111.これはビジネスだ。正直でなくてはならない。 【TERU】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2023-12-13 22:00:18) |
《改行表示》110.《ネタバレ》 多分10何年振りの再鑑賞。以前見た時はパッとしない作品だなと思っていましたが、落ち着いて見返してみるとまあ悪くない。決して良作とは言い難いですが、個人的にはアンタッチャブルよりは面白かったです。 そもそもフランク・ルーカス(デンゼル・ワシントン)の苦悩が描かれていないのでいきなり跡目を継いで大物風情になったようにしか感じられないのが違和感でした。バンピーことクラレンス・ウィリアムズ3世の雰囲気が良かっただけに、彼との前日談が見られなかったのは残念です。ただし、フランク・ルーカスの価値観や考え方は非常に魅力的で、人としても一目置くに足る人物だったと思います。この人物は悪ではなく良いことに情熱を注げばきっと大成したことでしょうね。 アカデミー助演女優賞にノミネートされたルビー・ディー(ママルーカス)は流石の演技力で可愛くてか弱く、そして芯が強い素敵な母親を演じていましたが、反面ラッセル・クロウはイマイチでした。イイ人臭は漂っていますが無理にガサツな人物を演じているようで少し役柄に合っていない印象でした。ただ代役を挙げろと言われてもなかなか思いつきませんので難しいところではありますが。あと何気にトルーポ刑事(ジョシュ・ブローリン)が魅力的で、こちらもちょっと勿体ないキャスティングだったなと感じました。彼にはもっと悪として引っ掻き回していただきたかったところですが、淡泊で綺麗に収束させてあります。イタリアンマフィアとの一件もサラっとなぞっただけだし、全体的に3時間でも時間が足りていない印象でした。 実話ベースなので仕方ないと思いますが、終盤の流れがこの映画を地味にしてしまったような気がします。終盤はガッツリ創作でドラマチックに仕上げていただきたかったところです。でもまあ全体的には悪くない、良い作品でした。 【アラジン2014】さん [地上波(字幕)] 7点(2023-09-18 13:50:19) |
《改行表示》109.《ネタバレ》 主人公の三者三様の立場の違いがわかりやすい。ただわかりやすいからといって、おもしろいとはかぎならいわけで。 他の方も指摘していますが、やはりデンゼル・ワシントンからは常に善人臭が漂うため、どれだけ残忍に振る舞っても「無理してるなぁ」という感じがつきまといます。おかげで緊張感も今ひとつで、対立のままでは終わらないんだろうなとも見えてきます。ラッセル・クロウのほうが、よほど簡単に道を踏み外しそう。それからジョシュ・ブローリンには、もう少し両人をイヤらしくいじめるような活躍をしてほしかったかなと。 しかしいかにもアメリカらしい、こういう〝スター〟もいたんだなと勉強になりました。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2023-09-11 23:58:57) |
《改行表示》108.個人的にマフィアものに欲する要素が色々欠けているように感じて物足りなかったです。「物語」が足りない。裏社会でのし上がろうという気迫も少ない。闇社会で生きる哀切もなければ必然も感じられない。まるでビジネスマンかのような風体のD・ワシントンの役作り上の責任は大きいと思うな。汚職警官に腹は立てていたようだけど、その怒りすら伝わってこないよ。ラッセル・クロウも取りたてて見るべき仕事はしていないけど、組織のボス感がはなはだしく薄いデンゼルには違和感しかなかった。この人はやっぱり優等生に(だけ)向いているのでは。 それに60~70年代が舞台にしては明るくこざっぱりで、画がどうしたって2000年代の作品なんですよ。クルマはちゃんと昔の型を走らせてるけど、街の空気感とか街角の汚れ具合がリアルに70年代に撮った作品群とは全然違う。そこまで映画に要求するのは無理なのかな。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-01-06 17:15:21) (良:1票) |
《改行表示》107.正義警官VSギャングVS汚職警官の構図でありがちなギャングの栄光と失墜を描いているわけだが ラッセルとデンゼルの2大スターで飽きさせない。 お互い譲るわけにはいかない正義の意地と悪の意地のぶつかり合い。 リドリースコットの演出が光る非凡なギャング映画である。 |
106.《ネタバレ》 麻薬王のデンゼル・ワシントンさんがかっこいい。実話にしろ創作にしろリアリティのある犯罪者をかっこよく撮るのはどうかと少し思ってしまう。もうちょっと贅肉をそぎ落として短くまとめればもっと多くの人の目に触れるのではないでしょうか。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-12-03 03:45:13) |
105.デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウの共演と言っても、仲が険悪なのだろう、終盤を迎えても同じスクリーンに二人が映ることは全くない。ロングショットで判別し辛い上、背姿は明らかにボディダブル。では内容を疎かにさせるものかと言えばそうではなく、作りは至って堅実でつまらないわけでもないが地味。実話ならではの限界か? 麻薬王なのにビジネススーツがビシッと決まっているデンゼルがカッコいい。そして母親役のルビー・ディーくらいしか印象に残っていないです。しかし、冒頭の本編とは無関係の掴みは如何なものかと。 |
104.《ネタバレ》 ○ここまで長くなくてもいいようなと感じつつ結局最後まで鑑賞。○ラッセル・クロウとデンゼル・ワシントンの熱い演技に魅せられつつも、印象に残った場面は少なかったかな。わずかな時間でアカデミー賞にノミネートしたルビー・ディーの存在感は印象的だった。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-05-17 16:59:00) |
《改行表示》103.見応えのある映画。 実話に基づいているとはいえ、どこかで観たことのある展開。それでも、3時間近く飽きること無く過ぎていく。 あまり深みはないものの、悪くない出来。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-10-12 16:10:42) |
102.ひとつひとつのエピソードはありふれたものなんだけど、テンポが良く、またドラッグの悲惨さやベトナム戦争のシーンを織り交ぜてなかなか見応えあり。 【noji】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2014-01-20 22:44:19) |
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101.《ネタバレ》 ラッセル・クロウとデンゼル・ワシントンという魅力的な二人を主演に迎えて撮られた文字通り王道のギャング映画。これで面白くならなければおかしいという作品なのに、どうも僕には退屈な作品にしか思えなかった。平板で起伏に乏しいストーリーは本当に観ていて眠たくなる。リドリー・スコットって、世間では評価高いけど、僕のなかでは「エイリアン」で終わった監督ってことを再確認できた。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 4点(2013-05-08 17:40:29) |
100.《ネタバレ》 結局は、追い込まれたので、筋の通った事がしたいから、警察に協力して警察内部の腐敗を一掃みたいな感じ。実話だからか、極々淡々と描いていくので、感動が少なめ。地味です。 【山椒の実】さん [地上波(吹替)] 5点(2013-04-02 19:24:16) |
《改行表示》99.《ネタバレ》 テレビ放送の前編後編で鑑賞。そのおかげか長さはそこまでは感じなかったですね。 デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウがしっかり魅せてくれます! しかし何と言ってもこの映画の裏主役はあの悪徳警官ですよねぇ。 憎たらしくデンゼルとラッセルの両方の足を引張ります(笑) そら最後はブチ込まれますわね! 容疑者の写真だらけでどーにもならないんじゃないかと思えた捜査本部のホワイトボードは、最後にはキレイさっぱり。 なんともスッキリしましたね。 ゴッドファーザーもアメリカンギャングスターも生業さえ真っ当なら家族思いで行動力があって色気があってで素晴らしい男たちなんですけどね。。。 ま、それじゃオハナシになんないか!? 【ろにまさ】さん [地上波(字幕)] 7点(2013-03-06 23:18:15) |
98.《ネタバレ》 ここ最近のギャング映画の中では傑作の一本だろう。ハーレムの麻薬王として君臨するフランク(D・ワシントン)と、僅かな手掛かりからそれを追う特捜班のリッチー(R・クロウ)。クライマックスの〈アメイジング・グレース〉まで、二人が一切顔を合わせないという演出がニクイ。また、70年代の刑事映画へのオマージュがさりげなく挿入されているのもポイント。ポパイことエディー・イーガンが『フレンチ・コネクション』から押収したブツを他の刑事が横流ししていたり、拾った大金を警察に届け仲間から疎まれるという『セルピコ』な主人公。当時の警察は腐敗しきっていて、下手なギャングよりタチが悪かったらしい。その象徴である、ジョシュ・ブローリン扮する悪徳刑事の〈非道っぷり〉が実に素晴らしい。ひとつ納得がいかないのは、70年の刑を言い渡されたフランクが、警察に協力し密告しただけで、15年に刑期が短縮されるところ。映像を見ただけでも、彼は少なくとも3人は直接手を下して殺害しているし、麻薬の密売によって数え切れないほどの人間を死や廃人に追い込んでいるのに、これでは被害者も浮かばれないだろう。さんざん悪事を働きながら最後に善人面するよりは、自らに銃口を向けた悪徳刑事の方が潔い引き際だったと思う。 【フライボーイ】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-06-04 20:45:12) |
97.《ネタバレ》 2年前の映画館観賞時に比べ物語の濃厚さを理解できました。善悪を超越して2人の男が火花を散らす心理戦。教会の前での御用シーンは印象的。40年ほど前のアメリカ裏社会の実態を浮き彫りにしたノンフィクション。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-02-14 00:52:25) |
《改行表示》【ご自由さん】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-01-10 19:09:29) |
《改行表示》95.《ネタバレ》 アメリカで大金を拾ったら、警察に届けたらいけないらしい。 自分が疑われる。 ということを知った。 街中で人を殺しても逮捕されてなかった。 ギャングだからかわからないけど、平気らしい。 という状態を知った。 自分の信念を貫いたらそれに共鳴する人が集まって、解決に向けて団結。 買収の中で、買収されなかったもの。 警察ってギャングと繋がってるんだな。 大切なものがありすぎると保守的になるかも。 妻も母親もつらかったろうなあ。 しかし地位を失ったギャングはどこへいくんだろう? 淡々と観ました。 (2008年) 【えこー】さん [映画館(字幕)] 4点(2011-11-05 23:53:33) |
《改行表示》94. 間違いなく今世紀に入って観た映画(たぶん100タイトルは超えてると思います)のなかで5本の指に入る傑作です。 昨今の映画によく見られる無駄なCGの大量投入や、美男美女によるお色気シーン、理解不能な敵の行動によって起こる意味不明な大爆発など一切ありません。 汚職警官ばかりの環境で、愚直に職務を全うしようとする警官と、トップを目指すギャング。この二人の男の『成り上がり(ギャングに関していえばラストは若干落ち目になりますが)』を描く作品です。 ギャング映画っぽいですが、銃撃戦も死人も想像していたよりも全然少なく、逆にそれが、銃撃戦や人が殺されるシーンをより印象付けています。 書きたいことがまとめられませんが、とにかく良いです。久しぶりに『本物の映画』ってものを観せてもらいました。 『列に並べ、俺を殺したいヤツは大勢いる』この言葉に思いっきりシビレました。映画館での観賞を強く勧めます。 この作品でリドリー・スコットの凄さを再認識できました。 【ムラン】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-07-30 19:58:46) |
93.面白かったですね。麻薬王の生涯を淡々と描いている秀作です。麻薬王 組織 敵対組織 麻薬に群がるハイエナ警官 そして正義の警官 みんなよく描かれていたように思えます。 【東京ロッキー】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2011-05-27 20:43:14) |
《改行表示》92.《ネタバレ》 デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウ・・・さすがでした。まあちょっとラッセルは余分な肉もあったような気がしますがやはりいいですよね。最後はちょっと肩透かし だったような気もしますが話もすこぶる面白くよくできてると思います。がさ入れのシーンなんて集中して動けませんでした。素晴らしいです。 【DKⅢ】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-12-12 18:01:23) |