ザ・フライのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ザ・フライ

[ザフライ]
The Fly
1986年上映時間:96分
平均点:6.95 / 10(Review 160人) (点数分布表示)
公開開始日(1987-01-15)
ドラマホラーSFシリーズものリメイク小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-07-06)【Olias】さん
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監督デヴィッド・クローネンバーグ
演出山田悦司(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
キャストジェフ・ゴールドブラム(男優)セス・ブランドル
ジーナ・デイビス(女優)ベロニカ・クエイフ
ジョン・ゲッツ〔1946年生〕(男優)スタシス・ボーランズ
レスリー・カールソン(男優)ブレント・シーバース
デヴィッド・クローネンバーグ(男優)産婦人科医
津嘉山正種セス・ブランドル(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
高島雅羅ベロニカ・クエイフ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
樋浦勉スタシス・ボーランズ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
山田栄子トニー(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
島香裕マーキー(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
仲村秀生ブレント・シーバース(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
牛山茂(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
原作ジョルジュ・ランジュラン「蝿」
脚本デヴィッド・クローネンバーグ
音楽ハワード・ショア
撮影マーク・アーウィン〔撮影〕
製作総指揮メル・ブルックス
配給20世紀フォックス
特撮クリス・ウェイラス(SFX)
美術キャロル・スパイヤー(プロダクション・デザイン)
衣装デニス・クローネンバーグ
録音ジェリー・ハンフリーズ〔録音〕
ロビン・オドノヒュー
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

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160.《ネタバレ》 オリジナル未見。 若きジェフ・ゴールドブラムが怪演。  私は耐性あるので特にグロいとは感じなかったが色褪せないSFホラーとして普通におもしろかったです。  テレポッドの発想がドラえもんの道具みたい。 そこからハエと融合とは面白い発想。 一歩間違えればグロさだけ先行して駄作に成り下がりそうだがセスの哀訴もオチも秀逸。  ハエで運動能力は高くなり姿も醜くなるわけだが蠅人間は飛ばないのか? ビジュアルは素晴らしいがもっとブンブン飛んで欲しかった。
mighty guardさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-03-30 23:37:02)
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159.《ネタバレ》 やっぱりなんだかんだいってクローネンバーグが撮影した本作は名作。ただ、序盤から不要な部分は潔くカットされていて、本当に必要なことしか見せないのはちょっとやり過ぎです。個人的な感覚ですが、映画といえば無駄にゆったりしたシーンも必要だと思っている私からしたらちょっとせせこましい印象でした。  冷静に考えたらあれほど頭が良い主人公(セス=ジェフ・ゴールドブラム)が、少し女に絆された程度で頭に血が上って、、勢いに任せポッドに入ってしまうのは少々無理があります。まあ、裏を返せば女が絡むと怖いよなぁとも言えなくもありませんが。あと、ハエ男の変化途中はかなりリアルでグロいですが、当の本人は割と興味津々で精神的にタフな点も少し違和感がありました。普通なら自殺もんですよねこれ?  全体的によく出来た哀愁漂うSFホラーですが、ベロニカ(ジーナ・デイビス)の精神がちょいちょい理解不能で困っちゃいました。アレ(ハエ男)を見て、いくら元恋人であっても「可哀そう~ ハグ~」とはならないと思います。やっぱ明らかにキモイしグロい怖いしで、一刻も早く関わりたくないってのが正常でしょう。 あと忘れてはいけないのが、キモウザ元彼(ジョン・ゲッツ)も、ぶっちゃけた話、こんな女に関わったばっかりに手と足を無くしてしまうという大惨事に見舞われてしまった不幸な男です。ラストでジョン・ゲッツが死ななかった点もクローネンバーグのいやらしいところだと思います。数十年ぶりに見ましたが本当に素敵な映画でした。
アラジン2014さん [地上波(吹替)] 7点(2023-12-16 22:15:22)
158.ジェフ・ゴールドブラムもジーナ・デイヴィスも微妙に正統派の美形からずれたタイプなのが作品のグロテスクな雰囲気に合っていて良いですね(失礼)。今見ると確かにスーパーヒーローものっぽい展開ですが社会の中で活躍はせずに個人の苦悩に主眼が置かれているところがジャンルの違いですね。SF設定を採用していながら物語の中心になるのはラブストーリーなわけですが、それがこの映画の美点であり物足りなさでもあります。機械に依存せざるを得ない人間の恐ろしさのようなテーマをもうちょっと掘り下げても良かったと思います。個々のイメージはエイリアンやターミネーターの二番煎じに見えるところもあります。グロテスクな表現は設定上必然性があるので単なる悪趣味にはなっていないのは良いです。この作品で主に描かれるのは蝿と人間という生物同士の融合なわけですが、ベッドの中で主人公の背中に電子部品が張り付く場面等機械と人間の肉体の融合という自身の作家性を無理やり挿入しているような印象を受けます。リメイクとして完成度の高い映画ではありますが、この監督の作家性が十分に発揮された作品とは言い難いと思います。
Сакурай Тосиоさん [DVD(字幕)] 6点(2023-08-19 23:57:44)
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157.《ネタバレ》 チーズバーガー! - The Fly - “蝿” 当時の体液ネバネバ・ドロドロのホラーSFの代表作。私の同年代は殆ど知ってるんじゃないかなぁ?ブランドル蝿って名前。ギョロッとした目がインパクトあって、でも『台詞のある脇役』って印象のジェフ・ゴールドブラムが、いよいよ主人公として登場だ。最終形態のブランドル蝿より、生ブランドルの方がインパクトが強いと言っても過言ではない。 そしてこれまた大きな目と大きな口が印象的なジーナ・デイビスがヒロインときた。しかも初対面の怪しい科学者の家でストッキング脱いで渡す変わり者。そりゃ変な虫(スタティス)にストーカーされるわ。  95分の短さで、とてもわかり易く、無駄のないサクサク展開。メインの人物はたった3人。物語も大半が研究室。生きたヒヒが裏返る気持ち悪さと謎。謎の解明にステーキ肉を入れてみる発想。彼らと一緒に謎解きをするようでワクワクする。ホント暇つぶしに観るのに丁度良い長さだから、深夜たまたま放送してたりすると、ついつい最後まで観ちゃうんだよなぁ。 乗り物酔いするブランドルがテレポッドを開発するってのは洒落が効いてるし、最初にチラッと出てきたプロトタイプ・テレポッドも、最後3人合体の場で活躍するし、ストーカーのスタティスまでヒーローみたいに活躍してしまう。  蠅男も完成形より過程状態が怖い。早口で捲し立ててコーヒーに砂糖ガバガバ入れるトコとか、見た目普通なのに怖い。爪が剥がれて白い体液がプチュって吹き出るの怖い。でも一番怖いのはベロニカが巨大な蛆虫を生むシーン。そのクネクネする尾が糸引いてるのが怖い。クローネンバーグ監督のセンスが光る。 チーズバーガー!
K&Kさん [ビデオ(字幕)] 8点(2022-10-21 22:10:39)(良:1票)
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156.《ネタバレ》 超久しぶりに再見。やはり傑作だと思います。グロい印象しか残っていなかったが、やはりグロかった。しかしドロドロネバネバの変異体というのは、「エイリアン」その他のグロ描写の定番なので、さすがに耐性がついたというか見飽きた感があります。それだけ自分も大人になったということで。 それよりもグロかったのは、主要登場人物3人の心の内。まず、堕胎を阻止すべくヒロインを拉致するハエ男のエゴが恐ろしい。昆虫の本能と言われればそれまでですが、一方で学者としての知性も良心も残っているわけで、子孫を残すことが何を意味するか十分にわかるはず。エゴが知性を凌駕する瞬間をまざまざと見せつけられた感じです。これはハエ男にかぎらず、世間一般によくある事例かもしれません。まあ最後の最後に良心を見せてくれたわけですが。 それから、劣化し続けるハエ男を見守るだけのヒロインも恐ろしい。社会的影響を考えるなら、「おまわりさんこいつです」と通報するのが筋。惚れた弱みなのか、記者として一発当てたいという功名心なのか、中盤以降の行動にはやはりエゴを感じます。 結局、ストーカーまがいで憎まれ役だったはずの編集長がもっともまともだったということで。ハエ男のドラマではなく、人間のドラマとしてなかなか見応えがありました。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-10-04 03:16:16)
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155.《ネタバレ》 尋常ではなくグロイです。残酷描写には比較的慣れている方なのですが、それでもこれはキツかった。オスカーを受賞した特殊メイクの威力はもちろんのこと、クローネンバーグのグロを見せる才能が本当に凄い。本作と同様の技術を使用した「Ⅱ」と比較すると、監督の手腕がいかに卓越したものであるかがわかります。実験失敗で皮膚がひっくり返ったヒヒや、腕相撲で腕をへし折られるおっさん、出産シーンの巨大ウジ虫等々、そのタイミングの絶妙なこと。来るぞ、来るぞ、と引きつけておいて、ドカンとえらいものを見せる抜群の間。クローネンバーグの手を離れた「Ⅱ」には、残念ながらこれほどのインパクトはありません。また、本作はクリーチャーの描き方も卓越していて、作りもの丸出しなのにキャラクターとしての生命を宿している辺りも演出の妙です。これまた「Ⅱ」のクリーチャーはやたらショボいです。やはり映画は技術ではなく演出なんだなぁと思い知らされました。 本作の脚本はかなり斬新で、オリジナルの『蝿男の恐怖』がただのモンスター映画だったのに対し、本作はモンスターへの変貌の過程を中心に持ってくるという、他に類を見ない構成となっています。しかもメインのテーマは男女の愛情。蝿男の映画を作れと言われて、こんな話を考えてしまうのは世界中でクローネンバーグぐらいでしょう。また50年代のB級ホラーを原作としながらも、科学的にそれらしく感じさせる工夫が多くなされていることにも感心します。無機物の転送はできるが、有機物についてはその構造をうまく理解できず、混乱したコンピューターが蝿と人間の遺伝子を混ぜてしまったという設定は、なかなか上手く考えたものです。サイエンスとフィクションがうまく組み合わされた、見事なSF的発想ではないでしょうか。ハエの生態に近づいていくセスの描写も科学考証を踏まえたものですが、爪が剥がれ、歯が抜け落ち、消化液を吐き出して物を食べるようになるという設定など、本当に細かく考えられています。こうして細かい描写を積み重ねつつも、クライマックスではセスの顔が一気に剥がれ落ち、ブランドル蝿の完全体が現れるという怒涛の展開。この辺りのテンポの作り方も絶妙で、映画的興奮が宿っています。本当にこの人は映画作りがうまいものです。  【2018/6/24追記】 あらためて見返しましたが、やっぱりグロくて感動的。これほど感情表現豊かなホラー映画はその後20年以上経っても類がなく、驚異的な傑作だと思います。 また、今回の鑑賞では2時間に及ぶメイキングも含めてがっつり鑑賞したのですが、クローネンバーグのみならず大勢の関係者が正しい選択をしながら生み出した傑作であることがよくわかりました。未公開シーンを見れば顕著なのですが、実は未使用フッテージが結構ある作品なのです。例えば、生存の方法を探るブランドルがヒヒと猫を使った実験をし、両者が醜く融合したクリーチャーを生み出す場面などは演技的にも視覚効果的にもかなり手が込んでいるのですが、観客がブランドルへの反感を抱きかねないとして完成版からはバッサリ落とされています。同様に、生存したベロニカのお腹にいる胎児はモンスターではないことを暗示する場面も手の込んだ視覚効果を用いて撮影されていたのですが、こちらも同様に削除されています。本筋とは無関係な描写や、キャラクターの個性を誤解させる可能性のある場面はカットし、シンプルに徹した作風が勝因となっているのです。 また、ベロニカ役のジーナ・デイビスに相当な負荷のかかっていた現場でもあったようです。誤作動も多いパペットを用いた撮影にはとにかく時間がかかり、クライマックスの撮影には2週間を要したのですが、泣き叫ぶ演技をしなければならないジーナ・デイビスはその2週間、ずっと泣いていなければならないというかなり過酷な状況を強いられていました。パペットが思い通りに動いた瞬間に「はいジーナ、今泣いて」と言われるような無茶な指示が出ていたこともメイキングには収められており、この完成度の裏側にはキャストとスタッフの並々ならぬ苦労があったことがよくわかりました。
ザ・チャンバラさん [ブルーレイ(吹替)] 8点(2018-06-26 18:21:14)(良:3票)
154.《ネタバレ》 装置が開いたらいきなり蠅男登場!ではなく、徐々に崩壊が訪れるところは良かったです。砂糖とか筋肉とか何気ないところで変化を積み重ね、終盤に向けて加速し、最後もうだうだ引っ張らずばっさり終わらせるというテンポ配分も絶妙。ただし、最初の主人公はもっとまともな一般社会人の設定にした方が、後半の悲劇性が増したはず。あれではもともと蠅男の一歩手前です(・・・)。
Oliasさん [DVD(字幕)] 7点(2018-03-21 23:25:13)
153.《ネタバレ》 時代が時代ならアベンジャーズの一員として活躍できたかもしれないが、少し誕生が早過ぎたか。とにかく気持ち悪いので、耐性のない人は気を付けて鑑賞してください。
いっちぃさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-21 06:53:50)(良:1票)
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152.《ネタバレ》 気持ち悪いの一言でした。 テレポート装置を作った主人公がやけ酒、腹いせにまさかの安全性も確認できてない装置で自身を実験 運悪く蝿が入り込んでしまって、遺伝子レベルで融合してしまう。徐々に変貌していく表現はすごいです。  正直ストーリー的には無茶苦茶です。 ・ヤケ酒で自分を実験 ・容姿も変貌し、性格も歪んだ主人公に対するヒロインの行動(どう考えても近づきません) ・最低のヒロインの元夫兼上司 ・結局どうなったできちゃった子供(これ一番重要だと思いますが) ・パソコンも古くせー(30年も前だしこれは仕方ないか)  最後の最後の主人公の行動は状況も相まって感慨深いものがある。 この年代の特殊メイク?なのかモンスター系の映画は良くできてるなーと思ってましたが、その中でもこの映画はまた別格ですね。 30年たった今でもリアルだと思える辺りホントにすごいと思います。 90分という短い時間と30年も前とは思えない程の映像技術でこの点数です。
メメント66さん [インターネット(字幕)] 5点(2017-09-09 03:43:49)
151.描写は極端ではあるが、見方によっては優生思想について問題提起している社会派作品なのかなと思ったり・・・。
東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(吹替)] 5点(2016-11-25 09:28:08)
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150.《ネタバレ》 グロい、途中から耐えがたいほどいろいろとグロい。 グロくて観てるのがつらいのにそれでも最後まで観せてしまのは、そこらに大量に転がっている凡百のB級ホラー映画とはわけが違うってとこでしょうか。  主人公にはほとんど同情の余地はないし、あの状態でなおせスにやさしくできるヒロインもちょっとどっかおかしいと思うし、途中セックスセックス言い続ける編集長も人としてどうかと思うし、しかしそんな登場人物3人が迎えるラストには深い哀愁がただよっているわけで、こんな頭おかしい登場人物ばっかのグロ映画で哀愁漂わすとは、一時期のクローネンバーグはほんと天才だったのかもしれない、と思う。
あばれて万歳さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-10-25 19:04:02)(良:1票)
149.《ネタバレ》 どんどんグロくなっていくセスを平気な顔で抱擁するベロニカ、彼女の優しさが凄過ぎる。妊娠した彼女からサナギが出てきたり(夢だったけど)、セスが口から消化液を出してベロニカの元彼の手足を溶かしてしまったり、中味はずいぶん嘘くさいけど、あまりのグロさに思わず吹きだしてしまう。
ProPaceさん [地上波(吹替)] 7点(2016-10-14 22:35:16)
148.気持ち悪いことこの上ない。でも悲しきハエ男の気持ちは分かるんだよなー。鑑賞後に気持ち悪さと悲しさが残る不思議な映画。
カニばさみさん [DVD(字幕)] 7点(2016-03-14 02:55:34)
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147.《ネタバレ》 悲しい悲しい悲しい映画 望んでいたわけじゃなく 偶発的に起きたこと それを苦しみ悲しみ 我が身を責め我が身を消すことを選ぶ  悲しい物語です
こっちゃんさん [映画館(字幕)] 8点(2016-03-03 00:34:38)
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146.《ネタバレ》 懐かしいですね、あのゴッツイ機械。こういう映画だったんですね。  最後に完全に顔がハエになったセスが、ピストルの銃口を自分に向けたシーンが良かった。  人間とハエの融合。考えた人すごい。
新しい生物さん [インターネット(字幕)] 7点(2015-10-27 01:27:40)
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145.《ネタバレ》 グロくて気色悪くて、そして哀しい。あまりといえばあまりに酷い、愛が引き裂かれるお話。 余計な枝葉を落として、時間の経過とともに科学者の異変が加速する描写に絞り、ダイナミズム溢れるストーリー展開とG・デイビスの泣き顔。色白の肌に目も鼻も唇も赤くして衝撃と混乱に耐える表情。とても美しいと思った。いくら好きでも見た目が生理的に耐え難く変容したら、自分の心にすら手の施しようが無いだろう。なにしろハエに移行するその姿のおぞましさといったら当時の映像技術に賛辞すら送りたくなるほどだ。耳がぼろん、と取れる場面は失神もの。 しまいにはポッドと融合した化け物を撃ち、崩れ落ちるジーナ。肉片と血しぶきを悲恋にまぶすとは、もうさすがクローネンバーグ。
tottokoさん [ビデオ(字幕)] 8点(2014-08-26 00:25:50)(良:1票)
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144.My memory told me that this was a horror movie but that means I was just too young to get the core portion of this script. This title totally can be classified into the genre of love stories or even can be re-written into an opera piece with a right score, if there is such a thing. This kind of my perception tells that I am not that young any more, like when I watched this for the first time when I was still in teenage. : )   The biggest surprise for me after watching this was the fact that Jeff Goldblum and Geena Davis have been married together for a short period, more precisely, for three years. This suddenly gave me an inspiration of checking other two titles, before this one and after this one, which they co-stared. I will!
keiさん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2014-04-10 20:48:01)
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143.《ネタバレ》 初見はTV放送で、20年以上前だろうが強烈な印象を残しており、”BRUNDLE, SETH”という電話帳のような言い方や”BRUNDLEFLY”という単語など、些細なことをはっきり憶えていた。その割に残酷描写の具体的内容は忘れていたが、これはあまりにグロいので記憶を封印していたのだろうと思われる。  今回あらためて見てみると、初見時とほとんど同じ感想である。まず序盤で悪役と思わせた男が最後に献身的な働きをするのが不自然に思われるほか、特にヒロインがなんで自ら好んでハエ男に関わろうとするのかがわからない。たとえ記憶が残っていても容貌と性格が違えば別人にしか思えないだろうし、それでも強い思い入れが残るほど長年連れ添ったというわけでもない。最近出来たばかりの男女関係でこの話を作るのは少々無理があるのではないか。遅くとも悪夢を見た時点で決別すれば何の問題もなかったものを、わざわざ妊娠したと告げに行き、その帰りにハエ男に話を聞かれてしまうという展開が極めて作為的である。残念ながらこの二人のラブストーリーに関しては全く納得できない。 ただ一方で、主人公の男がもともと愛すべき人物であり、その境遇が哀れに感じられたこと自体は間違いなく、これも初見時と同じ印象だった。全体としては好きになれない映画だが、この点だけは評価したい。  なお終盤の蛮行では被害者の顔を狙わないで済ませたことからすると、これでまだしも穏健な映画だったとも思われる。
かっぱ堰さん [DVD(字幕)] 5点(2014-01-27 20:49:04)
142.《ネタバレ》 ○いやぁ気持ち悪かった。80年代のクリーチャーもののクオリティの高さには驚かされる。○リメイク元は未見だが、展開が面白く、一発のアイデアだけで済ましていない点が良い。○ラストはなんか切なくもなる。ベロニカがセスに惚れる過程がもう少し描かれていれば感動できたかもしれない。
TOSHIさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-12-22 20:59:25)
141.《ネタバレ》 悶絶気色悪映画の古典的名作。もう自分がじわじわと少しずつ蝿になっていく恐怖といったら考えるだに恐ろしい。そんなおぞましい世界を当時のSFX技術の粋を極めて創りあげた、徹底的にグロテスクで気持ち悪い映像はCG全盛のいま見てもなんら見劣りしないから凄い。逆に、こちらのほうが生々しくて迫力があるくらい。あと、主人公を演じたジェフ・ゴールドブラムの顔が濃すぎて人間の段階ですでにちょっと怖いんですけど(笑)。でも、やっぱりこの映画の最大の見所は、最後、もうどうしようもなくなってしまった主人公が恋人に死を願うシーンの哀れさだろう。こんなグロい映画なのに最後はちょっぴり切ないなんて……。人間ドラマとしても胸に残る名作です。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 8点(2013-10-20 19:29:36)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 160人
平均点数 6.95点
000.00%
100.00%
210.62%
310.62%
410.62%
51710.62%
63421.25%
75433.75%
83723.12%
9106.25%
1053.12%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.72点 Review11人
2 ストーリー評価 7.23点 Review13人
3 鑑賞後の後味 5.64点 Review14人
4 音楽評価 6.50点 Review8人
5 感泣評価 5.70点 Review10人
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【アカデミー賞 情報】

1986年 59回
特殊メイクアップ賞クリス・ウェイラス受賞 

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