15.かなり「キテいる」作品なのでファン以外にはちょっと厳しいですね。あと10年早く公開していればと思いました。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(字幕)] 1点(2012-12-16 16:16:05) |
14.《ネタバレ》 十代のころに、ニルヴァーナにめちゃくちゃハマり、カートの死に衝撃を受けた者としては、そんな彼に捧げられた映画ということで、苦手なガス・ヴァン・サント作品だけどちょっと甘めな評価になってしまう。正直、これがカートの最期って言われても違う気がするけれど、彼の成熟しきれなかった永遠の十代の感性はちゃんと描かれていたと思います。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-06-08 22:04:46) |
13.《ネタバレ》 男が森を歩く姿が延々と映される。いや、歩く男がいる森が延々と映される。その森はもちろん美しく撮られているんだけど、それ以上に妙な緊張感をはらんでいる。何かが起こりそうな。『エレファント』に次いでこれもまた『ジェリー』の遺伝子を露骨に継承する。しかし上記2作品のような「陰」のイメージが現れそうで現れない。ひたすら「孤独」ではあるのだけど。そして「陽」のイメージがところどころでフッと現れたりする。作中の主人公はラリっているようにも見えるが、その奇行ぶりはドラッグによるものというよりも天才ゆえの奇行として描かれているようにも感じる。そこにヴァン・サントのカート・コバーンへのリスペクトを感じる。謎に満ちた男の死を興味本位で語らない。貶めない。ただ死ぬだけ。マイケル・ピットがものすごく様になってた。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-02-18 17:06:43) |
《改行表示》12.《ネタバレ》 あくまでインスパイア作品なので事実ではありませんが、まあ、実際もこんな感じだったんでしょうね。 にしても、本当に静かなで(良い意味でも悪い意味でも)退屈な作品ですね。 特にニルヴァーナに思い入れはありませんが、別にソロが下手でも、ノイズ全開でも、小汚い格好でも立派にロックスターになれるんだと証明したニルヴァーナはやっぱり伝説のバンドだったんでしょうね。 まあ、その反面、有名になりすぎて、こんなはずじゃなかったってな感じで、バンド名のとおり死に対する悟りを開いちゃったわけですが。 あと、ここでVUを流すセンスはなかなか良いと思います(笑) 【クリムゾン・キング】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-04-15 08:36:36) |
《改行表示》11.《ネタバレ》 はっきり言って非常に退屈な作品でした。「カート・コバーンに捧ぐ」とありますが、正直微妙ですね・・・・・。ドラッグとかで精神的に参った人間が自殺するまでの数日間を描いているだけなのに、「さあこれがカートのラストデイズだ」と言われても困ってしまいます。(まあ架空の物語と言ってますけど。)私はニルヴァーナが大好きなんで「多分カートの最後の日々はこうなんだろうな・・・」という想像力を無理やり働かせて何とか最後まで観ましたけど、1時間半超の時間は長すぎです。 同じ監督の「エレファント」と描写方法が似ているとは思いましたが、レベルは断然劣っています。ちょっと期待していただけに、がっかりしました。 【TM】さん [DVD(字幕)] 3点(2007-03-20 18:22:44) |
《改行表示》10.《ネタバレ》 余計な台詞ばかり長々喋る映画が多いなか、この映画はダントツで静かだ。これだけ主人公が意味のある言葉を発しない映画は他に「あの夏、いちばん静かな海」くらいだろう。 爪弾かれる曲も鳥肌が立つくらい良いのだけど、やはり森がゆれる音、川が流れる音、夜の闇の中から響く音など、この映画に流れる自然の音に感心した。 【小塚】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-12-24 20:53:47) |
9.時々マイクピットがカートコバーンに見えた、にしてはただのインスパイア作品だって最後にあるし、にしては変なカートもどきミュージックビデオがついてるし。ニルバーナもマイクピットもガスも大好きなのに退屈な映画だった。 【Vanilla】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-11-25 00:19:29) |
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8.《ネタバレ》 この監督『ジェリー』の監督と知らないで見たのだが、みているうちに『ジェリー』的なところが一杯出てきた。映画の半分以上ブレイブが1人でぶつぶつ言いながら森や川の中や家中を歩き回ったりして『ジェリー』的なのだが、そのときの川のせせらぎとかドアの開け閉めの音とか鳥のさえずりとかが、次第に心地良くなってきた。DVDで『ジェリー』を見たときに怒りまくったが、もしかして映画館で見ると全然違う感想になったかもしれない。だからこそ、この映画をDVDで見るのは全然お勧めしない。私はカート・コバーンもニルヴィーナも知らないし、コートニー・ラブも映画でしか知らなかった。映像技術とか監督の手法とか詳しいことはよく判らないが、見終わって、とっても穏やかな気分になれたのでこの点数です。 それにしてもルーカス・ハース『目撃者』の男の子が大きくなったな~ 【さら】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-07-14 11:52:59) (良:1票) |
7.めちゃくちゃ退屈だった。個人的にその退屈さは「死霊の盆踊り」と同等レベル。つまりかなり本気の退屈レベルということだ。退屈とはいえ「死霊の盆踊り」は実はノリ的に笑えて結構好きだが、なんかこれはオシャレ映画的なノリでいる分数倍タチが悪い。ほんと勝手にやってろと思った。「裸の十字架を持つ男」以来の見たの後悔した映画。カート・コバーンについてこの映画を見る前より見た後で、格段に興味がなくなった。どうでもいい。そういうのを理解できないとか云々より「映画として」つまらない。この映画作った人らにも全く興味なし。今後この人らの同じような作品をうっかり見ないようにだけ気をつけようと思う。個人的に評価は甘い傾向にあるが、これは本気の0点。 【ダブロン】さん [映画館(字幕)] 0点(2006-07-13 05:32:38) |
6.とりあえずカートの名前を出さないで欲しかった。確かに、ある程度NIRVANAのことを知っていないと深く感じ入ることができないであろうシーンは多くありましたが、「架空の作品」だなんて最後に提示するのは逃げですよ。作品に対する予備知識を持たず、ただただカート・コバーンを描いた作品であると期待して見に来たファンに対して失礼だ。インスパイアされたんならされたで後日談ででも語ればいい。それをわざわざ大々的な宣伝文句として(監督にそういう意図はなかったのかもしれないが結果としてそうなっている)使っているのに腹が立つ。 まあ、この落胆は映画館での新作ラインナップのCMを見たときはガンガンNIRVANAの曲が使われていたことで否応無しに期待を高めれたのが原因だと思うが…。とにかく一ファンとしては正当に評価ができない。 【bizen】さん [映画館(字幕)] 2点(2006-07-10 22:57:43) |
5.《ネタバレ》 「ジェリー」や「エレファント」とまるで突然変異したかのように怪作を世に送っているガス・ヴァン・サントの新作「ラストデイズ」は、やっぱりジェリった(?)映画だった。「砂漠」、「学校」、「森」とガス・ヴァン・サントが向き合ってきた風景の変遷も興味深い。主人公の背中か側面をひたすら追い続ける視点は3作に共通しているが、「ラストデイズ」でのそれは、演じるマイケル・ピットがまるで幽霊のような歩行で、意味不明のつぶやき(これを字幕にする必要はあっただろうか?そこだけが不満)を続けている。意志とか目的みたいなものがなく、ただ歩きそして死んだように洋館にこもる。カート・コバーンの物語はここにはない。マイケル・ピットのアクションは、カート・コバーンの死という特殊性から遠くはなれる。「ラストデイズ」は、伝記映画が陥りがちな「事実関係>映画」の構図から回避し、むしろ映画の中に事実関係を包括してそれを新たなイメージとして表出する。そして終盤マイケル・ピットが曲を演奏するシーンでそれは一気に爆発する。 【Qfwfq】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-06-14 12:30:30) |
4.リビングの中央にテレビモニターがおかれ、PVが流れている。私たちはそのPVを凝視することになる。とりあえず動いているものはモニター中の映像だけなのだし、何か隠されたメッセージやテーマがあるようにも思えるからだ。しかしどうして、テレビが置かれている家具の佇まいや背後の壁に注がれている光を見ないのだろう。■事物の有り様を、あらかじめ定められたように、定められたまま見てしまうこと。そこから解放される契機をこの映画は様々に用意する。もちろん私たちが主役の姿を追い続けることはいたしかたないことだ。しかし、例えば森を彷徨う男を覆い隠すように現れる木の幹。川に続く斜面の素晴らしさ、滝の音。時間と空間の交錯。■画面を中心化する制度的思考から解き放たれ、私たちの見たことのない何かがそこに立ち上ってくる。その圧倒的な何かの中に、誰ともコミュニケーションのとれない孤独な一人の男がいる。電話帳に彼のアドレスはなく、やがて暗闇が彼の姿を隠していく。■探す男たちの声をあとにして、彼は家を出、湖畔に向かう。二度繰り返されるそのショットで、カメラは同じように彼の姿をフォローする。彼がフレームアウトすると、スクリーンには何の変哲もない雑草だけがある。風がふく、草花が揺れ、やがて夜になろうとする光がざわめく、その音が心地よく響く。未知の風景が現出する、これは素晴らしい。 【まぶぜたろう】さん [映画館(字幕)] 10点(2006-05-29 00:03:13) |
3.こんなもんカート・コバーン信者と制作者サイドのオナニー映画じゃ 【ワトソン君】さん [映画館(字幕)] 1点(2006-05-09 12:37:49) |
《改行表示》2.酷く退屈な映画だった。耐えられる人はガスヴァンサントを見慣れているか、カートコバーンの狂信的信者、或いは心が病んでいる人ではないか?と思ってしまった。 屋敷が汚い。クレイクも汚い。友達も楽器も汚い。 音楽は軋みまくっている。 退屈だけど、その退屈さと上記にあげた条件はグランジロックをそのまま表している。 これはカートコバーンの伝記なんかではない。 |
1.ニルヴァーナのカート・コバーンをモデルに、その最後の2日間を描いた映画。 私はニルヴァーナに対して特別な思い入れはないけど、彼らの音楽の息苦しさとあの頃の自分、そしてカート・コバーンが選んだ死に方ってのはひとつの時代だったのよ。そして誰にでもあるんじゃないかと思うけど、あんな森をさまよった事もある。だから、この映画を観ているとなんとも言えず「知っている」感じがして、ただの映画とは思えなかった。もっとひたすら主人公のブレイクを追ってくれたら更に良かったのに。 退屈だと思う人も多いかもしれないけど、私はなんだかひどく愛おしい(と言う言葉が適切かどうか?)と感じる映画だったス。それにしてもガス・ヴァン・サント映画ではいつも男の子の趣味が絶妙で素晴らしいよねぇ。 【黒猫クロマティ】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-05-02 20:41:43) |