《改行表示》93.《ネタバレ》 すごく引き込まれる内容だった。 しかしどう考えてもこの母親がサイコパスな気がする。 最終的にはいい話っぽくなってたがそこが気に入らなかった。 原作では健常者であるアナが交通事故で脳死になってしまい ケイトに臓器移植が行われケイトの病気は寛解する。 これはこれで胸糞悪くなる内容だ。 【Dry-man】さん [インターネット(吹替)] 7点(2023-01-29 22:40:13) |
《改行表示》92.《ネタバレ》 長女を救うため、適合確実なドナーを得るべく二女をもうける両親。必死な母親はキャメロン・ディアス。しかし二女は臓器提供を拒否、親を提訴。 物凄い設定を持ってきたものだと思いました。二女アナの自己防衛の気持ちはもっともだし、しかし‶姉を見捨てる”という葛藤と非難に耐えなければならない。母親もまた、一人の病児を助けるためもう一人の我が子の臓器を取り上げることが並の精神でできるものなのか。 難病を背景に、最難度のハードな課題で幕開けした物語。ものすごく考えさせられながら見守っていたのに、「いや、実はそうじゃなかったんですヨ」と急にハンドルを切られました。作品としてテーマを提起しておいて、何の回答も用意していないのはズルいです。 妹のドナーとしての苦しみや母親の心理にはほとんど触れず、ありきたりの闘病モノの描写に終始しており騙された気分です。 お姉ちゃんは別に妹を使わず、自分で意志をはっきり表明すれば良かっただけのことでは。今後の母と二女の関係が良好に進むとは思えないのですが、そこらへんもまあご都合良く小奇麗にざっとまとめましたね。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2021-11-22 23:33:20) |
《改行表示》91.《ネタバレ》 母親に諦めさせるための妹の芝居。 私だってチアリーダーやったり人生を楽しみたい。 そんな理由、お母さんが信じるかな、うまくいくか心配、という妹のアナに、姉のケイトが優しく語りかける。 大丈夫、本当のことだから。 このシーンのケイトの表情のなんと柔らかいことか。 妹への感謝、だろうか。姉としての優しさだろうか。 心に刻まれるセリフと表情だった。 それがケイトが亡くなった後の家族の在り方につながっていく。 姉を救えなかったのが問題じゃない。 大事なのは、私には素晴らしい姉がいたということ。 生者にできるのは、そう考えることだけなのかもしれない。 |
《改行表示》90.《ネタバレ》 あまりにも言いようのない重い話。てっきり実話なのかと思ってしまった。よくまぁこんな話を考えついたもんです。 一見すると救いようのない話に見えるが、生きることと死ぬことを見事なまでに提示している。こんなにも愛され、そして愛した人生を私は羨ましく思う。短い人生だったけれど、長く無駄にダラダラと生き続けている人生の何万倍も素晴らしく美しい。姉の命を救うために生を受けた妹のアナ。事実を知っても姉を、家族を恨むことなく愛し続けた。私にはとてもそんな寛大になれる自信がない。父親も、母親も、母の妹も、兄もみんなほんとうに素晴らしい家族だ。 出演されている役者さんみな、迫真の演技で拍手喝采ものなんですが、特に感心したのはアナ役のアビゲイル・ブレスリンちゃん。この作品の中でも最も難しい役どころだったと思います。だって真実を隠しながら愛すべき母と対峙しなければならいのですから。 唯一ん?となってしまったのは、髪が抜け落ちて恥ずかしがっている娘に、自分も髪を刈り上げて丸坊主になった母親。でもその後のシーンでは普通に髪生えてて、ん?てなってしまった。月日が経ったといのは理解できても、頑なに坊主でい続けていないことがなんかモヤモヤしてしまった。まぁそんなに気にしなくてもいいことかもしれないけれど、衝撃的な展開だっただけにあまりにもその後があっさりしすぎて、その温度差に違和感を感じてしまいました。 |
89.《ネタバレ》 臓器提供を拒む妹、そして強要する母、どちらの言い分も余命短い長女を想ってのことであり、悩ましい。父親も弟も家族皆が優しい。その中でも母がやはり1番愛情が強く、故になかなか冷静でいられない。長女の家族への愛情が、笑う度に伝わってきた。2回目の鑑賞だったが、余計難しいテーマだと思えた。答えはないのだろう。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 7点(2019-09-08 22:18:25) |
88.《ネタバレ》 「姉妹間でのドナー関係」「娘から親に対する訴訟」という設定に寄りかかることなく、各登場人物の内面をきちんと掘り下げた秀作。何よりも優れているのは、主人公をはじめとする各登場人物の「意志」の力に焦点を当て、またそれを讃美していること。ドナー関係を続けるのか、止めるのか、実はそれ自体はどちらでもよいこと(どちらでも正解)であり、大事なことは、それぞれの意志、決断、そして、姉が妹にとって大切で重要な人物であるというこの一事なのである。演技面では、キャメロン・ディアスは、いつものお馬鹿コメディとは正反対の役柄にきちんと向き合っている。彼女はこれからもこういうシリアスな作品に挑んでほしいと思う。アビゲイル・ブレスリンは、役作りと存在感はかなりのものがあるが、表情の柔らかさがもう少し欲しい。あと、ジョーン・キューザック姐御の場面引締力が凄まじい。目の動き一つで全部を表現している。 【Olias】さん [映画館(字幕)] 9点(2019-06-28 21:07:23) (良:1票) |
《改行表示》87.《ネタバレ》 『感動』とか、そーゆー端的な単語では表現できないドラマ。 ばっちばちの法廷劇ではありません。裁判は、この映画の舞台装置の一つにすぎないようです。 死を受け入れた姉。姉の死を受け入れることができない家族。そんな家族のために、姉は自分との別れを家族が受け入れられるように一計を案じる。それが真相。 ただ真相を知ってビックリ、とか、そーゆーことでもありません。アナがケイトに電話するシーンで、ごくごく自然に、私達が真実に気付かされるような展開。 だからこれは、死の病に冒された姉と、その家族の、ありふれた人間ドラマなのだと思います。だから人の心を打つのだと思います。 『それは間違っている』『それは正しい』ということを論じるような映画ではないのでしょう。 姉の延命のため、妹を作った母。幼き頃から、姉のため幾度となく注射や手術を受けてきた妹。 この映画が素晴らしいのは、そんな母をただのモンスターにしなかったこと。妹をただの被害者にしなかったこと。母と妹が、心の一番深い部分で、姉を助けたいという思いを共有しているところが大事なんだと思います。 母と妹だけでなく、弟も父も、家族みんなが仲良し。そんな家族がいてくれて、テイラーとも出会えたケイトは、そんな自分の人生が凄く幸せだと満足できたからこそ、最後の決断ができたのでしょう。 ケイトにとって、病の苦しさから解放されること、そして自分のために家族が精神的な苦しさから解放されることは、最高の幸せだったのではないでしょうか。 ラストで、『私の人生のすべて』と言いながら、母にアルバムを渡すシーン。そこでケイトが話すサマースクールのバスのエピソード。『私はまた同じ席で母を見ている』は、映画史に残る感動の名台詞だと思います。 キャストは全員パーフェクトだったと思います。キャストがキャストであることを忘れてしまうほど。それぞれの思いや葛藤を静かに、でも雄弁に表現していたと思います。 そしてこの監督が作るこの映画の空気。深刻で重いテーマを扱いながらも、なぜか温かい気持ちになれるように、生きていることが嬉しいと満足感を得られるように、そうしてくれたことに、監督の優しさを感じます。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 8点(2018-06-26 13:25:34) (良:1票) |
《改行表示》86.《ネタバレ》 妹が姉の治療のために犠牲になることを拒否。訴訟を起こされてテンパる両親の動揺が伝わってくる。 特に母親は長女を助けるために何でもしてきた。抗癌剤で髪を失って嘆く長女のために、躊躇なく自分も髪を剃ってみせる。まさに母の愛は海よりも深し。それだけに次女の反逆は晴天の霹靂だっただろう。 その妹の突然の反逆の隠された真相が良かった。ラストも絵空事のハッピーエンドや悲嘆に暮れるバッドエンドではなく、さらっと現実的なのがいい。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 6点(2017-11-30 22:11:10) (良:1票) |
85.《ネタバレ》 両親にとって妹は姉を生かす道具なわけで、それに物申す妹。ケースは違いますけど、エホバの輸血事件を思い出しました。なので、てっきり子供の人権問題の話かと思ったら、どうも妹の様子が変だし中盤でオチがわかってしまって、裁判官と弁護士の援護射撃もあり、あとは良くも悪くも感動的な茶番でした。設定はオモシロイので安易な感動話に終わらせず、もっと深い話にできたんじゃないのかと。キャメロンディアスがミスキャストな気もしますが、ありがちな苦悩・葛藤を感じさせず、突進していく母の狂気を漂わせる点は逆によかったのかなと。邦題はウマイです。 |
84.THE・泣ける映画。正論と正論の戦いはよいね。善人しかでてきません。 【すたーちゃいるど】さん [地上波(吹替)] 7点(2016-01-11 21:52:33) (良:1票) |
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《改行表示》83.これだけ多くのテーマを詰め込んで、キチンとまとめあげた作品は少ないと 思います。アメリカ文化の大傑作と言いたいと思います。重たくなりそうな 内容を明るく仕上げた所も上手いです。度々観返していきたいです。 【glxynt2】さん [CS・衛星(吹替)] 9点(2015-08-22 00:49:43) |
82.《ネタバレ》 全員善人の話は好みじゃないのだけど、近年、泣ける映画は少ないので、許せます。ケイトが幸せそうにしている場面になると、涙がドバーっとあふれてかないませんでした。すごい眼精疲労だったのですが、この映画を観て涙が大量に出たことで目の疲れがとれました。 【たぬき野郎】さん [ブルーレイ(吹替)] 9点(2014-09-27 22:08:21) (笑:1票) |
81.目をそむけたくなるシーンが多かったが、最後まで見ることができた。 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-09-10 06:35:36) |
80.難しい終末医療を題材とした映画だけど、登場人物に悪い奴がいないのがこの映画に関しては非常に良かった。3人の兄妹の関係、雰囲気も良い。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-08 17:00:20) |
《改行表示》79.映画の内容はよかったけど、キャメロンデャイスには荷が重かったのでは?と思わせる印象。 あまりにもいろいろなイメージが付きすぎている役者ではないほうが、映画の内容にスッと入っていけるのに。 |
78.姉のドナーとなるべく遺伝子操作によって子供を産むという発想にそもそも嫌悪感があったので映画の中の当事者たちへの共感は今一でした。原作は読んでいませんがあらすじに目を通した限りでは後味の悪さの残る小説の結末の方が人間臭くて自然な感じを受けました。この映画のラストの方が好まれると思いますが、回りくどい展開に違和感を感じました。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-08-17 13:45:24) |
《改行表示》77.《ネタバレ》 主人公が、アナからケイトに変わっていくと物語の側面が変化していく。 訴訟ものではなく、終末医療の問題だった。物語は多少冗長なところがあるが、余韻は悪くない映画。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-06-28 12:51:46) |
《改行表示》76.《ネタバレ》 姉を救うためのドナーとしてこの世に生を受けた妹が、法や人間の力を信じて必死にがんばる母親に対して問題を突きつけるという映画…。母親はアメリカそのものなのか…。初めは、訴訟社会のアメリカなら在っても不思議ではないストーリーだが…と訝しく思いながら観ていた。けどとんでもない。最後はすべてのことが納得できる。というより何一つ余すところなく、深く大きな結論に、観る者をも巻き込んで到達する。 妹が最後に一人で語る次の言葉。「なぜケイトは死に、私たちは残ったのか。その答えはない。死は死、誰にも理解できない。私は姉を救うために生まれたが救えなかった。だがそのことは重要なことではない。重要なのは私にすばらしい姉がいたということ、いつかきっとまた会えるということ…」。死んでいったケイトに自分たちがいっしょに一つになって繋がっていることに気づく。 世に終末医療の問題といわれるものが、深く解けない問題をわたしたちに突きつけているのだということを、改めて考えさせてくれる好い映画だった。それにしても、この「シネマレヴュー」ってありがたいですよね。あらかじめ高得点の映画だけを録画予約できるから…。 【柚】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-06-10 20:24:35) |
75.アナが主役とばかり思っていたら、実はケイトでした。ケイトの過去が語られるわりに未来の生について触れられなかったのはそのためなんですね、納得。ただ、アナが本心で移植等を拒否した場合の物語も最後まで見てみたかった気がする。姉のスペアとしての生、それを疑わない母親サラとの関係。こちらも語るべきことが多いテーマです。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 7点(2014-03-04 11:39:39) |
《改行表示》74.終始、涙が流れっぱなしでした。この作品では、いろいろな立場から、今、自分が置かれている状況などから思いをめぐらすことができると思います。死を受け入れること。何が本人にとって大事か、ある程度の年齢になれば、しっかり向き合って気持ちをくんであげること。これが重要だと思います。作品全体を見ると、お兄ちゃんの行動とか、彼氏の消え方、裁判の扱い方など「ぬるい」部分はありますが、これはあくまでも、問題提起と してのエンターテイメント作品ですので。良作です。 【たかちゃん】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-12-12 20:00:03) (良:2票) |