《改行表示》99. 人体をめぐるセンスオブワンダー。広大な宇宙の果てと同様、ミクロの先の先は宇宙そのものの世界観がいいね。その視覚化に挑戦し、アドベンチャーを通じて医療とスパイとSFの融合が程よい。タイムリミットのハラハラ感も秀逸。 医療チームの縮小は、今の視点でみれば内視鏡(潜航艇ならぬカプセル型が実現)やカテーテルなど、高度医療のメタファーと言える。 現代の映像技術と比較して古さを指摘してもアンフェアであり、むしろわかりやすさに重点をおいた映像化は高く評価できる。 【風小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2023-12-11 07:08:47) (良:1票) |
《改行表示》98.《ネタバレ》 さすがに現代の目線で見ると古すぎる。 ただ面白い要素はたらふくあるのでリメイク作品を見てみたい。 ジェームスキャメロン制作でリメイクが予定されているようだが難航しているようだ。 ぜひ完成してほしい。 【Dry-man】さん [インターネット(吹替)] 5点(2022-03-06 23:02:34) |
97.人体40億年の見事な進化を実感させてくれるファンタスティックなSFです。リメイクの企画が進行中とのことで、体内に残された潜航艇の復元や補填した現実世界の空気分子の大きさ等の不合理を解消した本格的なSF映画を期待しています。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-20 23:05:40) |
96.古典SFとして素晴らしい作品。来年にもギレルモ監督がリメイクを手がけるという噂があるようで楽しみ。 【時計仕掛けの俺んち】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-17 01:56:09) |
《改行表示》95.この映画はとにかく発想の良さか。 現実的、科学的には大いに問題ありそうだが、まあこういう作品があってもそれはそれで面白い。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-08-14 20:56:14) |
94.小学生の時に観ていてハサミを落としてしまうシーンのみ記憶。50年近く経て再見。小宇宙人体を舞台にした冒険SFは見応え十二分。奇想天外なアイデアを形にした製作に携わった方々と最高傑作の邦題をつけた方に敬意を表します。件のハサミのシーンの後の彼女を助ける際の男性三人の目がランランとしていたのに凄腕監督の茶目っ気を感じました。 |
93.初見は小学校の映画上映会。前半余計な音楽を一切排除して(含タイトルバック)胎内に到達したとたんに無調系のサウンドイフェクトを加えるというシャープな判断にまず打ちのめされた。ドラマ的には目新しいものはないが、テーマが体内観光だから視覚的に満足できればそれでいいんだ。そして結果は大満足!潜航艇のデザインはあのノーチラス号のデザインにもかかわったスタッフだそうでフライシャーとのタッグは最強ですね。エレベータで地下に降りる車と潜行艇縮小のプロセスが特撮的に一緒だったり、作戦室にアリが入り込んでいたり(そんなところで手術されるのは嫌だなあ)と、突っ込みたくなるところも多々ありますが、全体としていちいちじつにもっともらしく見えるのはやりたいことに迷いがないからだろう。ところで美術としてスタッフに名を連ねているダリがどういう働きをしたのか見当がつかないのはどういうわけだ。むしろウルトラセブンでこの映画をパクったエピソードに多大な影響をあたえているような(怪獣の名前がダリー)。いったい何やってんだか。 【皮マン】さん [映画館(字幕)] 9点(2016-07-27 09:05:53) (良:2票) |
《改行表示》92.《ネタバレ》 現代技術でリメイクしてほしい作品トップ3に入るかもしれない。皆さん仰るとおり、やっぱり今見ると映像的なちゃっちい感が拭えません。乗ってる船にしても、治療用レーザーにしても、コンピュータにしても、いかにも別撮りだなー感にしても。でもそれでも、発想は文句なしに面白いし、いつの間にかへ~器官ってこんな感じなんだーと見入らされています。抗体と白血球さんいつもありがとう。でも怖いよ君たち。 ストーリーは本作のメインではないですが、それでも如何せん展開が予想しやすすぎた気もします。あと、もっと緊迫感があっても良かったかも。「こうなるとやばい」という台詞があれば当然それが起こるのがお約束なわけですが、結構あっさり解決している印象。やりすぎると興ざめするか笑いに変わるかの2択な気もしますが、アドベンチャーものと捉えるならもうちょっとスリリングな展開になっても良かった気がします。 ところで、人体旅行の発想は理科ないし生物で教材として使えそうかもと思ったり。さすがに人物は入れないにしても、血管に沿ってカメラが進み、各所で細胞さんたちがご登場。特徴を活かした動きをする、的な。抗体とか白血球とか、教科書の絵では散々見たけど、やっぱり映像で見るとインパクトが違いますね。動きがあるとキャラクターとして記憶に結びつきやすいというか。(というかもしや既に実装されてる・・・?) 【53羽の孔雀】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-12-20 00:45:20) (良:1票) |
《改行表示》91.1966年製作だけに、SFといっても今見直すと装置や特撮が相当しょぼい。 突っ込みどころも満載で、そもそも血流が激しくて作業にならないはず。 でも、ミクロ化して人体の中を巡るというアイデア勝負の映画なので、細かいところは目をつぶってということだろう。 童心で見ればワクワクするような夢のある作品であることは確かで、遊園地のアトラクションのよう。 古典SFとしての評価は高いが、時代的なことを一切考慮に入れずに今の大人が見れば、いろんな甘さや綻びが目に付いてしまう。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 5点(2014-10-22 21:05:06) (笑:1票) |
《改行表示》90.《ネタバレ》 リチャード・フライシャーの代表的な傑作の一つ。 スパイ・SF・ファンタジー等あらゆる要素が盛り沢山。 レーザー縫合や人体に縮小した人間を送り込んで治療するというアイデアも先見性が高い。 ミクロ技術はまだまだ研究段階だが、近い将来可能になるとしたら凄い事だ。アイデアも豊富だし、とにかく面白い。 人体を本当に巨大な「迷路」にして冒険しようだなんて誰が想像つく? 患者の治療を「軍事作戦」として行う展開、そして“裏切り者”が誰か疑心暗鬼が繰り広げられる二重構成。 ストーリー構成と技術の見事さ。これCGじゃ無いんだぜ?スゲエよ(でも流石に船はゴツゴツしすぎのような気が(ry)。 最後までスリリングで面白かった。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-03-12 15:59:19) (良:4票) |
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89.《ネタバレ》 時代がめちゃくちゃ違うので率直なツッコミは野暮。人体という小宇宙を表現しただけでも偉業。白血球が食べるとか抗体、脳の電気信号など子供の頃読んだ科学雑誌の表現をそのまま映像化が嬉しい。現代でも21世紀の医学とCGで挑戦して欲しいテーマでもある。やっぱ気になったのは脳に残った潜水艇。でかくなるんじゃないのかなあ。 それをラクエルウェルチの体ジャストフィットのボディスーツ!サービス精神が満点。 【タッチッチ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-02-03 11:12:09) (良:1票) |
88.《ネタバレ》 子供の頃に、ワクワク・ドキドキ・ハラハラしながら観ました。いま思えば、「体内を冒険する」という発想、素晴らしいですね。心臓が鳴る前に通り抜けられるか・耳の付近を通過中にハサミを落として大騒ぎ・博士が白血球に食べられるなど、見どころ満載で最初から最後まで目が離せませんでした。もちろん、今の大人が初見で楽しめるクオリティではありませんが、名作であることには変わりないと思います。 【ramo】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-01-05 16:39:00) (良:1票) |
《改行表示》87.《ネタバレ》 こう、激しく抱きしめたくなるような自分好みの映画です。 いやぁ穴があるのはわかっているんですよ。 「実は閉所恐怖症なんだ」とか一大プロジェクトなのにどんだけずさんな人選やねん。 上層部の作戦も行き当たりばったり(そこがまた面白いんやけど) しかしそれを補って余るくらいのスリル、お色気(?)、そしてセンスオブワンダー!! 人体を宇宙にたとえることはよくあるけど、それをこんな形で映像化するとは。 もうたまらん。 【CBパークビュー】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-07-26 12:07:03) (良:2票) |
【ちゃか】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-06-28 14:04:56) |
《改行表示》85.かなり好きな作品。人体という「内なる宇宙」を旅するというアイデアがすばらしい。その「体内巡り」が眼目なわけで、ストーリーについてあまりあれこれ言うのはヤボってもんでしょう。音楽も現代音楽風でそれらしい。スパイがらみのお話になっているあたりが、時代をしのばせます。今作るとしたら映像表現はもちろん、ストーリーの根幹そのものが変わってくると思います。 ところで、車ごと地下に降りたり、ミクロ化するプロセスをじっくり見せるあたりが『サンダーバード』風だと思ったら、あちらがイギリスで放送された翌年にこの映画が封切られたようです。さて影響はあるのか、どうでしょう。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-06-05 22:13:32) (良:2票) |
84.《ネタバレ》 なによりもまずミクロ化した人間が人体に入っていくというアイデアをこの時代に見事に映像化していることが素晴らしく、人体内部の表現がいかにも手作り感のある「特撮」という感じがいい。脚本もよく出来ており、心臓を通り抜けるシーンや、肺から空気を集めるシーン、中でも内耳でのシーンでの緊張感はすごく、ハサミ1本落ちた音の影響で衝撃が耳に伝わる展開がハラハラものだし、抗体や白血球の攻撃をうけるシーンもスリリングで見ごたえじゅうぶん。一応政治的背景がありながらも、そこを全く掘り下げることなく、あくまでミクロ化して人体の中を冒険する娯楽映画であることに徹しているのが潔い。1時間のリミットが設定されているが、ミクロ化してから映画が終わるまでがちょうど1時間ほどなのもリアル。ミクロ化して人体の中へというと個人的に「ウルトラセブン」の「悪魔の住む花」(10代の松坂慶子がゲスト出演。)を思い出してしまうが、あの話はモロにこの映画の影響をうけているのだろう。人体内のセットが似ている気がする。 【イニシャルK】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-05-26 13:09:01) (良:1票) |
83.驚き桃の木山椒の木、どこからどうしてこのような発想ができるのだろう。そしてまた目から脱出というのも・・・。科学的な世界と幻想的なものとの融合が何とも言えない。小さくなるのは時間がかかるけど元に戻るのには時間がかからないのか。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-05-11 21:21:53) (良:1票) |
82.《ネタバレ》 元祖ミクロ映画。 作中で外的宇宙(アウター・スペース)・内的宇宙(インナー・スペース)という表現があり、アウター・スペースの「2001年宇宙の旅」は2年後。 あの洗練された感じとはまたちがったカラフルな視覚効果とアートな美術(ともにアカデミー賞受賞)に味があリ、「ファンタスティック・ヴォヤージュ」のタイトルにふさわしい幻想美。 ゆったりとした作りながらもタイムリミットがあることでテンションが保たれ、「大脱走」の錠前屋ドナルド・プレザンスが「エイリアン」のアッシュのような危険分子としてサスペンスを盛り上げますが、彼の正体が明らかにされるまでには至らず(東側だろうけど)。 体内組織にからみつかれたラクウェル・ウェルチのナイスバディに男3人でベタベタさわんのは、内心「うひょひょ♪」とか思ってない? 66年の作品ですが、翌年の「ウルトラセブン」の31話「悪魔のすむ花」(ダリーの回ね)の元ネタでもあるんだろうと思われます。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-05-02 07:03:57) (良:2票) |
《改行表示》81.《ネタバレ》 やはりこの時代にこれを創ったのは凄いですよね! 管制室のタイムリミットの時計が小学校の運動会の得点表みたいなのは笑いましたけど。 まぁほかにもツッコミどころが満載ですが、だれも見た事がないものを見せてやろう!って心意気がうれしいじゃないですか! 医学的な知識を散りばめながら、船の中の人間関係や船外(体内)の危機で緊張感をもって楽しませてくれました。 あとは体内に置き去りにした船の始末と反逆者の疑惑の顛末をしっかり描いてくれてればもっと満足度が高かったんですけどね。 (一応『そーなのかな?』ってのは推察できるんですが、ここまでこの物語を引っ張ってくれた大事な要素なのでしっかり見せて欲しかったです) 【ろにまさ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-03-22 06:09:54) (良:1票) |
80.《ネタバレ》 斬新な体内ミクロンアドベンチャー。CG映像を見慣れている現代人としては荒い特撮映像ですがヒトの体内を神秘的に表現しています。でもこれがあのオッサンの体内と思うとゾッとします、そう考えないようにしましょう。様々な困難を乗り越え無事任務成功、裏切った一人を除いて涙・涙・なみだのご帰還。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-03-12 01:05:35) |