怪獣ゴルゴのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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怪獣ゴルゴ

[カイジュウゴルゴ]
Gorgo
1959年上映時間:78分
平均点:5.17 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
SFパニックもの特撮ものモンスター映画
新規登録(2009-01-05)【なにわ君】さん
タイトル情報更新(2012-12-25)【イニシャルK】さん
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監督ユージン・ローリー
キャストビル・トラヴァース[男優](男優)
ウィリアム・シルヴェスター(男優)
ナイジェル・グリーン〔男優〕(男優)(ノン・クレジット)
音楽アンジェロ・フランチェスコ・ラヴァニーノ
撮影フレディ・ヤング
特撮トム・ハワード[特撮]
美術エリオット・スコット[美術](美術監督)
ジョン・グレイスマーク(ノン・クレジット)
録音A・W・ワトキンス
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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6.《ネタバレ》  穏当に言えば行方不明になった我が子を親が捜し連れ帰る、辛口でいえば誘拐された我が子を奪還する物語、と言えばいいだろうか。親子の愛情という一本の筋を通したストーリーが良い。このプロットは後の「モスラ対ゴジラ」”卵を返してください”や海底原人ラゴン、「大巨獣ガッパ」に繋がる。親ゴルゴの行動は自然の摂理に従った行動と言える。   ゴルゴの造形はゴジラ型で、上半身に重量感があり古代生物然とした風貌に魅せられる。だが下半身は貧弱で物足りない。口をパクパクもいただけない。   特撮は見ごたえがある。ロンドンの街中で子供を捜し歩くシーンは出色の出来で、特にピカデリー劇場のゴルゴ出現場面は見事の一語に尽きる。逃げ惑う人々のパニック描写や崩れ落ちたビルの下敷きになる人々もリアルで丁寧な作りである。     1960年代、少年漫画雑誌に“ゴジラの隙をうかがっている怪獣”として紹介されたことを思い出す。
風小僧さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-02-27 21:11:04)
5.《ネタバレ》 英国版『ゴジラ』にして『大巨獣ガッパ』の元ネタとしても有名。そもそも米国とは違って英国映画界ではこういう巨大怪獣ものは非常に珍しく、たぶん本作だけじゃないでしょうか。今回観て気が付いたのはプロデューサーがアメリカのB級映画の製作者として有名なキング兄弟であるということ。つまりドライブ・イン・シアターなんかで上映するために資金を出して英国で撮影されたってことみたいです。だけど特撮だけは気合が入りまくっていて、ミニチュアワークなんかはかなりのレベルです。そりゃ担当しているのがトム・ハワード、すでにオスカーを二回も受賞していてのちに『2001年宇宙の旅』にも参加する名手ですから。だけど肝心のゴルゴの着ぐるみ造形はどうしようもないほどセンスが悪く、あの異様にアンバンスな腕というか前脚だけは何とかしてほしかったところです。 物語自体は『キングコング』なんかの古典モンスター映画の焼き直しでしかないのですが、親ゴルゴが島に上陸しくてるシークエンスなんかは明らかに『ゴジラ』からの影響というかパクりですね。特撮以外はいっさいカネをかけないというところがまたキング兄弟らしく、エキストラ以外いっさい女優を使わないというのはちょっと異様です(戦争映画では時々見かけますけどね)。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-07-31 22:52:24)
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4.《ネタバレ》 この映画を見てまず驚くのは、台詞のある女優がほとんどいないことである。字幕に出るのは「もう無理 走れないわ」という老婦人だけであり、ヒロイン役のいない怪獣映画など存在しうるのかという疑問を生じる。お父さんサービスのお色気場面もないので児童映画としてまことに健全ではあるが、しかし余計な要素を削ぎ落したようないわば機能主義の怪獣映画よりも、自分としてはやはり万人の娯楽を目指した和製特撮の方に共感せざるを得ない。確かに当時の怪獣映画としてはいい出来だとは思うが、そのような理由で味気なく感じられるのが基本的な難点に思われた。  一方でこの映画を見て気づくのは、都市破壊場面で瓦礫の下敷きになる者が多いことである。これが結構真に迫っていて、思わず“わっ危ない”と言いたくなる場面が多い。第二次大戦の記憶が各国でどう違うのかよくわからないが、日本の「ゴジラ」などでは米軍の空襲で火の海になる東京がイメージされているのに対し、ロンドン市民にとっては爆撃やV2号の着弾などで堅牢な建物が倒壊するイメージの方が強かったのだとすれば興味深い。まあそれは火を吐かない怪獣だからという面もあるだろうが(火を吐くなら見世物にはできない)、何にせよ逃げ惑う群衆の描写に迫力を感じる映画だった。 また、同じ監督の別映画で最後に怪獣が死んだことに関し、監督の娘が「パパは良い怪獣を死なせた」と言って泣いていたのを教訓にして、この映画はハッピーエンドにしたという話は少々涙を誘うものがある。これが後に家族愛を謳う感動作「大巨獣ガッパ」(1967)の製作にもつながった?のであり、わが国怪獣映画の発展?にも貢献したという意味で大きな意義が認められなくもない。
かっぱ堰さん [DVD(字幕)] 5点(2014-01-06 23:46:14)
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3.《ネタバレ》  外国の怪獣映画というので、期待して見てみた。映像的には、ほとんど文句はない。日本の怪獣映画のように、ハッキリクッキリ気ぐるみ映ってます!ミニチュア凄いでしょ!的な作り物感が希薄だし、戦車や戦闘機の映像もホンモノ。  しかし、ストーリーが単純すぎて面白味が無い。珍しいモンスター級の生物を捕らえてきて、都会で見世物にしようと企むのは、キングコングなどにあるような、大道なのだろう。攫われた者を取り返しに来るという部分は、子と妖精の差はあるがモスラでも使われた。  でも、前述二作のように、モンスターやその周りの人物のドラマに、心打つほどのモノが無いので、ロンドンの被害も台風の過ぎ去った後の「ヤレヤレ」みたいな醒めた感じがしてしまう。「さ、後片付けだ!」なんて言ってしまいそうだ。   人間は万物の霊長などではない事を、思い知るべきだと、この映画は言うが、そういう事なら、もうちょっと人間の驕った部分を描かれているべきかも。
Tolbieさん [DVD(字幕)] 4点(2012-12-17 22:53:05)(良:1票)
2.《ネタバレ》 イギリス製のキグルミ怪獣映画。怪獣の微妙なサイズといい、“怪獣をとっつかまえて都会で見世物にする”というストーリーと言い、『キングコング』のパクリかと思えば、さにあらず。怪獣が微妙なサイズなのは、実はそれが“ミニラ”であったからでして、後半は、“ミニラ”救出のために巨大親“ゴジラ”がロンドンに上陸、破壊の限りをつくす、ってなオハナシ。キグルミ怪獣ってのは、前屈姿勢の最近のCG恐竜とは違って、背筋がまっすぐ立っており、ダサいと言わればそりゃダサいですけど、建造物を次々に破壊していくのはやっぱり、こういう怪獣の方がサマになります。破壊されるミニチュア建造物の作りも精巧で、見事なもの。群衆パニックシーンや軍隊出動シーンと折り合わせてダイナミックな仕上がりに。怪獣の方も、キグルミとは言え、怪獣の耳を動かしてみせたりする芸の細かさ(あれって多分、耳だよなあ)。さらには実物大の赤ちゃん怪獣を登場させるなど、何かと気合いの入った作品になっているのですが。……では、そんな気合いの入った本作の、一体何が気に食わぬかというと、まあ、「上記した点以外、すべて」とでも言いますか。ワクワクさせるような冒険モノの要素も何もなく(そこが『キングコング』と全く違う点)、ひたすら単調な語り口。肝心のロンドン襲撃のシーンだって、「名所を破壊しておけばとりあえずスペクタクルシーンになるでしょ」みたいな安直なノリで、でも破壊とパニックが淡々と並べられているもんだから、無味乾燥な印象が拭えません。その挙句、「怪獣親子仲良く帰っていきましたとさ」っんだから、そりゃま、日活の某怪獣映画とか、それこそ某CG恐竜映画の第2作とかに影響は与えんたんでしょうが、「おいおい、駆け足の描写で辿り着いた結論が、これかよ」、と、まあ正直、何の余韻も残らない訳ですが。そんな作品でもいいから、怪獣映画の歴史のひとコマを見てみたい、という方は、どうぞ。
鱗歌さん [DVD(字幕)] 5点(2012-06-17 08:21:56)
1.怪獣登場が早いうえ、お話もトントン進み しかも短いので退屈感はない。特撮部分、パニックシーンも、59年にしては、かなりよく出来てる。さすが噂どおりの出来。人間ドラマもアッサリで、それでいて、ちゃんと描いてるとこもいい。ラブシーンサービスとかもないのも硬派でいい。ただ、唯一残念なのは、怪獣がキグルミなんだけど造形がちょっとかっこわるい。それだけ。キグルミ怪獣に抵抗がなければおススメ。
なにわ君さん [DVD(字幕)] 7点(2009-01-06 18:35:33)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 5.17点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4233.33%
5233.33%
6116.67%
7116.67%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 4.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 4.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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