,そう考えればどこか無常を感じさせる。 |
259.《ネタバレ》 お金をかけて撮った大作らしい大作で、見応えは十分。ただ、盛り上がりが散漫で、見栄えのする素敵な役者を集めて並べただけ、という印象もまたぬぐえない。CGによる戦闘シーンも最近は食傷気味。とは言え、アキレスを演じたブラット・ピットはさすが。輝かしい不死身の英雄ではなく、あくまで動物的な勇者という感じがして面白い。鍛えた肉体もすごかったし、武術的に完成された動きも上手い演出だ。アキレスと正反対の、国のため家族のために戦う英雄ヘクトル王子も上手い。エリック・バナの地味で寡黙な雰囲気が、悲壮感を盛り上げて迫力がある。妻に何度も、逃げ道は覚えたかと尋ねる場面は、なかなか泣ける。そして何より感動したのが、ピーター・オトゥールのトロイ王プリアモス。なんというか、威厳と慈愛を持ってはいるが輝きと強さを失っている、まさに「滅びるべき運命を迎えた国の王」そのものなのだ。プリアモスがヘクトルの遺体を帰してくれるようアキレスに頼む場面は、まさに名場面である。すべての元凶となったパリス王子の軽率さ・幼稚さや臆病ぶりがまたすごい。けれども物語の中でほんの少しだけ成長をする。そこがいい。かの三部作で美しく完全無欠なキャラを演じたオーランド・ブルームが、同じ弓矢をつがえながら、ここまで情けないキャラに扮してくれるというのも、なかなかツボだった。配役をした人に拍手したい。配役といえばショーン・ビーンのオデュッセウスも素晴らしい。大国の強引な侵略戦争に、小国の王として心ならずも従わなくてはならないが、従うとなったら策謀を巡らせ友を引き込むことを厭わない。仕方ないんだよと言いながら、これ見よがしな苦悩を見せるわけでもない。ずる賢そうな顔をして、しかし、その両肩になにがしか重みを背負ってるようには見える。物語の中で、一人冷めたオデュッセウスを演じたショーン・ビーンは面白い役者だ。彼の語りに始まって終わる演出は、なかなか良かったと思う。トロイ戦争とはむろん「愛のための戦い」ではなく、侵略戦争である。そこには、オデュッセウスも語るように「名を残す」ことへの渇望と、本能的に戦争・戦闘を嗜好する男たちの欲望がある。女たちの人生は眼中にない。だから、戦いを嗜んだアガメムノンとメネラオス、そしてアキレスが死に、戦いに背を向けたパリスとヘレンが逃げ延びるというのは、満足すべき結果なのかもしれない。 【ルクレツィアの娘】さん 8点(2004-05-23 23:00:50) (良:3票) |
258.ブラピとエリック・バナがやばいぐらい格好良かった。しかし、あんなに勇敢だったレゴラスが女にうつつを抜かしたばっかりにあんなヘッポコ野郎に…。あれでは一緒に駆け落ちまでして逃げてきた王妃が本当に不憫でならん。ロードでは必中必殺を極めていた弓の技術も何だか衰えたなぁというのが素直な印象。アテネ五輪アーチェリー銀メダリストの山本先生にもう一度基礎から叩き直してもらいなさい! 【Minato】さん 7点(2005-02-28 01:13:57) (笑:2票) |
【ないとれいん】さん 7点(2005-01-16 13:45:43) (笑:2票) |
256.なんか以外にもみんなの評価が高くて書きづらいです・・・。僕の率直な感想はそんなに無駄づかいするなら少しぐらい俺に分けてくれ!って感じです。ちっとも面白くなかったし金をかけてる割にはアクションや映像もなんかしっくり来なかったし。僕としては戦争ではなく人間をもっと描いてほしかったです。出来事を描くのではなく人間を描くのが映画だと思います。僕にはこの映画がそれをまったくできていなかったと思います。あったとしても露店で売っているようなチョコバナナに振りかかっているチョコチップのような適当にまぶした感じにしか見えませんでした。僕的には早くも今年のラズベリー賞はこれで決まり!といった感じでした。まぁ、色々な圧力からノミネートすらされないような気がしますが・・・。 【野次られLOW】さん 0点(2004-06-29 18:37:51) (良:2票) |
《改行表示》255.《ネタバレ》 この映画の感想で、ヘクトル(エリック・バナ)が断然カッコイイという感想が多かったので、なぜそう思うのかなーーとこれも疑問に思って映画を見ながら考えていました。私が映画を見て感じたことは、ヘクトルの方が感情移入がラクだろうってことです。人間的にとての成熟していて、国のことを思い、家族のことを思い本当にすばらしい人間性で見ていて気持ちを重ねやすいんです。弟を守ろうとする姿や、妻や子にたいする愛は涙さえ誘います。反対にアキレス(ブラッド・ピット)は次にやることが全くわからない、忠誠心もかけらもなく、戦うのも自分の為でしかありません、戦うこと意外は未成熟この上ない人間です、やることがわけわからないので理解しがたく感情移入がしにくい役柄だと思います。見せ場も多いし感情面でヘクトルの方がカッコイイように思えるのかな~と感じました。 でも実は、私はこの映画ではアキレス(ブラッド・ピット)がとても魅力的に見えました。天才的な戦いにたいするセンスを感じました(そう見えるように演じていたと思います。)そして自分の運命にたいする心の葛藤いらだちをうまく表現しているように見えます。王さえ見下し、自分の思いのまま生きようとするアキレス、(でも運命にはさからえない)天才的なきらめき、身勝手で、わがままで、だけどそれが魅力的に感じました。そして愛を知ることによって、自分の生き方を変えようと思ったアキレス・・未成熟な心が変わろうとする瞬間・・従兄弟を殺されます。自分を失うほどの怒り、戦い、そしてきっと好意さえ抱いていたに違いないヘクトルを殺してしまいます。彼の遺体のそばで流す涙が悲しいです。・・人間ではないほどの戦う力を持った英雄アキレスと、弱い心をかかえている人間アキレスをブラピはとてもうまく演じていたと思います。こんな複雑なアキレスだからこそ、ブラピはこの役を選んだのかな~? 【rika】さん 8点(2004-06-16 02:13:56) (良:2票) |
254.《ネタバレ》 トロイ神話から神の要素を除外して流れを都合よく再構築。できあがった大雑把でちぐはぐな話をハリウッド風味の恋愛仕立てにした映画。元々が神話なんだから好き勝手に解釈してもいいんでしょうが、神の要素を消すのなら神殿でどうだぁの踵射抜かれてどうだぁのいう部分だけを抽出している演出はかえって違和感を感じる。また、名誉か愛か?と命題のようなお題目に対して「両方死んじゃうの」という結論もちょっとね。かなり期待していただけに激しく脱力。 【王様】さん 3点(2004-06-06 01:47:52) (良:2票) |
《改行表示》253.伝説的な戦士アキレスを主人公とした映画を撮ることになった時、ペ-タ-ゼン監督には、かつてフリッツ・ラング監督が映画化した『ニーベルンゲン』二部作のことが脳裏に浮かばなかったんだろうか…。あの第一部『ジーグフリード』において、竜の血を浴び不死となった主人公は、確か一枚の葉が背中に付いていた部分だけが不死身ではなかった。ちょうど、アキレスにおける“アキレス腱”のように…。 ラングはその後、ナチス・ドイツ政権下のドイツからアメリカへと亡命する。そしてハリウッドの「御用監督」として、娯楽映画を撮りまくったのだった。同様にペーターゼンも、(亡命じゃないけれど)ドイツからアメリカに招かれ、エンターテインメント大作の監督として重宝がられている。しかし、彼の前作『パーフェクトストーム』には、間違いなく〈運命〉というものへのゲルマン民族的(!)な感受性というか、眼差しがあったとぼくは信じているのだ。それが、あの映画を現代における《叙事詩》的なるものを、奇蹟のように実現してみせたのだと。…人は、どんなに抗おうとも自然(=神)の前に破れ去る。しかし、その抗う姿にこそ人間の「偉大さ」があることを描き、称えるのが《叙事詩》なのだから。 だからペーターゼンが、ホメロスの神話的叙事詩を映画化すると聞いて「やっぱり!」と期待していたのだったけれど… たぶん、「エンターテインメント」としては申し分のない映画ではあるんだろう。ブラッド・ピットは文句なしにカッコいいし、エリック・バナは儲け役だし、ローランド・ブルームだって損な役回りを懸命に演じているし。戦闘シーンも、どこまでがCGなのかぼくなんかには判断がつかないほど精巧で、スケール感において大したものだ。しかし、それだけのことだ。一瞬でもラングの名前を思い浮かべ、『ニーベルンゲン』を重ねようとした自分が、ひたすらバカだった… 見終わってその期待が、「やっぱり…」という嘆息に変わったことを、ここにご報告しておきます。映画が悪いというんじゃなく、ぼくが悪いんだろうけど。…嗚呼ペーターゼン 、本当にアンタは“この程度”のカントクなのか? 【やましんの巻】さん 5点(2004-05-28 13:03:33) (良:2票) |
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252.この映画では誰一人として追いつめられていない。追いつめられて追いつめられて極限状態の人間を描かないかぎり、まともな映画にはならないだろう。余分な愛をもってきてしまい、くだらないものに仕上がっている。あまりによくある映画なので驚きが全くない。映画に新しい衝撃を求めている人には全くの不向きな映画だ。映像もさほどすごくない。何も悩まず、お子様と楽しくご鑑賞ください。 |
《改行表示》251.満を持して登場した、男たちの超大型スペクタクル英雄叙事詩。 乾いたギリシアの大地、地平線まで覆い尽くす黒い軍勢。大地を揺るがす足音、槍と盾のぶつかり合う金属音、馬の嘶き、男たちの叫び声。二つの津波がぶつかり合う時、そこに生じる史上最大の戦い。兵士と兵士が、剣と剣が、怒りと怒りが、魂と魂が衝突を繰り返す。そして残るのは死体と血と涙と嘆き。その全てが、全てが俺の”男ゴコロ”を揺さぶり狂わすんだ。 原作に登場するワガママな神の要素をほぼ消した事で、神話が史劇に生まれ変わった。圧倒的な映像のパワー、そしてパワー。女たちは華麗に咲き誇り、男たちはその美しい花を守るため、無惨にも愚かにただ散ってゆく。俺たちは格好良く生きるために闘うんじゃない。格好良く死ぬために闘うんだ。トロイア戦争で燃え尽きた英雄たちの魂が、燻ること無く三千年後のスクリーンで再び炎を上げる。その赤い残像が、俺の黒い瞳孔に宿り続けていく。 【紅蓮天国】さん 8点(2004-05-15 21:53:25) (良:2票) |
《改行表示》250.《ネタバレ》 トロイア戦争が神話なのか、史実なのかという議論はあるけど、本作はそのどちらでもない。 まずパリスの審判をスルーして、パリスがヘレンを寝取るとこから物語が始まる。 どっちにしてもパリスが悪いことに変わりはないけど、なんでそんなことになったのか説明くらいないと気の毒。 それから、カッサンドラが登場しないことにも驚いた。 トロイアの滅亡はカッサンドラの予言が信じて貰えなかったことによる悲劇だけど、そこをバッサリ削除するとは驚いた。 でも、カッサンドラが居たら困る理由はラストで分かった。 カッサンドラは戦利品としてアガメムノンに連れてかれるけど、そのアガメムノンが殺されちゃうというとんでもない改変。 そこ変えちゃっていいの? 主要な登場人物を勝手に殺しちゃう脚本にOKが出たことに驚かされます。 逆にパリスは死なずに生き残るという納得できない結末。 神話でも史実でもなく飽くまでもフィクションということなんだろうけど、酷い捏造を見せられた気分です。 トロイの木馬からアキレスが出てくる映画なんて、学生の自主制作でも却下されるよね。 でも、映像的には凄い迫力で、首元にナイフを突き付けられながらブリセイスにちんこ突っ込むアキレスはカッコ良かった。 あと、どうでもいいことだけど、オーランド・ブルームは弓が良く似合う。 【もとや】さん [インターネット(字幕)] 5点(2021-05-28 17:35:27) (良:1票) |
《改行表示》249.《ネタバレ》 次から次へと感情移入先が死んでいく・・・。 これを観て何が残るんでしょうか?あの防具つけるとみんなかっこ悪くなるし・・。 【よーじろー】さん [DVD(字幕)] 0点(2008-01-31 19:51:22) (良:1票) |
248.《ネタバレ》 これ、どう見たってエリック・バナが一番カッコイイでしょ? 大バカ者の弟の犠牲になり、気の逸ったクソガキと正々堂々と戦ってその挙句に理不尽な恨みを買い、最期も国を背負って正々堂々戦い男らしく死んでいく。ヘクトル最高じゃないですか。みんなブラピを褒めますが……俺には分からん。って言うか、まあ超有名なお話ですからストーリーに文句言っても仕方ないけど、ギリシャの叙事詩や神話はどうも苦手だ。あれを人間臭いと評する人もいるけど、私には我侭でバカな奴らの不条理話と言うか…。このお話もスットコドッコイどもが集まって入り乱れて、話をどんどんややこしくしていって。俺がトロイの王様だったら、ヘクトルを止めてパリスを行かせるね。「お前のせいでこうなったんだから、潔く死んで来い」と。しかもアキレスに言ってやるね。「従兄弟が死んだ? そんなモン、お前の監督不行き届きだろ」と。そして敵が戦場(しかも周りで疫病が発生してる)に残した小汚い木馬を「持ち帰る」なんぞとほざく馬鹿者どもの頭を、「ふざけんな!」とハリセンで5~6発ずつ張り倒すね。 【TERRA】さん [地上波(吹替)] 4点(2007-04-30 02:03:10) (良:1票) |
【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2005-11-17 00:58:32) (笑:1票) |
246.他のレビュワーの意見を見て、評価が低いのを知りながら見てみた。そのせいか、飽きることなく楽しめました。思っていたよりは、面白い映画でした。筋トレしなきゃいけないと思わせる映画でした。 【シネマパラダイス】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-04-26 08:11:51) (笑:1票) |
245.《ネタバレ》 長いですね。展開がトロイです。疲れました。「トロイの木馬」「アキレス腱」は最後まで観た人へのご褒美でしょうか?「おおおォ!!」と小奇声をあげてしまいました。あとブラビの肉体、カルシウムキッドの軟弱さだけが印象に残りました。 |
244.《ネタバレ》 事実は知らんけど、和平交渉に行って、お土産に人妻をお持ち帰りしたら、そりゃ怒るわ!その為に民は悲惨な目に遭っちゃう訳だから民は納得行かないでしょう。それとアキレスは何しにトロイまでいったわけ?女性を探しに行ったの?結局女性の為に、泣き所を突かれて死んじゃう訳だけど、どうも釈然としないね!まぁ突っ込み所は結構有るけどスケールが大きくてそれなりに面白かった。 【みんてん】さん 6点(2004-10-16 22:01:36) (笑:1票) |
243.トロイ戦争を最古の愛のための戦争と位置づける史観にいかにもなハリウッド精神を感じわくわくして観にいったが、よく考えたらその為にはスパルタ王を主役にすえなけりゃ話がカッコつかないのだった。女には手の早いトロイの王子も、それ以外はやっぱりトロいの王子だった・・・・。お後の準備がよろしいようです。 【伯抄】さん 5点(2004-10-10 00:54:34) (笑:1票) |