《改行表示》30.《ネタバレ》 ヒヨコの扱いが完全に物扱いで失笑。 なんかの果実を機械で強烈に振動させて落とす光景に驚愕。 そしてラスト、頭部電気ショック一撃で次々に牛を殺すシーンに寒気。 この歳にして、社会勉強をしました。 【にじばぶ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-08-19 23:34:15) |
《改行表示》29.台詞もナレーションも無しという試みは面白い。 最初はちょっと退屈かなぁって思ってたけど、ひよこが登場した辺りから映像が本気出し始めた。 残酷なんだけど、ひよこは可愛い。 あと、子豚も可愛かった。 でも、みんな食べられちゃうんだけどね。 こういう仕事をしてくれてる人が居るから、僕らは肉を食べられるんだなぁって改めて感謝しました。 終盤の映像はかなりグロテスクだけど、眼を背けず直視しないといけないような気がした。 【もとや】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2017-01-26 16:50:16) |
《改行表示》28.いずれのショットも画面にパースをつけ、厳格すぎるくらい厳格に構図を決めている。 その画面領域の中で動植物・人間・メカニックそれぞれがせめぎ合う様が スペクタキュラーだ。 その奥行きを強調したカメラ移動は、その産業の構造的スケール感を否応なしに 感じさせる。(延々と続く厩舎、延々と下るエレベーター等など) そしてここには「機械的で規則的な運動のリズム」(長谷正人 『映像という神秘と快楽』)がある。 映画に登場するベルトコンベアー作業の数々は一見、単調で「無機質」でありながら、 それは無意識に規則正しく心拍運動し生命を維持する人間とも通じ合う。 ゆえに、そこには心情に拘らず、 リズミカルな反復運動に同調する「映画的快楽」が逆説的に伴う。 その規則の中に不意に現れる小さな不規則の面白さがまた引き立つ。 音楽を一切廃すること、言語解説による意味付けを一切廃すること。 それによって観客は反復のリズムを体感し、動植物の肉声・質感を感受し、 意味から開放される。 動植物への同情や憐憫や感謝。それらの単純な感情を喚起する自由を保障しつつ、 作り手はまず、様々な運動と色彩と音にあふれた画面そのもの、つまりは 本源的な映画の面白さを受け取ることを 求めているに相違ない。 断片的なショットに、奥行を意識した構図。機械と動物と、食事する人物。 まさに映画の定義に適った、リュミエール的な映画じゃないか。 【ユーカラ】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2014-09-19 07:29:49) |
27.着目点はいいんだけど、ちょっとコンセプチュアルすぎ。 |
26.《ネタバレ》 食物を扱っているのに無機質な感じ。それで色彩豊かとくれば、キューピーのCMを彷彿させます。地下の塩田、拉致された宇宙人のような屠殺されたニワトリなどはSF映画みたいでしたし、リンゴの出荷場など工場見学のようでした。だからもっとこちらを引きつけてくれると思いきや、しかし。何かこちらを寄せ付けない感じ。この映画には「表情」が一切ない。まるで作り手は「飽食」とか、「いのちの尊さ」とか、「安全・安心」とか、「食物メジャー」とか、そういうものには興味がない体(てい)。「Our Dairy Bread」。私たちの日々の糧(かて)。そのまんま。意図したものではあると思いますが、そんな作り手のあり方が怖くなる作品でした。なんでそんなに冷静なんだ。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-08-30 20:17:02) (良:1票) |
《改行表示》25.《ネタバレ》 ニュースやドキュメンタリーでもあまり見ることが出来ない内容だった。生存競争とは違う人間に都合のいい環境の中における、人間の汚さをある意味で垣間見ることができ、かなりトラウマになったシーンもある。 結局の所、大半の人間は食肉を食べる上で自分の手は汚していないというのは現実だと思う。かといって献金収集が第一目的の動物愛護団体が正義だとも思わない。 動物を家族として11年暮らした中で、普段自分が食べている動物との違いは何だろうか?これを見ながらそれらをもう一度深く考えるきっかけになった。 【シバラク・オバマ】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-11-18 20:07:33) |
《改行表示》24.こういう映画って、日本でそのまま教育用映画として作ればいいのではないかと思う。 スーパーに並んでいる牛や豚がどのように殺されているのか、もはやスーパーの生肉ではなく、ファーストフードの完成品の肉しか知らない子供もいるだろう。完成品は食物という物体の認識しかないであろう。 魚を捌いたこともない子供もいるだろう。 残酷の上に我々の生活が成り立っていることを理解することはすごく大事な教育だと思う。 生き物の痛みがわかって育てば、少なくともバカな事件も起こさない大人になるのではないだろうか。 「いただきます」の意味を真剣に今の大人の教育者が改めて勉強して、子供に伝え直す時代だと思う。 とはいえ、この映画のタイトルは最低ですね。たぶんこの映画で描かれている「いのち」という高尚な部分と、日常で我々が考えている「食べ方」が直結してしているから、違和感を感じるのです。 上品なフリをしながら、ものすごく下品な表現だと思います。若い女性にウケるといった安直で勘違いの配給会社の体質をなんとかしたいです。配給会社は安直だと思ってないかもしれませんが、ターゲットを間違えてます。 この映画自体は、見ておくべきだと思います。「食の安全」というテーマではなく、「食」がどのように提供されているのか、テレビでは放映できない日本で置き換えたドキュメンタリーを観たいです。 当たり前のことを当たり前にみせてくれたこの映画は立派だと思います。 【どっぐす】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-05-28 02:40:32) |
23.まずこれは映画なのかという点。ナレーション、台詞、BGMの類は一切なく、鶏、牛、豚、リンゴ、キャベツ、トマト等の食材が機械的に加工される様子を幾何学的なショットを意識して録りまとめた一連の映像は、映画といえるのか。普段では目にできない食品加工業者の裏側を効率よく見られるようになっていて、ベルトコンベアーで箱に振り分けられられるヒヨコや一瞬で屠られる牛の姿に、日々食卓に並ぶ他の生物のかけらへの想像力の欠如を補ってくれるのですが、それだけ。映画的演出といえば従業員の食事シーンがお飾り程度に挿入されているくらいで、映画として面白いものではありませんでした。 【さめがい】さん [DVD(字幕)] 3点(2011-08-19 13:50:35) |
22.これを制作された外国人の方々より、コレを日本公開された日本人関係者になぜかムカつく!まず、題名!つけた奴!”OUR DIALY BREAD”が”いのちのたべかた”!!だってよ!あほか!かっこつけてるのが目に見えるんだけど、コレのどこに、命、イコール生物。その食べ方、イコール食べる方法。が描かれてるテェーんだっつーの!!!!??これの日本マーケッティングがホンと嫌い。作品みたら印象がかわるかとおもい、わざわざ、よせばいいのに、これまた、かっこつけ腐った映画館に見に行ったら、これ、映画も、ひっじょうに!!カッコつけているのでだいっきらい!あんたがた、今後、なにも食わず、絶食をさらして死になさい!そんじゃなきゃ、なんでこんなの創った?理由はこんなのが、カッコいいとおもってるからでしょう!!そう!ファッション、スタイリッシュ、欧米、へっつ、カッチョいいぜチョンマゲ!!(わかってんならみにいくな!!) 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 2点(2011-04-09 18:26:35) |
《改行表示》21.《ネタバレ》 お肉を食べる時、牛さんを殺す仕事の人は大変だろうなぁと思っていました。 この映画であまり苦しまないであの世に行く牛さんの姿を見、思わず手を合わせました。 鶏さんも大勢居て圧巻でした。 これからも食べ物には感謝しようと思いました。 しかし、映画としてはもうちょっとナレーションつけて欲しかった。 【たんぽぽ】さん [DVD(字幕)] 3点(2010-12-31 16:41:14) |
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20.なにコレ‥ 軽くあしらってるわけではないですよ。準備万端で鑑賞に至った上で 度重なる睡魔とも闘った上で 真剣に最後まで鑑賞に至った上で エンドロールの文字が出て来た瞬間、あきれてしまって つい出て来た言葉が 「なにコレ 」 (正確には、なんやこれ ひっで~な~ ) だったんですよね。 ちなみに鑑賞環境 【DVD/(字幕なし「原語」)】 と選択いたしましたが、変な気分。 どうせなら 【DVD/字幕なし、ナレーションなし、音楽なし、説明なし、娯楽性なんて一切なし 】 と、出来れば そう選択したかった いや、ホント‥ 。 【3737】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 1点(2010-07-11 00:26:05) |
19.人の命を繋ぐため様々な生き物の命を頂戴している場面を、傍観的に捉えたドキュメンタリー映画。ベルトコンベアーで流されて行く箱詰めのヒヨコたち。オートメーションで捌かれていく牛。命がモノのように扱われる様に胸を痛めつつ、私たちの生活はこのようなシステムの下に成り立っている現実を再認識しました。有意義な映画でした。ただ、見せ方に工夫が無かったことが残念です。映画に限らず、どんな作品も“相手に観てもらってナンボ”です。知ってもらうこと、感じてもらうこと、考えてもらうこと。それを相手に望むなら、それ相当の仕掛けは必要。ドキュメンタリー映画も例外ではないと考えます。本作は“観てもらう意識”に欠けている気がしました。もちろん、脚色を要求している訳ではありません。例えばCSの某チャンネルで「○○が出来るまで」という15分ほどのTVプログラムがあります。トイレットペーパーとか自転車とか、商品の製造過程(工場のライン)をただ延々と映すだけなのですが、これが意外なほど面白い。作業内容を推理し、何が出来上がるのか予想します。トイレットペーパー1つにも人生がある。本作では、動物の話と植物の話がランダムに提示されるため、“命の流れ”が掴みにくい仕様となっています。結果、生々しさは抑制されていますが、散漫な印象を受けました。「生き物の一生」を意識させる編集で、観客を惹き付けて欲しいと思いました。従事者の食事風景も、箸休め程度の意味しか感じられずもったいない。牛の屠殺直後にハンバーガーを食べろとは言いませんが、食の意味を問う能動的なメッセージは欲しいと感じました。ちなみに自分は、マイケル・ムーアの近視眼的な主張を好みません。しかし、そのエンターテイメント性の高さは評価します。事実が持つ熱量にフィクションは適わない。ドキュメンタリーは元来、メチャクチャ面白いものだと思います。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-05-04 19:15:38) (良:1票) |
18.う~ん..コケた..もっと衝撃的なのかと思ったのに..見かけ倒しに、ガッカリ... でも、監督の言いたい“こと”は、十分理解できる..世界の推計人口 68億人..どんだけの食べ物が胃袋に飲み込まれていくのか、想像を絶する... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 2点(2010-02-17 12:45:06) |
17.衝撃度でいえば、ナイルパーチを題材にした『ダーウィンの悪夢』の方が強かったなあ。こちらは、ほぼ知っている範疇を超える映像が出てこなかったので。もともと堵殺にまつわる諸々には興味があり、その手の書物など結構読んでいたし・・・。ピヨのベルトコンベアーは、不謹慎ながら笑ってしまった。農業も、やっぱり広い平地に恵まれた欧州ならではの規模に圧倒される。あと、機械化のスゴさも。本作を見ながら、ぼんやり「捕鯨問題」について考えていた。捕鯨に強烈に反対している人々の多くは牛肉を日常的に食しているわけだが、本作での解体シーンを見て、何て言うのかなあ、とか。食べるために育てている牛は堵殺してもよくて、天然の鯨を殺すのは非人道的、ってなんかその論理に整合性がとれてないんじゃないのかしらん、とか。そういう人々はもれなくベジタリアンなのかしらん、とか。私は、鯨肉は好きじゃないし、捕鯨について一家言ある人間でもないので、どうでもいいんだけど。「食べ物」って奥が深い。 【すねこすり】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-12-24 11:19:34) |
16.「食の尊さ」や「人間の業の深さ」を自覚させるためにも義務教育中にこの映画をみせるのが良いのじゃないかなあ。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-11-29 23:01:51) |
15.インパクトとコンセプトがすべて。はっきり言って面白くはない。しかし!考えさせられることはエンタメ映画の比ではない。食物連鎖の頂点で悠々と暮らしていることへの安堵とか、食べられる側には回りたくないなーとか、食べるということの業の深さとかをしみじみ考えてしまった。断トツで連鎖の頂点にいるせいかは知らないが、食べられる側への哀れみの視点をも獲得してしまった人間って面白い。 【ホシ】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-11-02 01:33:20) |
《改行表示》14.《ネタバレ》 すごいドキュメンタリーです。マーケットできれいにパックされた牛肉、豚肉を見たことのある人。おいしいマックやフライドチキンなどを食べたことのある人は是非この映画をみるべきです。そして自分が何者なのか、自分たち人間がこれらのものたちに何をしているのか知るべきです。その上で、考えなくてはいけません。エイリアンが人間に卵を植え付け殺し食べてしまう宇宙SF映画なんてこの映画にてんで及びません。なんせ地球で行われている真実なのですから。 口の中でとろけるような霜降り高級和牛すき焼きをごちそうした後で、動物保護団体の方、クジラをとるなピースの会、虫も殺したこともない上品で高貴な生まれの方に、是非この映画を観ていただいて感想をいただきたい。けしからん映画だと言うのだろうか、けしからん人たちだと言うのだろうか、もう肉は食べないと言うのだろうか。それは個人の自由でしょうが、生きるということは、すごいことです。生きるということはたえずほかのものの犠牲の上に成り立っていること。生命はこの地球で生まれ個々のいのちは閉じつつも、大きな大きないのちはつながっていること。そしてこのいのちに謝罪しつつ感謝すべきです。わたしたちはこのいのちによって生かされている事実を知ったら、もっともっと謙虚になれるのではないでしょうか。 追)ぶら下がった豚が哀れだった、この中の一頭が絶対自分でないと言えるのでしょうか? ちょっと考えさせられました。 【杜子春】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-09-01 13:10:05) |
《改行表示》13.可もなく不可もなく。 と、言うのも映像のそのいくつもの風景を色々な機会ですでに知っていたり見たことのある物ばかりで、自分にとっての新味が無かったから。この映画が、衝撃の・・・ということにならないのは先進国で観られているだからだろう。 記録映画とすれば、高度なんじゃないかと思う。ストーリー物ではないので面白いかどうかは関係なく、それを求めているとすれば入場するか借りるかする段階で間抜けな間違いをしている。学校が笑えないと言っているのと同じ。 この映画に対するとらえ方という物の種類がそれほど多いというわけでもなくとらえ方には苦慮する。世界には、食べ物がおいしいかどうかに無関心な国もいっぱいある。先進国にもある。それは文化の低さを意味する事実ではなく、食べ物のとらえ方の違いということにすぎない。この映画を観て、食べ物の大切さや命の大切さだけをとらえるというのは非常に日本的だが、それを即残すことや味付け(出来る限りおいしくいただくという解釈で)に結びつけるのも少し変ではないかと思う。 高度化されたこのような産業や、その技術を映像で目の当たりにしてなお、そこに至る背景や歴史を思い出さずに即「命論」や「感謝」にのみフォーカスが行く世の中というのもなんだか発想の自動化のように感じてどうも居心地が悪い。食品の供給や社会への影響、その技術論に興味をそそられているレビューが多い海外と比べると、ネット中に違和感を感じる。食べ物が商業や投機に結びつき過ぎているだけのことに気づきにくい世の中なのかも知れない。実際は食料が溢れかえっているわけではなく、それほど安定してもいない。 で、そういう所を考えると、どうとらえて良いのかよくわからなくなる。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2009-08-01 17:06:04) |
《改行表示》12.《ネタバレ》 文明の庇護の下でしか生活できない「ほぼ大多数」の人類が、食に纏わる、高度で、貴重な「社会見学」を、お茶の間やリビングで出来てしまうという稀有な作品。 音楽も字幕も、説明すらないという、その作品スタイルの潔さも素晴らしい。 個人的な意見としては、以前に読んだ「畑とは、人類が初めて作った工場である」という某作家の意見を、より実感できたという事。と、食べるために奪った命は、キチンと食して供養すべし、という事。 後、「人類の隣人たる【動物】を、私は食べることが出来ない」といった某有名ベジタリアン・ミュージシャンの、浅墓きわまりない意見には賛同できない、という事。 そして、蛇足ながら書かせて頂くなら、コンベアで運ばれていたヒヨコのシーンで爆笑してしまったという私の浅墓さも、ついでに恥じておきたい。ヒヨコ・オン・ザ・ベルトコンベア、ちょっと可愛い過ぎ。 【aksweet】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2009-07-27 07:17:55) |
11.一瞬SF映画かと錯覚する場面の連続。オートマティックで人工的な広大なる風景が、食卓という日常場面につながっているのかと思うとビックリ。ナレーションや音楽がないのは正解かな、と。映像の力を思い知った感じです。なぜかは分からないけど、これからは残さずに食べようという気持ちにもなりました。 【泳ぐたい焼き】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-06-29 11:18:13) |