《改行表示》44.《ネタバレ》 弱小チームを鍛えて優勝へ導く名コーチのありがち感動スポ根モノとはちょっと違いました。序盤こそ反抗的な荒れる部員と有無を言わせぬ強権的指導者、とステレオタイプでしたけど、S・L・ジャクソン演じるカーターコーチはバスケの技術だけでなく、人生全般をどう生きるかを説くのでした。 「勝ったからって調子に乗るな」「相手に敬意を払え」「奨学金に届く一定水準の成績を取れ」等々と、黒人ラッパーの如き忖度ナシのストレートな物言いでガツガツ来るのです。声も大きい。 まあ文化の違いを感じるというか父兄らにも「教育」の部分が浸透していないため、なんと彼らは「バスケをやらせろ」と猛抗議。やっぱり声が大きくて体もデカい。かの国で生きるには「自己主張」が強くないと押されてぺしゃんこになりそうですな。 お話はめでたくもコーチの熱き教えは部員らにちゃんと通じ、地区優勝は逃すも進学を果たす者もいたりで爽やかです。 にしても黒人である彼らの身体能力ね。ロッカールームでちょっとリズムをとるだけの上半身の動きのキレ、あれを見るだけでアジア人がバスケで敵うことなどとても無理な気持ちになりますね。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-11-23 23:22:44) |
《改行表示》43.《ネタバレ》 校長先生が言う。バスケしか取り柄のない彼らは今が華だと。とても教育者の言葉とは思えませんでした。教育とは勉強やスポーツだけでなく、人生を教える場ではないのかと。カーター氏は彼らに、まだまだ長い先の人生を見据えて、バスケを中止させ、非難を浴びながらも、頑なに学業に専念するよう指導します。こんな人が私の近くにいてくれたらと、そう思わずにはいられません。閉鎖の解かれた体育館に足を踏み入れた時、机を並べ勉強に励む彼らの姿に胸が熱くなりました。本当に良い映画でした。 少しだけ残念な点は、名前と顔が一致するのに時間がかかってしまったのと、校長先生の心変わりが、え!?いつの間に!て感じてしまったこと。それと、前半がややダレ気味なとこですかね。もうちょっとテンポよくてもよかったかも。 |
《改行表示》42.スポーツもの、そして実話に基づく映画、好きジャンルの一つ。 本作品もなかなかの出来で面白い。迫力は普通だが、学業という側面も交え飽きることなく観ることが出来る。 【simple】さん [地上波(吹替)] 7点(2019-08-04 18:26:27) |
《改行表示》41.《ネタバレ》 実話をベースにしたスポーツ系サクセスストーリー。好きなジャンルです。 バスケ部OBのケン・カーターという人物が、母校の落ちこぼれバスケットボールチームのコーチを引き受けます。この流れ。てっきりバスケット中心の物語かと思うじゃないですか。いえいえ。この作品はもっともっと意義のある作品でした。 『チームとしての成長』+『規律』『礼儀』『モラル』『学業』。この作品は教育の本質に迫るドラマです。 カーターは教育者ではありませんが、誰よりも教育者らしい教育者。彼が作ったルール、指導、契約はすべて選手達の未来を見据えたもの。それは一時の勝利の更に先にあるものでした。 『選手』『保護者』、更には味方であるはずの『校長』からさえも支持してもらえない四面楚歌。 それでもゆるがないカーターの信念。そのうちに、一人、また一人とカーターの信念を理解しはじめていく、その展開は本当に見る者の胸を熱くさせてくれます。 そして物語は最高のクライマックスを迎えます。 私にとってのクライマックスは『体育館』。皆が勉強しているときでした。そこからのクルーズの独白。あまりにも臭い演出なのに、もう聞き入っちゃいましたね。ここが最っ高に感動します。個人的にはここで映画が終わっても良かったくらいです。 人は自分が生まれる場所を選べない以上、大人たちが作る地域社会性というものがいかに重要か、この作品を見ると本当によくわかります。そしてそれ以上に、親の姿勢のあり方、これが重要なのだと思います。 貧富の差、境遇は、すぐには良くならないけれど、『考え方』『意識』、そして『生き方』はすぐにでも変えられる。 そう思わせてくれる映画です。実に良い。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 9点(2017-05-29 02:37:15) (良:1票) |
40.アフリカ系アメリカ人の生活を絡めた部分は良かった。バスケシーン、レベル的にはとても凄いけどもう少し起伏を感じられる編集だとよかったかな。あとリバウンドとかのシーンがないのも物足りない。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-12-26 21:51:55) |
《改行表示》39.コーチ、ケン・カーターさんの生き様に6点。 映画としてはこの立派な人物をできるだけ過度にならないように、 描ききるだけ、職人に徹してつくりあげるだけ。 映画の題材を殺さずにきっちりとした出来栄えであることに好印象ではあるが、 それ以上、映画としての何か、というポイントが欲しかった。 【病気の犬】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-12-15 17:37:46) |
38.《ネタバレ》 実話ベースのスポ根ものと聞くと、何となく想像できる内容なのだが、それだけではない。この手の映画のゴールはダメチームが優勝してハッピーエンドというのが定番なのだが、この映画のゴールはそこではなく、高校スポーツで燃え尽きた少年たちが、結局は卒業後に犯罪者やまともな職に就けないという現実を打破することに焦点を置いている。そこが一瞬のハッピーエンドではなく、一生のハッピーエンドという形をこのコーチは目指しており、そのため、ただスポーツ娯楽映画にはなっていないのが面白い。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 8点(2015-09-08 13:17:37) (良:2票) |
37.実話がベースになっているので主人公の考え方に説得力がありました。なかなか面白い映画でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-08-23 18:57:34) |
《改行表示》36.1シーズンしか描いていないので、いくつか疑問が浮かびます。このコーチ、独特のマネジメント理論をどこで身につけたのか、今まで未経験なのになぜ自信たっぷりに指導できるのか、なぜ今までオファーがなかったのか、どうして急に強くできたのか、生徒はコーチのどこに惹かれたのか、次シーズン以降どうなったのか等々…。その意味では、雑な映画です。 しかし、「勉強が大事」という唯一最大のメッセージは、他のスポ根映画と明らかに一線を画し、かつ説得力がありました。翻って日本の高校球児とか、大学にスポーツ入学した奴とか、大丈夫なんでしょうか。学校は彼らの将来まで考えているんでしょうか。体育会系で揉まれるから、かえって社会で成功しやすいという説もありますが。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-09-10 01:12:30) |
【ホットチョコレート】さん [地上波(字幕)] 8点(2012-09-01 19:20:08) |
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34.《ネタバレ》 バスケットのシーンは、ほかのバスケ映画、いやほかのスポーツ映画全般を通じてもトップクラスなほど迫力が溢れているのですが、それ以外のところがほとんどすべて予定調和的で、学園スポーツものの定番パターンを順々になぞっていっただけなのが痛い。つまり、この作品で光っている部分の源は、映画の力ではなく、バスケットの力なのです。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-09-01 00:27:16) |
《改行表示》33.《ネタバレ》 まず本物のバスケットボール選手を使っているので試合にリアリティーがある点を評価したい。 やり手の女性校長との丁々発止のやりとりも人生勉強になるが、何と言っても最後のクライマックスでのコーチの言葉が素晴らしい。 サミュエル・ジャクソンがきちんとキャラを演じ切れているところがこの映画の最大の魅力だろう。 一方で、あまりに強権すぎるコーチになぜ選手がついて行ったのか、なぜ弱小チームが急激に強くなったのかについては、リアリティーがなさすぎて疑問符が残る。 それにしても黒人選手が多いためか、ヤクだの殺人だの物騒なシーンが多かったのが印象的。 【mhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-08-30 18:22:28) |
32.カーター氏のような大人に出会えるか。子どもの運命はこれに尽きる。若者の方たちには悔いのない青春時代を過ごして欲しいなと、ほのぼのしたおっさん目線で鑑賞してしまった。DVDの特典映像も面白かった。特に実際の生徒たちの意見が聞けたのは良かった。 【あるまーぬ】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-23 22:08:40) |
《改行表示》31.実話をベースにした感動作。似たような内容の作品は他にもたくさんあるので、 新鮮味はまったくないけど安定感だけは抜群。見所としては、コーチのおっさんが熱血ながらも、 よほど人格の優れた人らしく、バスケットのコーチ業だけに留まっていないことかな。 真の指導者という点では、すごい人だなとやたら感心するばかりだった。 総体的には優等生的な作りの映画で、若い人にはお薦め。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-11-26 22:21:57) |
30.青春・スポ根・実話もの。バスケだけでなく人生のコーチでした。 【akila】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-01-25 04:57:38) |
《改行表示》29.サミュエル・L・ジャクソンはどうも苦手ですが、これと「パルプ・フィクション」は良かったです。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-28 00:58:50) (笑:1票) |
28.《ネタバレ》 ○どこまでが実話なのか分からないが、生徒の親や地域の人々が悪役過ぎる。コーチが主役と言う観点ならベタな話だった。○サミュエル・L・ジャクソンはさすがという印象。他の生徒たちも悪くなかった。○他のレビュワーも指摘しているが、何度か画面に映っているアジア系が一切触れられていないのがもの凄く気になった。○長さもそんなに感じず観られたが、その面白さは一回で十分であった。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-01-01 10:58:34) |
27.《ネタバレ》 弱小不良チームが新コーチの鬼の特訓で強くなってゆく映画。ではなかった。バスケで勝ったからといってもそのときだけ。刑務所に行きたくなければ大学に行けるように勉強しろ。という映画だった。かいつまみすぎだけど。映画の中の学生の親や常勝ムードで盛り上がる地域住民がこの急転に意表をつかれたように、見ているこちらも突如現れる社会派色に意表をつかれる。しかしあまりに簡単に強くなってゆく展開の後だけに心地の良い急転として迎え入れることができる。一気に脇に追いやられるバスケではあるが、映画を盛り上げるうえでも重要な試合のシーンがそれなりの盛り上がりをちゃんと作ってはいる。ただ迫力だけを見せるのではなくゲームの流れを見せているこの試合シーンはなかなかの高評を得ているらしい。でも実は個人的に不満。バスケは点が始終入ってゆくので全体の流れももちろん映さなきゃならないけど、漠然とでもルールがわかりやすくもあるので全体の流れだけに拘る必要もなく、むしろバスケの醍醐味として体力の消耗してゆく様や息の合ったチームプレイや個人テクニックこそをアップやスローモーションを使いながら見せて欲しいとか思っちゃうのだが、そう思ってしまうのは私がバスケをしていたからというよりは漫画「SLAM DUNK 」の影響かもしれない。細かいカットの連続で迫力だけ出しましたみたいなのは論外だけど、ゲームの流れを見せているあいだずっとかかりっぱなしの音楽で高揚を得ているというのもどうかと。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-11-19 15:20:27) (良:1票) |
26.《ネタバレ》 サミュエルが落ちこぼれ達の指導役として彼らを導く映画と言えば「ブラックスネークモーン」も良かったけど、この映画もいいですねぇ。そもそもサミュエルを初めて見た「ダイハード3」でも映画の最初、ハーレムでの彼はそんな役回りでした。文化系の自分ですが、名作マンガ「SLAM DUNK」を読んでたので、バスケのシーンも興奮しました。とても良質な映画だと思います。 【トント】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-10-01 20:50:27) |
25. 珍しい展開の映画だった。とても感動した。勝利への旅立ちと並びました。 【ファンオブ吹石】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2009-02-24 14:44:25) |