21.設定は大いに魅力的だし、筋立ても悪くないはずなのですが、演出のフォーカスがきちんと定まっていないため、ただ流れているだけのように見えてしまうのです。結果、何か大事なことがこの家族に起こっているように見えず、登場人物があれこれ考えるべき必然性がなくなっています。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 4点(2019-06-14 00:26:34) |
《改行表示》20.《ネタバレ》 グッバイ、レーニン!を思い出す。 こちらのほうがリアル。 とてもいい。 |
《改行表示》19.《ネタバレ》 気を遣った嘘に対し、おばあちゃんが嘘で応えるのは想定の範囲内というか、作り物っぽさを感じたが、アダがフランスに残るという結末は現実的でよかった。 (おばあちゃんは死を信じたくなくて、嘘を利用していたのかもしれないが) あの結末が無ければ、ただの癒しファンタジーで終わっていたかも。 |
18.グルジアでの生活は丹念に描かれゆっくりしていたが、フランスへの旅があっという間の進行でびっくり、そしてラストはさらにびっくり。やさしい嘘とは単にお婆ちゃんを安心する嘘だけではなかったのか。驚きとともに暖かさを感じさせてくれる映画だった。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-01-24 21:53:31) |
《改行表示》17.おばあちゃん役の女優さんは85歳で映画デビューだそうですね。映画もかわいくて、純朴でとてもやさしい気持ちになりました。三世代がお互いに見せるやさしさ、反発、涙。男性がほとんど登場しませんがいいファミリー映画でした。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-09-30 13:31:55) (良:1票) |
16.「やさしい嘘」、その意味は序盤にすぐに分かったつもりでいた。おばあちゃんを悲しませないための娘と孫のやさしい嘘だと。しかし、嘘はこれだけでは終わらなかった。おばあちゃんもまた、嘘をついた。それは全ての事情を理解した上で自分の事を思ってくれている娘と孫へのとてもやさしい嘘でした。いくらやさしい嘘でもいつかは行き詰ってしまう日が来るかもしれないし、この家族もいつの日か最初の嘘の発端となった現実を家族それぞれは理解していても、家族全体として受け入れなければならないのかもしれません。移民、不法労働、不法労働であるがために何かあってもすぐに家族に連絡がつかずに起こる悲しい現実、それでも祖国を出て出稼ぎに出ざるを得ない得ない祖国の苦しい事情。ある一つのグルジアの家族の物語を通して非常に重い問題を取り上げた作品でもあったように思います。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-01-23 20:38:28) (良:1票) |
《改行表示》15.《ネタバレ》 他のレビュワーさんもありましたがタイトルで内容が分かってしまうような展開でしたが みんなそれぞれが事実を受け入れ考え相手を気遣い嘘をつく。自分の利益や欲望のためだけの嘘ではなく(最後のアダの嘘は欲望ですが)平行線をたどるだけの議論を繰り返すよりも、時には嘘をついて 結果、事実を相手に受け入れさせる事も必要なんだなぁとしみじみと思いました。 【ぷー太。】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-01-21 13:03:57) |
14.《ネタバレ》 悪くはないけど、フランス映画らしいスローテンポでしたね。おばあちゃん演じるエステル・ゴランタンは演技力がありましたね。ただ、その他出演者に魅力をあまり感じませんでした。娘の為にフランスへ行くきっかけを与えたおばあちゃんの嘘は素晴らしいが、ラストのオチは少々、捻りすぎな気がしましたね。 【マーク・ハント】さん [地上波(吹替)] 5点(2010-01-13 10:28:02) |
《改行表示》13.《ネタバレ》 ラストは全く読めませんでした。正直に言うと、途中まで、このお婆ちゃんにただ「同情」していました。だけど、このお婆ちゃんはとても強い女性でした。あの短時間で、真実を受け入れ、娘と孫の嘘を受け入れ、しかもあんな嘘を演じきるなんて・・・。 上から目線で見ていた自分が恥ずかしくなる程です。 ちょっと欠点が見当たらなかったので、10点献上いたします。 【MANSON】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-09-02 00:14:47) |
《改行表示》12.《ネタバレ》 おばあちゃんの存在感のある演技に惹きこまれました。日本ではあまり知られていないグルジアという国の風景や生活の様子(水道や電気の供給がままならなかったりするようなところまで・・・)が映し出されているのも興味深かったです。 また、ある家族のエピソードが中心ではありますが、その折々にグローバル化の進む欧州において、移民を送り出す側の実情が描かれていて、いろいろと考えさせられました。 【TM】さん [DVD(吹替)] 7点(2009-08-23 00:13:07) (良:1票) |
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11.いい話だと思いながら見ていたのですが、感情移入の波に乗れずに、あっさり見終えてしまいました。 【色鉛筆】さん [地上波(字幕)] 5点(2009-01-08 07:39:01) |
10.《ネタバレ》 3世代にわたる母と娘の心情を繊細なタッチで描いています。生きてきた時代が違うから価値観も違う。旧ソビエト時代、社会主義のウソの中に浸かってきたおばあちゃん。その幻想を打ち砕かれた母。そして今、新たな民主主義のウソの中を生きる娘。それぞれの時代背景が心に及ぼす影響は大きいようです。“息子の死はおばあちゃんには辛すぎる”そう母は判断しました。「真実を知って悲しむくらいなら、ずっと嘘に包まれていたほうが幸せだ」それは、現在の生活に対する母の想いとも見て取れます。その嘘に嘘で答えるおばあちゃん。自分の事を気遣ってくれた娘と孫に対するせめてもの思いやりです。誰も傷つけたくない。知らないほうが幸せな事もある。その気持ちの奥にも、おばあちゃんの生きてきた時代が垣間見えます。ラスト娘はウソをついて旅立ちます。それはおばあちゃんや母親の祖国、そして今まで生きてきた時代との別れでもある。笑顔ひとつ無い娘の旅立ちは、今のグルジアが置かれている状況を表しているのでしょうか。やさしい嘘。それは相手を思いやる暖かい心。一概に否定する気はありません。でも結局はみんなが傷ついてしまった。嘘で逃げきるのは至難の業。やはり傷つくことを怖れてはいけないのだと思う。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-12-18 18:29:50) (良:1票) |
9.泣いた。ただ、最後のオチだけわからない。どういう意味なんでしょうか? おばあちゃんの演技がさいこうです。 【ギニュー隊長★】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-11-19 12:08:09) |
8.《ネタバレ》 おばあちゃんがついた、最高にやさしい嘘・・・泣けました。役者の演技力あっての映画ですね。 |
7.タイトルからストーリーもラストのオチも、すべてが分かってしまうような映画でした。過去に色々と同じような設定の話が繰り返されてきたので、心に残るシーンや、ひっかかる言葉が無いと、ただのありがちな映画で終ってしまいます。親が複数の子供がいる場合は中の誰かを、より愛するのはしかたないことです。同じシチュエーションの親子関係がでてくる「田舎の日曜日」のような味わいも感じませんでした。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-01-18 13:03:52) |
6.えっと、泣きました。泣けました。しかしそれは例のところでなく、突然に襲った別れにでした。ラストにでした。雑誌を買い忘れのシーンでまさかとは思ってましたが、そのまさかでした。結果、泣き崩れる母の姿に、もしやこれはお母さんに対する罰ゲームなのか?ってくらい哀しいラストになってしまってますが、それもすべてやさしい嘘から始まってしまった延長線でのことであって つまりここで得た事は、女三人で生活する場合、常に自分側にひとり味方をつけておかないといつ何時に自分が村八分にされてしまう危険性が有りえてしまうって事ではないでしょうか。しかしこの家族の場合にはお互いに相手を思いやる優しい気持ちが実に充満していて、そんな家族の集まりなので、例え村八分にされたとしてもそれはすべて相手の事を思ってという“良い意味で”ってことになるのでしょうね。 しかし、やっぱり別れのシーンは土壇場すぎてお母さんにとってはかなりツライかったのでしょうにい、何もあそこであんな企みをしなくってもよかろうでしょうに、いくらお返しだったとはいえ ちょ~っと可哀想過ぎだったでしょうや~(^^; 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-11-27 15:01:45) |
【まんせる】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-10-30 22:50:45) |
《改行表示》4.ほんと、やさしい嘘でした。 ただ今後ずっと嘘をつき続けていくってのもなんか悲しいものがありますね。 微妙に空虚な雰囲気を感じる世界観が興味深かった。 縁がない国ですからなぁ…。 【ふくちゃん】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-09-21 06:15:35) |
3.この作品の前説を読んで、「やさしい嘘」というのはそういうことなのかぁ~と納得しながら見始めた。でも、ラストでの、ちゃぶ台返し。そうか、これが本当の「やさしい嘘」なのかと。ええ、泣きました。そりゃあ、泣きましたよ。思い出すとうるっときます。この家族はこれからもずっと嘘をつきとおすんだろう。そして、一葉の手紙の度にこの三人は自分たちの絆を思い出すのだろう。この映画は、とても美しい家族愛を見せてくれた。だけども、嘘の怖さというものも忘れてはならない。最初二人がついた嘘は、おばあちゃんに嘘をつかせることになり、そしてそれはこれから永遠に続いていく。その中で、三人はいくつの嘘をつくことになるのだろうか?その連鎖性と生命力はとても強い。それは、とても怖いものだと思う。嘘は使いようによって悪にも善にもなる。くれぐれも、善の使い方をしたいものだ。 【透き通るBlue】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-04-08 19:42:30) (良:2票) |
《改行表示》2.舞台のグルジアというのはなじみがなくて珍しいが、前半丁寧に描かれる生活描写から暮らしぶりが伺えて興味深い。娘は夫をアフガン戦争で亡くした未亡人で、息子は医者なのに出稼ぎでパリに行って暮らしを支えている。暮らしは苦しくて家のものをバザーで売ったり、孫娘がバイトしても報酬はわずかしかもらえない。電気が切れればローソクだしシャワー中に湯が止まったりするという不便な日々だがお互い支え合って暮している。オタールのふりをして書く偽手紙はおばあちゃんを思いやってついた嘘だったが、二人の微妙な変化に気づいたおばあちゃんは予想外に思い切った行動に出る。 やさしい嘘ってそうか、こういうことだったのか、、とパリでのおばあちゃんの強さや言葉に胸が熱くなる。さらにラストにもやさしい嘘が、、。嘘という響きからくるマイナスイメージが、思いやりというプラスイメージとなってしみじみと心に残る。なかなか細やかな良作といったところ。おばあちゃん役のエステール・ゴランタンは85歳で女優デビュー、撮影時90歳くらいらしいが丸い体型や表情がお茶目でとても愛らしい。 【キリコ】さん 7点(2005-02-19 15:40:56) (良:3票) |