1.台湾映画らしからぬ透明感のある映像と起伏のあるストーリー。
いやこれは、台湾映画がよろしくないという意味ではなく、私が持っている台湾映画の特徴を裏切る内容という意味においてである。
まるで香港映画を観るような感覚で本作を鑑賞した。
主演女優のレイニー・ヤンは、本作で初めて知った女優だが、日本でもそれなりに知られている女優らしい。
確かに日本人好みのルックスで、やや小悪魔的で性格がキツそうなところも、一部のファンには受けそうである。
ただ、このレイニー・ヤンは、本作以外に映画には出演しておらず、テレビ主体の女優のようで、他の出演映画を観てみたいと思っただけに残念である。
内容的には、レズと刺青を主題にしている。
どちらも興味のないテーマだけに、それほど入り込めなかったが、飽きもしなかった。
台湾映画も、こういった香港風味の漂う作品を製作していたということが分かっただけでも、観た価値はあった。