《改行表示》48.10年ぶりにハッと思い出しこのサイトにレビューを入れたいと思った。 きっかけは一時期韓流映画にハマっていた頃を思い出させてくれたこの映画。 救いがないのだ。しかし飽きさせず一気に魅せる脚本は流石、役者も流石だった。 犯人の刑事たちのアホな動きなどどうでも良い。映画とはこういうパワーが必要なのだと思った。 また見たいとは特に思わないけど、見ているときは時間を忘れる。 このパワーは韓国映画にはやっぱり敵わない。キム・ユンソクって魅力的ですね。 【masaov】さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-06-03 00:40:39) |
《改行表示》47.《ネタバレ》 重大な証拠を突き付けないと簡単に釈放させてしまう、そして行動を起こさない警察の杜撰な対応。 背景には軍事国家時代の犬だった警察への不信感があり、 異常な連続殺人もまた歪んだ過当競争で成長した韓国社会の裏返しである。 外華内貧で真の弱者が殺されても気付かれない現実に、 商品ではなく人として派遣女性を救おうと奔走する元刑事の心の動きが際立つ。 ただ、元刑事vs殺人鬼の頭脳戦を期待したためか、 序盤と後半以外何もしない殺人鬼の立ち回りをぶつけておかないとどうしても緊張感が途絶えてしまう。 実在の猟奇殺人事件がモチーフのため、救われない結末だ。 レーティング的に厳しいが、殺害シーンはオリジナル版の方が無念がより伝わったのではないか。 また、敵討ちで雪崩れ込む格闘シーンは蛇足だろう。 全てを終え、残された男と派遣女性の娘には、絶望に打ちのめされながらも前を向いて欲しいが、 生きるも地獄、死ぬのも地獄。 きっと世界中で起こっているであろう現状に、日本も他人事ではない。 【Cinecdocke】さん [DVD(字幕)] 4点(2023-02-25 12:12:21) (良:1票) |
《改行表示》46.《ネタバレ》 過激な描写が多いが、全体的に何故か面白くない。 女性が助からない結末と、主演俳優の熱演に加点。 【にじばぶ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-05-30 21:52:39) |
《改行表示》45.全ての映画に爽快感やハッピーエンドを求めてはいけないが、本作の不快指数は相当なモノ。 「面白い」という言葉一言では表現出来ないし、人に軽く薦めることも出来ない。 ただ、強烈なインパクトを残すのは確かだし、終始緊張感が漂い目が離せない。 ここまで振り切ってくれるからこそエンタメなのかな、と韓国映画のパワーに打ちのめされる。 【tonao】さん [DVD(字幕)] 8点(2020-05-28 22:17:06) (良:1票) |
《改行表示》44.《ネタバレ》 後味悪いなあ・・・。韓国ってこんなんばっか。いや、こーゆー映画を知らず知らずのうちにチョイスしちゃってるだけなのか。 ヨンミンをジュンホが捕まえるまでは、なかなかのスピード感あるハラハラサスペンス。捕まえてからは、なぜかコメディタッチなテイストが増え、ゆるゆるな感じに。そして次第にシリアスなサスペンスへと再びシフトチェンジ。 うーん、緊張感のない『中盤』をはさむことで、『序盤+終盤』とのギャップに余計気持ち悪さを覚える、その効果は否定しません。ですが、無理矢理救いの無い結末に持っていっている感じがして、はっきり言って不快です。 『ミジンは助かって!』って一生懸命願いながら見ていたのに、なんだよこの結末。 警察が、ジュンホが、真剣にミジンを探していたのなら、完璧な捜査のうえでの結末ならまだ許せる。もしヨンミンがレクター博士のような天才犯罪者ならまだ許せる。でも全然違う。 警察だけではありません。ジュンホも馬鹿すぎます。お互いに足を引っ張りまくり。第一、ヨンミンを捕まえ、他人の車に乗っていて、血痕までついていて、殺人の自供までしているにも関わらず、ミジンの居所ひとつ吐かせられない取調べ。とてもプロだとは思えません。映画用に、あえて無能すぎる警察組織を作ったのですか? ジュンホだってもうちょっと警察に正確に状況を説明すれば済む話。無駄なアウトロー感がイライラさせます。 第一あんなに刑事がいたくせに、釈放されたヨンミンにつける尾行が2人だけってアホですか。そしてヨンミンを尾行していた女刑事がいたはずなのに、ヨンミンは殺害後どうやって売店から姿を消したのさ。 ミジンが売店のおばちゃんに電話を借りて、警察に通報。でも警察は来ない。何故ならパトカーの中で居眠りをしていたから。そんな馬鹿な。犯人にとってのご都合主義にも程があります。 勢いと雰囲気。迫力。暴力描写の容赦の無さはさすがです。ですがこんなに穴だらけなストーリー構成はだめでしょ。 救いようの無い悲劇にしたいのであれば、それ相応の説得力が必要だと思います。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 5点(2020-04-15 02:57:04) (良:2票) |
43.《ネタバレ》 状況証拠や車や血の付いたシャツなどの物的証拠があれだけあって、普通に考えれば大体の住居の範囲も特定できるのに、警察が無能過ぎるでしょ。警察犬使えば一発でわかりそうだし。犯人も保釈されてから普通に家に帰るし、出かけようとするし、なんも考えてないのかな。そもそもあれで保釈もおかしいけど。 【noji】さん [インターネット(字幕)] 6点(2019-01-27 23:15:42) (良:1票) |
《改行表示》42.韓国映画の鬱屈とした感じ、好きだわ。 雨と暴力と救いのなさ。そういうの好きな人はどうぞ。 たまにみたくなるよね、そんな映画。 【おとばん】さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-10-20 16:31:30) |
《改行表示》41.《ネタバレ》 何だか思わせぶりに登場した女刑事さん、終盤のキーになるかと思ったら結局最後まで見せ場ありませんでしたね。 何気に死体食ってる犬が怖い。犬自体に罪はないが始末されて良かったと思ってしまった。 【TAKI】さん [DVD(字幕)] 8点(2018-08-02 00:42:55) |
《改行表示》40.《ネタバレ》 久々に濃厚なクライムサスペンスの極上を味わった感じ。 あれあれ随分序盤に犯人が拘束されちゃって残りの時間はどうなるのって期待感が凄かった。 チェイサー=追撃者。つまり元刑事のジュンホが夜から夜までミジンを探し釈放されてしまう犯人を追撃するストーリー。 思わず目を瞑るシーンが容赦なく降り注ぎキリキリする独特な緊張と疾走感。 ヒロインは救われるんです、大概のドラマは。でも本作はそうさせなかった。ミジンの留守電メッセージに泣ける。この残酷感に満足です。 |
《改行表示》39.《ネタバレ》 犯人の異常性にジュンホがようやく気づいていく演出が巧い。姉家族の脳に障害を負った子供を観たとき、ジュンホは弟の仕業だと察してその異常性を初めて実感する。ゴミと携帯に登録されていたほどクズ男に見えたジュンホが、だんだん変わっていくのがいい。最初はミジンが逃げたと思って捕まえるために探してただけだったが、ミジンの娘に心を動かされてからは、捜索する動機がまったく違ってくる。子供のためにミンジ救出に暴走する姿はカッコいい。 犯人のアジトでの格闘はまさに死闘。ミンジの悲惨な姿もあって、グロとバイオレンスのクライマックス。 ラストは病院でミンジの子供の幼い手を握るジュンホの抜け殻のような顔が余韻を残す。病気で渋るミンジに無理に仕事に行かさなければこんなことにはならなかった。ジョンホはその十字架を一生背負って生きていかなければならない。 その一方で犯人を釈放させた検察は何の責任も取らないだろうことが、余計にやるせなさと腹立たしさを募らせる。権威主義で無能な検察、警察、市長への皮肉がいたるところにこめられている。韓国の警察事情がどんなものか詳しくは知らないが、殺人事件の容疑者があまりにも簡単に釈放されている。警察の無能っぷりがひどくて、まるでザルのような捜査に力が抜ける。市長への糞投げを最優先するような体制への批判も込めて、徹底した無能に描いている。 この映画には生々しい韓国がところどころに顔を覗かせるのも面白い。狭い路地での違法駐車の列。風俗チラシだらけの繁華街。市長への人糞テロ。警察の権威主義。極度の警察不信。韓国社会が抱える暗部を詰め込んだような映画。華麗な韓流映画やK-POPとはまた違った側面を見せてくれる。 サイコパスを描いたら、韓国映画は凄みを見せる。憎々しいほどにリアルで生々しい。ハ・ジョンウは前にドラマ「H.I.T」で観たときは印象が薄かったが、こういう悪人のほうがハマってる。それと、韓国の子役の上手さには感心する。日本とはレベルが違う。 キム・ユンソクは最初は次課長の河本に似てるという印象だったが、カッコよくなってからはまったく別人に思えた。 他の誰かにも似てると思ったがなかなか思い出せない。甲斐よしひろにちょっと似てると気づいて、どうでもいいけどなんだかスッキリ。 【飛鳥】さん [インターネット(字幕)] 7点(2017-09-28 11:39:28) (良:1票) |
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38.2012.06/02 鑑賞。韓国の作品は今の邦画よりリアリズムが凄い。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-02-05 20:59:20) |
37.《ネタバレ》 実際の事件では、この犯人はバツイチであり、子供も一人いたそうです。最初は資産家を殺していたそうですが、交際していた風俗嬢に捨てられてから、女性もターゲットにしたそうです。逮捕の顛末は、映画とは全然違うみたいです。つまりほとんどがフィクションみたいです。んなことはどーでもよくて、映画のほうは、どーだったかとゆーと、もう、すげー腹立ったよ、商店のおばさんと、寝てる警察、釈放させた上層部の男に。特に商店のおばさん、余計なことゆーなやーって、思わず口に出てしまったくらい腹立った。しょうがないんだろうけど。そして、映画を観てる間、ずーっと緊張して、ドキドキしまくって、疲れた。まー、本気で怒るぐらい、映画を堪能したってことなんだろうなー。怖いわ、韓国映画。 【なにわ君】さん [DVD(吹替)] 10点(2015-07-04 04:31:44) (良:1票) |
《改行表示》36.画面からにじみ出るじっとりした陰鬱さ、不潔さが韓国映画お得意のサスペンス感を煽る煽る。ちょっと作りすぎにも感じるくらいに。それでもってなんでこんなに暴力がしつこいのだろう。まー殴る蹴るばっか。こんなにやられたら死んじゃうでしょ、犯人。逆にすっきりしないよ。 それにラストのあれはなあー。意外な展開で観る者をびっくりさせる手法はサスペンスの脚本にはもちろん有効だけども、その目的のためだけに人の命と子供(と観客)の希望を踏みにじるのはどうかと思うよ、このセンス。警察、おっせえなあーっ(怒) 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-12-16 00:00:29) (良:1票) |
35.《ネタバレ》 (ネタバレしています。未見の方はご注意願います。)))))韓国製犯罪映画ですから、ある程度覚悟はしていましたが、これほどエグいバッドエンドとは…正直参りました。胸糞悪い結末でも、そこに至るストーリー上の必然性やメッセージが感じ取れれば納得出来ますが(他作品のネタバレになるのでタイトルは伏せますが、例えばスティーブン・キング原作の某SFホラーとか)、本作の場合は本当に悪趣味なだけに思えました。これでは殺人鬼系B級ホラースプラッターと同じ。このジャンルの映画ならエンターテイメントと割り切って観られるのですが、本作のようになまじドラマ性が優れていると感情移入してしまうから困るのです。屋敷を抜け出し、近所の小売店に逃げ込んだ時点でミジンの生還確定でしょうに。負のご都合主義まで使って何が何でも殺すのは如何なものかと。ところで、ミジンは警察に通報してから気を失ったのでしょうか?警察より先に元締めに電話するとは思えないので、やっぱり通報はしたのでしょうね。それでも警察は来なかったと。信じられない理由で殺人鬼を野に放ったり、捜査方法が頓珍漢だったり、奴の尾行監視役が無能だったりと、警察行政の役立たずぶりは酷いものでした。体制批判が本作のテーマだったのでしょうか。母を失った少女には、代わりに父親が出来たと解せるラストですが、これを救いと呼べるのかどうか……。物語に惹き込まれたのでツマラナイとは言いませんが、それ以上に嫌悪感が勝ってしまいます。ちなみに、ついこの前『10人の泥棒たち』も観たのですが、キム・ユンソクはいい役者ですね。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-12-07 19:58:52) (良:2票) |
《改行表示》34.いかにも韓国っぽい映画。 重たくすればいいってもんではない。 【aimihcimuim】さん [DVD(字幕)] 4点(2014-09-11 00:06:41) (良:1票) |
【pillows】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-04-18 03:11:18) |
《改行表示》32.《ネタバレ》 役者はどの人も凄く良かったです。 主役のキム・ユンソク目当てで見たのですが期待どおりでした。 ダメオヤジだったのが、どんどん血だらけでもカッコイイ熱血オヤジになっていくし、犯人役のハ・ジョンウはもう素ですか?というくらいハマってました。 一見おとなしそうは普通の青年なのに、パっと切れて躊躇なく人殺しする。怖かったです。 でも、警察の無能ぶりがギャグの域で、警察が絡む度にせっかくの緊張感を弛緩させます。 それに、やっぱりミジンを死なせちゃダメです。 実話を元にしてても映画なんだから、せめてそこは救われないと。 どん底までは行かないけど、しばらく後引きそうです。 【nanapino】さん [DVD(吹替)] 6点(2013-09-29 12:05:58) (良:1票) |
《改行表示》31.《ネタバレ》 決して救いのない映画。これが実話というのは重すぎる。特にやっと逃げ出して駆け込んだお店でのあの展開は本当に救いようがない。まさに理由なき殺人であり、その「理由のなさ」と「わからなさ」のゆえに警察がきちんとした説明が出来ず勾留できないというのは恐怖そのもの。(そういえば以前老婆を強姦した事件で「通常の心理では理解できない」から精神異常で無罪、みたいなありえない展開が日本であった気がする。。。)だが彼の釈放の直接の要因が「拷問したこと」というあたりは身から出たさびでもある。ここら辺、運命の皮肉というかなんというか。 とりあえず、平凡な住宅街であんなことが起きて、しかもやっと逃げ出したのに・・・という展開が壮絶な恐怖だった。しかも数少ない雨でも夜でもない晴れた日中のシーンで、数少ない殺人シーンが描かれているのがかえって怖い。 【θ】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-09-16 23:10:56) (良:3票) |
《改行表示》30.最後の10分くらいのお話は、明らかにやりすぎというか蛇足というか、とにかく「どうでもいいから早く終われ」と思って見てた。 終盤でこういう感想を持ったら、自分は普通、1点とか2点とかしか付けない。 ところがこの映画には、そう簡単に捨てきれない魅力がある。 それは、序盤で犯人があっさり警察に捕まってしまうのに、最後までサスペンスとして破綻していないところ。 自分はこんな常識破りのサスペンスを見たことなかったから、「この後どうなるんだ?どうするんだ?」って、ずーっと集中して見ることができた。 それに、この映画には特にこれといった「謎」なんてものはなく、全部見てる客にその場で説明してしまっているにも関わらず、ハイレベルの緊張が持続する。 だからこそ、最後の10分20分が余計惜しい。 最後削るだけで、大傑作サスペンスになれただろうに、なんてもったいない。 【まかだ】さん [DVD(吹替)] 5点(2013-07-28 03:55:47) (良:1票) |
29.《ネタバレ》 なかなか面白かったですよ。殺人鬼の男があまりに非道だし、警察はあまりに馬鹿だし、残された子供はあまりに可哀想だし、主役のおっちゃんは色々と大変だし、とにかくやるせない感や不条理感など色々な負の感情がごった煮で、心揺さぶられる。おいかけっこシーンはハラハラしますし、なにより主役のおっちゃんがいい演技してます。実際にこういう酷い殺人事件があったらしく、それを元にした話なんだそうですが、さすがにこの警察の無能っぷりまで実話だとは思いたくない。本人が殺したって言ってるのに釈放とか、住んでるところが見つけられないとか色々と酷いのですが、特におかしいのは終盤、店のおばちゃんとミジンを殺すところですよ。尾行してたのに、なんで逃がしてるの?なんでこいつ捕まらんねん!ありえへんわ!って憤慨しちゃいました。これじゃミジンはある意味警察に殺されたようなもんです。クライムサスペンス映画としては、よく出来てるし面白いですけど、カタルシスはなく重たいです。そんでもって、やたらと暴力が多い(笑)。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-07-24 01:16:26) (良:1票) |